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 Camino Ingres   Ferrol - Santiago  7/21 - 7/27 <br /><br />イギリス人の道1 Santiago - A Coruna - Ferrol(移動と観光の日)<br /><br /> 7/21 サンチャゴのアルベルゲ、ルーツ&ブーツ。暗いベッドルームからバックパックを抱きかかえて隣の明るい部屋に移動、パッキングを完了する。同じように出発準備を始めているのが数人いるので、きっとこの人たちはフィステラ迄歩く人たち。このアルベルゲには巡礼だけじゃなくバックパッカーもいるようで雰囲気が違った。<br /><br /> 2・30分、アラメダ公園の中を通って7時半にサンチャゴ駅へ到着。券売機は苦手なので窓口であらかじめ行き先を書いた紙を見せてA Coruna・Ferror行きの切符を購入。やっぱり切符は2枚だった。係に「見物するんだ」と言う身振りと共に「アコルーニャ・ヘラクレス」と言ってヘラクレスの塔を観光するんだと伝えた積もりだったが、伝わってないらしくコルーニャ、フェロール間は接続が一番早い切符をよこした。これだと乗り換え時間に観光できないので、タブレットに保存しといた電車の時間を見せて別の切符を出してもらうことに成功する。半信半疑だったがネットで調べた電車の時間で合っているようだ。8時35サンチャゴ発コルーニャに9時3分で7.6ユーロ。コルーニャ14:31発フェロール15:45着で6.3ユーロだった。<br /><br /> 今日中にフェロールに行けることが確定したので、イギリス人の道の巡礼出発点フェロールのオスタルを急いで予約しよう。うまいことに駅にフリーのWi-FiがあったのでBookingcomでフェロールの安いホステルを予約できる。あ、もうスペインだからオスタルだ。コルーニャでヘラクレスの塔を見てからフェロールへ移動する。コルーニャには5時間いられるので観光するには十分だろう。

歩く歩く歩く 2019 イギリス人の道1(ファティマへの道の続き)

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2019/05/13 - 2019/08/10

9390位(同エリア22484件中)

旅行記グループ 歩く歩く歩く 2019

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Camino Ingres   Ferrol - Santiago  7/21 - 7/27

イギリス人の道1 Santiago - A Coruna - Ferrol(移動と観光の日)

7/21 サンチャゴのアルベルゲ、ルーツ&ブーツ。暗いベッドルームからバックパックを抱きかかえて隣の明るい部屋に移動、パッキングを完了する。同じように出発準備を始めているのが数人いるので、きっとこの人たちはフィステラ迄歩く人たち。このアルベルゲには巡礼だけじゃなくバックパッカーもいるようで雰囲気が違った。

 2・30分、アラメダ公園の中を通って7時半にサンチャゴ駅へ到着。券売機は苦手なので窓口であらかじめ行き先を書いた紙を見せてA Coruna・Ferror行きの切符を購入。やっぱり切符は2枚だった。係に「見物するんだ」と言う身振りと共に「アコルーニャ・ヘラクレス」と言ってヘラクレスの塔を観光するんだと伝えた積もりだったが、伝わってないらしくコルーニャ、フェロール間は接続が一番早い切符をよこした。これだと乗り換え時間に観光できないので、タブレットに保存しといた電車の時間を見せて別の切符を出してもらうことに成功する。半信半疑だったがネットで調べた電車の時間で合っているようだ。8時35サンチャゴ発コルーニャに9時3分で7.6ユーロ。コルーニャ14:31発フェロール15:45着で6.3ユーロだった。

 今日中にフェロールに行けることが確定したので、イギリス人の道の巡礼出発点フェロールのオスタルを急いで予約しよう。うまいことに駅にフリーのWi-FiがあったのでBookingcomでフェロールの安いホステルを予約できる。あ、もうスペインだからオスタルだ。コルーニャでヘラクレスの塔を見てからフェロールへ移動する。コルーニャには5時間いられるので観光するには十分だろう。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
徒歩
航空会社
カタール航空
旅行の手配内容
個別手配

PR

  •  A Coruna駅に到着。3年前にも乗り換えのため降りた駅なのでちょっぴり懐かしい。タブレットを片手にまずはアナの会社を目指して歩き出す。バスや電車は利用せずに、どこでも歩いて行く積もりなので単純。アナは3年前にフィステラの道で4日間を一緒に歩いて今もフェイスブックで繋がっている楽しい友達だ。<br /><br /> コルーニャは大きな町だが、分かり易い道路なので迷うことはなかった。でも歩いている途中で今日は日曜日だと気づく!!日曜は普通、会社は休みだろう。まったく考えに入ってなかった。それでも折角やって来たことだしアナの会社faxpgの前まで行って写真だけでも撮ろう。会社にはすんなり着いたが案の定シャッターが下りていた。タブレットで会社の前で記念撮影して Wi-Fi のある所でアナのフェイスブックに貼り付けてやろう。それと来た印にマリアカードにサインしてシャッターの下から滑り込ませておく。

     A Coruna駅に到着。3年前にも乗り換えのため降りた駅なのでちょっぴり懐かしい。タブレットを片手にまずはアナの会社を目指して歩き出す。バスや電車は利用せずに、どこでも歩いて行く積もりなので単純。アナは3年前にフィステラの道で4日間を一緒に歩いて今もフェイスブックで繋がっている楽しい友達だ。

     コルーニャは大きな町だが、分かり易い道路なので迷うことはなかった。でも歩いている途中で今日は日曜日だと気づく!!日曜は普通、会社は休みだろう。まったく考えに入ってなかった。それでも折角やって来たことだしアナの会社faxpgの前まで行って写真だけでも撮ろう。会社にはすんなり着いたが案の定シャッターが下りていた。タブレットで会社の前で記念撮影して Wi-Fi のある所でアナのフェイスブックに貼り付けてやろう。それと来た印にマリアカードにサインしてシャッターの下から滑り込ませておく。

  •  後日、アナから嬉しい知らせがフェイスブック経由で届いた。そこには私が滑り込ませたカードを掲げたアナの写真が添付されていた。私が訪ねて行ったことにテンションが上がったのか、およそ一週間後に私が泊まっているアルベルゲまでアナが訪ねてくれることになったが、それはまだ先の話です。<br /><br />  ヘラクレスの塔(灯台)、行きは5キロ迷子になってしまった。途中までは良かったが道が曲がりくねり出したら分からなくなってしまう。それでも海岸に出たので、これを離れなくちゃ灯台に着く筈だ。何てたって海の先端の灯台だからね。途中に店があったのでファンタオレンジを買って海岸沿いのベンチで飲んで一息入れる。

     後日、アナから嬉しい知らせがフェイスブック経由で届いた。そこには私が滑り込ませたカードを掲げたアナの写真が添付されていた。私が訪ねて行ったことにテンションが上がったのか、およそ一週間後に私が泊まっているアルベルゲまでアナが訪ねてくれることになったが、それはまだ先の話です。

     ヘラクレスの塔(灯台)、行きは5キロ迷子になってしまった。途中までは良かったが道が曲がりくねり出したら分からなくなってしまう。それでも海岸に出たので、これを離れなくちゃ灯台に着く筈だ。何てたって海の先端の灯台だからね。途中に店があったのでファンタオレンジを買って海岸沿いのベンチで飲んで一息入れる。

  •  前方に小さく灯台が見えてきたので気を良くする。案内板に「ヘラクレス右」とあったので曲がろうとすると、地元の老人がまっすぐだと教えてくれる。「でもこれは?」と手まねで案内板を指すと、それは遠回りだと言ってるらしいので素直に従う。<br />

     前方に小さく灯台が見えてきたので気を良くする。案内板に「ヘラクレス右」とあったので曲がろうとすると、地元の老人がまっすぐだと教えてくれる。「でもこれは?」と手まねで案内板を指すと、それは遠回りだと言ってるらしいので素直に従う。

  •  灯台前に到着~。灯台に登るにはずっと手前のインフォメーションでチケットを買う必要があるとネットで教えてくれてたので小さなブースへ。シニア割引もあって半額の1.5ユーロで買うことができる。日本も早くシニア割引をあちこちで導入してもらいたい。チケットブースから目当てのヘラクレスの塔はまだ大分あるので、あっちまで歩いてまたここ迄チケットを買いに戻るのは辛い。事前情報に感謝だ。あんな離れた所まで行ってからここに戻ってチケットを買う人っていないんじゃないかな?だったら入らなくていいやってなりそう(自分)。

     灯台前に到着~。灯台に登るにはずっと手前のインフォメーションでチケットを買う必要があるとネットで教えてくれてたので小さなブースへ。シニア割引もあって半額の1.5ユーロで買うことができる。日本も早くシニア割引をあちこちで導入してもらいたい。チケットブースから目当てのヘラクレスの塔はまだ大分あるので、あっちまで歩いてまたここ迄チケットを買いに戻るのは辛い。事前情報に感謝だ。あんな離れた所まで行ってからここに戻ってチケットを買う人っていないんじゃないかな?だったら入らなくていいやってなりそう(自分)。

