サンティアゴ・デ・コンポステーラ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
歩く歩く歩く2019 北の道4<br /><br /> 北の道16 ハイジはドイツ語だけ Santader - Requejada<br /><br />5/30 サンタンデールのアルベルゲ。ハイジ婆ちゃんに名前を書いてと日記帳を渡す。ハイジ メセナー。ドイツはドレスデンの人だった。ハイジと言う名前から何となくオーストリアかと思ってたが、調べたらハイジはドイツだったらしい。シスターかと思ってたが違って、プロテスタントだそうだ。ドイツにはカトリックとプロテスタントが半々だと言っている。今日はどこまで歩くのかと聞いたら、私が予定しているレケハダから10キロも余計に歩いたセンティジャナデルマルと言うのでビックリする。ここから37キロもあるよ。はて?ハイジは英語は喋れないはずなのに何で日記帳にはこんなことが書けたのだろう?言葉は通じなくても何となくは通じているんだな。

歩く歩く歩く2019 北の道4

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2019/05/13 - 2019/08/10

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旅行記グループ 歩く歩く歩く 2019

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おくさん

歩く歩く歩く2019 北の道4

北の道16 ハイジはドイツ語だけ Santader - Requejada

5/30 サンタンデールのアルベルゲ。ハイジ婆ちゃんに名前を書いてと日記帳を渡す。ハイジ メセナー。ドイツはドレスデンの人だった。ハイジと言う名前から何となくオーストリアかと思ってたが、調べたらハイジはドイツだったらしい。シスターかと思ってたが違って、プロテスタントだそうだ。ドイツにはカトリックとプロテスタントが半々だと言っている。今日はどこまで歩くのかと聞いたら、私が予定しているレケハダから10キロも余計に歩いたセンティジャナデルマルと言うのでビックリする。ここから37キロもあるよ。はて?ハイジは英語は喋れないはずなのに何で日記帳にはこんなことが書けたのだろう?言葉は通じなくても何となくは通じているんだな。

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
徒歩
航空会社
カタール航空
旅行の手配内容
個別手配

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  •  今まで朝は必ず雨仕度での出発だったが、今日は初めて青空の下での出発となった。3年前に迷い狂った経験から大都市サンタンデール脱出に苦労するかと予想してたが矢印が適切で一度も迷わずに脱出に成功。3年前に間違ってしまった角には新たに表示タイルが埋め込まれていた。きっと今まで何人もの巡礼がこの角で間違ってしまった要注意な場所なので地元の「巡礼友の会」が対応してくれたんかと想像する。

     今まで朝は必ず雨仕度での出発だったが、今日は初めて青空の下での出発となった。3年前に迷い狂った経験から大都市サンタンデール脱出に苦労するかと予想してたが矢印が適切で一度も迷わずに脱出に成功。3年前に間違ってしまった角には新たに表示タイルが埋め込まれていた。きっと今まで何人もの巡礼がこの角で間違ってしまった要注意な場所なので地元の「巡礼友の会」が対応してくれたんかと想像する。

  •  次の村の中にベンチがあったので靴下まで脱いで用意してきたサンドイッチで朝飯にする。留まっていると数人の巡礼がブエンカミーノと言いながら前を通り過ぎて行く。ハイジ婆ちゃんもやって来て、今日は何度か顔を合わせることになった。

     次の村の中にベンチがあったので靴下まで脱いで用意してきたサンドイッチで朝飯にする。留まっていると数人の巡礼がブエンカミーノと言いながら前を通り過ぎて行く。ハイジ婆ちゃんもやって来て、今日は何度か顔を合わせることになった。

  •  次の村にあった駅は地下道を通って線路の向こう側に渡るものだったが、よく見ないとその地下道が分からない。渡り終えてから後ろを見るとハイジ婆ちゃんがやって来たので、お互いに手で地下道の方向を指し示す。私:あっちだよ ハイジ:あっちだね。な感じ。

     次の村にあった駅は地下道を通って線路の向こう側に渡るものだったが、よく見ないとその地下道が分からない。渡り終えてから後ろを見るとハイジ婆ちゃんがやって来たので、お互いに手で地下道の方向を指し示す。私:あっちだよ ハイジ:あっちだね。な感じ。

  •  今日のコースは矢印どおりに進めば新しいカミーノを歩けて鉄橋ルートは通らないで済むと思っていたが、矢印どおりに歩いたら前と同じルートになってしまった。途中からハイジと一緒に歩いて問題の村に到着。オスピタレラが教えてくれた通り、結果的にここからは一駅電車に乗って列車専用鉄橋を渡ることになった。この鉄橋を歩いて渡ってしまう巡礼がいるとの情報があったので、3年前は自分もそうしようと決めていたところ、ほかの巡礼から橋にはポリスがいると聞かされて電車移動にしたのだった。今回も前と同じにする。

     今日のコースは矢印どおりに進めば新しいカミーノを歩けて鉄橋ルートは通らないで済むと思っていたが、矢印どおりに歩いたら前と同じルートになってしまった。途中からハイジと一緒に歩いて問題の村に到着。オスピタレラが教えてくれた通り、結果的にここからは一駅電車に乗って列車専用鉄橋を渡ることになった。この鉄橋を歩いて渡ってしまう巡礼がいるとの情報があったので、3年前は自分もそうしようと決めていたところ、ほかの巡礼から橋にはポリスがいると聞かされて電車移動にしたのだった。今回も前と同じにする。

  •  ハイジ婆ちゃんと一緒に駅に到着すると、今まさに列車が出たところだった。まぁまたすぐ来るさと高を括っていたらさっぱりやってこない。ハイジ婆ちゃんが少し離れた所にある公営アルベルゲを見つけて教えてくれる。本当に駅のすぐそばにあったんだな。有名なサンタンデールに泊まらずにここまでやって来れば静かな夜を迎えられそうだ。

     ハイジ婆ちゃんと一緒に駅に到着すると、今まさに列車が出たところだった。まぁまたすぐ来るさと高を括っていたらさっぱりやってこない。ハイジ婆ちゃんが少し離れた所にある公営アルベルゲを見つけて教えてくれる。本当に駅のすぐそばにあったんだな。有名なサンタンデールに泊まらずにここまでやって来れば静かな夜を迎えられそうだ。

  •  かなり待ってやっと電車がやって来た。乗り込んでも車掌はやってこないので今回も予想どおり無賃乗車決定。前回は初めての経験だったので問題の鉄橋を撮ることが出来なかったので、今回はカメラを出して構えておく。鉄橋だっ!と思う間もなく数秒で通り越してしまったが、写真は何とか撮ることができた。

     かなり待ってやっと電車がやって来た。乗り込んでも車掌はやってこないので今回も予想どおり無賃乗車決定。前回は初めての経験だったので問題の鉄橋を撮ることが出来なかったので、今回はカメラを出して構えておく。鉄橋だっ!と思う間もなく数秒で通り越してしまったが、写真は何とか撮ることができた。

  •  鉄橋を渡ってすぐの駅Mogroに到着。ここで数人の女性巡礼らしいグループが一緒に降りた。ばかに軽装だがホタテ貝をリュックに括りつけているので巡礼のようだ。矢印に従って歩き始めたが、3年前とはまったく別の道を進むことになった。まぁそれでも矢印があるんだから間違いはないんだろう。この団体は知らないうちにどこかへ行ってしまったし、次のアルベルゲでも見ることはなかったな。何だったのかな?

     鉄橋を渡ってすぐの駅Mogroに到着。ここで数人の女性巡礼らしいグループが一緒に降りた。ばかに軽装だがホタテ貝をリュックに括りつけているので巡礼のようだ。矢印に従って歩き始めたが、3年前とはまったく別の道を進むことになった。まぁそれでも矢印があるんだから間違いはないんだろう。この団体は知らないうちにどこかへ行ってしまったし、次のアルベルゲでも見ることはなかったな。何だったのかな?

  •  ハイジ婆ちゃんは道端のスーパーで買い物がしたいそうだ。私も付き合うのは一向に構わないが、もしかしたら別の思惑があって(トイレとか)先に行けと言ってる可能性もあるかなと忖度して一人で先を行くことにする。ハイジ婆ちゃんも女性なので、女性と一緒に歩く時は少しばかり気を使うようにしている。<br /><br /> 女性グループもどっかに行っちゃったしずっと一人で歩き続けて小さなグルグル交差点に出ると、黄色い矢印が予想とは逆の方を向いているので悩む。幾ら矢印に従って歩いていると言っても、これは余りにも方向違いだろー。こうなったらノロマのGPSに頼るしかない。木陰でザックを下ろして気長に電波のやってくるのを待っていると、矢印の向いた方角から男性巡礼が現れた。あの矢印は?と聞くと、やっぱり矢印は間違いだそうだ。なんだろなーこのクソ矢印は。早急に何とかしてくれ。

     ハイジ婆ちゃんは道端のスーパーで買い物がしたいそうだ。私も付き合うのは一向に構わないが、もしかしたら別の思惑があって(トイレとか)先に行けと言ってる可能性もあるかなと忖度して一人で先を行くことにする。ハイジ婆ちゃんも女性なので、女性と一緒に歩く時は少しばかり気を使うようにしている。

     女性グループもどっかに行っちゃったしずっと一人で歩き続けて小さなグルグル交差点に出ると、黄色い矢印が予想とは逆の方を向いているので悩む。幾ら矢印に従って歩いていると言っても、これは余りにも方向違いだろー。こうなったらノロマのGPSに頼るしかない。木陰でザックを下ろして気長に電波のやってくるのを待っていると、矢印の向いた方角から男性巡礼が現れた。あの矢印は?と聞くと、やっぱり矢印は間違いだそうだ。なんだろなーこのクソ矢印は。早急に何とかしてくれ。

  •  暑い暑いと言いながら歩き続けると特徴のある長い陸橋が現れた。あー、やっぱり3年前と巡礼路は変更になっていたんだな。前は90度別の道からここに到達していたのをハッキリ覚えている。線路をまたぐ陸橋を渡って今晩の宿がある町の中へ。だが今回も最後の詰めで失敗。Requejadaは1度泊まった記憶があるので本当は突き当たった角を左に曲がれば50mでアルベルゲなのに右と記憶してたもんだから500mも進んでしまってから町はずれに出てしまったので、これはどうもおかしいことに気付く。こういうのはほんと疲れる。暑いのに。前に歩いた事があると言う曖昧な記憶は時にもろ刃の刃。

     暑い暑いと言いながら歩き続けると特徴のある長い陸橋が現れた。あー、やっぱり3年前と巡礼路は変更になっていたんだな。前は90度別の道からここに到達していたのをハッキリ覚えている。線路をまたぐ陸橋を渡って今晩の宿がある町の中へ。だが今回も最後の詰めで失敗。Requejadaは1度泊まった記憶があるので本当は突き当たった角を左に曲がれば50mでアルベルゲなのに右と記憶してたもんだから500mも進んでしまってから町はずれに出てしまったので、これはどうもおかしいことに気付く。こういうのはほんと疲れる。暑いのに。前に歩いた事があると言う曖昧な記憶は時にもろ刃の刃。

