トリエステ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2016年のゴールデンウイークは、成田からクロアチアのザグレブに入りイタリアのヴェネツィアから帰る航空券を確保。帰国日はゴールデンウイーク最終日の5月8日(日)にして、乗り継ぎ便を通常料金で入手できるよう1日と数時間前倒し、4月27日夜に出発した11泊12日のスケジュール。成田を出た翌日の午前にクロアチアの首都ザグレブに着き、翌日朝の国際列車でスロベニアの首都リュブリャナへ。リュブリャナからバスと列車でイタリア国境の町ノヴァゴリツァを往復し、3日目は列車でアドリア海の港町コペルへ。4日目はイストラ半島で再び国境を越えクロアチアのポレチへ。5日目はプーラ、ロヴィニを巡り、6日目にスロベニアのシュコツアン鍾乳洞を経てイタリアのトリエステに抜けます。<br /><br />7日目はトリエステから列車でヴェネツィアへ。ヴェネツィア本島観光後、列車を使って8日目はパドバとヴィチェンツァ、9日目はバッサーノ・デル・グラッパ、チッタデッラ、カステル・フランコ・ヴェネト、トレヴィーゾを巡り、再び夜のヴェネツィア本島へ。10日目は3回目のヴェネツィア本島観光後、夕刻の便でマルコポーロ空港からドーハ乗り継ぎで成田に帰国です。<br /><br />0日目<br />成田からカタール航空でドーハへ<br /><br />1日目~5日目<br />ドーハ乗り継ぎでクロアチアの首都ザグレブへ。スロベニアに移動して、首都リュブリャナからイストラ半島へ。アドリア海沿って、スロベニアとクロアチアの小さな街を巡ります。<br />https://4travel.jp/travelogue/11680489<br /><br />6日目 午前<br />タクシーで2回の国境越え スロベニアの世界遺産シュコツィアン洞窟群からイタリアのトリエステへ<br />https://4travel.jp/travelogue/11682590/<br /><br />6日目 午後<br />トリエステはオーストリアの面影の残る街<br />【この旅行記です】<br /><br />地図で見ると、トリエステはイタリア半島の付け根、アドリア海の一番奥まった所にスロベニアに食い込むように、国境近くに位置しています。ここはローマ時代からの歴史のある街。第一次世界大戦まではオーストリア=ハンガリー帝国領で海軍の基地があり、貿易でも重要な港湾都市として、アルプスを越えて首都ウィーンと鉄道で結ばれていました。<br /><br />第一次世界大戦でオーストリア=ハンガリー帝国が崩壊するとイタリア領となり、港湾の重要性は低下することに。第二次世界大戦によるイタリアの敗戦後はアドリア海沿いのトリエステからコペル、ピランを経てイストラ半島につながる沿岸地域が国連の管理下に置かれ、1954年にトリエステまでイタリアに、その南側はユーゴスラビアに分割されました。ユーゴスラビアになった南部は、スロベニアとクロアチアの独立時にさらに分割されるという複雑な歴史を経ています。<br /><br />7日目 午後<br />ヴェネツィアサンタルチア駅と地元民の生活が垣間見られるサンポーロ地区<br />https://4travel.jp/travelogue/11688623<br /><br />8日目 午前<br />ヴェネツィアからローカル列車で巡るパドヴァ<br />https://4travel.jp/travelogue/11689155<br /><br />8日目 午後<br />ヴェネツィアからローカル列車で巡る世界遺産の街ヴィチェンツァ<br />https://4travel.jp/travelogue/11689155<br /><br />9日目 午前<br />ヴェネツィアからローカル列車で巡るバッサーノ・デル・グラッパ<br />https://4travel.jp/travelogue/11689488<br /><br />9日目 昼<br />ヴェネツィアからローカル列車で巡る堀と城壁で囲まれた丸い街チッタデッラ<br />https://4travel.jp/travelogue/11689575<br /><br />9日目 午後<br />ヴェネツィアからローカル列車で巡るカステル・フランコ・ヴェネトとトレヴィーゾ<br />https://4travel.jp/travelogue/11689725<br /><br />9日目 夜<br />夜のヴェネツィア サンタルチア駅からカナルグランデ沿いにサンマルコ広場まで<br />https://4travel.jp/travelogue/11690046<br /><br />10日目 午前<br />サンタルチア駅から水上バスでサン・マルコ広場へ、カスッテロ地区散策<br />https://4travel.jp/travelogue/11690182<br /><br />10日目 午後<br />サン・マルコ寺院からリアルト橋、ヴェネツィアマルコポーロ空港から帰国へ<br />https://4travel.jp/travelogue/11690502