  •  チケットは時間指定だった。灯台の入り口に行ってしばらく待つと先に入った人たちがパラパラと出てきたので、そろそろ入れるんかなと出口の女性に尋ねてみると、入り口は一段下がったところに別にあることを教えてくれる。やれやれ文字が読めないのも大変だね。

     チケットは時間指定だった。灯台の入り口に行ってしばらく待つと先に入った人たちがパラパラと出てきたので、そろそろ入れるんかなと出口の女性に尋ねてみると、入り口は一段下がったところに別にあることを教えてくれる。やれやれ文字が読めないのも大変だね。

  •  中に入ると最初に現れたのはローマ時代の灯台底部だった。大岩がごろごろ。狭い石の螺旋階段を上っていくと途中に小さな部屋が幾つもあって、昔は兵隊や技師がここで駐留してたんかなと想像する。てっぺんに上るとぐるっと360度の景色が楽しめる。やっぱりコルーニャって大きな町だなー、ビル街だらけ。あっちの方角に行くと駅になるんかと帰りのイメージを描いてみるが、下に降りればそんなのは消し飛ぶだろう。

     中に入ると最初に現れたのはローマ時代の灯台底部だった。大岩がごろごろ。狭い石の螺旋階段を上っていくと途中に小さな部屋が幾つもあって、昔は兵隊や技師がここで駐留してたんかなと想像する。てっぺんに上るとぐるっと360度の景色が楽しめる。やっぱりコルーニャって大きな町だなー、ビル街だらけ。あっちの方角に行くと駅になるんかと帰りのイメージを描いてみるが、下に降りればそんなのは消し飛ぶだろう。

  •  入口で持たせてくれた入場カードを返しに行くと、入り口にはスキンヘッドにタトゥーまみれの男がいて、腰にはピストルを下げているので本物の警官のようだ。日本じゃありえないがこれがスペイン。幾ら何でも自由過ぎるよ。そのタトゥーに目が点になった。和風の刺青なんですよこれが。日本髪の着物美人が描かれていて、「押忍」と漢字まで入っている。「これ撮っていい?」と聞くと大喜びで袖をたくし上げて応じてくれる。「オス、カラテー」と言っている。こいつは結構な旅ネタを仕入れられたとこちらも大喜び。

     入口で持たせてくれた入場カードを返しに行くと、入り口にはスキンヘッドにタトゥーまみれの男がいて、腰にはピストルを下げているので本物の警官のようだ。日本じゃありえないがこれがスペイン。幾ら何でも自由過ぎるよ。そのタトゥーに目が点になった。和風の刺青なんですよこれが。日本髪の着物美人が描かれていて、「押忍」と漢字まで入っている。「これ撮っていい?」と聞くと大喜びで袖をたくし上げて応じてくれる。「オス、カラテー」と言っている。こいつは結構な旅ネタを仕入れられたとこちらも大喜び。

  •  バス停が近いことだし帰りはバスに乗ってみようか。今は巡礼中じゃないからスキップしたことにはならないしね。チケットを買ったインフォメーションでどこのバス停から乗れば駅に行けるのか何となく教えてもらう。道の両側がバス停なので、どっち?とも聞いておく。さてそのバス停で待っていると程なくバスがやって来たので行き先を尋ねることなく乗り込む(失敗)。車窓からは歩いてきた道が所々現れてきたので駅に向かっているのが分かる。しかし、これちょっと時間が掛かりすぎじゃね!?もしかして駅には行かないのかも知れないと何となく不安になっていると、そのとおり最後は私一人になってしまい、運転手までバスから降りてしまう。地元の前橋市あたりじゃ多くのバスは駅に行くのでその積もりでいたのが誤算だった。「積もり」が高じて普段は乗る前に必ず聞く行き先を確認しなかったのが最大の敗因。バスを降りてしまった運ちゃんに駅方面を教えてもらい結局また歩き。幸い、タブレットのGPSが位置を示してくれたので、どこの道を行けばいいのか分かるのがせめてもの救いだ。凡そ3キロなので30分も歩けば着くかな。

     バス停が近いことだし帰りはバスに乗ってみようか。今は巡礼中じゃないからスキップしたことにはならないしね。チケットを買ったインフォメーションでどこのバス停から乗れば駅に行けるのか何となく教えてもらう。道の両側がバス停なので、どっち?とも聞いておく。さてそのバス停で待っていると程なくバスがやって来たので行き先を尋ねることなく乗り込む(失敗)。車窓からは歩いてきた道が所々現れてきたので駅に向かっているのが分かる。しかし、これちょっと時間が掛かりすぎじゃね!?もしかして駅には行かないのかも知れないと何となく不安になっていると、そのとおり最後は私一人になってしまい、運転手までバスから降りてしまう。地元の前橋市あたりじゃ多くのバスは駅に行くのでその積もりでいたのが誤算だった。「積もり」が高じて普段は乗る前に必ず聞く行き先を確認しなかったのが最大の敗因。バスを降りてしまった運ちゃんに駅方面を教えてもらい結局また歩き。幸い、タブレットのGPSが位置を示してくれたので、どこの道を行けばいいのか分かるのがせめてもの救いだ。凡そ3キロなので30分も歩けば着くかな。

  •  想像とは違った方角から駅に到着。バスは間違えたが早めに帰りの行動に移ったのが功を奏して電車の時間を心配しないで済んだ。フェロール行きの電車の時間までは1時間弱あるので駅の近くで昼飯を探す。料理の値段が書かれていたのでトルコ料理の店に入る。メニューの写真を見てサラダで軽くと思って注文したら下に細かい肉がいっぱい。油っこくてまた腹が心配になったので胃薬を飲んでおく。ビールも一緒に頼んだが、ビールは駄目と言ってるようなのでコーラにしといた。モスリムの店は面倒だな。<br />

     想像とは違った方角から駅に到着。バスは間違えたが早めに帰りの行動に移ったのが功を奏して電車の時間を心配しないで済んだ。フェロール行きの電車の時間までは1時間弱あるので駅の近くで昼飯を探す。料理の値段が書かれていたのでトルコ料理の店に入る。メニューの写真を見てサラダで軽くと思って注文したら下に細かい肉がいっぱい。油っこくてまた腹が心配になったので胃薬を飲んでおく。ビールも一緒に頼んだが、ビールは駄目と言ってるようなのでコーラにしといた。モスリムの店は面倒だな。

  •  電車は定刻どおりに出発して4時前にフェロール駅に到着~。まずインフォメーションに行ってスタンプを貰おうとしたけどシエスタ中で閉まっていた。くそまたか。じゃぁフェロールのカテドラルだ。コルーニャのインフォメーションでスタンプを貰ってあるが、巡礼証明書貰うためにはフェロールのスタンプは絶対に必要だ。証明書が欲しくて巡礼してる訳じゃないけど、証明書は頑張ったことを象徴する物なので私は欲しい。と言いながら一番長い距離を歩いた「銀の道」の証明書を途中のアルベルゲで無くしてしまったのは私です。<br /><br />※お役立ち情報<br /> イギリス人の道のスタート地点はふたつ。コルーニャとフェロールですが、コルーニャからサンチャゴまでは100キロ未満。コルーニャ出発でも巡礼証明書は発行されますが、コルーニャ市民とかの条件がつくらしいです(曖昧)。それに対してフェロール出発ならサンチャゴまで120キロあるので誰でもスタンプさえ揃っていれば発行されます。<br />

     電車は定刻どおりに出発して4時前にフェロール駅に到着~。まずインフォメーションに行ってスタンプを貰おうとしたけどシエスタ中で閉まっていた。くそまたか。じゃぁフェロールのカテドラルだ。コルーニャのインフォメーションでスタンプを貰ってあるが、巡礼証明書貰うためにはフェロールのスタンプは絶対に必要だ。証明書が欲しくて巡礼してる訳じゃないけど、証明書は頑張ったことを象徴する物なので私は欲しい。と言いながら一番長い距離を歩いた「銀の道」の証明書を途中のアルベルゲで無くしてしまったのは私です。

    ※お役立ち情報
     イギリス人の道のスタート地点はふたつ。コルーニャとフェロールですが、コルーニャからサンチャゴまでは100キロ未満。コルーニャ出発でも巡礼証明書は発行されますが、コルーニャ市民とかの条件がつくらしいです(曖昧)。それに対してフェロール出発ならサンチャゴまで120キロあるので誰でもスタンプさえ揃っていれば発行されます。

  •  フェロールの町の半島先端に目的の教会があるので目指していると、その途中にも二つの教会があった。でもどちらも施錠されててスタンプどころか入ることも出来なかった。やっと目的の教会に到着するも、ここも扉は閉ざされていた。万事休すか?でもないか、インフォメーションが開けばスタンプをもらえる可能性は残っているしオスタルでも貰える可能性があるもんな。でもこの教会の隣は高級ホテルのパラドール(写真)だった。パラドールならスタンプを置いてあるだろう。粗末な身なりでずーずーしく入って「ティエネスセジョ?イグレシアセラード(スタンプある?教会は閉まっている)」と聞くと愛想よく応対してもらえる。これでフェロール最初のスタンプはオーケーだ。シエスタが終わった時間なのでインフォメーションのスタンプもゲット。今晩のオスタルLa Fronteraを目指す。