  •  本格的暑さの中での24キロはきつかった。でも2時過ぎの到着でも3番目のチェックインなので好きな下段ベットを手に入れられたからめでたしめでたし。向かいのバルで高いビールを飲みながらチェックイン6ユーロ。3年前はこのバルの外テーブルに座って巡礼全員で楽しくビールを飲んだ思い出がある。そのときの写真をバルのお姉さんに見せたらカウンターの中にいたもう一人にも見せて大受けしてくれる。今回は同じ北の道を歩くので、タブレットに3年前の写真を沢山入れてあるので所々でこうして見せるという楽しみがプラスされている。

     本格的暑さの中での24キロはきつかった。でも2時過ぎの到着でも3番目のチェックインなので好きな下段ベットを手に入れられたからめでたしめでたし。向かいのバルで高いビールを飲みながらチェックイン6ユーロ。3年前はこのバルの外テーブルに座って巡礼全員で楽しくビールを飲んだ思い出がある。そのときの写真をバルのお姉さんに見せたらカウンターの中にいたもう一人にも見せて大受けしてくれる。今回は同じ北の道を歩くので、タブレットに3年前の写真を沢山入れてあるので所々でこうして見せるという楽しみがプラスされている。

  •  アルベルゲのシャワーが幾ら出しても水なので、仕方なく水シャワー。最初こそヒャーッだったが、少ししたら慣れてきたので時には水も気持ちがいい。後からやって来た男は水シャワーがよっぽど嫌なのか、部屋のボイラーをあれこれいじっているがスイッチは入らない。でも二階の別の部屋にあるブレーカーを上げたらボイラーのスイッチが入ったと大喜びして私に報告しに来ている。私は一度浴びたことだし、ホットシャワーになったからと言って2度も浴びる気はないのでそのまま。水も気持ち良かったよ。

     アルベルゲのシャワーが幾ら出しても水なので、仕方なく水シャワー。最初こそヒャーッだったが、少ししたら慣れてきたので時には水も気持ちがいい。後からやって来た男は水シャワーがよっぽど嫌なのか、部屋のボイラーをあれこれいじっているがスイッチは入らない。でも二階の別の部屋にあるブレーカーを上げたらボイラーのスイッチが入ったと大喜びして私に報告しに来ている。私は一度浴びたことだし、ホットシャワーになったからと言って2度も浴びる気はないのでそのまま。水も気持ち良かったよ。

  •  ここのシャワールームはシャワーヘッドが3つペッペッペと並んでいるだけのワイルドなもの。仕切りも着替える場所さえないのに男女共用。今日は宿泊者が少ないのでバッティングすることはないが、3年前に泊まった時には下着姿になったオーストリアのカタリナ姉さんとバッティングした楽しい想い出がある。いつものようにシャワーを浴びながら洗濯もする。今日はピーカンなので洗濯物もすぐ乾きそうだ。

     ここのシャワールームはシャワーヘッドが3つペッペッペと並んでいるだけのワイルドなもの。仕切りも着替える場所さえないのに男女共用。今日は宿泊者が少ないのでバッティングすることはないが、3年前に泊まった時には下着姿になったオーストリアのカタリナ姉さんとバッティングした楽しい想い出がある。いつものようにシャワーを浴びながら洗濯もする。今日はピーカンなので洗濯物もすぐ乾きそうだ。

  •  さっぱりした所で向かいのバルに行ってビールの小瓶を2本飲む。3.6ユーロ。近くには店もあるのだが、今はシエスタで戸閉めだ。くそ。飲んでる内にハイジ婆ちゃんが到着する。みんなアルベルゲからは道路を隔てたこのバルが受付になっていることを知っているようだ。ハイジ婆ちゃんは10キロ先を目指すと言ってたのに、やっぱり暑さで参ったらしく、ここで手を打ったようだ。何はともあれ知り合いが増えるのは嬉しい。婆ちゃん婆ちゃんと失礼なこと言ってるけど、私よりずっと若いだろう。ドイツ語以外話せないのにソロで頑張って歩いてます。頭が下がります。私みたいに遊び半分で歩いているのが恥ずかしいくらいです(うそ)。

     さっぱりした所で向かいのバルに行ってビールの小瓶を2本飲む。3.6ユーロ。近くには店もあるのだが、今はシエスタで戸閉めだ。くそ。飲んでる内にハイジ婆ちゃんが到着する。みんなアルベルゲからは道路を隔てたこのバルが受付になっていることを知っているようだ。ハイジ婆ちゃんは10キロ先を目指すと言ってたのに、やっぱり暑さで参ったらしく、ここで手を打ったようだ。何はともあれ知り合いが増えるのは嬉しい。婆ちゃん婆ちゃんと失礼なこと言ってるけど、私よりずっと若いだろう。ドイツ語以外話せないのにソロで頑張って歩いてます。頭が下がります。私みたいに遊び半分で歩いているのが恥ずかしいくらいです(うそ)。

  •  そうこうしてたら女に目がないイタリア兄ちゃんもやってきた。こいつは一体何を考えて歩いてるのか分からん。いつものようにコーラを飲みながら、この女性が泊まっているかとギター片手の女性の写真を見せる。確かに美人だ。いないよと言うと、すぐ次のアルベルゲを目指して出発してしまった。イタリアの男は時々こういうサカリの付いた犬っころみたいのがいるので、イタリア男と聞くと時折その印象が頭をヨギル。でも殆どのイタリア人は気持ちのいいやつです誤解のないように。

     そうこうしてたら女に目がないイタリア兄ちゃんもやってきた。こいつは一体何を考えて歩いてるのか分からん。いつものようにコーラを飲みながら、この女性が泊まっているかとギター片手の女性の写真を見せる。確かに美人だ。いないよと言うと、すぐ次のアルベルゲを目指して出発してしまった。イタリアの男は時々こういうサカリの付いた犬っころみたいのがいるので、イタリア男と聞くと時折その印象が頭をヨギル。でも殆どのイタリア人は気持ちのいいやつです誤解のないように。

  •  アルベルゲに戻って作っておいたサンドイッチと粉コーヒーをペットボトルに入れて流しの水を入れカシャカシャ。簡単な昼飯をとする。食後は明日用にサンドイッチを2個作っておく。朝作るのは時間的に勿体ないので、前日に作るに限る。<br /><br /> 夕方5時半にコロンビアからのシニア4人組が到着して私のベッドルームに落ち着く。その前にはチャリのスペイン爺ちゃんが下段のベッドに入っていたので、多くが上段になったが仕方なかろう。その内の一人は吸入器を持参していたので、プリミティボの道で吸入器を持ち歩いて巡礼していたフリアンにベッドを譲ったことを思い出す。凄いね、この人も喘息なのに歩いて巡礼だよ。これも頭が下がるが下段は譲らず。

     アルベルゲに戻って作っておいたサンドイッチと粉コーヒーをペットボトルに入れて流しの水を入れカシャカシャ。簡単な昼飯をとする。食後は明日用にサンドイッチを2個作っておく。朝作るのは時間的に勿体ないので、前日に作るに限る。

     夕方5時半にコロンビアからのシニア4人組が到着して私のベッドルームに落ち着く。その前にはチャリのスペイン爺ちゃんが下段のベッドに入っていたので、多くが上段になったが仕方なかろう。その内の一人は吸入器を持参していたので、プリミティボの道で吸入器を持ち歩いて巡礼していたフリアンにベッドを譲ったことを思い出す。凄いね、この人も喘息なのに歩いて巡礼だよ。これも頭が下がるが下段は譲らず。

  •  5時過ぎたのでシエスタが終わっている筈だ。近くのフルテリアに行くとちゃんと缶ビールまで売られていたので一番安いSanMiguelを2本とトマト、生ハム、ネクタリンを買っても4ユーロ(480円)ちょっとと激安。今晩の夕飯とする。スペインでは果物屋でもパン屋でも肉屋でもビールを売っているので大助かり。<br /><br /><br /> 北の道17 アルタミラ洞窟  Requejada - Orena

     5時過ぎたのでシエスタが終わっている筈だ。近くのフルテリアに行くとちゃんと缶ビールまで売られていたので一番安いSanMiguelを2本とトマト、生ハム、ネクタリンを買っても4ユーロ(480円)ちょっとと激安。今晩の夕飯とする。スペインでは果物屋でもパン屋でも肉屋でもビールを売っているので大助かり。


    北の道17 アルタミラ洞窟 Requejada - Orena

  • 5/31 同じ部屋のコロンビア人たちは6時になったらモゾモゾと行動を始めた。まだ真っ暗だよ。年配者ばかりの4人グループなので足の鈍いのを出発の速さでカバーする作戦のようだ。触発されたのか、同じ部屋のチャリのスペインおじさんも出発の準備を始めだした。ハイジおばちゃん達はまだ行動を起こさないようで隣の部屋は静まり返っている。<br /><br /> 3年前はこのアルベルゲで酷い腰痛を発症したので、今日は何トカ記念日みたいなもんだ。今回は最初から無理をしない行程で歩いているので今のところは何の問題もないから気をつけてきた成果が現れているってことか。このままずっと故障なしで歩き通したいもんだ。

    5/31 同じ部屋のコロンビア人たちは6時になったらモゾモゾと行動を始めた。まだ真っ暗だよ。年配者ばかりの4人グループなので足の鈍いのを出発の速さでカバーする作戦のようだ。触発されたのか、同じ部屋のチャリのスペインおじさんも出発の準備を始めだした。ハイジおばちゃん達はまだ行動を起こさないようで隣の部屋は静まり返っている。

     3年前はこのアルベルゲで酷い腰痛を発症したので、今日は何トカ記念日みたいなもんだ。今回は最初から無理をしない行程で歩いているので今のところは何の問題もないから気をつけてきた成果が現れているってことか。このままずっと故障なしで歩き通したいもんだ。

  •  ハイジおばちゃんも起き出して、朝ごはんの積りなのかジュースとお菓子を食べだしたところで、私も7時20に出発。ハイジが何でこのポーズを取っているのか覚えてないな。余りに細かいことまで日記に書かないので、記憶に残らないことはたくさんある。その代り、写真を見返すと記憶が蘇ることも沢山ある。でもこの時の写真の時は何だったのかなぁ?意味深なポーズを取っているから必ず何かあった筈なんだが。まぁどっちでも良いようなことだろうけど気になる。

     ハイジおばちゃんも起き出して、朝ごはんの積りなのかジュースとお菓子を食べだしたところで、私も7時20に出発。ハイジが何でこのポーズを取っているのか覚えてないな。余りに細かいことまで日記に書かないので、記憶に残らないことはたくさんある。その代り、写真を見返すと記憶が蘇ることも沢山ある。でもこの時の写真の時は何だったのかなぁ?意味深なポーズを取っているから必ず何かあった筈なんだが。まぁどっちでも良いようなことだろうけど気になる。

