2016/04/30 - 2016/04/30
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モボ101さん
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2016年のゴールデンウイークは、成田からクロアチアのザグレブに入りイタリアのヴェネツィアから帰る航空券を確保。帰国日はゴールデンウイーク最終日の5月8日(日)にして、乗り継ぎ便を通常料金で入手できるよう1日と数時間前倒し、4月27日夜に出発した11泊12日のスケジュール。成田を出た翌日の午前にクロアチアの首都ザグレブに着き、翌日朝の国際列車でスロベニアの首都リュブリャナへ。リュブリャナからバスと列車でイタリア国境の町ノヴァゴリツァを往復し、3日目は列車でアドリア海の港町コペルへ。4日目はイストラ半島で再び国境を越えクロアチアのポレチへ。5日目はプーラ、ロヴィニを巡り、6日目にスロベニアのシュコツアン鍾乳洞を経てイタリアのトリエステに抜けます。
社会主義の国として、南東ヨーロッパのバルカン半島にあったユーゴスラビア連邦人民共和国は、7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字を1つの国家に押し込めていたものが、ベルリンの壁崩壊後の1991年から民族間の内戦を経て解体され、6つの共和国に分離独立。スロベニアは2004年にEUに加盟し2007年にシェンゲン協定が発効、クロアチアは2013年にEUに加盟を果たしたものの、2016年の時点ではシェンゲン協定には加盟の計画はあっても実現していなかったため、かつては同じユーゴスラビアであった両国間の国境では出入国管理がおこなわれていました。 その後、2019年にシェンゲン協定への加盟が承認されたようです。スロベニアの通貨は2007年にユーロを導入、クロアチアも導入計画はあるものの、まだクーナのままとなっています。
0日目
成田からカタール航空でドーハへ
1日目
ドーハ乗り継ぎでクロアチアの首都ザグレブ。空港からバスで市内へ。ザグレブ中央駅の列車とトラムとケーブルカーで巡るザグレブ旧市街。
https://4travel.jp/travelogue/11680489
2日目 午前
ザグレブから国際列車ユーロシティーでスロベニアの首都リュブリャナ。路線バスでイタリア国境の街、かつて第二のベルリンの壁といわれたノヴァゴリツァへ。
https://4travel.jp/travelogue/11680614
2日目 午後
ノヴァゴリツァからボーヒン鉄道でイェセニツェ乗り継ぎリュブリャナへ
https://4travel.jp/travelogue/11680668
3日目 午前
スロベニアの首都リュブリャナ散策後鉄道博物館訪問とリュブリャナ駅の列車
https://4travel.jp/travelogue/11681130
3日目 午後
リュブリャナからローカル列車でアドリア海のコペルへ トロッコで行くポストイナ鍾乳洞も
【この旅行記です】
4日目 午前
スロベニアにヴェネツィア共和国の面影 アドリア海の小さな港町コペル・イゾラ・ピラン
https://4travel.jp/travelogue/11681786
4日目 午後
クロアチアにヴェネツィア共和国の面影 イストラ半島アドリア海の港町ポレチュ
https://4travel.jp/travelogue/11682111
5日目 午前
クロアチアのプーラはイストラ半島最南端ローマ時代の神殿や円形劇場の残る街
https://4travel.jp/travelogue/11682271
5日目 午後
クロアチア イストラ半島のロヴィニはヨーロッパ人に人気の美しい港町
https://4travel.jp/travelogue/11682516
6日目 午前
タクシーで2回の国境越え スロベニアの世界遺産シュコツィアン洞窟群からイタリアへ
https://4travel.jp/travelogue/11682590
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
午後の列車で、スロベニアの首都リュブリャナからアドリア海に面したイストラ半島のつけ根にある港町、コペルに向かいます。この区間は列車本数が少なく、2016年には1日にローカル列車とICがそれぞれ午前と午後に1本ずつの計4往復だったように記憶しています。一般の人は、リュブリャナからバスを使うのでしょう。
ホテルで荷物をピックアップして、リュブリャナ駅に戻ってきます。ディーゼル機関車の牽く舶用コンテナを積載した貨物列車が通過。大陸では、日本のようなトレーラートラックでは輸送量が間に合いませんね。 -
コペル行きのローカル列車は、青いデジロの2車体連節車。それにしても、車体一面の見事な落書き。窓ガラスの部分だけは消してあるのがまだ救い。
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駅を出るとすぐに、北に向かうオーストリアにつながる幹線と別れ、一路西へ。線路は単線になり車窓に緑が広がります。
車内で検札に来た車掌が言うには、線路工事のため途中駅で代行バスに乗り換えだとか。そんなこと、切符を買ったときには聞いていないよ。 -
今日で4月も終わりだけれど、標高が上がると線路際に雪が残るヴェルド駅。
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ロガテツ駅で大勢降りるなと思っていたら、乗客の一人が“乗り換えだよ”と英語で教えてくれ、慌てて荷物をまとめて下車。
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この先が線路工事で休止中らしい。ヨーロッパでは、時々遭遇します。
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駅前で待っていたバスに乗り換えます。列車の車掌も一緒にバスに乗ってきて発車。
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2両編成の電車の乗客は、1台のバスに十分納まる人数。
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途中のいくつかの駅に立ち寄り、バスの向こうに鍾乳洞で有名なポストイナ駅が見えてきました。駅の横には蒸気機関車が保存されていて、ここで数人の乗降があります。
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ポストイナ駅から先も、そのままこの代行バスに乗り続けますが、この旅行の4年前、2012年にパックツアーでポストイナ鍾乳洞を訪れているので、ここで紹介しておきます。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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ピウカ川が200万年にわたって浸食を続けた洞窟の総延長は約20kmに及び、ヨーロッパ最大級の規模を誇るポストイナ鍾乳洞。その中で観光客に公開されているのは5kmほど。入口から3.5km地点、までトロッコに乗って向かいます。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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19世紀後半に洞窟内に人車軌道が敷設され、20世紀前半に蒸気機関車を導入。20世紀半ばから電気動力になったそうで、この時のものと思われるバッテリー式の電気機関車と客車が、外に保存展示されています。