     フェロールの町の半島先端に目的の教会があるので目指していると、その途中にも二つの教会があった。でもどちらも施錠されててスタンプどころか入ることも出来なかった。やっと目的の教会に到着するも、ここも扉は閉ざされていた。万事休すか?でもないか、インフォメーションが開けばスタンプをもらえる可能性は残っているしオスタルでも貰える可能性があるもんな。でもこの教会の隣は高級ホテルのパラドール(写真)だった。パラドールならスタンプを置いてあるだろう。粗末な身なりでずーずーしく入って「ティエネスセジョ?イグレシアセラード(スタンプある?教会は閉まっている)」と聞くと愛想よく応対してもらえる。これでフェロール最初のスタンプはオーケーだ。シエスタが終わった時間なのでインフォメーションのスタンプもゲット。今晩のオスタルLa Fronteraを目指す。

  •  今日のオスタルは大当り。昨日の二段ベッドと同じ料金なのに完全個室のバスルーム付き。タオル2つにシャンプー歯磨きまで付いてて完璧です。このオスタルは1階でバルもやってるが、飲むだけで食事は提供できないそうだ。日曜で町中の店がシャッター降ろしてるので食費が節約できない。小瓶のビールを2本飲ませて貰って食べられる店を探しに出て行く。ここんちなら安いだろうと入った店はプレート料理と思ったらハンバーガーだった。ワイン一杯1.9ユーロと昨日のボトル1本と同じ値段。バーガーと両方で8ユーロと少し。ここんとこ私営アルベルゲだったりオスタルだったりと節約できてない。買物が出来ないので部屋ではひたすら水を飲んでます。

     今日のオスタルは大当り。昨日の二段ベッドと同じ料金なのに完全個室のバスルーム付き。タオル2つにシャンプー歯磨きまで付いてて完璧です。このオスタルは1階でバルもやってるが、飲むだけで食事は提供できないそうだ。日曜で町中の店がシャッター降ろしてるので食費が節約できない。小瓶のビールを2本飲ませて貰って食べられる店を探しに出て行く。ここんちなら安いだろうと入った店はプレート料理と思ったらハンバーガーだった。ワイン一杯1.9ユーロと昨日のボトル1本と同じ値段。バーガーと両方で8ユーロと少し。ここんとこ私営アルベルゲだったりオスタルだったりと節約できてない。買物が出来ないので部屋ではひたすら水を飲んでます。

  •  部屋のテレビではドラえもん、のびたがスペイン語喋っている。のびた中々やるな。イギリス人の道はアルベルゲが少なく、泊まるポイントがほぼ決まっているので5日後のシグエイロ(私営アルベルゲしかない)とサンチャゴの私営アルベルゲをネットから予約を入れておく。それとマドリッドへ帰る日は決まっているので、その前の2泊をサンチャゴのメノールに予約を入れる。メノールはいつチェックしてもフルだったが、さすがにこんだけ先なら予約が可能だった。しかし、こんな先まで予約入れる年は初めてだ。安心して歩ける反面、自由気ままに歩くことができない。<br /><br /><br />イギリス人の道2 今日からイギリス人の道  Neda<br /><br /> 7/22 Ferrolの安くて快適なオスタル6時起床。安かったのは部屋に窓がないからか?お陰で外が明るいのか暗いのかもさっぱり分からない。チョコパンとコーヒーで朝飯。洗面所でお湯が出るので暫く出しておくだけで熱湯になるからインスタントコーヒー飲むのに便利。

     部屋のテレビではドラえもん、のびたがスペイン語喋っている。のびた中々やるな。イギリス人の道はアルベルゲが少なく、泊まるポイントがほぼ決まっているので5日後のシグエイロ(私営アルベルゲしかない)とサンチャゴの私営アルベルゲをネットから予約を入れておく。それとマドリッドへ帰る日は決まっているので、その前の2泊をサンチャゴのメノールに予約を入れる。メノールはいつチェックしてもフルだったが、さすがにこんだけ先なら予約が可能だった。しかし、こんな先まで予約入れる年は初めてだ。安心して歩ける反面、自由気ままに歩くことができない。


    イギリス人の道2 今日からイギリス人の道  Neda

    7/22 Ferrolの安くて快適なオスタル6時起床。安かったのは部屋に窓がないからか?お陰で外が明るいのか暗いのかもさっぱり分からない。チョコパンとコーヒーで朝飯。洗面所でお湯が出るので暫く出しておくだけで熱湯になるからインスタントコーヒー飲むのに便利。

  •  ポルトガルなら7時台で普通だけどスペインなので遅めの8時10に出発。今晩の宿ネダまでは15,6キロなのでこの時間の出発でも十分だ。ここフェロールの町からイギリス人の道が始まる訳だが、フェロールの湾岸線をぐるっと回って巡礼路は円を描きながら続いている。3年前は電車でフェロールに着いてからすぐ歩き出したので、時間がないから円の真ん中を突っ切る形でショートカットしたが、今回は時間はたっぷりあるので素直に巡礼路に沿って歩いていくことにする。ぐねぐねと曲がりくねってとても無駄の多い巡礼路。軍港の金網フェンスの中には魚雷や機関砲などの古い兵器が展示してあった。現役の軍艦を写真に撮るのはどうかと思うが展示してあるのならいいんだろうとカメラに収めてみる。<br /><br /> 町外れに大きなスーパーRiDLがあった。時間が早いのでどうかなと思ったが人が出入りしているのが見えたので開店しているのが分かった。飲むヨーグルト330mlの大きなのを買って店内でゴクゴク。ヨーグルトを飲むと気分的にすっきりするし、きっと胃腸にも良いはず。<br />

     ポルトガルなら7時台で普通だけどスペインなので遅めの8時10に出発。今晩の宿ネダまでは15,6キロなのでこの時間の出発でも十分だ。ここフェロールの町からイギリス人の道が始まる訳だが、フェロールの湾岸線をぐるっと回って巡礼路は円を描きながら続いている。3年前は電車でフェロールに着いてからすぐ歩き出したので、時間がないから円の真ん中を突っ切る形でショートカットしたが、今回は時間はたっぷりあるので素直に巡礼路に沿って歩いていくことにする。ぐねぐねと曲がりくねってとても無駄の多い巡礼路。軍港の金網フェンスの中には魚雷や機関砲などの古い兵器が展示してあった。現役の軍艦を写真に撮るのはどうかと思うが展示してあるのならいいんだろうとカメラに収めてみる。

     町外れに大きなスーパーRiDLがあった。時間が早いのでどうかなと思ったが人が出入りしているのが見えたので開店しているのが分かった。飲むヨーグルト330mlの大きなのを買って店内でゴクゴク。ヨーグルトを飲むと気分的にすっきりするし、きっと胃腸にも良いはず。

  •  林の道が酷かった。矢印に従って歩いて来たけど人が通った気配はなくて、少ししたら岩の下までの1m程を飛び降りなくてはならなかった。おかしいなー、正規の巡礼路ならこんな怪我をしそうなルートにはしない筈だろうと戻ってみる。でもやっぱり矢印のある地点までやってくると、この道を行く以外ほかに分岐はなかったのでまた同じ道を進む。仕方ないから1mの段差はバックパックを下ろしてから飛び降りる。もう終盤に入っているとは言え、こんなところで足を挫いたら偉いこっちゃだ。<br />

     林の道が酷かった。矢印に従って歩いて来たけど人が通った気配はなくて、少ししたら岩の下までの1m程を飛び降りなくてはならなかった。おかしいなー、正規の巡礼路ならこんな怪我をしそうなルートにはしない筈だろうと戻ってみる。でもやっぱり矢印のある地点までやってくると、この道を行く以外ほかに分岐はなかったのでまた同じ道を進む。仕方ないから1mの段差はバックパックを下ろしてから飛び降りる。もう終盤に入っているとは言え、こんなところで足を挫いたら偉いこっちゃだ。

  •  さて、この先は更に酷い道になってきた。本当にこれ巡礼路か!と言うような鬱蒼(うっそう)とした道になり、大きく伸びたシダが道に覆いかぶさっているので、その下に歩いた後がかすかに見える程度。道無き道を掻き分けながら進むもとうとう海に落ちるしかない終点にぶつかってしまった。途中に分岐があるかと注意しながら来たのでこの道しかない。そこでやっと間違った矢印に導かれたんだと気付く。誰だっ、こんな矢印描いたのは。