  •  外に出てみたら大きな大きな黒いビニールバッグにコロンビアの人たちのバックパックがどっさり入っているようだ。荷札が括り付けてあり今晩のアルベルゲ迄配達してもらうらしい。毎日こうやって重たいバックパックは運んでもらい、身軽になって歩き続けているようだ。全員が年配者なので、この手段なくしては歩けないのだろう。無理して途中で潰れて巡礼を断念するよりずっと良い。年配者には賢明な選択だ。

     外に出てみたら大きな大きな黒いビニールバッグにコロンビアの人たちのバックパックがどっさり入っているようだ。荷札が括り付けてあり今晩のアルベルゲ迄配達してもらうらしい。毎日こうやって重たいバックパックは運んでもらい、身軽になって歩き続けているようだ。全員が年配者なので、この手段なくしては歩けないのだろう。無理して途中で潰れて巡礼を断念するよりずっと良い。年配者には賢明な選択だ。

  •  今日の巡礼路は前とは違っているようだった。途中までは見覚えのある交差点があったが、それからは別の道へと矢印は伸びていた。ふーん、まぁ矢印どおりに行けばいいんだろうと矢印に従って左の道に入っていく。すぐ田舎道になってゆるやかな丘を登ったり下ったりして前回歩いた幹線道路沿いの道とは大分違う。車が来ないのはいいことだ。地図で確認すると、やっぱり山方面に入って行くようだ。どこまで続くのか少し心配になったので地元の人に確認すると、ちゃんとサンティージャデルマルに向かっているようだ。その町からはアルタミラ洞窟へ行くことができるので、新しい巡礼路がそこを迂回されては困るのだ。そう、日本の教科書にも載っている石器時代に描かれた動物の壁画で有名な、あのアルタミラ洞窟だ。前に来たときは酷い腰痛を抱えていたので見物どころではなかったが、今回は元気なので行く気満々。

     今日の巡礼路は前とは違っているようだった。途中までは見覚えのある交差点があったが、それからは別の道へと矢印は伸びていた。ふーん、まぁ矢印どおりに行けばいいんだろうと矢印に従って左の道に入っていく。すぐ田舎道になってゆるやかな丘を登ったり下ったりして前回歩いた幹線道路沿いの道とは大分違う。車が来ないのはいいことだ。地図で確認すると、やっぱり山方面に入って行くようだ。どこまで続くのか少し心配になったので地元の人に確認すると、ちゃんとサンティージャデルマルに向かっているようだ。その町からはアルタミラ洞窟へ行くことができるので、新しい巡礼路がそこを迂回されては困るのだ。そう、日本の教科書にも載っている石器時代に描かれた動物の壁画で有名な、あのアルタミラ洞窟だ。前に来たときは酷い腰痛を抱えていたので見物どころではなかったが、今回は元気なので行く気満々。

  •  反対方向から巡礼がやって来たので、もちろん話しかける。何処へ行くのか尋ねると、私の出発地イルンだと言うので、自分はイルンから歩き始めたことを伝え、これを行くとデルマルかと再度確認する。OK、一安心。

     反対方向から巡礼がやって来たので、もちろん話しかける。何処へ行くのか尋ねると、私の出発地イルンだと言うので、自分はイルンから歩き始めたことを伝え、これを行くとデルマルかと再度確認する。OK、一安心。

  •  前方にこじんまりした集落が見えてきて、近づくとちゃんとした村と言うか大きな町のようだ。入っていくとどういう訳か観光客ぽい人たちがうじゃうじゃいてやたらと写真を撮っている。そこでやっとこの町は中世の面影を色濃く残した観光地なのだと気づく。デルマルってこういう町だったのか。前に来た時の記憶もはっきり残っているが、そんな町だったとは今の今まで知らなかった。

     前方にこじんまりした集落が見えてきて、近づくとちゃんとした村と言うか大きな町のようだ。入っていくとどういう訳か観光客ぽい人たちがうじゃうじゃいてやたらと写真を撮っている。そこでやっとこの町は中世の面影を色濃く残した観光地なのだと気づく。デルマルってこういう町だったのか。前に来た時の記憶もはっきり残っているが、そんな町だったとは今の今まで知らなかった。

  •  この町からアルタミラ洞窟へ行くためのバスが出ている筈。バス停に行くと顔見知りの女性巡礼がバスを待っていた。次のバスまで1時間半もあることを教えてくれる。こっから洞窟までは2キロ強のようだから、バスを待っている間に歩いて行けちゃうので歩きが仕事になっている私としては当然歩いて行く事に決定。少し登って行くとデルマルの町が上から見えるようになってきた。大きな街かと思っていたが、道の両側には家々があっても、他は密集してる程でもないようだ。

     この町からアルタミラ洞窟へ行くためのバスが出ている筈。バス停に行くと顔見知りの女性巡礼がバスを待っていた。次のバスまで1時間半もあることを教えてくれる。こっから洞窟までは2キロ強のようだから、バスを待っている間に歩いて行けちゃうので歩きが仕事になっている私としては当然歩いて行く事に決定。少し登って行くとデルマルの町が上から見えるようになってきた。大きな街かと思っていたが、道の両側には家々があっても、他は密集してる程でもないようだ。

  •  洞窟まではひたすら上りが続くが、歩きやすい舗装路なので何てことなく30分でアルタミラ洞窟に到着~。門から入った所にチケット売り場があって、ここで買ってから少し離れた本館に移動するようだ。館内に入るが、バックパック背負ったまま洞窟ツアーに参加できるとは思えないのでウロチョロしてたら預かり所を発見。無料で預かってくれるそうだ。引換証もちゃんと貰える。

     洞窟まではひたすら上りが続くが、歩きやすい舗装路なので何てことなく30分でアルタミラ洞窟に到着~。門から入った所にチケット売り場があって、ここで買ってから少し離れた本館に移動するようだ。館内に入るが、バックパック背負ったまま洞窟ツアーに参加できるとは思えないのでウロチョロしてたら預かり所を発見。無料で預かってくれるそうだ。引換証もちゃんと貰える。

  •  ここの洞窟は発見後にわんさか人が入った為に劣化が進んでしまったそうだ。なので現在は寸分違わぬレプリカを作って、我々はそのレプリカ洞窟に入れるとのこと。一度に入れる人数は制限されてて、運良くすぐのメンバーに潜り込めた。真っ暗な洞窟の中には随所に明かりが点いてるし、安全に歩ける頑丈な歩道もあるので危険なことはない。ただ説明してくるのはスペイン語だし紹介プレートもスペイン語なので詳しいことはさっぱり分からない。それにレプリカと思っているので若干興ざめなところがあるのが残念かな。

     ここの洞窟は発見後にわんさか人が入った為に劣化が進んでしまったそうだ。なので現在は寸分違わぬレプリカを作って、我々はそのレプリカ洞窟に入れるとのこと。一度に入れる人数は制限されてて、運良くすぐのメンバーに潜り込めた。真っ暗な洞窟の中には随所に明かりが点いてるし、安全に歩ける頑丈な歩道もあるので危険なことはない。ただ説明してくるのはスペイン語だし紹介プレートもスペイン語なので詳しいことはさっぱり分からない。それにレプリカと思っているので若干興ざめなところがあるのが残念かな。

  •  肝心の壁画の方だが、想像よりずっと上手に描いてあるものだった。実物を見る前は(レプリカだけど)そこいらの連中が好き勝手に描き連ねた稚拙なものだろうと思っていたが、このどれもこれもがとても上手に描けている。この時代にプロの絵描きがいたとは思えないが、きっと選ばれた腕自慢だけが描くのを許されたものかも知れないと妄想した。そのくらい上手に描けていました。

     肝心の壁画の方だが、想像よりずっと上手に描いてあるものだった。実物を見る前は(レプリカだけど)そこいらの連中が好き勝手に描き連ねた稚拙なものだろうと思っていたが、このどれもこれもがとても上手に描けている。この時代にプロの絵描きがいたとは思えないが、きっと選ばれた腕自慢だけが描くのを許されたものかも知れないと妄想した。そのくらい上手に描けていました。

  •  洞窟ツアーが終わると、好き勝手に博物館内の展示を見て回ることができる。当時の暮らしぶりや壁画をどうやって描いたのかの説明が図やビデオで見られるのが面白かった。どうせ文字は読めないし絵を見るだけ。実は壁画を描くには色んな道具を発明して描かれていたことが分かった。それらがレプリカの道具と一緒に説明されていた。だからあんな上手に描けたのか~。ここの目玉は洞窟を背景にして、その前に大きなガラス板を配して、そこにホログラムのように当時の人間を登場させるシステム。思わず「どうなっているんだ!?」とガラス板の後ろを覗いてしまう。<br /><br /> 一通り館内を見て周り、出口にあるチケット売り場まで戻ったらあのコロンビアのグループがやって来た。やぁやぁみんなも来たんだねと互いに笑顔で挨拶を交わす。このグループは私より1時間ほど先に出発したと思うが、追い越した覚えはないので中世の町でお昼でも食べていたのかも知れない。そして私がチェックした1時間半後のバスで町から到着したってことか。この人たちは今夜どこに泊まるのだろう?昨晩は予約ができない公営アルベルゲだったので、バックパックを送った先が満杯で泊まれない可能性だってある筈だろう?そんな時はどうするんかなと人事ながら心配になる。少し余計に金を出せばアルベルゲ以外の宿だってあるし、タクシーと言う手もあるので大丈夫なんだろな。おまけに4人なら何かあっても心強いし部屋貸しの宿が基本のスペインでは一人旅の私より安く泊まれるだろう。それにコロンビアはスペイン語ネイティブなのが最大の強みだ。<br /><br /> アルタミラからは下りばかり歩いてデルマルの町まで戻って巡礼路に復帰。町を通り越して歩き続ける。町外れから巡礼路は山の中に入っていくようだ。記憶があやふやだが、前は酷い腰痛だったので山の中には入らずにこのまま幹線道路を行ったのかも知れない。今回は元気なのでもちろん矢印に従い山の中へ入っていく。<br /><br /> なんもない山道が続くが、そんな中に1軒だけポツンとバルが出てきた。へー、こんな所にバルを開いてお客なんか来るんかねと言うような所だが、暑い中を歩き続けて来たので1.5ユーロのコーラを飲みながら休ませて貰う。その間にパラパラと地元の人たちが昼飯を食べにやってくる。何もない山の中だからこそ離れた所からも客が訪れるってことなんかな。それなりに需要があるようだ。

     洞窟ツアーが終わると、好き勝手に博物館内の展示を見て回ることができる。当時の暮らしぶりや壁画をどうやって描いたのかの説明が図やビデオで見られるのが面白かった。どうせ文字は読めないし絵を見るだけ。実は壁画を描くには色んな道具を発明して描かれていたことが分かった。それらがレプリカの道具と一緒に説明されていた。だからあんな上手に描けたのか~。ここの目玉は洞窟を背景にして、その前に大きなガラス板を配して、そこにホログラムのように当時の人間を登場させるシステム。思わず「どうなっているんだ!?」とガラス板の後ろを覗いてしまう。