北東イタリア鉄道の旅 (その1 トリエステはオーストリアの面影の残る街)

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2016/05/03 - 2016/05/03

52位(同エリア118件中)

モボ101

モボ101さん

2016年のゴールデンウイークは、成田からクロアチアのザグレブに入りイタリアのヴェネツィアから帰る航空券を確保。帰国日はゴールデンウイーク最終日の5月8日(日)にして、乗り継ぎ便を通常料金で入手できるよう1日と数時間前倒し、4月27日夜に出発した11泊12日のスケジュール。成田を出た翌日の午前にクロアチアの首都ザグレブに着き、翌日朝の国際列車でスロベニアの首都リュブリャナへ。リュブリャナからバスと列車でイタリア国境の町ノヴァゴリツァを往復し、3日目は列車でアドリア海の港町コペルへ。4日目はイストラ半島で再び国境を越えクロアチアのポレチへ。5日目はプーラ、ロヴィニを巡り、6日目にスロベニアのシュコツアン鍾乳洞を経てイタリアのトリエステに抜けます。

7日目はトリエステから列車でヴェネツィアへ。ヴェネツィア本島観光後、列車を使って8日目はパドバとヴィチェンツァ、9日目はバッサーノ・デル・グラッパ、チッタデッラ、カステル・フランコ・ヴェネト、トレヴィーゾを巡り、再び夜のヴェネツィア本島へ。10日目は3回目のヴェネツィア本島観光後、夕刻の便でマルコポーロ空港からドーハ乗り継ぎで成田に帰国です。

0日目
成田からカタール航空でドーハへ

1日目~5日目
ドーハ乗り継ぎでクロアチアの首都ザグレブへ。スロベニアに移動して、首都リュブリャナからイストラ半島へ。アドリア海沿って、スロベニアとクロアチアの小さな街を巡ります。
https://4travel.jp/travelogue/11680489

6日目 午前
タクシーで2回の国境越え スロベニアの世界遺産シュコツィアン洞窟群からイタリアのトリエステへ
https://4travel.jp/travelogue/11682590/

6日目 午後
トリエステはオーストリアの面影の残る街
【この旅行記です】

地図で見ると、トリエステはイタリア半島の付け根、アドリア海の一番奥まった所にスロベニアに食い込むように、国境近くに位置しています。ここはローマ時代からの歴史のある街。第一次世界大戦まではオーストリア=ハンガリー帝国領で海軍の基地があり、貿易でも重要な港湾都市として、アルプスを越えて首都ウィーンと鉄道で結ばれていました。

第一次世界大戦でオーストリア=ハンガリー帝国が崩壊するとイタリア領となり、港湾の重要性は低下することに。第二次世界大戦によるイタリアの敗戦後はアドリア海沿いのトリエステからコペル、ピランを経てイストラ半島につながる沿岸地域が国連の管理下に置かれ、1954年にトリエステまでイタリアに、その南側はユーゴスラビアに分割されました。ユーゴスラビアになった南部は、スロベニアとクロアチアの独立時にさらに分割されるという複雑な歴史を経ています。

7日目 午後
ヴェネツィアサンタルチア駅と地元民の生活が垣間見られるサンポーロ地区
https://4travel.jp/travelogue/11688623

8日目 午前
ヴェネツィアからローカル列車で巡るパドヴァ
https://4travel.jp/travelogue/11689155

8日目 午後
ヴェネツィアからローカル列車で巡る世界遺産の街ヴィチェンツァ
https://4travel.jp/travelogue/11689155

9日目 午前
ヴェネツィアからローカル列車で巡るバッサーノ・デル・グラッパ
https://4travel.jp/travelogue/11689488

9日目 昼
ヴェネツィアからローカル列車で巡る堀と城壁で囲まれた丸い街チッタデッラ
https://4travel.jp/travelogue/11689575

9日目 午後
ヴェネツィアからローカル列車で巡るカステル・フランコ・ヴェネトとトレヴィーゾ
https://4travel.jp/travelogue/11689725

9日目 夜
夜のヴェネツィア サンタルチア駅からカナルグランデ沿いにサンマルコ広場まで
https://4travel.jp/travelogue/11690046