     さて、この先は更に酷い道になってきた。本当にこれ巡礼路か!と言うような鬱蒼(うっそう)とした道になり、大きく伸びたシダが道に覆いかぶさっているので、その下に歩いた後がかすかに見える程度。道無き道を掻き分けながら進むもとうとう海に落ちるしかない終点にぶつかってしまった。途中に分岐があるかと注意しながら来たのでこの道しかない。そこでやっと間違った矢印に導かれたんだと気付く。誰だっ、こんな矢印描いたのは。

  •  うんざりしながら最初に矢印を確認した地点まで戻る。この矢印は偽物なので更にその後方の分岐まで行ってみた。そこは自動車専用道路のようで歩行者進入禁止の立看があるが、これを行くっきゃないだろうと歩き出すと後ろからやってきた車がプップーと鳴らして手で左を指差しながら走り去って行く。もう一台も同じことをしてるので、これも巡礼路ではないらしい。またうんざりしながら更に遡ってみると、なんだこんなところに逆を行くモホンがあったよ。ここは大きな道なので、道路の右側歩道を歩いてくるとモホンは死角になりインチキ矢印に出会うことになっているので危険だ。あのインチキ矢印はきっと昔の巡礼路だったのかも知れないな。イタズラで描かれたようには見えなかったので。だったら早急に消すかバツ印に変えてもらいたいもんだ。私のように迷うのがきっと出るだろう。<br /><br /> さて、反対方向の道を歩き出したはいいが、暫く進むと今度は向こうからやって来た車が止まってくれて「これはカミーノじゃないよ」と教えてくれる。ハテナポーズをしていると車から降りてきて詳しく説明しだした。この道を戻って二つ目の歩道橋を渡るのがカミーノとのこと。親切な人にムチャグラシアス。ぺたぺた戻ると本当に歩道橋の根元には矢印が描かれていたけど「見落としてくれて結構」と言う程度のものだった。本当にこの付近の三角地帯は酷かった。3年前も歩いてるけど、高速道路を跨ぐ大きな陸橋も渡らなかったし両側が海の細い道もなかったので巡礼路が大幅に変わっている気がした。

     うんざりしながら最初に矢印を確認した地点まで戻る。この矢印は偽物なので更にその後方の分岐まで行ってみた。そこは自動車専用道路のようで歩行者進入禁止の立看があるが、これを行くっきゃないだろうと歩き出すと後ろからやってきた車がプップーと鳴らして手で左を指差しながら走り去って行く。もう一台も同じことをしてるので、これも巡礼路ではないらしい。またうんざりしながら更に遡ってみると、なんだこんなところに逆を行くモホンがあったよ。ここは大きな道なので、道路の右側歩道を歩いてくるとモホンは死角になりインチキ矢印に出会うことになっているので危険だ。あのインチキ矢印はきっと昔の巡礼路だったのかも知れないな。イタズラで描かれたようには見えなかったので。だったら早急に消すかバツ印に変えてもらいたいもんだ。私のように迷うのがきっと出るだろう。

     さて、反対方向の道を歩き出したはいいが、暫く進むと今度は向こうからやって来た車が止まってくれて「これはカミーノじゃないよ」と教えてくれる。ハテナポーズをしていると車から降りてきて詳しく説明しだした。この道を戻って二つ目の歩道橋を渡るのがカミーノとのこと。親切な人にムチャグラシアス。ぺたぺた戻ると本当に歩道橋の根元には矢印が描かれていたけど「見落としてくれて結構」と言う程度のものだった。本当にこの付近の三角地帯は酷かった。3年前も歩いてるけど、高速道路を跨ぐ大きな陸橋も渡らなかったし両側が海の細い道もなかったので巡礼路が大幅に変わっている気がした。

  •  それでも道中で出会う巡礼は今までと違って親近感があり、テンションが上がって話しかけられるから楽しい。最初に会ったのは親子か、或いは孫とお婆ちゃんかな?婆ちゃんはどこか悪いのか、歩き方が少し変でバックパックも真っすぐに背負えていない。初日の今日から歩くのが大変そうに見えたが、ちゃんと大きなバックパックを背負って2本の杖をついて頑張っているので応援したくなった。この二人はイタリア人で、次に会ったのもやっぱり4人のイタリア人グループだった。今日はイタリアからの巡礼がとても多い。イタリア人に会うと必ず言う魔法の言葉「ピアッチェーレ(初めまして)」みんな間違いなく喜んでくれる。たまにサービスで<br />「グラチエ プレーゴ(ありがとう どういたしまして)」もギャグの積りで披露する。この4人連れもとてもフレンドリーで互いのカメラで撮りっこする。今まで22日間ずっと逆ルートを歩いていたので出会うと同時に別れだったが、これからはまた会うかも知れないという未来がうっすら見えるので凄く楽しい。<br />

     それでも道中で出会う巡礼は今までと違って親近感があり、テンションが上がって話しかけられるから楽しい。最初に会ったのは親子か、或いは孫とお婆ちゃんかな?婆ちゃんはどこか悪いのか、歩き方が少し変でバックパックも真っすぐに背負えていない。初日の今日から歩くのが大変そうに見えたが、ちゃんと大きなバックパックを背負って2本の杖をついて頑張っているので応援したくなった。この二人はイタリア人で、次に会ったのもやっぱり4人のイタリア人グループだった。今日はイタリアからの巡礼がとても多い。イタリア人に会うと必ず言う魔法の言葉「ピアッチェーレ(初めまして)」みんな間違いなく喜んでくれる。たまにサービスで
    「グラチエ プレーゴ(ありがとう どういたしまして)」もギャグの積りで披露する。この4人連れもとてもフレンドリーで互いのカメラで撮りっこする。今まで22日間ずっと逆ルートを歩いていたので出会うと同時に別れだったが、これからはまた会うかも知れないという未来がうっすら見えるので凄く楽しい。

  •  今日のアルベルゲがあるネダにやって来た。イタリアの4人グループが追いついてきたので、同じネダに泊まるのかと期待したが、その先のベタンソスまで歩くそうだ。賑やかで楽しいグループだったのでちょっと残念かな。アルベルゲには12時少し前に到着。すでに4人のスペイングループが入っていて皆フレンドリー。受付の壁にかけてある大きな番号札を取ってからベッドに行くんだと教えてくれる。3年前はこんなことしなかったが、札がなくなるとベッドが満床になったと言うことなんだなと理解した。ここは管理者は夕方やってきてチェックインするのは知っていたが、このシステムなら管理者が不在でもフルであると知らせることが出来るって訳か。なかなかいい方法だと感心する。

     今日のアルベルゲがあるネダにやって来た。イタリアの4人グループが追いついてきたので、同じネダに泊まるのかと期待したが、その先のベタンソスまで歩くそうだ。賑やかで楽しいグループだったのでちょっと残念かな。アルベルゲには12時少し前に到着。すでに4人のスペイングループが入っていて皆フレンドリー。受付の壁にかけてある大きな番号札を取ってからベッドに行くんだと教えてくれる。3年前はこんなことしなかったが、札がなくなるとベッドが満床になったと言うことなんだなと理解した。ここは管理者は夕方やってきてチェックインするのは知っていたが、このシステムなら管理者が不在でもフルであると知らせることが出来るって訳か。なかなかいい方法だと感心する。

  •  シャワー、洗濯してから少し歩いた先にあるスーパーDiaへ買出しに行く。坂を上って通りに出たら前と景色が違うのでアルベルゲに戻ってマップで確認したら、スーパーは逆を行くんだった。まったく当てにならない記憶でしょうがない。今日は野菜をいっぱい食べるんだと決めているのでカット野菜にトマト2個、1リットルビールにバーガー用パン1袋、塗るチーズとコーラにスイカ8分の1まで買ってもたったの3.85ユーロ(462円)だった。これ間違ってないか?安すぎだろ!!通りに出ると、追い越したあの親子だか孫だかの二人連れが歩いているのが見えた。やっぱり私よりずーっと時間を掛けて歩いているんだなー。今の時間ここを通過するってことは次にアルベルゲがあるベタンソスに泊まるんだろう。ベタンソスには先にイタリアの4人グループが行ってる筈なので今夜はイタリア人同士で盛り上がるに違いない。頑張れよ婆ちゃん。

     シャワー、洗濯してから少し歩いた先にあるスーパーDiaへ買出しに行く。坂を上って通りに出たら前と景色が違うのでアルベルゲに戻ってマップで確認したら、スーパーは逆を行くんだった。まったく当てにならない記憶でしょうがない。今日は野菜をいっぱい食べるんだと決めているのでカット野菜にトマト2個、1リットルビールにバーガー用パン1袋、塗るチーズとコーラにスイカ8分の1まで買ってもたったの3.85ユーロ(462円)だった。これ間違ってないか?安すぎだろ!!通りに出ると、追い越したあの親子だか孫だかの二人連れが歩いているのが見えた。やっぱり私よりずーっと時間を掛けて歩いているんだなー。今の時間ここを通過するってことは次にアルベルゲがあるベタンソスに泊まるんだろう。ベタンソスには先にイタリアの4人グループが行ってる筈なので今夜はイタリア人同士で盛り上がるに違いない。頑張れよ婆ちゃん。