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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かつて使われていた機関車と客車。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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自動改札を通ってホームに入ると、 (2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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モデルチェンジしたバッテリー式電気機関車が、オープン客車を連結して待っています。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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トロッコに乗車すると、 (2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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前方のトンネルに向かって発車。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
https://youtu.be/TEjLYVwxW5M
2012年冬のポストイナ鍾乳洞を行くトロッコの行路を動画でご覧ください。 -
トロッコが接近すると洞内の照明が点灯するようです。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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トンネルの天井が低いので、進行中は椅子から立ち上がり厳禁。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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10分足らずの乗車で、トロッコは広いホールのある終点に到着して全員下車。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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乗車と下車でホームを分けているようで、トロッコは回送でそのまま発車していきます。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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ここから先は、言語別に分かれて徒歩で見学です。日本語はないので、英語のガイドについて行くことに。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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起伏に富む鍾乳洞の内部では、イマイチよくわからないものの英語の解説を聞きながら山に登り、第一次大戦中にロシア人捕虜を使って架けたというロシア橋を渡り、1時間ほどの行程。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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日本人にとっては鍾乳洞はそれほど珍しいものではないものの、ガイドがスパゲッティーと言っていた天井から下がる無数の細いブリリアント鍾乳石は圧巻でした。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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最後に、洞窟の中に棲息する目が退化したホライモリが飼われている水槽。地元では、昔はドラゴンの赤ちゃんと信じられていたのだとか。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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再びトロッコに乗車。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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地上の出口へ向かいます。(2012年冬のポストイナ鍾乳洞)
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再び、2016年の代行バスの話に戻ります。ロガテツ駅から40分ほど乗車して、バスはピフカ駅に横付け。業務用の車両が停まっている。
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ホームで待っている2車体連節車のコペル行きに乗り換えます。
ピフカからしばらく行くとディヴァーチャ駅。ここにはシュコツィアン洞窟群があり、最近は増えたものの、長い間スロベニア唯一の世界遺産になっていました。ポストイナ鍾乳洞はトロッコを敷設する等、人の手を加えすぎたため、世界遺産として認められなかったという話もあるようです。 -
シュコツィアン鍾乳洞は後日訪問する事にして、ディヴァーチャ駅でセザナを経てイタリアのトリエステの丘の上にあるオピチーナに向かう路線を分岐したローカル電車はコペルへ。やがて夕陽の方角の眼下に海が見えはじめ、雄大な風景の中を勾配を緩和するため大きく弧を描きながら、列車はアドリア海に向けて降りていきます。
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途中で代行バスをはさんだため、列車は定刻の2時間半より20分ほど遅れ、行き止まり式ホームのコペルに到着。駅のホームに屋根がない。
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駅名表示は“Koper Capodistria”。スロベニア語のコペルはイタリア語ではカポディストリアと呼ぶのだとか。
アドリア海に面したこの地は、13世紀末から500年間ヴェネツィア共和国領で、18世紀末にはオーストリア帝国、第一次世界大戦でイタリア、第二次世界大戦後はユーゴスラビア、1991年の独立でスロベニアとめまぐるしく変化し、歴史的な経緯からスロベニア語とイタリア語が市の公用語になり、街中の標識等には併記されています。 -
駅前に保存されているナローゲージの蒸気機関車。イストラ半島をオーストリア帝国が支配していた時代に建設された軽便鉄道。今はイタリアになっているトリエステからアドリア海沿いにコペル、イゾラを経由し、今はクロアチアの内陸部を経てアドリア海に面したポレチに至るパレンジャーナ鉄道の機関車です。
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イタリア時代に廃線になってから既に80年、ユーゴスラビア時代に復活が検討されたものの実現せず、今では3か国に分断されたこの経路を国際線のバスがつなぎ、廃線跡の一部はサイクリングロードとして活用されているのだとか。
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