     一通り館内を見て周り、出口にあるチケット売り場まで戻ったらあのコロンビアのグループがやって来た。やぁやぁみんなも来たんだねと互いに笑顔で挨拶を交わす。このグループは私より1時間ほど先に出発したと思うが、追い越した覚えはないので中世の町でお昼でも食べていたのかも知れない。そして私がチェックした1時間半後のバスで町から到着したってことか。この人たちは今夜どこに泊まるのだろう?昨晩は予約ができない公営アルベルゲだったので、バックパックを送った先が満杯で泊まれない可能性だってある筈だろう?そんな時はどうするんかなと人事ながら心配になる。少し余計に金を出せばアルベルゲ以外の宿だってあるし、タクシーと言う手もあるので大丈夫なんだろな。おまけに4人なら何かあっても心強いし部屋貸しの宿が基本のスペインでは一人旅の私より安く泊まれるだろう。それにコロンビアはスペイン語ネイティブなのが最大の強みだ。

     アルタミラからは下りばかり歩いてデルマルの町まで戻って巡礼路に復帰。町を通り越して歩き続ける。町外れから巡礼路は山の中に入っていくようだ。記憶があやふやだが、前は酷い腰痛だったので山の中には入らずにこのまま幹線道路を行ったのかも知れない。今回は元気なのでもちろん矢印に従い山の中へ入っていく。

     なんもない山道が続くが、そんな中に1軒だけポツンとバルが出てきた。へー、こんな所にバルを開いてお客なんか来るんかねと言うような所だが、暑い中を歩き続けて来たので1.5ユーロのコーラを飲みながら休ませて貰う。その間にパラパラと地元の人たちが昼飯を食べにやってくる。何もない山の中だからこそ離れた所からも客が訪れるってことなんかな。それなりに需要があるようだ。

  •  また暑い暑いと言いながら歩いて行くと、遠くに村が見え出した。あれが今日の目的の村なんかな?巡礼路は村に真っ直ぐに向かわずに、高い丘のてっぺんに誘導していた。丘の上にはポツンと教会があるだけ。うーん、こういうパターンって時々あるんだよな。余計な苦労を巡礼にさせやがってと腹を立てる時もあるが、今回は折角なので素直に丘の上まで登ってお参りしていくか。

     また暑い暑いと言いながら歩いて行くと、遠くに村が見え出した。あれが今日の目的の村なんかな?巡礼路は村に真っ直ぐに向かわずに、高い丘のてっぺんに誘導していた。丘の上にはポツンと教会があるだけ。うーん、こういうパターンって時々あるんだよな。余計な苦労を巡礼にさせやがってと腹を立てる時もあるが、今回は折角なので素直に丘の上まで登ってお参りしていくか。

  •  教会の前まで来ると鉄柵が開いて男性が快く出迎えてくれる。暖かいのと冷たいのとどっちがいい?とウエルカムドリンクの用意までしてあった。もちろん冷たい方。冷えた自家製ジュースを飲ませてくれ、これが素朴な味だがさっぱりして美味かった。教会の中を色々説明してくれるのだがスペイン語なのでさっぱり分からない。適当に相槌を打っておく。今度はいったん外に出てから鐘楼に案内してくれるそうだ。バックパックはここに置いといても鍵を掛けるから大丈夫だよと言っている。ちょっと心配だが、ここにやって来るような人もいないだろうと身軽になって付いて行く。

     教会の前まで来ると鉄柵が開いて男性が快く出迎えてくれる。暖かいのと冷たいのとどっちがいい?とウエルカムドリンクの用意までしてあった。もちろん冷たい方。冷えた自家製ジュースを飲ませてくれ、これが素朴な味だがさっぱりして美味かった。教会の中を色々説明してくれるのだがスペイン語なのでさっぱり分からない。適当に相槌を打っておく。今度はいったん外に出てから鐘楼に案内してくれるそうだ。バックパックはここに置いといても鍵を掛けるから大丈夫だよと言っている。ちょっと心配だが、ここにやって来るような人もいないだろうと身軽になって付いて行く。

  •  鐘楼の扉の鍵を開けた1階には立派な石の棺があり、これも説明してくれるがさっぱり分からん。だが立派なのだけは分かるので教会と深い関係の人なの位は分かる。きっと教会を建てるのに尽力した神父さんあたりだろうと想像する。

     鐘楼の扉の鍵を開けた1階には立派な石の棺があり、これも説明してくれるがさっぱり分からん。だが立派なのだけは分かるので教会と深い関係の人なの位は分かる。きっと教会を建てるのに尽力した神父さんあたりだろうと想像する。

  •  壊れそうな木の階段をギシギシ言わせながら登って最上階の鐘のある所へ到達。とても眺めが良い。眼下に見える村を指差して、あそこの建物がアルベルゲだよと教えてくれているが良く分からない。でもアルベルゲの近くまで来ているのは分かるので少し安心する。

     壊れそうな木の階段をギシギシ言わせながら登って最上階の鐘のある所へ到達。とても眺めが良い。眼下に見える村を指差して、あそこの建物がアルベルゲだよと教えてくれているが良く分からない。でもアルベルゲの近くまで来ているのは分かるので少し安心する。

  •  鐘も鳴らしていいよと言ったりミイラになったヤモリみたいなのを持たせてくれて写真を撮ってくれる。このミイラの由来がいまだに分からん。しかしサービスのしすぎだろう。暇を持て余した担当が、3日振りにやって来た客をもてなしてるようだ。

     鐘も鳴らしていいよと言ったりミイラになったヤモリみたいなのを持たせてくれて写真を撮ってくれる。このミイラの由来がいまだに分からん。しかしサービスのしすぎだろう。暇を持て余した担当が、3日振りにやって来た客をもてなしてるようだ。

  •  受付の所に戻り、今度は裏表とても綺麗にペイントした帆立貝を幾つも見せてくれ、その中から好きな物をプレゼントしてくれるそうだ。じゃぁ遠慮なくひとつ選ばせて貰い、私がこれまで下げていた小さな帆立貝をお返しにプレゼントさせて貰う。これはフィステラ海岸で拾ったホタテ貝で、表に赤いボールペンで剣十字を描き、裏には「2017 Fisuterra」と自分で書いて来たものだ。互いの帆立貝を首に掛けて記念写真を撮ってハグしてバイバイ。回り道を面倒がってスルーしなくて良かった。こんな良い事もあるんだな。<br /><br /> 少し歩きCaborredondo という村に入ると100mほど前を菅笠の巡礼が歩いているのが目に入る。あんなのを被るのは日本人だけだろう。きっと同じアルベルゲに泊まる筈だからと予想して特に急いで距離を詰めようとしなかったが、この人はアルベルゲを素通りして行ってしまった。ちょっと惜しかったかな。

     受付の所に戻り、今度は裏表とても綺麗にペイントした帆立貝を幾つも見せてくれ、その中から好きな物をプレゼントしてくれるそうだ。じゃぁ遠慮なくひとつ選ばせて貰い、私がこれまで下げていた小さな帆立貝をお返しにプレゼントさせて貰う。これはフィステラ海岸で拾ったホタテ貝で、表に赤いボールペンで剣十字を描き、裏には「2017 Fisuterra」と自分で書いて来たものだ。互いの帆立貝を首に掛けて記念写真を撮ってハグしてバイバイ。回り道を面倒がってスルーしなくて良かった。こんな良い事もあるんだな。

     少し歩きCaborredondo という村に入ると100mほど前を菅笠の巡礼が歩いているのが目に入る。あんなのを被るのは日本人だけだろう。きっと同じアルベルゲに泊まる筈だからと予想して特に急いで距離を詰めようとしなかったが、この人はアルベルゲを素通りして行ってしまった。ちょっと惜しかったかな。

  •  オレナのアルベルゲに到着~。ここは二食食べさせてくれてドナティーボ。私は4番目の到着で日本人のSさんが既に入っていた。ベッドルームは頑丈な柱が立っているので地震があっても大丈夫の感じだ。広い裏庭があって、洗濯物はそこに広々と干せる。ソロのおばちゃん巡礼がそこで日向ぼっこをしていた。<br /><br /> オレナは小さな村なので店がない。みんな買い物はどうしているんだろうと不思議になる。仕方なく村一軒のバルで高いビール大ジョッキ3ユーロ。バルは地元の人の唯一の社交場なんだろう、村人で大賑わいだった。ビールを飲んでいると男性巡礼が入ってきた。アルベルゲはすぐそこだよと教えると、何も飲まずに行ってしまった。アルベルゲの場所を聞きたくて入ってきただけなのかな?

     オレナのアルベルゲに到着~。ここは二食食べさせてくれてドナティーボ。私は4番目の到着で日本人のSさんが既に入っていた。ベッドルームは頑丈な柱が立っているので地震があっても大丈夫の感じだ。広い裏庭があって、洗濯物はそこに広々と干せる。ソロのおばちゃん巡礼がそこで日向ぼっこをしていた。

     オレナは小さな村なので店がない。みんな買い物はどうしているんだろうと不思議になる。仕方なく村一軒のバルで高いビール大ジョッキ3ユーロ。バルは地元の人の唯一の社交場なんだろう、村人で大賑わいだった。ビールを飲んでいると男性巡礼が入ってきた。アルベルゲはすぐそこだよと教えると、何も飲まずに行ってしまった。アルベルゲの場所を聞きたくて入ってきただけなのかな?

  •  今日の宿泊者は私を入れても5人だけ。ベッド数も少なめだし食堂もご覧のように広くはないので丁度良かった。夕飯は無骨なオスピタレロが作ってくれた無骨な料理でかなり質素。ドナティーボで食べさせてくれるんだから不平を言うどころではないけどワイン位は出してほしかったな。買えるものなら自分が提供しても良かったけど(安いの)、生憎この村にはさっきのバルが一軒だけで店なんかひとつもなかった。<br /><br /> オスピタレロに聞いたところ、明日泊まろうと予定していたComillasの公営アルベルゲがクローズになっていた。こりゃ困った。公営がやってないと私営アルベルゲに巡礼が集中するだろう。私営は予約可能なので早く到着しても満杯の危険がある。Gronzeのサイトから同じ町の私営へ予約入れるとコンプリート。次にアルベルゲがある町までは+13kmで合計29km。この暑さでは辛い。bookingcomで同じ所を検索したら同じ私営を予約できてしまった。bookingcom恐るべし。オーストリアの婆ちゃんに明日のアルベルゲを予約したと言ったら「へーきへーき」と予約なしで平気だと言っている。ホントに大丈夫かな?次ぐ日の行程にある公営アルベルゲもクローズとのこと。今年はこういうの多過ぎるよ、困ったもんだ。<br /><br /><br /> 北の道18 アルベルゲ難民がいっぱい  Orenao - Comillas<br />

     今日の宿泊者は私を入れても5人だけ。ベッド数も少なめだし食堂もご覧のように広くはないので丁度良かった。夕飯は無骨なオスピタレロが作ってくれた無骨な料理でかなり質素。ドナティーボで食べさせてくれるんだから不平を言うどころではないけどワイン位は出してほしかったな。買えるものなら自分が提供しても良かったけど(安いの)、生憎この村にはさっきのバルが一軒だけで店なんかひとつもなかった。