  •  キッチンで大皿に盛り付けしたのを談話室みたいな所で食べているとパラパラと巡礼が到着してくる。私も「番号カードを取るんだよ」と教えてあげる。たまにスタンプだけ欲しい巡礼がやってくるが、オスピタレロがいないのでスタンプは鍵の掛かった管理室の中なのでそれは無理だ。やっぱりベタンソスに行くのかな?<br /><br /> フランス婦人が隣のベッドに入ってきた。フランス人には「サバ」と言えば喜ばれる。日本人と分かると不思議なほど「ありがと、こにちわ」と言われるので面白い。誰も彼もみんなフレンドリーなので凄く楽しい。ファティマを目指している時も同じだったのかも知れないけど、仲良くなっても明日はお別れなんだと思っていたので、こっちのテンションが低かったので気づかなかっただけなのかな?<br /><br /> 近くでスマホをいじっている二人のスペイン婦人が「はぽん」と言ってるので私のことを話してるようだ。やって来て言うには Wi-Fi の設定の仕方が分からないので教えてくれとのこと。タブレットでネットをしている私なら分かるだろうと思ったらしい。すでに送られてきたパスワード2つはメールで受け取っているので私にも出来そうだと思ったが、スマホはいじったことないので設定の仕方が分からなかった。文字もスペイン語なので、どこをどういじればいいのかも分からないので申し訳ないが成功しなかった。

     キッチンで大皿に盛り付けしたのを談話室みたいな所で食べているとパラパラと巡礼が到着してくる。私も「番号カードを取るんだよ」と教えてあげる。たまにスタンプだけ欲しい巡礼がやってくるが、オスピタレロがいないのでスタンプは鍵の掛かった管理室の中なのでそれは無理だ。やっぱりベタンソスに行くのかな?

     フランス婦人が隣のベッドに入ってきた。フランス人には「サバ」と言えば喜ばれる。日本人と分かると不思議なほど「ありがと、こにちわ」と言われるので面白い。誰も彼もみんなフレンドリーなので凄く楽しい。ファティマを目指している時も同じだったのかも知れないけど、仲良くなっても明日はお別れなんだと思っていたので、こっちのテンションが低かったので気づかなかっただけなのかな?

     近くでスマホをいじっている二人のスペイン婦人が「はぽん」と言ってるので私のことを話してるようだ。やって来て言うには Wi-Fi の設定の仕方が分からないので教えてくれとのこと。タブレットでネットをしている私なら分かるだろうと思ったらしい。すでに送られてきたパスワード2つはメールで受け取っているので私にも出来そうだと思ったが、スマホはいじったことないので設定の仕方が分からなかった。文字もスペイン語なので、どこをどういじればいいのかも分からないので申し訳ないが成功しなかった。

  •  上の写真、左の二人がWi-Fiを教わりに来てくれたスペイン婦人。この二人とは何度か一緒のアルベルゲになった。オスピタレロが7時40にやって来た。全員がクレデンシャルを持って集合。3年前にも泊まったんだよと言うと喜んでくれる。ここはガリシア州の公営なので同じ6ユーロ。オスピタレロのおっちゃんが「ウィフィイ ヌメロ(Wi-Fi番号)」と言うのでスマホの人しか使えない Wi-Fi のパスワードを教えてくれようとしてくれてるのが分かったが、既に1月半前の北の道で教えて貰ってあるのでノーグラシアス。親切なおっちゃんだ。<br /><br /> 私の曖昧な記憶では、スマホのような通話可能のタブレットでないとガリシアの Wi-Fi が使えないシステムと言うのは4年前から始まったと思う。それ以前にはガリシアのアルベルゲには Wi-Fi 自体が用意されてなかったので。ガリシアの共通 Wi-Fi が普及したのに伴って、通話機能のないタブレットの巡礼がいつも困っている図がアチコチで見受けられたんだろう。それで親切なオスピタレロはこうしてサポートするようになったのかも知れない。だったらいっその事、アルベルゲの壁にパスワードを張り出してくれると助かるんだがな。<br /><br />※お役立ち情報<br /> 知ってる人は知っている、ガリシアの Wi-Fi は通話機能のあるスマホから取り合えず誰でも接続できるガリシアの Wi-Fi 本部(みたいな)に電話番号を送ります。それは誰でも接続できる仮の Wi-Fi です。すぐに送った電話番号に Wi-Fi に接続するための数字が2つ送られてくるので、それをもう一つの Wi-Fi に登録すると晴れて Wi-Fi が使えるようになります。通話機能のないタブレット(私)にはそれが不可能なんですよ。でもプチ裏技で人に送られてきたパスワードでも自分のタブレットに登録するとガリシアの Wi-Fi は全て利用できるようになります。多分1年限定。<br /><br /> アナからメッセンジャーが入ってきて、土曜にサンチャゴのアルベルゲに訪ねて行くからどこに泊まるのか教えろと言ってくる。私は外国の友達とメッセンジャーでチャットするときは必ずGoogle様の翻訳に頼っているので文字のやり取りなら何とかできる程度。会えるのは嬉しいが、対面だとスペイン語は片言どころじゃないので間が持てないんじゃないかなー。アナは問題ないと言ってるけど。まぁアナとは4日間も一緒に旅してたのでどうにでもなることは分かるんだが。。。<br /><br />イギリス人の道3 坂が増えた?  Mino

     上の写真、左の二人がWi-Fiを教わりに来てくれたスペイン婦人。この二人とは何度か一緒のアルベルゲになった。オスピタレロが7時40にやって来た。全員がクレデンシャルを持って集合。3年前にも泊まったんだよと言うと喜んでくれる。ここはガリシア州の公営なので同じ6ユーロ。オスピタレロのおっちゃんが「ウィフィイ ヌメロ(Wi-Fi番号)」と言うのでスマホの人しか使えない Wi-Fi のパスワードを教えてくれようとしてくれてるのが分かったが、既に1月半前の北の道で教えて貰ってあるのでノーグラシアス。親切なおっちゃんだ。

     私の曖昧な記憶では、スマホのような通話可能のタブレットでないとガリシアの Wi-Fi が使えないシステムと言うのは4年前から始まったと思う。それ以前にはガリシアのアルベルゲには Wi-Fi 自体が用意されてなかったので。ガリシアの共通 Wi-Fi が普及したのに伴って、通話機能のないタブレットの巡礼がいつも困っている図がアチコチで見受けられたんだろう。それで親切なオスピタレロはこうしてサポートするようになったのかも知れない。だったらいっその事、アルベルゲの壁にパスワードを張り出してくれると助かるんだがな。

    ※お役立ち情報
     知ってる人は知っている、ガリシアの Wi-Fi は通話機能のあるスマホから取り合えず誰でも接続できるガリシアの Wi-Fi 本部(みたいな)に電話番号を送ります。それは誰でも接続できる仮の Wi-Fi です。すぐに送った電話番号に Wi-Fi に接続するための数字が2つ送られてくるので、それをもう一つの Wi-Fi に登録すると晴れて Wi-Fi が使えるようになります。通話機能のないタブレット(私)にはそれが不可能なんですよ。でもプチ裏技で人に送られてきたパスワードでも自分のタブレットに登録するとガリシアの Wi-Fi は全て利用できるようになります。多分1年限定。

     アナからメッセンジャーが入ってきて、土曜にサンチャゴのアルベルゲに訪ねて行くからどこに泊まるのか教えろと言ってくる。私は外国の友達とメッセンジャーでチャットするときは必ずGoogle様の翻訳に頼っているので文字のやり取りなら何とかできる程度。会えるのは嬉しいが、対面だとスペイン語は片言どころじゃないので間が持てないんじゃないかなー。アナは問題ないと言ってるけど。まぁアナとは4日間も一緒に旅してたのでどうにでもなることは分かるんだが。。。

    イギリス人の道3 坂が増えた?  Mino

  • 7/23 Nedaのアルベルゲを7時40に出発。ポルトガルならまだ6時台なので外は夜明けって感じがする。薄暗いけど同じ時間に出発した巡礼が前後に数人いる状況が嬉しい。同じサンチャゴを目指す有難さをかみしめる。3年前はアルベルゲを出てから暫くのあいだ海沿いの遊歩道を歩いた筈だが、ここでも巡礼路は変更になっていて、すぐ海沿いから離れた町の中を進むようになっていた。本当に巡礼路って頻繁に変えるんだな。<br />

    7/23 Nedaのアルベルゲを7時40に出発。ポルトガルならまだ6時台なので外は夜明けって感じがする。薄暗いけど同じ時間に出発した巡礼が前後に数人いる状況が嬉しい。同じサンチャゴを目指す有難さをかみしめる。3年前はアルベルゲを出てから暫くのあいだ海沿いの遊歩道を歩いた筈だが、ここでも巡礼路は変更になっていて、すぐ海沿いから離れた町の中を進むようになっていた。本当に巡礼路って頻繁に変えるんだな。