10日目 午前
サンタルチア駅から水上バスでサン・マルコ広場へ、カスッテロ地区散策
https://4travel.jp/travelogue/11690182

10日目 午後
サン・マルコ寺院からリアルト橋、ヴェネツィアマルコポーロ空港から帰国へ
https://4travel.jp/travelogue/11690502

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
交通
3.5
同行者
その他
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 翌日は午後の列車でヴェネツィアに向かうので、下見を兼ねてあらかじめチケットを買いにトリエステ中央駅へ。列車の時刻案内と自動券売機。<br />

    翌日は午後の列車でヴェネツィアに向かうので、下見を兼ねてあらかじめチケットを買いにトリエステ中央駅へ。列車の時刻案内と自動券売機。

  • イタリア鉄道の線路はトリエステ中央駅で行き止まり。石造りの立派な駅舎の中に乗客は少なく、切符売り場も閑散としています。イタリアはドイツのような、窓口で買うと手数料の上乗せはないので、カウンターで翌日のヴェネツィアまでの快速のチケットを購入。

    イタリア鉄道の線路はトリエステ中央駅で行き止まり。石造りの立派な駅舎の中に乗客は少なく、切符売り場も閑散としています。イタリアはドイツのような、窓口で買うと手数料の上乗せはないので、カウンターで翌日のヴェネツィアまでの快速のチケットを購入。

  • ちょうどお昼時。駅舎内にバールを見つけ、ここで昼食にすることに。

    ちょうどお昼時。駅舎内にバールを見つけ、ここで昼食にすることに。

  • 食後に頭端式のホームに出てみます。これは、ミラノに向かう在来線の高速列車フレッチャビアンカ(白い矢)。

    食後に頭端式のホームに出てみます。これは、ミラノに向かう在来線の高速列車フレッチャビアンカ(白い矢)。

  • ベネツィア方面の片運転台E464型電気機関車プッシュプルの客車列車。

    ベネツィア方面の片運転台E464型電気機関車プッシュプルの客車列車。

  • ウーディネ方面行き、3車体連節部分低床車ミヌエット。

    ウーディネ方面行き、3車体連節部分低床車ミヌエット。

  • 午後はトリエステの街歩き。中央駅から市街地に向かう通りには石造りの立派な建物が立ち並びます。

    午後はトリエステの街歩き。中央駅から市街地に向かう通りには石造りの立派な建物が立ち並びます。

  • 第一次世界大戦から一世紀を経ても、ここはローマやミラノよりウィーンに近い雰囲気。

    第一次世界大戦から一世紀を経ても、ここはローマやミラノよりウィーンに近い雰囲気。

  • 港から切れ込んだカナル・グランデ(大運河)の奥に建つ、サン・アントニオ・ヌオヴォ教会。

    港から切れ込んだカナル・グランデ(大運河)の奥に建つ、サン・アントニオ・ヌオヴォ教会。

  • すぐ横にセルビア正教会が建っているのは、この地の複雑な歴史を表しているよう。

    すぐ横にセルビア正教会が建っているのは、この地の複雑な歴史を表しているよう。

  • 市街地のビルの谷間に、いきなり2000年前のローマ劇場が出現。

    市街地のビルの谷間に、いきなり2000年前のローマ劇場が出現。

  • 背後から見たローマ劇場。ここからサン・ジュストの丘に続く石畳の坂道を登ります。これが結構きつい。上まで昇り詰めたらバス停があったので、帰りは売店でチケットを買ってホテルの近くまで乗ったけど、往きに乗れば良かった。

    背後から見たローマ劇場。ここからサン・ジュストの丘に続く石畳の坂道を登ります。これが結構きつい。上まで昇り詰めたらバス停があったので、帰りは売店でチケットを買ってホテルの近くまで乗ったけど、往きに乗れば良かった。

  • 丘の上に建つのがサン・ジュスト大聖堂。この丘はローマ時代の街の中心、神殿があったところに5世紀頃に最初の教会が建てられたのだとか。

    丘の上に建つのがサン・ジュスト大聖堂。この丘はローマ時代の街の中心、神殿があったところに5世紀頃に最初の教会が建てられたのだとか。

  • こちらは大聖堂の側面。

    こちらは大聖堂の側面。

  • 大聖堂の入り口は鐘楼の横から。

    大聖堂の入り口は鐘楼の横から。

  • 11世紀頃には、サン・ジュストの丘の上に2つの教会が並んでいたそうで、14世紀頃に、その2つの教会をまとめて1つの教会にしたのがサン・ジュスト大聖堂。中央の身廊はその時に増築した部分。左右の身廊は、それぞれ11世紀頃からの教会を引き継いでいるものなのだとか。