     オスピタレロに聞いたところ、明日泊まろうと予定していたComillasの公営アルベルゲがクローズになっていた。こりゃ困った。公営がやってないと私営アルベルゲに巡礼が集中するだろう。私営は予約可能なので早く到着しても満杯の危険がある。Gronzeのサイトから同じ町の私営へ予約入れるとコンプリート。次にアルベルゲがある町までは+13kmで合計29km。この暑さでは辛い。bookingcomで同じ所を検索したら同じ私営を予約できてしまった。bookingcom恐るべし。オーストリアの婆ちゃんに明日のアルベルゲを予約したと言ったら「へーきへーき」と予約なしで平気だと言っている。ホントに大丈夫かな?次ぐ日の行程にある公営アルベルゲもクローズとのこと。今年はこういうの多過ぎるよ、困ったもんだ。


    北の道18 アルベルゲ難民がいっぱい Orenao - Comillas

  • 6/1 アルベルゲの朝食はいつものことながらトーストの小さいの3枚とコーヒーだけ。夕飯も相当質素だったのでドナティーボには10ユーロを入れてみる。オスピタレロはつるぴか頭であまり愛想がないがこれからのアルベルゲ情報を教えてくれたり親切のようだ。<br /><br /> 壁に3年前に泊まったペンデュエルス・アルベルゲの写真が貼ってあった。でも写っていたオスピタレロは前と違うなぁ。聞いたところ前のオスピタレロは交替になったとのことで、今のオスピタレロはつるぴか君の友達だと言った。ペンデュエルスのオスピタレロと一緒に撮った写真をタブレットに保管してきたので、そこに泊まるのを楽しみにしていたけど、オスピタレロが変わったのなら泊まる理由はないのでそこは素通りすることに決める。

    6/1 アルベルゲの朝食はいつものことながらトーストの小さいの3枚とコーヒーだけ。夕飯も相当質素だったのでドナティーボには10ユーロを入れてみる。オスピタレロはつるぴか頭であまり愛想がないがこれからのアルベルゲ情報を教えてくれたり親切のようだ。

     壁に3年前に泊まったペンデュエルス・アルベルゲの写真が貼ってあった。でも写っていたオスピタレロは前と違うなぁ。聞いたところ前のオスピタレロは交替になったとのことで、今のオスピタレロはつるぴか君の友達だと言った。ペンデュエルスのオスピタレロと一緒に撮った写真をタブレットに保管してきたので、そこに泊まるのを楽しみにしていたけど、オスピタレロが変わったのなら泊まる理由はないのでそこは素通りすることに決める。

  •  日本人のSさんは早めに出発して、一昨日が誕生日だったと言う68歳のオーストリアの婆ちゃんも出発。私は少し遅れて7:18にスタートする。少し歩いた所で婆ちゃんに追いつき一声掛けて抜いたらそのまま一人歩きになる。涼しいのでぐいぐい快調に歩いていられる。

     日本人のSさんは早めに出発して、一昨日が誕生日だったと言う68歳のオーストリアの婆ちゃんも出発。私は少し遅れて7:18にスタートする。少し歩いた所で婆ちゃんに追いつき一声掛けて抜いたらそのまま一人歩きになる。涼しいのでぐいぐい快調に歩いていられる。

  •  3年前にお世話になったコブレセスの教会前に到着。今年は休んでるアルベルゲだらけだけど、ここのアルベルゲはやっているのかな?今回は泊まらないけど写真だけ撮っておく。

     3年前にお世話になったコブレセスの教会前に到着。今年は休んでるアルベルゲだらけだけど、ここのアルベルゲはやっているのかな?今回は泊まらないけど写真だけ撮っておく。

  •  ここいらは酷い腰痛を抱えてヒーヒー言いながら歩いた所なので一層思いで深い。アルベルゲから近いレストランでお昼を食べたことがあったので、そこも外から写真を撮っておく。今回は覚えている所は手当たり次第に撮ることにしていて単調になりがちな歩き旅に少しばかりの変化を加えてみる。

     ここいらは酷い腰痛を抱えてヒーヒー言いながら歩いた所なので一層思いで深い。アルベルゲから近いレストランでお昼を食べたことがあったので、そこも外から写真を撮っておく。今回は覚えている所は手当たり次第に撮ることにしていて単調になりがちな歩き旅に少しばかりの変化を加えてみる。

  •  ここの通りに小さなパンの工場があって、朝からいい匂いがしているのに吊られて入って行く。売るための店はなくて工場だけだが売ってくれるらしい。中ぐらいのとでっかい焼きたてのクロワッサンを買って歩きながらパクパク。思ったより高かったが美味いからオッケー。

     ここの通りに小さなパンの工場があって、朝からいい匂いがしているのに吊られて入って行く。売るための店はなくて工場だけだが売ってくれるらしい。中ぐらいのとでっかい焼きたてのクロワッサンを買って歩きながらパクパク。思ったより高かったが美味いからオッケー。

  •  海が見えるベンチで休んでいたら「みっちゃん」と声を掛けてくる人がいた。えっ!!スペインで私のニックネームで呼ぶ人がいたか!?振り返るとラレドの修道院アルベルゲで中々チェックインできずにいた韓国青年だった。こいつは驚いた、私の名前を覚えていたとは。ニコニコととても愛想がいい。手には小型扇風機を持っていて風を送ってくれている。今日はサンビセンテのアルベルゲに泊まると言うので、公営はクローズだよと教えてやったら、それを知らなかった。ガイドブックも持っていないようだし情報不足のようだ。自分が作ってきたカミーノの道と宿情報の紙を見せながら説明したら、その紙をスマホで撮らせてと言ってきたので勿論だ。みんな歩くための情報は千差万別で、詳細なガイドブックや便利なアプリを入れてる人もいれば、この兄ちゃんのように休眠中のアルベルゲ情報さえ持ってない巡礼もいる。私は中間くらいかな。

     海が見えるベンチで休んでいたら「みっちゃん」と声を掛けてくる人がいた。えっ!!スペインで私のニックネームで呼ぶ人がいたか!?振り返るとラレドの修道院アルベルゲで中々チェックインできずにいた韓国青年だった。こいつは驚いた、私の名前を覚えていたとは。ニコニコととても愛想がいい。手には小型扇風機を持っていて風を送ってくれている。今日はサンビセンテのアルベルゲに泊まると言うので、公営はクローズだよと教えてやったら、それを知らなかった。ガイドブックも持っていないようだし情報不足のようだ。自分が作ってきたカミーノの道と宿情報の紙を見せながら説明したら、その紙をスマホで撮らせてと言ってきたので勿論だ。みんな歩くための情報は千差万別で、詳細なガイドブックや便利なアプリを入れてる人もいれば、この兄ちゃんのように休眠中のアルベルゲ情報さえ持ってない巡礼もいる。私は中間くらいかな。

  •  気持ちのいい田舎道を歩き続けると小さな教会があったので入ってみる。スタンプもあったので、有り難く押させていただく。ここまで来ればコミージャスの町まではもう一息と言う所だろう。

     気持ちのいい田舎道を歩き続けると小さな教会があったので入ってみる。スタンプもあったので、有り難く押させていただく。ここまで来ればコミージャスの町まではもう一息と言う所だろう。

  •  Comillasの町に入ってタブレットの地図を頼りにアルベルゲ方面に向かっていたら近くにスーパーマーケットのDiaがあったので、缶ビールを買って広場のベンチで飲む。そこへSさんがやって来た。Sさん本当に良く会うなー。Sさんは既にアルベルゲを見つけて、バックパックはアルベルゲに置かせて貰っているとのこと。アルベルゲは近くの坂を上がった所にあると教えてくれる。アルベルゲのオープンまでには早いので時間つぶしをしていたらしい。

     Comillasの町に入ってタブレットの地図を頼りにアルベルゲ方面に向かっていたら近くにスーパーマーケットのDiaがあったので、缶ビールを買って広場のベンチで飲む。そこへSさんがやって来た。Sさん本当に良く会うなー。Sさんは既にアルベルゲを見つけて、バックパックはアルベルゲに置かせて貰っているとのこと。アルベルゲは近くの坂を上がった所にあると教えてくれる。アルベルゲのオープンまでには早いので時間つぶしをしていたらしい。

  •  ビールを飲み終えたので坂を上って私営アルベルゲ到着~。珍しく予約しといたのですんなりチェックイン出来たけど、オーストリアの婆ちゃんは予約なしの飛び込みで来たので私を見つけると「あなたの上のベッドにする」とか言ってるけど、もう既に満杯なので泊まれなかった。だから前の日に言ったのにー。この町にはアルベルゲはひとつだけだが、他にオスタルやホテルはあるので、町の地図を渡されてインフォメーションで探すように言われていたようだ。

     ビールを飲み終えたので坂を上って私営アルベルゲ到着~。珍しく予約しといたのですんなりチェックイン出来たけど、オーストリアの婆ちゃんは予約なしの飛び込みで来たので私を見つけると「あなたの上のベッドにする」とか言ってるけど、もう既に満杯なので泊まれなかった。だから前の日に言ったのにー。この町にはアルベルゲはひとつだけだが、他にオスタルやホテルはあるので、町の地図を渡されてインフォメーションで探すように言われていたようだ。

  •  レセプションの前には配送されてきたバックパックが7つも8つも置かれていた。配達サービスを利用する人ってこんなにいるんだ!この人たちがみんな予約済みで、他にもバックパックは送らないけど私みたいに予約済みでここを目指している巡礼が何人もいるだろうから、簡単にコンプリートになっちゃうんだろう。予約しといて良かった。その後も予約なしでやって来る巡礼が後から後からやって来てはことごとく撃沈されて気の毒だった。みんなペンションを紹介されていたな。利用したことないけどペンションって幾らなのかな?ここもアルベルゲとしたら最高値の20ユーロなので、値段的にはオスタルやペンションと違わない気もする。て言うより、複数で一部屋に泊まればここより安く泊まれるだろうきっと。

     レセプションの前には配送されてきたバックパックが7つも8つも置かれていた。配達サービスを利用する人ってこんなにいるんだ!この人たちがみんな予約済みで、他にもバックパックは送らないけど私みたいに予約済みでここを目指している巡礼が何人もいるだろうから、簡単にコンプリートになっちゃうんだろう。予約しといて良かった。その後も予約なしでやって来る巡礼が後から後からやって来てはことごとく撃沈されて気の毒だった。みんなペンションを紹介されていたな。利用したことないけどペンションって幾らなのかな?ここもアルベルゲとしたら最高値の20ユーロなので、値段的にはオスタルやペンションと違わない気もする。て言うより、複数で一部屋に泊まればここより安く泊まれるだろうきっと。