  •  次の町中で矢印を見失ってしまった。ちょうどそこには教会があって、事務室には早朝だけど明かりが灯っていて仕事をしている女性がガラス越しに見えた。コンコンとガラスを叩いてカミーノを教えてもらうことに。でもこの女性はカミーノは知らなかった。わざわざ出てきてくれて、更に近くの店まで走って行って教えてもらっていた。親切なセニョーラにムチャグラシアスと言って歩き出すが、ハッキリとしなかったので半信半疑。でも暫く歩いて行くと黄色い矢印を発見できて一件落着する。海が近いのでか、山全体を朝靄が覆っていて中々幻想的な風景が町の向こうに見えている。<br /><br /> 次の町外れにスーパーGadisがあったので、でかい飲むヨーグルト330mlとバナナの小さいのを5本仕入れる。2ユーロ弱。店先でヨーグルトを飲んでいると、離れたところを巡礼が通り越して行ったな。予想したより巡礼は多そうだ。<br />

     次の町中で矢印を見失ってしまった。ちょうどそこには教会があって、事務室には早朝だけど明かりが灯っていて仕事をしている女性がガラス越しに見えた。コンコンとガラスを叩いてカミーノを教えてもらうことに。でもこの女性はカミーノは知らなかった。わざわざ出てきてくれて、更に近くの店まで走って行って教えてもらっていた。親切なセニョーラにムチャグラシアスと言って歩き出すが、ハッキリとしなかったので半信半疑。でも暫く歩いて行くと黄色い矢印を発見できて一件落着する。海が近いのでか、山全体を朝靄が覆っていて中々幻想的な風景が町の向こうに見えている。

     次の町外れにスーパーGadisがあったので、でかい飲むヨーグルト330mlとバナナの小さいのを5本仕入れる。2ユーロ弱。店先でヨーグルトを飲んでいると、離れたところを巡礼が通り越して行ったな。予想したより巡礼は多そうだ。

  •  山の中でカミーノの分岐を見落としたと思って戻りだすと向こうから女性二人組がやってきたので間違ってなかったんだと気づく。すぐ後からは長身のお父さんと小学生の女の子の二人組も追いついて来た。みんな昨日のアルベルゲで一緒だった人たちだ。サンチャゴを目指すカミーノの良いところを満喫できてる。女の子は道端にあった無人のブローチ販売でひとつ買ってもらうらしく慎重に選んでいる光景がほほ笑ましかった。

     山の中でカミーノの分岐を見落としたと思って戻りだすと向こうから女性二人組がやってきたので間違ってなかったんだと気づく。すぐ後からは長身のお父さんと小学生の女の子の二人組も追いついて来た。みんな昨日のアルベルゲで一緒だった人たちだ。サンチャゴを目指すカミーノの良いところを満喫できてる。女の子は道端にあった無人のブローチ販売でひとつ買ってもらうらしく慎重に選んでいる光景がほほ笑ましかった。

  •  11時台にPontte de Umeの町に入った。前を歩いている4人がカミーノを少し外れたアルベルゲに向かったので、スタンプでも貰うのかなと自分も付いていく。ここのアルベルゲはネダから近すぎるので前回も泊まったことなくて、今回も通過の予定だがスタンプは欲しいので入っていくと、昨日のネダのアルベルゲでも一番乗りしていた青年二人が既に小部屋のベッドで寛いでいた。受付が1階に見当たらないので2階に上がっていくと前を歩いていた4人もベッドの用意を始め出していたので「えっ」と思った。みんなここに泊まるのかと少し意外だったが自分も泊まろうかとは思わなかった。あと10キロちょっと歩いてMinoを目指そう。偉いぞ自分。何ちゃって、実はサンチャゴ祝日の7/25が近づいているので宿はコンプリートが続出の模様。なので3日後と4日後のアルベルゲは既に予約済みなので歩かざるを得ない状況なのだ。こんなことする年は初めてだ。やっぱりサンチャゴ巡礼は7月半ば、遅くとも7月中に切り上げるのが良いようだ。オスピタレロは居ないしスタンプも分からないらしいので、そのままウメの町を後にする。<br />

     11時台にPontte de Umeの町に入った。前を歩いている4人がカミーノを少し外れたアルベルゲに向かったので、スタンプでも貰うのかなと自分も付いていく。ここのアルベルゲはネダから近すぎるので前回も泊まったことなくて、今回も通過の予定だがスタンプは欲しいので入っていくと、昨日のネダのアルベルゲでも一番乗りしていた青年二人が既に小部屋のベッドで寛いでいた。受付が1階に見当たらないので2階に上がっていくと前を歩いていた4人もベッドの用意を始め出していたので「えっ」と思った。みんなここに泊まるのかと少し意外だったが自分も泊まろうかとは思わなかった。あと10キロちょっと歩いてMinoを目指そう。偉いぞ自分。何ちゃって、実はサンチャゴ祝日の7/25が近づいているので宿はコンプリートが続出の模様。なので3日後と4日後のアルベルゲは既に予約済みなので歩かざるを得ない状況なのだ。こんなことする年は初めてだ。やっぱりサンチャゴ巡礼は7月半ば、遅くとも7月中に切り上げるのが良いようだ。オスピタレロは居ないしスタンプも分からないらしいので、そのままウメの町を後にする。

  •  ウメの町の坂が急なのは覚えていたが、こんな急坂だったかなーと思えるほどの勾配だった。しかも延々と続いている。前を軽装の女性巡礼二人が歩いていて、あの婆ちゃん二人連れも登っているのが目に入った。ホント、婆ちゃんは大変そう。今日はさすがにバテているのか、息子だか孫だかが婆ちゃんのバックパックも背負ってあげてる。親孝行(か婆ちゃん孝行)を絵に描いたような二人。

     ウメの町の坂が急なのは覚えていたが、こんな急坂だったかなーと思えるほどの勾配だった。しかも延々と続いている。前を軽装の女性巡礼二人が歩いていて、あの婆ちゃん二人連れも登っているのが目に入った。ホント、婆ちゃんは大変そう。今日はさすがにバテているのか、息子だか孫だかが婆ちゃんのバックパックも背負ってあげてる。親孝行(か婆ちゃん孝行)を絵に描いたような二人。

  •  ひたすら歩いてMino(ミーニョ)の町中に入り、町を通り越した外れにあるアルベルゲに2時過ぎ到着~。今日の行程はこんなに坂があったかなーと言うほど坂だらけだった。記憶より遥かに坂が多かったので、もしかして体力が落ちてるのかな?隣の消防署からやって来たオスピタレロが既に詰めていて、私が最初の到着だそうだ。きっとこの人は本物の消防士だろう。シャワーやベッドルームを一通り案内してくれて、好きなベッドを選べばいいそうだ。こういう大雑把なのが一番好き。<br /><br /> シャワー、洗濯が済んだらスーパーへ買出し。どうせ冷えたビールは買えないだろから途中のバルで冷えたビールを一杯飲んでしまおうか誘惑があったが我慢してスーパーで1リットル常温ビールを購入。今日はMahoビールだ。同じ値段ならやっぱりいっぱい飲めた方が嬉しい。スーパーEroskiはシエスタやってないので有難い。パン1袋と別にバゲットパンも買ってみる。カット野菜にトマト2個、ファンタオレンジに今回初の瓶詰めアスパラも購入。合計で7.2ユーロのお買い上げ。こないだ飲んだ1リットルビールは80円程度と安かったけど、余りに安いのは味がイマイチの気がしたので今日は有名メーカー品のマホーにしてみた。それでも1リットルで1.35ユーロ170円位です。アスパラを加えたサラダは一段と豪華に見え、贅沢な気分にさせてくれる。

     ひたすら歩いてMino(ミーニョ)の町中に入り、町を通り越した外れにあるアルベルゲに2時過ぎ到着~。今日の行程はこんなに坂があったかなーと言うほど坂だらけだった。記憶より遥かに坂が多かったので、もしかして体力が落ちてるのかな?隣の消防署からやって来たオスピタレロが既に詰めていて、私が最初の到着だそうだ。きっとこの人は本物の消防士だろう。シャワーやベッドルームを一通り案内してくれて、好きなベッドを選べばいいそうだ。こういう大雑把なのが一番好き。

     シャワー、洗濯が済んだらスーパーへ買出し。どうせ冷えたビールは買えないだろから途中のバルで冷えたビールを一杯飲んでしまおうか誘惑があったが我慢してスーパーで1リットル常温ビールを購入。今日はMahoビールだ。同じ値段ならやっぱりいっぱい飲めた方が嬉しい。スーパーEroskiはシエスタやってないので有難い。パン1袋と別にバゲットパンも買ってみる。カット野菜にトマト2個、ファンタオレンジに今回初の瓶詰めアスパラも購入。合計で7.2ユーロのお買い上げ。こないだ飲んだ1リットルビールは80円程度と安かったけど、余りに安いのは味がイマイチの気がしたので今日は有名メーカー品のマホーにしてみた。それでも1リットルで1.35ユーロ170円位です。アスパラを加えたサラダは一段と豪華に見え、贅沢な気分にさせてくれる。