    11世紀頃には、サン・ジュストの丘の上に2つの教会が並んでいたそうで、14世紀頃に、その2つの教会をまとめて1つの教会にしたのがサン・ジュスト大聖堂。中央の身廊はその時に増築した部分。左右の身廊は、それぞれ11世紀頃からの教会を引き継いでいるものなのだとか。

  • 中央の後陣のモザイクは20世紀の作品。

    中央の後陣のモザイクは20世紀の作品。

  • 12~13世紀のキリストと聖ジュストと聖セルヴォロのモザイク。<br /><br />左右の後陣のモザイクは12~13世紀のものだそうです。社会科見学の生徒が来ていて、先生が説明の時にコインを入れると、後陣のモザイクが照明で浮かび上がるシステム。

    12~13世紀のキリストと聖ジュストと聖セルヴォロのモザイク。

    左右の後陣のモザイクは12~13世紀のものだそうです。社会科見学の生徒が来ていて、先生が説明の時にコインを入れると、後陣のモザイクが照明で浮かび上がるシステム。

  • 12~13世紀の聖母と大天使ミカエルとガブリエルのモザイク。

    12~13世紀の聖母と大天使ミカエルとガブリエルのモザイク。

  • 一番右の後陣に残る13世紀のフレスコ画。

    一番右の後陣に残る13世紀のフレスコ画。

  • 堂内の床の一部には、5世紀のモザイクが残っています。

    堂内の床の一部には、5世紀のモザイクが残っています。

  • サン・ジュストの丘からはオレンジ色の屋根瓦が連なるトリエステの街とトリエステ港、その向こうに広がるアドリア海が見渡せます。

    サン・ジュストの丘からはオレンジ色の屋根瓦が連なるトリエステの街とトリエステ港、その向こうに広がるアドリア海が見渡せます。

  • アドリア海に面して、海の幸に恵まれたトリエステ。

    アドリア海に面して、海の幸に恵まれたトリエステ。

  • 夕食は、ホテルで紹介してもらった地元のレストランで。

    夕食は、ホテルで紹介してもらった地元のレストランで。

  • ビールとワインにイタリアンのシーフードを満喫して、

    ビールとワインにイタリアンのシーフードを満喫して、

  • 大満足。

    大満足。

  • 北イタリア東端の人口20万人余りの街トリエステ。昼間歩いた感触では、この旅行で訪れてきたスロベニアやクロアチアの街と同様に、特に治安の問題は無さそう。レストランの帰りにホテルの反対方向へ夜の散策です。街角に顔をのぞかせているトラムの姿。

    北イタリア東端の人口20万人余りの街トリエステ。昼間歩いた感触では、この旅行で訪れてきたスロベニアやクロアチアの街と同様に、特に治安の問題は無さそう。レストランの帰りにホテルの反対方向へ夜の散策です。街角に顔をのぞかせているトラムの姿。

  • 20時過ぎには運行を終了する早仕舞いのトラムが1両、パンタを降ろして留置中。明朝7時の始発便になるまで、眠りについています。

    20時過ぎには運行を終了する早仕舞いのトラムが1両、パンタを降ろして留置中。明朝7時の始発便になるまで、眠りについています。

  • 政府庁舎の建つヴィットリオ・ヴェネト広場。

    政府庁舎の建つヴィットリオ・ヴェネト広場。

  • 街の明かりを映す大運河。

    街の明かりを映す大運河。

  • 建物がライトアップされている、港に面したウタニ・ディタリア広場へ。

    建物がライトアップされている、港に面したウタニ・ディタリア広場へ。

  • ここは、19世紀末のオーストリア=ハンガリー帝国時代に整備された広場。

    ここは、19世紀末のオーストリア=ハンガリー帝国時代に整備された広場。

  • 県の庁舎をはじめ荘厳な建物群が広場を取り囲み、

    県の庁舎をはじめ荘厳な建物群が広場を取り囲み、

  • やっぱりウィーンの雰囲気です。

    やっぱりウィーンの雰囲気です。

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