  •  高いだけにこのアルベルゲの設備はぴかいちだった。ベッドの上にはバスタオルとハンドタオル。シャワールームにはボディー・ヘアーシャンプーが備わっている。ベットも2段にしては頑丈に作られていて専用コンセントに専用室内燈。プライバシー保護のためにベッドごとにカーテンまであり最高峰。パイプの二段ベッドが所狭しと置かれているアルベルゲとは雲泥の差だ。泥の方でいいから安い方が嬉しいけどね。

     高いだけにこのアルベルゲの設備はぴかいちだった。ベッドの上にはバスタオルとハンドタオル。シャワールームにはボディー・ヘアーシャンプーが備わっている。ベットも2段にしては頑丈に作られていて専用コンセントに専用室内燈。プライバシー保護のためにベッドごとにカーテンまであり最高峰。パイプの二段ベッドが所狭しと置かれているアルベルゲとは雲泥の差だ。泥の方でいいから安い方が嬉しいけどね。

  •  シャワー後にさっきのスーパーへ行って食料を買い込み、エレガントな食堂で一人宴会。Sさんもやってきてワインと共に何か食べだした。私は勿論今日も1リットルビールだが、Sさんは良くワインを飲んでるな。<br /><br /> 最近11時を過ぎると格段に暑くなって来る。これからは早めに出発して12時ころにはチェックインするほうが身の為かも知れないな。<br /><br /><br /> 北の道19 婆ちゃんのアルベルゲ  Comillas - Bustio<br /><br />6/2 6:20起床。毎朝の恒例行事、パッキングと足の肉刺予防にワセリンをすり込み忘れ物がないかベッド周りを再点検。一仕事終えて7時からの朝食の時間を待つ。ここはアルベルゲとしたら経験したことのない程の高値20ユーロなのでどんな朝飯が出てくるんだろうと期待している。<br /><br /> 7時少し前になったので2階のキッチン兼食堂へ行ってみる。やっぱり多少は早くてもオーケーのようで数人が朝飯を食べ始めていた。綺麗なテーブルに一人ずつ皿とナイフ・フォークがセッティングしてあり、やっぱり普通のアルベルゲの朝飯とは違うのがはっきり分かる。何を食べさせてくれるんだろう、ワクワクワク!?

     シャワー後にさっきのスーパーへ行って食料を買い込み、エレガントな食堂で一人宴会。Sさんもやってきてワインと共に何か食べだした。私は勿論今日も1リットルビールだが、Sさんは良くワインを飲んでるな。

     最近11時を過ぎると格段に暑くなって来る。これからは早めに出発して12時ころにはチェックインするほうが身の為かも知れないな。


    北の道19 婆ちゃんのアルベルゲ Comillas - Bustio

    6/2 6:20起床。毎朝の恒例行事、パッキングと足の肉刺予防にワセリンをすり込み忘れ物がないかベッド周りを再点検。一仕事終えて7時からの朝食の時間を待つ。ここはアルベルゲとしたら経験したことのない程の高値20ユーロなのでどんな朝飯が出てくるんだろうと期待している。

     7時少し前になったので2階のキッチン兼食堂へ行ってみる。やっぱり多少は早くてもオーケーのようで数人が朝飯を食べ始めていた。綺麗なテーブルに一人ずつ皿とナイフ・フォークがセッティングしてあり、やっぱり普通のアルベルゲの朝飯とは違うのがはっきり分かる。何を食べさせてくれるんだろう、ワクワクワク!?

  •  食事は一人分ずつ量が決まっているようで、ジュースが1パックにトーストが2枚。マーガリンとジャムの小さいのが付いている。それにカステラの小さいのが1個と席に着くとコーヒーを出してくれる。まぁ普通だった。ところで、ナイフはマーガリンやジャムを塗るのに必要だけど、スプーンとフォークって何!?その二つを使うような食べ物はひとつもないんだけど。格好つけたいだけのようだ。バイキングが良かったな。

     食事は一人分ずつ量が決まっているようで、ジュースが1パックにトーストが2枚。マーガリンとジャムの小さいのが付いている。それにカステラの小さいのが1個と席に着くとコーヒーを出してくれる。まぁ普通だった。ところで、ナイフはマーガリンやジャムを塗るのに必要だけど、スプーンとフォークって何!?その二つを使うような食べ物はひとつもないんだけど。格好つけたいだけのようだ。バイキングが良かったな。

  •  Sさんは今日も早めにスタートしたが自分は少し遅れた7:10に出発する。古い町並みには3年前に腰痛を何とかしたくて入った薬屋があった。店構えはどんなだったか記憶になかったが、薬屋はこの町にここしかないようだし、この通りは覚えているのでここに間違いない。店内は近代的だと覚えているが外観は中世の街並みにマッチした美しいものだった。中にいた薬剤師さんに身振りでボルタレンを売って貰った思い出が懐かしいが、今回は何の用もないので表から写真だけ撮って素通りする。

     Sさんは今日も早めにスタートしたが自分は少し遅れた7:10に出発する。古い町並みには3年前に腰痛を何とかしたくて入った薬屋があった。店構えはどんなだったか記憶になかったが、薬屋はこの町にここしかないようだし、この通りは覚えているのでここに間違いない。店内は近代的だと覚えているが外観は中世の街並みにマッチした美しいものだった。中にいた薬剤師さんに身振りでボルタレンを売って貰った思い出が懐かしいが、今回は何の用もないので表から写真だけ撮って素通りする。

  •  Sさんには程なくして追いつくが、そこには昨日のアルベルゲに泊まれなかったオーストリアのオバちゃんがSさんと一緒に歩いていた。二人は19キロ先の公営アルベルゲを目指すそうだが私はそこからひとつ先にある私営のアルベルゲを目指すことにしてある。そこは私営なのにドナティーボで評判が良いとのこと。

     Sさんには程なくして追いつくが、そこには昨日のアルベルゲに泊まれなかったオーストリアのオバちゃんがSさんと一緒に歩いていた。二人は19キロ先の公営アルベルゲを目指すそうだが私はそこからひとつ先にある私営のアルベルゲを目指すことにしてある。そこは私営なのにドナティーボで評判が良いとのこと。

  •  ずっと歩き続けて幹線道路と合流することになったら、Sさんが別の道路からやって来た。どうしたのかと聞くと、巡礼路を外れて近道をした積りが結果的に大分遠回りをしてしまったと悔しがっていた。でも私と合流できたんだから時間からしたらとんでもなく大回りをしたんでもないだろう。Sさんは以前泊まったアルベルゲのオスピタレロから、最近のカミーノは遠回りさせるので幹線道路を歩いた方が効率的だと教わっていたので、今回も大きな舗装道路を歩いてみたが、結果的に大回りになってしまったと懲りていた。ま、色んなパターンがあるわいな。

     ずっと歩き続けて幹線道路と合流することになったら、Sさんが別の道路からやって来た。どうしたのかと聞くと、巡礼路を外れて近道をした積りが結果的に大分遠回りをしてしまったと悔しがっていた。でも私と合流できたんだから時間からしたらとんでもなく大回りをしたんでもないだろう。Sさんは以前泊まったアルベルゲのオスピタレロから、最近のカミーノは遠回りさせるので幹線道路を歩いた方が効率的だと教わっていたので、今回も大きな舗装道路を歩いてみたが、結果的に大回りになってしまったと懲りていた。ま、色んなパターンがあるわいな。

  •  サンビセンテの町に入る手前に大きな橋があり、ベンチがあったので靴下を脱ぎバナナを食べて休んでいくことにする。そこへパラパラと巡礼がやって来て休みだした。滅多に会わないけど、いる所にはいるもんだ。みんな初対面でも同じ目的を持った巡礼同士なのでフレンドリーで楽しい。ここへ来る途中で巡礼路は二つに分かれたが、ここがまた合流するポイントらしい。見たことない人達なので、きっと私とは違うルートを歩いてきた人たちだろう。

     サンビセンテの町に入る手前に大きな橋があり、ベンチがあったので靴下を脱ぎバナナを食べて休んでいくことにする。そこへパラパラと巡礼がやって来て休みだした。滅多に会わないけど、いる所にはいるもんだ。みんな初対面でも同じ目的を持った巡礼同士なのでフレンドリーで楽しい。ここへ来る途中で巡礼路は二つに分かれたが、ここがまた合流するポイントらしい。見たことない人達なので、きっと私とは違うルートを歩いてきた人たちだろう。

  •  橋の下を覗くと一人乗りカヌーの数人が橋の下の流れに抗して橋の反対側に行こうとしているのが見えた。男のカヌーは流れを乗り切ったが女性は力不足で越えることができない。誰かが手を貸して上げないとダメなんじゃないかなー。見ててもさっぱり成功しないので歩きだす。

     橋の下を覗くと一人乗りカヌーの数人が橋の下の流れに抗して橋の反対側に行こうとしているのが見えた。男のカヌーは流れを乗り切ったが女性は力不足で越えることができない。誰かが手を貸して上げないとダメなんじゃないかなー。見ててもさっぱり成功しないので歩きだす。

  •  サンビセンテからは巡礼路を外れたコースが存在する。3年前に同じ巡礼仲間が教えてくれた道で、これを行けば5キロの短縮になるそうだ。でもその道には矢印はないので、Sさんはそれを嫌って本来の巡礼路を行くとのこと。私は一度歩いた道なので心配はしていない。それに、こっちの道がとても景色が良かったのも選択肢のひとつだ。橋を渡りきった所にすぐその分岐は現れた。巡礼路は直進だが近道をする私は町の中に入って行く。

     サンビセンテからは巡礼路を外れたコースが存在する。3年前に同じ巡礼仲間が教えてくれた道で、これを行けば5キロの短縮になるそうだ。でもその道には矢印はないので、Sさんはそれを嫌って本来の巡礼路を行くとのこと。私は一度歩いた道なので心配はしていない。それに、こっちの道がとても景色が良かったのも選択肢のひとつだ。橋を渡りきった所にすぐその分岐は現れた。巡礼路は直進だが近道をする私は町の中に入って行く。

  •  3年前に泊めて貰ったサンビセンテの公営アルベルゲが川の向こうに見える。どでかい教会があるが、アルベルゲはその下の下におまけのように付いている施設で、矢印の先にあるのが入口だ。でも中はちゃんとした設備があって、そこそこ広い。あのアルベルゲは家族で運営していたように覚えているので、その家族が何かの事情でできなくなったのかなぁ?何れにしてもベッド数も沢山あったし店も近くに複数ある町なのでまた再開してもらいたいもんだ。

     3年前に泊めて貰ったサンビセンテの公営アルベルゲが川の向こうに見える。どでかい教会があるが、アルベルゲはその下の下におまけのように付いている施設で、矢印の先にあるのが入口だ。でも中はちゃんとした設備があって、そこそこ広い。あのアルベルゲは家族で運営していたように覚えているので、その家族が何かの事情でできなくなったのかなぁ?何れにしてもベッド数も沢山あったし店も近くに複数ある町なのでまた再開してもらいたいもんだ。