  •  キッチンで一人宴会。小さなクロワッサン風のパンは良く買っているが、いま食べれば「クロワッサン風」だが持ち歩くとバックパックの中でひっ潰れてしまうのでどこがクロワッサン風だか分からなくなってしまう。今日はパンをいっぱい買ったので腹いっぱい食べられた。婆ちゃん達も到着してきてアルベルゲが幾らか賑やかになったが、ここのベッド数は多いのでまだまだ空きがいっぱいある。

     キッチンで一人宴会。小さなクロワッサン風のパンは良く買っているが、いま食べれば「クロワッサン風」だが持ち歩くとバックパックの中でひっ潰れてしまうのでどこがクロワッサン風だか分からなくなってしまう。今日はパンをいっぱい買ったので腹いっぱい食べられた。婆ちゃん達も到着してきてアルベルゲが幾らか賑やかになったが、ここのベッド数は多いのでまだまだ空きがいっぱいある。

  • イギリス人の道4   婆ちゃんのお年   Presed<br /><br /> 7/24 Minoのアルベルゲ、6時前に起床。キッチンに下りてスープを作りパンを浮かべる。外は真っ暗闇なのに表のドアを叩く音がしたので一緒にキッチンに居たロン毛の男が開けてやると女性がサッと入ってきた。どうやら昨夜の内にアルベルゲまでやって来たが、既に扉はロックされていたので外の玄関で寝ていたらしい。ここはベッドルームが2階なので少しくらいドアを叩いたんじゃ聞こえないのだよ。入るとすぐに2階のベッドルームへ上がって行った。こんな人初めて見た。<br /><br /> 婆ちゃんと息子(か孫)は立ったままバナナを食べると真っ暗な中をすぐ出発していった。歩くのが遅い分を出発を早くすることで我々と同じアルベルゲを目指すのだろう。イギリス人の道は手ごろな距離にアルベルゲがポツンとあるだけなので、今日は疲れたからここでいいやと言う訳にはいかない。婆ちゃんは昨日、バックパックはお供が担いでいたが、今日は自分で背負っていたので調子が戻ったようだ。本当にそうなら私も嬉しいよ(チビまる子風)。<br /><br />  キッチンからベッドへ戻ると私の上段に先ほど外から入ってきた女性が寝ていた。上段ベッドの柵に引っ掛けておいたスーパーの袋を取るときにガサッと音がしたら女性がビクッとして起きてしまった。やっぱり外で寝ていたので緊張が解けないのかも知れない。悪いことしたな。<br />

    イギリス人の道4  婆ちゃんのお年   Presed

    7/24 Minoのアルベルゲ、6時前に起床。キッチンに下りてスープを作りパンを浮かべる。外は真っ暗闇なのに表のドアを叩く音がしたので一緒にキッチンに居たロン毛の男が開けてやると女性がサッと入ってきた。どうやら昨夜の内にアルベルゲまでやって来たが、既に扉はロックされていたので外の玄関で寝ていたらしい。ここはベッドルームが2階なので少しくらいドアを叩いたんじゃ聞こえないのだよ。入るとすぐに2階のベッドルームへ上がって行った。こんな人初めて見た。

     婆ちゃんと息子(か孫)は立ったままバナナを食べると真っ暗な中をすぐ出発していった。歩くのが遅い分を出発を早くすることで我々と同じアルベルゲを目指すのだろう。イギリス人の道は手ごろな距離にアルベルゲがポツンとあるだけなので、今日は疲れたからここでいいやと言う訳にはいかない。婆ちゃんは昨日、バックパックはお供が担いでいたが、今日は自分で背負っていたので調子が戻ったようだ。本当にそうなら私も嬉しいよ(チビまる子風)。

     キッチンからベッドへ戻ると私の上段に先ほど外から入ってきた女性が寝ていた。上段ベッドの柵に引っ掛けておいたスーパーの袋を取るときにガサッと音がしたら女性がビクッとして起きてしまった。やっぱり外で寝ていたので緊張が解けないのかも知れない。悪いことしたな。

  •  町はずれにはニョッキリと空中に飛び出した妙なものがあった。前にも目にしたけど、その時は興味がなかったので素通りした。今回は先端まで行って謎を解明しに行く。先まで行っても特に何がある訳じゃなかったが、これは見晴らし台らしい。確かにここからの景色は結構なものが見られた。下を覗くとすぐそこに駅がある。この駅は陸橋から出入りするしかないようなので、珍しい造りなんだな。こっちに来るための長い階段が設置してあり、直接来られる階段状のものと車いすでも上がれる傾斜の緩いスロープ状の二つが丁寧に設置してあった。ずいぶんと古いスロープに見えるが、そんな昔から体の不自由な人に気遣いしてるスペインを少し見直した。後から出発したロン毛のおっさんが追い付いてきた。相変わらず愛想がないな。荷物が小さいから歩くのが早く、さっさと先へ行ってしまった。<br />

     町はずれにはニョッキリと空中に飛び出した妙なものがあった。前にも目にしたけど、その時は興味がなかったので素通りした。今回は先端まで行って謎を解明しに行く。先まで行っても特に何がある訳じゃなかったが、これは見晴らし台らしい。確かにここからの景色は結構なものが見られた。下を覗くとすぐそこに駅がある。この駅は陸橋から出入りするしかないようなので、珍しい造りなんだな。こっちに来るための長い階段が設置してあり、直接来られる階段状のものと車いすでも上がれる傾斜の緩いスロープ状の二つが丁寧に設置してあった。ずいぶんと古いスロープに見えるが、そんな昔から体の不自由な人に気遣いしてるスペインを少し見直した。後から出発したロン毛のおっさんが追い付いてきた。相変わらず愛想がないな。荷物が小さいから歩くのが早く、さっさと先へ行ってしまった。

  •  7時半に出発して2時間で休憩中の婆ちゃん達に追いついた。一言二言言葉を交わして追い抜き、ベタンソス手前のベンチで休んでいたら、今度は婆ちゃんたちが追いついてきたので一緒に写真を撮ってみる。婆ちゃんは初日に見かけた時から体を左右に振って大変そう。そのせいか何時見てもバックパックは傾いて背負っている。でも3日目の今日も頑張って歩いているので、婆ちゃんをこれほど突き動かす信仰の力を感じた。これぞ本物の巡礼者だろう、遊び半分で歩いている自分が恥ずかしいよう(うそ)。

     7時半に出発して2時間で休憩中の婆ちゃん達に追いついた。一言二言言葉を交わして追い抜き、ベタンソス手前のベンチで休んでいたら、今度は婆ちゃんたちが追いついてきたので一緒に写真を撮ってみる。婆ちゃんは初日に見かけた時から体を左右に振って大変そう。そのせいか何時見てもバックパックは傾いて背負っている。でも3日目の今日も頑張って歩いているので、婆ちゃんをこれほど突き動かす信仰の力を感じた。これぞ本物の巡礼者だろう、遊び半分で歩いている自分が恥ずかしいよう(うそ)。

  •  街への入口が、まるで長屋門みたいな所を抜けてBetanzosの街へ入場。町全体が砦のようだ。この町も急坂の町で、スリップしながら車が登って行きそう。婆ちゃんは急坂の途中にあった薬屋に入ってったので、何か買うようだ。湿布薬かな?<br /><br /> 7月25日のサンチャゴの祝日が近いので、広場ではそれ用の大きな舞台を作っているようだ。後でカレンダーを見て気がついたが、サンチャゴの祝日はスペインでは休日になっていたので驚いた。さすがキリスト教国スペイン。じゃぁ当然クリスマスも休日かな?こっちは確認するの忘れたけど、次にカレンダーを見かけたら12月のをめくってみよう。ちなみに日本ならどこでも目にするカレンダーだが、ここスペインでは滅多なことではお目にかかれない。これはきっと国民性が関係してると想像する。<br />

     街への入口が、まるで長屋門みたいな所を抜けてBetanzosの街へ入場。町全体が砦のようだ。この町も急坂の町で、スリップしながら車が登って行きそう。婆ちゃんは急坂の途中にあった薬屋に入ってったので、何か買うようだ。湿布薬かな?

