タイの遺跡を全部巡るつもりが、コロナの影響で北部だけで終わってしまった旅　その２４　スコータイ歴史公園西側の遺跡へ

2021/04/09 - 2021/04/09

ソンクランの休暇どこに行こうか考えているうちに、７、８日にチェンマイ出張が入り５、６日が休みだったため、思い切って車でカムペーンペットの遺跡を見てからチェンマイまで北上し仕事を終え、南下しシーサッチャナーライ遺跡、スコータイの遺跡を見に行く事にした。

更にソンクランの休みが９日間あり折角なので、東側の遺跡も全部見に行こうと、１０泊１１日の旅を計画した。とりあえず１２日までホテルは予約したが、タイで２回目のロングドライブなので、疲労の度合いや連休中の渋滞、その他トラブルを考え、スコータイ以降の細かい行程は旅行中に考える事にして出発した。

しかし、４月８日バンコクでクラスターが発生し、４月９日政府からバンコクからの入県に隔離や報告義務を発表。１１日に泊まる予定だったホテルに確認メールしてみると、それに伴い宿泊できないという事実が判明。
残念ながらコロナの影響で、スコータイ以降の旅行が続けられなくなってしまった。

東側の遺跡が回れなかったのは残念だったが、全行程のホテルを予約してなかった事で、容易に旅を中止する決断ができた。
コロナ禍の中、ソンクラン休暇前に出発できたことで、北部の遺跡をほぼ制覇することが出来きラッキーだった。次回機会を作って東側の遺跡をゆっくり回ってみたいと思う。

遺跡を巡る旅で分かった事

　・４月は暑すぎるので、１２月～１月がベスト
　・遺跡正面は東側なので、午前中が順光で撮影にはベスト
　・有名な遺跡以外はほとんど人がいなので、一人旅はお勧め出来ない
　・吠える野良犬は威嚇に弱いが、唸り声をあげる犬には注意
　・猿のいる遺跡では、眼鏡はかけない方が良い
　・日焼け止め、虫よけ、水分補給は必須
　・歴史公園内以外の遺跡は無料で車で見て廻ることができる

今回の旅の行程

　４月５日　　バンコク→カムペーンペット　走行距離453.4km
　４月６日　　カムペーンペット遺跡観光　　　
　４月７日　　カムペーンペット→チェンマイ　走行距離339.8km
　４月８日　　チェンマイ→シーサッチャナーライ　走行距離283.7km
●４月９日　　シーサッチャナーライ→スコータイ　走行距離68.8km
　４月１０日　スコータイ観光
　４月１１日　スコータイ→バンコク　走行距離458km

総走行距離1751.5km

エリア スコータイ(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

シーサッチャナーライから１時間程でスコータイ郊外に到着。
歴史公園郊外の遺跡は無料だと思っていたら、ゲートがありきっちり１００ＴＨＢ徴収された。

本日１１カ所目の遺跡は、Wat Saphan Hin

道路から山の頂上に建つWat Saphan Hinの立像が見える

ワット サパーン ヒン 寺院・教会

この遺跡は、日本人にとって忘れてはいけない事件が発生した場所

２００７年１１月２５日、大阪在住の当時２７歳の女性が殺害された事件現場

１４年経った今でも犯人は捕まっていないという・・・

Wat Saphan Hinに到着したのは１４時だったが、私の他に観光客はおらず、確かに閑散とした遺跡だった。

しかし、道路も見通せて大仏様もいらっしゃるこんな神聖な場所で、殺人事件が発生するとは到底思えない・・・

標高２００ｍほどの丘からの見渡せるタイの大地は、殺人現場とはとても思えない美しい景色・・・

女性の遺体は参道脇の草むらで見つかったそうだ・・・

ご冥福をお祈りいたすとともに、一日も早く犯人が捕まる事を願います。

改めて、自分の身は自分で守る。スキを見せない。大金を見せない。などなど初めて海外旅行した時の気持ちを忘れずに緊張感を持って行動しようと思う。

スコータイ様式の小さな仏塔

目が痛くなるほどの日差しに照らされた、どこまでも続く地平線。

高さ約200mの小高い丘陵に建つ寺院。

高さ12.50メートルの「アッタロッド大仏」

スコータイ王朝の石碑には「ラームカムヘーン大王は象に乗って度々この寺院へお参りしていた」と刻まれるそうだ。

望遠で覗くとスコータイ歴史公園内のチェディが沢山見えた

本堂壁は倒壊しないように補強されていた

シーサッチャナーライ歴史公園の山の上の寺院で見た水瓶に似たものに、水が溜まっていた。

やっぱり水瓶だったのかと思ったら、こっちはお供えものを燃やして処理するところとして使われていた・・・

この時１４時だが、既に逆光で正面から仏像を撮影する事が出来なかった・・・

本堂の壁はレンガ造。レンガ造の遺跡は久しぶりに見た気がする。

世界は平和であります様に
早く犯人が捕まる様に

寺院の名であるSaphan Hinは「石の橋」という意味で、麓から300メートルの石畳の道を登らないといけない。

本日１２カ所目の遺跡は、Wat Chedi Ngam

この遺跡も、道路脇から遺跡まで結晶片岩の石畳が続く

道端の日陰に駐車

石畳を登って行くと、チェディ塔頂部が段々見えて来た

丘の上には立派なチェディがあった

岩山なので地盤が良く礼拝堂の床は水平が保たれていた

なかなか荘厳なWat Chedi Ngamは、1965年に修復されたそうだ。

西側から見た礼拝堂

今回見て来た遺跡の中で一番細長い塔頂部。

何層にも塗り重ねられた化粧漆喰

チェディの祭壇

西側から見たチェディ

西側から見たチェディ塔頂部。今回見て来た遺跡の中で一番細長い塔頂部。

チェディのシルエット

礼拝堂床に結晶片岩が敷き詰められていたのが珍しかった

列柱にはラテライトが使われているが、調べてみるとスコータイではほとんど採れないそうだ。

１４：５０、もう体力が限界なのでホテルに向かう事に。別に石畳の上を歩かなくても良いが、なぜか歩いてしまう。

出発して間もなく丘の上の遺跡を発見

Wat Tham Heepも石畳を登ったところにチェディがあるようだが、車を停めて撮影のみ・・・

もうホテルに向かおうと思ったが、最後の最後に本日１３カ所目の遺跡は、ワット・プラユーン。

レンガ造りの礼拝堂

レンガ造りの本堂とスコータイ仏の立像

残念ながらお顔は消失している

この礼拝堂床にも結晶片岩が敷き詰められていた。これもスコータイ様式なのかもしれない。

長い列柱が、大きな礼拝堂だったことを想像させる

仏堂背面。

疲れてヘトヘトだったので、少しでも遺跡の近くまで車で行き、日陰に停めて暑さ対策。

遺跡までの砂利道には大きな水たまりがあって、車がドロドロになった。

ホテルに向かうが、車を停めて水路を撮影

至る所に遺跡があって、またまた車を停めてHo Thewalaiを撮影

１５：３０　ホテル到着
駐車場からフロントまで距離があるので、荷物が多いと運んでくれる様だ

レジェンダ スコータイ【SHA認定】 ホテル

現在は名前が「レジェンダ スコータイ リゾート」に変わっているようだ