  •  山や川の景色が変わる筈はないのだが、この道は前に歩いた時と違って大した感動がなかったな。二度目に見てるので感動が薄いのかな。

     山や川の景色が変わる筈はないのだが、この道は前に歩いた時と違って大した感動がなかったな。二度目に見てるので感動が薄いのかな。

  •  舗装路を延々と歩き続けて道端にあったドライブインみたいな大きな店で1.5ユーロのコーラを飲んで一休みした他は目的の町までひたすら歩き続ける。やはりこの道を知っている巡礼はいるようで顔見知りの年配カップルに追いついた。その後は知らないうちに巡礼路と合流できたようで、矢印もお目見えしてきた。またドライブインのようなスーパーマーケットのようなLupaと言う大きな店が現れたので食料を仕入れよう。バナナ2本とクッキー、缶ビールを仕入れてビールはスーパーの店先にあった日陰にべったり座って飲むことにする。ときどきこんな浮浪者みたいなことをやってるが、もう慣れたもんで恥ずかしくも何ともない。20代から十数年の間、野宿込みのサイクリングで走り回っていたので、昔からこんなことをやっている。でも、若いころならまだしも、良いトシしてこの感覚ってむしろやばいかな?飲み食いして出たゴミを離れたスーパーのゴミ箱まで捨てに行ったら、ペットの犬を連れたセニョーラがブエンカミーノと声を掛けてくれる。<br /><br /> アルベルゲがあるBustioの町に入ってくると、通りのバルで巡礼が昼飯を食べているのがパラパラと目に入る。前には女性の巡礼が歩いているが、取りあえず今晩の宿を決めておきたいので巡礼路を外れて地図で確認した方向に行くと目的の私営アルベルゲが簡単に見つかる。呼び鈴を押すと人のよさそうな婆ちゃんが応対しくれて「テンゴ  ノ レセルバ バレ?(予約してないけどOK?)」と変なスペイン語で言うと「モチーラ(リュック)はそこに置いてバルでご飯を食べてくれば」のようなことを言ってくれたので泊まるのはオーケーのようだ。スーパーで買って安く済まそうと思ったが生憎シエスタだ。安く食べさせてくれそうな店を物色して来た道を戻って町外れまで歩いてみる。まぁ小さな町なので片手で勘定できるくらいのバル・レストランしかない。

     舗装路を延々と歩き続けて道端にあったドライブインみたいな大きな店で1.5ユーロのコーラを飲んで一休みした他は目的の町までひたすら歩き続ける。やはりこの道を知っている巡礼はいるようで顔見知りの年配カップルに追いついた。その後は知らないうちに巡礼路と合流できたようで、矢印もお目見えしてきた。またドライブインのようなスーパーマーケットのようなLupaと言う大きな店が現れたので食料を仕入れよう。バナナ2本とクッキー、缶ビールを仕入れてビールはスーパーの店先にあった日陰にべったり座って飲むことにする。ときどきこんな浮浪者みたいなことをやってるが、もう慣れたもんで恥ずかしくも何ともない。20代から十数年の間、野宿込みのサイクリングで走り回っていたので、昔からこんなことをやっている。でも、若いころならまだしも、良いトシしてこの感覚ってむしろやばいかな?飲み食いして出たゴミを離れたスーパーのゴミ箱まで捨てに行ったら、ペットの犬を連れたセニョーラがブエンカミーノと声を掛けてくれる。

     アルベルゲがあるBustioの町に入ってくると、通りのバルで巡礼が昼飯を食べているのがパラパラと目に入る。前には女性の巡礼が歩いているが、取りあえず今晩の宿を決めておきたいので巡礼路を外れて地図で確認した方向に行くと目的の私営アルベルゲが簡単に見つかる。呼び鈴を押すと人のよさそうな婆ちゃんが応対しくれて「テンゴ  ノ レセルバ バレ?(予約してないけどOK?)」と変なスペイン語で言うと「モチーラ(リュック)はそこに置いてバルでご飯を食べてくれば」のようなことを言ってくれたので泊まるのはオーケーのようだ。スーパーで買って安く済まそうと思ったが生憎シエスタだ。安く食べさせてくれそうな店を物色して来た道を戻って町外れまで歩いてみる。まぁ小さな町なので片手で勘定できるくらいのバル・レストランしかない。

  •  町の入り口にSUSHIと書かれたレストランがあったので、どんなインチキ寿司があるのだろうとからかい半分で入ってみる。店の人は東洋人だが聞くと中国人だった。でもメニューを見ると平均的に安いのでここんちで食べることにする。寿司っぽい料理もあったが、どうせロクなもんでないのは見るまでもないので焼きそばにチキン・フライドポテト添えの二皿を頼む。飲み物にはビールの小瓶をリクエストして合計で8.9ユーロ。焼きそばの麺はインスタントラーメンと同じだったが、やたら具が多いな。しかもソースじゃなくて塩味。ひょっとして元はインスタントの袋入り塩ラーメンか?!味はまぁこんなもんか、想像の範囲内ってとこだ。チキンは普通だった。

     町の入り口にSUSHIと書かれたレストランがあったので、どんなインチキ寿司があるのだろうとからかい半分で入ってみる。店の人は東洋人だが聞くと中国人だった。でもメニューを見ると平均的に安いのでここんちで食べることにする。寿司っぽい料理もあったが、どうせロクなもんでないのは見るまでもないので焼きそばにチキン・フライドポテト添えの二皿を頼む。飲み物にはビールの小瓶をリクエストして合計で8.9ユーロ。焼きそばの麺はインスタントラーメンと同じだったが、やたら具が多いな。しかもソースじゃなくて塩味。ひょっとして元はインスタントの袋入り塩ラーメンか?!味はまぁこんなもんか、想像の範囲内ってとこだ。チキンは普通だった。

  •  店の中を見渡しながら食べているが、紙おむつに子供のおもちゃからプラスチックの家庭用品まで多種多彩に並べてある。ようするに食堂兼何でも屋ってことらしい。しかもキャッチフレーズが「寿司」だ。さすがと言うか貪欲さに恐れ入ったよ中国人。味はともかく全部食べたら腹いっぱいになったので結果オーライ。安かったし。

     店の中を見渡しながら食べているが、紙おむつに子供のおもちゃからプラスチックの家庭用品まで多種多彩に並べてある。ようするに食堂兼何でも屋ってことらしい。しかもキャッチフレーズが「寿司」だ。さすがと言うか貪欲さに恐れ入ったよ中国人。味はともかく全部食べたら腹いっぱいになったので結果オーライ。安かったし。

  •  アルベルゲに帰る途中、婆ちゃんのアルベルゲ方面から戻ってくるソロ女性巡礼がいた。聞くと、コンプリートとのこと。あらー残念。私もタッチの差で泊まれたのかも知れない。でもこの町は大きいので泊まるところは幾つもあるだろう。来る途中に一緒だったおっさん二人組も別のアルベルゲを予約してあったし。この女性は逆歩きらしかった。私も今回はサンチャゴ到着後は逆歩きでファティマを目指す計画なので、その大変さは幾らか理解している積りだ。女性なのに勇気があるなー。<br />

     アルベルゲに帰る途中、婆ちゃんのアルベルゲ方面から戻ってくるソロ女性巡礼がいた。聞くと、コンプリートとのこと。あらー残念。私もタッチの差で泊まれたのかも知れない。でもこの町は大きいので泊まるところは幾つもあるだろう。来る途中に一緒だったおっさん二人組も別のアルベルゲを予約してあったし。この女性は逆歩きらしかった。私も今回はサンチャゴ到着後は逆歩きでファティマを目指す計画なので、その大変さは幾らか理解している積りだ。女性なのに勇気があるなー。

  •  bustioのアルベルゲは私営だけどドナティーボ。ご覧のような素晴らしい部屋でバス付きトイレ完備。ツインルームなので、これで誰も来なかったらすっごい贅沢だなーと思っていたら、スペイン親父が入って来てしまった。ま、コンプリートなんだからどの部屋もそうだよね。夕飯も付くかと思っていたが、残念ながら朝食のみだった。じゃぁ明日ドナには幾ら入れようか?<br /><br /> 部屋は立派だけどWi-Fiがないのが玉に瑕。また町まで出て行ってバルに入り「Wi-Fiある?」と確認してから高いグラスワイン2ユーロをチビチビ飲んでネット三昧。スーパーならフルボトル買えちゃうよ。<br /><br /><br /> 北の道20  夜中に騒ぐ女性 Bustio - LLANES<br />

     bustioのアルベルゲは私営だけどドナティーボ。ご覧のような素晴らしい部屋でバス付きトイレ完備。ツインルームなので、これで誰も来なかったらすっごい贅沢だなーと思っていたら、スペイン親父が入って来てしまった。ま、コンプリートなんだからどの部屋もそうだよね。夕飯も付くかと思っていたが、残念ながら朝食のみだった。じゃぁ明日ドナには幾ら入れようか?

     部屋は立派だけどWi-Fiがないのが玉に瑕。また町まで出て行ってバルに入り「Wi-Fiある?」と確認してから高いグラスワイン2ユーロをチビチビ飲んでネット三昧。スーパーならフルボトル買えちゃうよ。


    北の道20  夜中に騒ぐ女性 Bustio - LLANES

  •  6/3 bustio のアルベルゲで朝食を食べさせてもらう。丼サイズのマグカップでコーヒーとトースト。昨日の宿泊者のほぼ全員が一緒に食べだした。みんなニコニコして和気藹々なので一緒に写真を撮りまくる。

    6/3 bustio のアルベルゲで朝食を食べさせてもらう。丼サイズのマグカップでコーヒーとトースト。昨日の宿泊者のほぼ全員が一緒に食べだした。みんなニコニコして和気藹々なので一緒に写真を撮りまくる。

  •  朝食だけで夕飯が付かなかったけど、部屋がオスタル並に良かったのとオスピタレラの二人の婆ちゃんが親切で感じ良かったので、ここは感謝を込めて20ユーロ札をザルに入れさせて貰う。ザルの中には前の人が入れた10ユーロ札が数枚載っていたので20ユーロはきっと破格かも知れない(私としても破格)。婆ちゃんは一瞬びっくりした顔をした。円なら2400円ほどで日本ならビジネスホテルの半額でしかないけど、ここスペインじゃ多い方です。婆ちゃん、元気で末永く巡礼の世話をしてください。

     朝食だけで夕飯が付かなかったけど、部屋がオスタル並に良かったのとオスピタレラの二人の婆ちゃんが親切で感じ良かったので、ここは感謝を込めて20ユーロ札をザルに入れさせて貰う。ザルの中には前の人が入れた10ユーロ札が数枚載っていたので20ユーロはきっと破格かも知れない(私としても破格)。婆ちゃんは一瞬びっくりした顔をした。円なら2400円ほどで日本ならビジネスホテルの半額でしかないけど、ここスペインじゃ多い方です。婆ちゃん、元気で末永く巡礼の世話をしてください。

