タイの遺跡を全部巡るつもりが、コロナの影響で北部だけで終わってしまった旅　その２０　素晴らしい遺跡に大興奮

2021/04/09 - 2021/04/09

ソンクランの休暇どこに行こうか考えているうちに、７、８日にチェンマイ出張が入り５、６日が休みだったため、思い切って車でカムペーンペットの遺跡を見てからチェンマイまで北上し仕事を終え、南下しシーサッチャナーライ遺跡、スコータイの遺跡を見に行く事にした。

更にソンクランの休みが９日間あり折角なので、東側の遺跡も全部見に行こうと、１０泊１１日の旅を計画した。とりあえず１２日までホテルは予約したが、タイで２回目のロングドライブなので、疲労の度合いや連休中の渋滞、その他トラブルを考え、スコータイ以降の細かい行程は旅行中に考える事にして出発した。

しかし、４月８日バンコクでクラスターが発生し、４月９日政府からバンコクからの入県に隔離や報告義務を発表。１１日に泊まる予定だったホテルに確認メールしてみると、それに伴い宿泊できないという事実が判明。
残念ながらコロナの影響で、スコータイ以降の旅行が続けられなくなってしまった。

東側の遺跡が回れなかったのは残念だったが、全行程のホテルを予約してなかった事で、容易に旅を中止する決断ができた。
コロナ禍の中、ソンクラン休暇前に出発できたことで、北部の遺跡をほぼ制覇することが出来きラッキーだった。次回機会を作って東側の遺跡をゆっくり回ってみたいと思う。

遺跡を巡る旅で分かった事

　・４月は暑すぎるので、１２月～１月がベスト
　・遺跡正面は東側なので、午前中が順光で撮影にはベスト
　・有名な遺跡以外はほとんど人がいなので、一人旅はお勧め出来ない
　・吠える野良犬は威嚇に弱いが、唸り声をあげる犬には注意
　・猿のいる遺跡では、眼鏡はかけない方が良い
　・日焼け止め、虫よけ、水分補給は必須
　・歴史公園内以外の遺跡は無料で車で見て廻ることができる

今回の旅の行程

　４月５日　　バンコク→カムペーンペット　走行距離453.4km
　４月６日　　カムペーンペット遺跡観光　　　
　４月７日　　カムペーンペット→チェンマイ　走行距離339.8km
　４月８日　　チェンマイ→シーサッチャナーライ　走行距離283.7km
●４月９日　　シーサッチャナーライ→スコータイ　走行距離68.8km
　４月１０日　スコータイ観光
　４月１１日　スコータイ→バンコク　走行距離458km

総走行距離1751.5km

エリア シー・サッチャナーライ遺跡公園周辺(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自転車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日三ヶ所目の遺跡は、Wat Suan Kaeo Utthayan Yai

正門からチェディへ真っ直ぐ延びる通路

礼拝堂の巨大な列柱が素晴らしい

祭壇とチェディ

塔部が崩れてしまったチェディ

ここの列柱にも所々に出っ張りがあった

基壇の造りはWat Nang Phayaよりデザインされている

折角なので階段にも登ってみる

崩壊してしまった塔部

この遺跡も礼拝堂を見下ろす事が出来た

礼拝堂とチェディ

ラテライト造の境内を囲う塀

Wat Suan Kaeo Utthayan Yaiを２０分程見学

さっきヤスデを触りそうになったので、注意して見ていると赤い虫を発見！
赤＝危険というイメージがあるのでまたまたビビる・・・

調べてみるとアカホシカメムシの幼虫だった

本日四ヶ所目の遺跡は、Wat Chedi Chet Thaeo
Wat Chedi Chet Thaeo復元ＣＧ

Wat Chedi Chet Thaeoには、先端が蓮華状の蕾になっているスコータイ独特の様式のチェディがある

ワット チェデイ チェット テーオ 寺院・教会

カムペーンペットには見る事が出来なかったタイプのチェディ

カムペーンペットと同じくラテライトの平板を使った境内を囲う塀

入口右側に流木のような切り株が放置。なぜこんな所にあるのか分からない・・・

流木が遺跡に迫る化け物の様

Wat Chedi Chet Thaeoには３３のチェディがあり、宇宙論に基づき配置されているらしい・・・

礼拝堂祭壇と一番大きなチェディ

先端が蓮華状の蕾になっているスコータイ独特の様式のチェディ

蓮華状の蕾の先端

プラーンに見られる仏像とよく似た飾り

Wat Chedi Chet Thaeoにはスコータイ様式３種類のチェディがあるそうだが・・・

なかなか見分けがつかない

北東正門付近のチェディ

４面に仏龕が設けられている

プラーンに似た小さなチェディ

小さな礼拝堂

礼拝堂から見た一番大きなチェディ

蓮華状の蕾の先端

祭壇に祀られた坐像

一面だけ残った仏堂の壁

南西側のチェディは比較的保存状態が良かった

南西側のチェディ

一番南西側にある小さなチェディはメインのチェディと同じデザイン

一番大きなチェディには、両側に小さな階段があり登る事が出来た様だ

一番西側中央にあるチェディは、基壇上の四方に仏龕をもつ箱形の身舎をつくり、その上の中央と四隅に塔を載せた、シュリーヴイジャヤの建築様式の要素が強いもの。スコータイ独特のチェディ

スコータイ様式独特のチェディ

一番西側にあるチェディの足元には象の像があった

小さなチェディに残るスコータイ仏

一番北西側のチェディ

小さなチェディに残るスコータイ仏

一番西側中央にあるチェディには、大きな仏龕があり立像が祀られている

スコータイ仏の立像

スコータイ仏の遊行仏

仏龕上部に残る美しい高浮彫の化粧漆喰

非常に複雑なデザインのチェディ。

塔頂部にも仏龕があり、スコータイ仏が祀られている

塔頂部仏龕の立像

Wat Chang Lomが見えたが、その前に違う遺跡へ

だんだん暑くなって来てバテテ来たが、次の遺跡へ移動。

本日五ヶ所目の遺跡は、Wat Suan Keao Utthayan Noi

Wat Suan Keao Utthayan Noi復元ＣＧ

門から美しい仏堂が見えるが、看板が邪魔だった。

屋根まで残った保存状態の良いスコータイ様式の仏堂

仏堂の中には坐像が残っていた

Wat Chedi Chet Thaeoと同様、先端が蓮華状の蕾になっているスコータイ独特の様式のチェディ

先端が蓮華状の蕾になっているスコータイ独特の様式のチェディの両端に小さなチェディが配されていた様だ

塔へ登ることが出来る狭くて急な階段

境内を囲う塀はスコータイ様式独特のもの

崩壊寸前の小さなチェディ

仏堂西面

寺院というより、美しいチャペルと言う雰囲気のWat Suan Keao Utthayan Noiだった

１０時を過ぎ暑くなって来たが、水を持参してこなかった事に気付く・・・