     7月25日のサンチャゴの祝日が近いので、広場ではそれ用の大きな舞台を作っているようだ。後でカレンダーを見て気がついたが、サンチャゴの祝日はスペインでは休日になっていたので驚いた。さすがキリスト教国スペイン。じゃぁ当然クリスマスも休日かな?こっちは確認するの忘れたけど、次にカレンダーを見かけたら12月のをめくってみよう。ちなみに日本ならどこでも目にするカレンダーだが、ここスペインでは滅多なことではお目にかかれない。これはきっと国民性が関係してると想像する。

  •  この町にはスーパーGadisがあることをマップで確認しといたので、巡礼路を少し外れてお買い物。次のアルベルゲには周りに店がないことを調査済みだから、ここでの食糧調達は重要だ。1リットルのオレンジジュース100%と細かいパンみたいの1袋に330mlの飲むヨーグルトを買っても2ユーロ程とバカ安。これらは明日の朝飯用で今日の分はバルで食べる予定。スーパーから巡礼路に戻って進んで行くと次の分岐に矢印がなくて判断に困る。立ち止まって手製の地図を見ながら考えていると地元の婦人が声を掛けてくれる。この人の英語は淀みなくスラスラと出てきて日本人にもとても聞き取りやすかった。ムチャグラシアス親切なセニョーラ。<br /><br />  Presed村が近くなってきたところにバルがあったのでビールを1杯飲んでみる。今日の村には店がないのが分かっているので、どうせ安いビールは飲めないからどこで飲んでも同じだ。バルには親子らしい二人の巡礼が休んでいた。初めて見る顔だった。

     この町にはスーパーGadisがあることをマップで確認しといたので、巡礼路を少し外れてお買い物。次のアルベルゲには周りに店がないことを調査済みだから、ここでの食糧調達は重要だ。1リットルのオレンジジュース100%と細かいパンみたいの1袋に330mlの飲むヨーグルトを買っても2ユーロ程とバカ安。これらは明日の朝飯用で今日の分はバルで食べる予定。スーパーから巡礼路に戻って進んで行くと次の分岐に矢印がなくて判断に困る。立ち止まって手製の地図を見ながら考えていると地元の婦人が声を掛けてくれる。この人の英語は淀みなくスラスラと出てきて日本人にもとても聞き取りやすかった。ムチャグラシアス親切なセニョーラ。

     Presed村が近くなってきたところにバルがあったのでビールを1杯飲んでみる。今日の村には店がないのが分かっているので、どうせ安いビールは飲めないからどこで飲んでも同じだ。バルには親子らしい二人の巡礼が休んでいた。初めて見る顔だった。

  •  Presedのアルベルゲに2時過ぎに到着。いつも予測より1時間以上遅れている。時速4キロの計算では山の中では早すぎるらしい。傾斜にもよるけど山の中は時速3.5キロの心づもりにしておこう。ロンゲのおっさんが既にベッドの上で上半身裸になって寛いでいた。愛想のない人だけど、昨日は電子レンジの扉が開かないで苦戦していたら方法を教えてくれてたな。天井を押さえながら開けるボタンを押すので、幾らか歪んでいるようだった。愛想がないのは単に不器用だけなのかな。他にも先着がいて、昨日も挨拶したスペインのセニョーラ二人組。一人はイタリア語を自由に話せて英語も少し話せるようだ。シャワー、洗濯して表に干したら楽しみにしていたレストランへ。スーパーなどがある所では必ず食料を仕入れて食事は安く上げているが、ないところではバルやレストランで食べる以外ない。仕方なくではあるが、こういうのは楽しみでもある。明日も同じ状況が続く。

     Presedのアルベルゲに2時過ぎに到着。いつも予測より1時間以上遅れている。時速4キロの計算では山の中では早すぎるらしい。傾斜にもよるけど山の中は時速3.5キロの心づもりにしておこう。ロンゲのおっさんが既にベッドの上で上半身裸になって寛いでいた。愛想のない人だけど、昨日は電子レンジの扉が開かないで苦戦していたら方法を教えてくれてたな。天井を押さえながら開けるボタンを押すので、幾らか歪んでいるようだった。愛想がないのは単に不器用だけなのかな。他にも先着がいて、昨日も挨拶したスペインのセニョーラ二人組。一人はイタリア語を自由に話せて英語も少し話せるようだ。シャワー、洗濯して表に干したら楽しみにしていたレストランへ。スーパーなどがある所では必ず食料を仕入れて食事は安く上げているが、ないところではバルやレストランで食べる以外ない。仕方なくではあるが、こういうのは楽しみでもある。明日も同じ状況が続く。

  •  Presedにはアルベルゲから400m離れた所にレストランが一軒だけある。店内の調度品は3年前もこんなにギラついてたかなーと思うほどの凝りようだった。1皿目はロシアンサラダ(日本のポテトサラダと同じ)、2皿目はチキンでパンとワインが付く。赤ワインを飲んだら旨すぎるので、昨年ここで出されたワインが絶品なのを思いだした。まるでVino de Misaみたいな後味があるのだ(と言っても殆どの人は知らないワインですよね。通販でも買える筈。1本1,400円)。うんまーい、けど半ボトル。残念~。他にガス入りの水が1本付いてきたので持ち帰る。デザートには青りんごが1個ゴロンと出て来たので明日の行動食用にこれも持ち帰る。

     Presedにはアルベルゲから400m離れた所にレストランが一軒だけある。店内の調度品は3年前もこんなにギラついてたかなーと思うほどの凝りようだった。1皿目はロシアンサラダ(日本のポテトサラダと同じ)、2皿目はチキンでパンとワインが付く。赤ワインを飲んだら旨すぎるので、昨年ここで出されたワインが絶品なのを思いだした。まるでVino de Misaみたいな後味があるのだ(と言っても殆どの人は知らないワインですよね。通販でも買える筈。1本1,400円)。うんまーい、けど半ボトル。残念~。他にガス入りの水が1本付いてきたので持ち帰る。デザートには青りんごが1個ゴロンと出て来たので明日の行動食用にこれも持ち帰る。

  •  婆ちゃん親子も無事に到着して私の隣のベッドに落ち着いた。誕生日が書かれているクレデンシャルを見せっこしたことから年齢が分かり、1950年4月生まれなので、なんと私と2ケ月違いだった。少なくとも5歳は上かと思ってたよ。婆ちゃんは私が同い年と分かり嬉しそうだ。じゃぁ連れは孫じゃなく息子だな。足を痛そうにさすっているので痛み止めをやろうとしたら、自分でもいっぱい持っていると見せてくれる。イタリア語で「同じ年だから」と言って笑っているのでイタリア流のユーモアらしい。イタリア語は分からなくても何となくそれは分かった。携帯で盛んにイタリア語で喋っている。きっとイタリアの友達に巡礼話をしているんだろう。この人としたらきっと生まれて初めての大冒険をしてるのかも知れない。サポートしてくれる孝行息子がいて良かったね。<br /><br /> 7時20にやっとオスピタレロがやって来てチェックインが始まる。見た目が胡散臭い若者だったので、ちょっと怪訝だったが本物のオスピタレロらしい。ロンゲの男がなにやら面倒なことを尋ねているようだが、これは後になってバックパックの配送サービスを尋ねていたことが判明する。この男は頑丈そうに見えるが毎日バックパックは送ってしまっているようだ。それで軽装なんか。<br /><br /> 夕方になって私とロンゲ以外は夕飯を食べにレストランに行ってしまった。二人だけになったからなのか、ロンゲが珍しく話しかけてきた。ノルテ!?とか言うだけで後は黙っているので片言どころではないらしい。「ハーフ、トゥモロー」とかも言ってるが何のことやらさっぱり分からないでいたら、その内諦めてしまった。これだけ喋れないから寡黙を通してるんかな。言葉は大事だけどフレンドリーな気持ちがあるなら言葉は超えてしまうんだがな。<br /><br />イギリス人の道5へつづく

     婆ちゃん親子も無事に到着して私の隣のベッドに落ち着いた。誕生日が書かれているクレデンシャルを見せっこしたことから年齢が分かり、1950年4月生まれなので、なんと私と2ケ月違いだった。少なくとも5歳は上かと思ってたよ。婆ちゃんは私が同い年と分かり嬉しそうだ。じゃぁ連れは孫じゃなく息子だな。足を痛そうにさすっているので痛み止めをやろうとしたら、自分でもいっぱい持っていると見せてくれる。イタリア語で「同じ年だから」と言って笑っているのでイタリア流のユーモアらしい。イタリア語は分からなくても何となくそれは分かった。携帯で盛んにイタリア語で喋っている。きっとイタリアの友達に巡礼話をしているんだろう。この人としたらきっと生まれて初めての大冒険をしてるのかも知れない。サポートしてくれる孝行息子がいて良かったね。

     7時20にやっとオスピタレロがやって来てチェックインが始まる。見た目が胡散臭い若者だったので、ちょっと怪訝だったが本物のオスピタレロらしい。ロンゲの男がなにやら面倒なことを尋ねているようだが、これは後になってバックパックの配送サービスを尋ねていたことが判明する。この男は頑丈そうに見えるが毎日バックパックは送ってしまっているようだ。それで軽装なんか。

     夕方になって私とロンゲ以外は夕飯を食べにレストランに行ってしまった。二人だけになったからなのか、ロンゲが珍しく話しかけてきた。ノルテ!?とか言うだけで後は黙っているので片言どころではないらしい。「ハーフ、トゥモロー」とかも言ってるが何のことやらさっぱり分からないでいたら、その内諦めてしまった。これだけ喋れないから寡黙を通してるんかな。言葉は大事だけどフレンドリーな気持ちがあるなら言葉は超えてしまうんだがな。

    イギリス人の道5へつづく

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