  •  7:40に出発。すぐ両手が寂しいことに気づく。スティックを取りにまたアルベルゲに戻ってから再出発。町からは20分急坂を上って高台に出るが、そっからはほぼ平坦。少ししたら次の町が見え出した。町の入り口にはColonbres の私営アルベルゲがあった。130人収容の巨大アルベルゲ。こんな大きいのに夏季は団体でいっぱいになるそうだ。こんな所にあったのかぁ。大き目の町がすぐだし、このアルベルゲに泊まると買い物も出来るし何かと便利そうだな。でも、婆ちゃんのアルベルゲも良かったので悔いも損した感もない。<br />

     7:40に出発。すぐ両手が寂しいことに気づく。スティックを取りにまたアルベルゲに戻ってから再出発。町からは20分急坂を上って高台に出るが、そっからはほぼ平坦。少ししたら次の町が見え出した。町の入り口にはColonbres の私営アルベルゲがあった。130人収容の巨大アルベルゲ。こんな大きいのに夏季は団体でいっぱいになるそうだ。こんな所にあったのかぁ。大き目の町がすぐだし、このアルベルゲに泊まると買い物も出来るし何かと便利そうだな。でも、婆ちゃんのアルベルゲも良かったので悔いも損した感もない。

  •  アルベルゲを過ぎると突然町になり、進んでいくと見覚えのある街角が出現。あっ、ここだここ、ここで3年前に5ユーロ札を拾ったんだった。これは婆ちゃんのアルベルゲに多めに寄付した褒美が3年前倒しで貰えたのかも!?まぁそれはないやね。ひとが見たら何でもない角だけど記念に写真を撮っておく。

     アルベルゲを過ぎると突然町になり、進んでいくと見覚えのある街角が出現。あっ、ここだここ、ここで3年前に5ユーロ札を拾ったんだった。これは婆ちゃんのアルベルゲに多めに寄付した褒美が3年前倒しで貰えたのかも!?まぁそれはないやね。ひとが見たら何でもない角だけど記念に写真を撮っておく。

  •  この後は巡礼路を無視して幹線道路歩きをする。でも前に泊まった村ペンデュエルスだけは外せないので舗装路を離れて村方面に入っていくとビールを買った小さな店が現れたのでファンタを買って店先のベンチに座って一休み。バナナも食べる。この前の坂を左に下って行くと泊まったアルベルゲがある筈だが、見に行くほどでもないので飲み終わったら素通りする。

     この後は巡礼路を無視して幹線道路歩きをする。でも前に泊まった村ペンデュエルスだけは外せないので舗装路を離れて村方面に入っていくとビールを買った小さな店が現れたのでファンタを買って店先のベンチに座って一休み。バナナも食べる。この前の坂を左に下って行くと泊まったアルベルゲがある筈だが、見に行くほどでもないので飲み終わったら素通りする。

  •  その後は休みなく歩き続けて調度6時間、LLANESのA La Estasion アルベルゲに到着~。珍しいくらい立派な建物だ。手ごろな時間の1時40。受付にはお馴染みになったコロンビアのシニア4人組がいたのでオラーと挨拶。向こうも嬉しそうだ。すぐ知り合いの巡礼も到着して来たので知り合いが増えて嬉しい。通されたベッドルームには二段ベッドに混じってシングルベッドが1台だけあったので、一番なので当然そのシングルベッドをゲットだぜ。<br /><br /> シャワーを浴びながら洗濯もするが、物干しがどうしても見つからない。女性スタッフがいたので教えて貰うもどうも合点がいかない。もう一度聞きに行くと一緒に付いて来て教えてくれる。「チカ」と言ってたのは何と女性トイレを通り抜けた先にあるベランダが物干し場だったのだ。え、これって良いの?ルールが良くても自分自身が嫌なんだけど。女性トイレを通り過ぎるときに誰かやってこないことを祈るっきゃなさそうだ。キャーッと声を上げないまでも怪訝な顔をされたときの用意に説明の仕方をシミュレーションしてみる。チカは女の子のことだ思い出す。男の子はチコ。最初に教わった時に、余りに物干しとかけ離れた単語の「チカ」を言われたのですぐには繋がらなかった。<br /><br /> 今日は殆ど舗装路を歩いたので足裏がヒリヒリ疲れた。いつもは歩き始めるときだけワセリンを塗っているが、今日は歩き終えた時も塗って手入れをしておく。足だけど。

     その後は休みなく歩き続けて調度6時間、LLANESのA La Estasion アルベルゲに到着~。珍しいくらい立派な建物だ。手ごろな時間の1時40。受付にはお馴染みになったコロンビアのシニア4人組がいたのでオラーと挨拶。向こうも嬉しそうだ。すぐ知り合いの巡礼も到着して来たので知り合いが増えて嬉しい。通されたベッドルームには二段ベッドに混じってシングルベッドが1台だけあったので、一番なので当然そのシングルベッドをゲットだぜ。

     シャワーを浴びながら洗濯もするが、物干しがどうしても見つからない。女性スタッフがいたので教えて貰うもどうも合点がいかない。もう一度聞きに行くと一緒に付いて来て教えてくれる。「チカ」と言ってたのは何と女性トイレを通り抜けた先にあるベランダが物干し場だったのだ。え、これって良いの?ルールが良くても自分自身が嫌なんだけど。女性トイレを通り過ぎるときに誰かやってこないことを祈るっきゃなさそうだ。キャーッと声を上げないまでも怪訝な顔をされたときの用意に説明の仕方をシミュレーションしてみる。チカは女の子のことだ思い出す。男の子はチコ。最初に教わった時に、余りに物干しとかけ離れた単語の「チカ」を言われたのですぐには繋がらなかった。

     今日は殆ど舗装路を歩いたので足裏がヒリヒリ疲れた。いつもは歩き始めるときだけワセリンを塗っているが、今日は歩き終えた時も塗って手入れをしておく。足だけど。

  •  テーブルの写真は本日のアルベルゲ。ベット数34にしては食堂が広すぎる気が?他にも何か商売しているのかな。LLNESには公営はないけど3つ私営アルベルゲがある。でもキッチンがあるのはここだけ。選んだ理由はもちろんキッチン。節約巡礼者には重要だ。私営にはバルを併設しているアルベルゲが多い。そんな宿にはキッチンがない事が多い。要するに、キッチンなんかで自炊しないでうちの定食を食べなと言うことだ。節約巡礼にはそれは辛い。<br /><br />※お役立ち情報<br /> gronzeのサイトにはアルベルゲの情報が細かく掲載されています。住所、場所の地図、電話番号、サイトのURL、メール、料金、ベッド数、オープン時間、キッチンの有無などなど。https://www.gronze.com/<br /><br /> 買い物に出ると向こうから昨日一緒に泊まった3人組とおばちゃんがやって来るのが見えたので曲がり角で待っててアルベルゲを教えたる。でも知ってたみたいだ。スーパーのDiaはすぐ見つかったが定休日なのか人の気配がないようだ。近くに中国人の店があったので何があるかと入ってみたが絶対に外せないビールはなかったので何も買わずに出てくる。そしたらこっち側から見たDiaはやっているようだ。でも入り口が見つからない。グルッと一周してやっと見つけたら、逆周りすれば最初の角だった。運が悪い。でも運も良かった、中国人の店にビールがなかったお陰で大きなスーパーが見つかったんだから。

     テーブルの写真は本日のアルベルゲ。ベット数34にしては食堂が広すぎる気が?他にも何か商売しているのかな。LLNESには公営はないけど3つ私営アルベルゲがある。でもキッチンがあるのはここだけ。選んだ理由はもちろんキッチン。節約巡礼者には重要だ。私営にはバルを併設しているアルベルゲが多い。そんな宿にはキッチンがない事が多い。要するに、キッチンなんかで自炊しないでうちの定食を食べなと言うことだ。節約巡礼にはそれは辛い。

    ※お役立ち情報
     gronzeのサイトにはアルベルゲの情報が細かく掲載されています。住所、場所の地図、電話番号、サイトのURL、メール、料金、ベッド数、オープン時間、キッチンの有無などなど。https://www.gronze.com/

     買い物に出ると向こうから昨日一緒に泊まった3人組とおばちゃんがやって来るのが見えたので曲がり角で待っててアルベルゲを教えたる。でも知ってたみたいだ。スーパーのDiaはすぐ見つかったが定休日なのか人の気配がないようだ。近くに中国人の店があったので何があるかと入ってみたが絶対に外せないビールはなかったので何も買わずに出てくる。そしたらこっち側から見たDiaはやっているようだ。でも入り口が見つからない。グルッと一周してやっと見つけたら、逆周りすれば最初の角だった。運が悪い。でも運も良かった、中国人の店にビールがなかったお陰で大きなスーパーが見つかったんだから。

  •  カット野菜に大きなチーズ、ヨーグルト4、バーガー用パン1袋に1リットルビール、チョリソー、トマト、インスタントラーメンと大量に買い込む。こんだけ買っても6ユーロと少しだったのでレジの打ち間違いかと思った程。<br /><br /> 明日の行程には公営のアルベルゲがあるけど、明後日は適当な距離にアルベルゲがないので困った。明日 Pineres de Pria 20キロで、明後日 San esteban de Laces の16.7キロで刻むしかないか。アルベルゲがない行程も Colunga を過ぎれば暫くの間はアルベルゲで困ることはなさそう。<br /><br /> みんな寝静まってから唐突に同部屋の女性が怒鳴りだして部屋の明かりを全部点けた。え、なんだなんだ!?両手をパチンと叩いているので蚊でもいたのかな?20秒ほど大きな声で喋ったあとは大人しく寝たが、蚊くらいでこんなに騒ぐ?その前に誰も何もしてないので、蚊くらいしか思い当たらないけど本当の所は不明。まぁ文化も習慣も違う外国人のやることは謎があるね。イビキの人がいたので、また騒ぐと嫌だなとハラハラした。協調性のない人はこういうドミトリーには泊まらないでもらいたい。<br /><br /><br /> 歩く歩く歩く2019 北の道5(21)へつづく<br />

     カット野菜に大きなチーズ、ヨーグルト4、バーガー用パン1袋に1リットルビール、チョリソー、トマト、インスタントラーメンと大量に買い込む。こんだけ買っても6ユーロと少しだったのでレジの打ち間違いかと思った程。

     明日の行程には公営のアルベルゲがあるけど、明後日は適当な距離にアルベルゲがないので困った。明日 Pineres de Pria 20キロで、明後日 San esteban de Laces の16.7キロで刻むしかないか。アルベルゲがない行程も Colunga を過ぎれば暫くの間はアルベルゲで困ることはなさそう。

     みんな寝静まってから唐突に同部屋の女性が怒鳴りだして部屋の明かりを全部点けた。え、なんだなんだ!?両手をパチンと叩いているので蚊でもいたのかな?20秒ほど大きな声で喋ったあとは大人しく寝たが、蚊くらいでこんなに騒ぐ?その前に誰も何もしてないので、蚊くらいしか思い当たらないけど本当の所は不明。まぁ文化も習慣も違う外国人のやることは謎があるね。イビキの人がいたので、また騒ぐと嫌だなとハラハラした。協調性のない人はこういうドミトリーには泊まらないでもらいたい。


    歩く歩く歩く2019 北の道5(21)へつづく

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