2016/05/03 - 2016/05/03
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モボ101さん
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2016年のゴールデンウイークは、成田からクロアチアのザグレブに入りイタリアのヴェネツィアから帰る航空券を確保。帰国日はゴールデンウイーク最終日の5月8日(日)にして、乗り継ぎ便を通常料金で入手できるよう1日と数時間前倒し、4月27日夜に出発した11泊12日のスケジュール。成田を出た翌日の午前にクロアチアの首都ザグレブに着き、翌日朝の国際列車でスロベニアの首都リュブリャナへ。リュブリャナからバスと列車でイタリア国境の町ノヴァゴリツァを往復し、3日目は列車でアドリア海の港町コペルへ。4日目はイストラ半島で再び国境を越えクロアチアのポレチへ。5日目はプーラ、ロヴィニを巡り、6日目にスロベニアのシュコツアン鍾乳洞を経てイタリアのトリエステに抜けます。
社会主義の国として、南東ヨーロッパのバルカン半島にあったユーゴスラビア連邦人民共和国は、7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字を1つの国家に押し込めていたものが、ベルリンの壁崩壊後の1991年から民族間の内戦を経て解体され、6つの共和国に分離独立。スロベニアは2004年にEUに加盟し2007年にシェンゲン協定が発効、クロアチアは2013年にEUに加盟を果たしたものの、2016年の時点ではシェンゲン協定には加盟の計画はあっても実現していなかったため、かつては同じユーゴスラビアであった両国間の国境では出入国管理がおこなわれていました。 その後、2019年にシェンゲン協定への加盟が承認されたようです。スロベニアの通貨は2007年にユーロを導入、クロアチアも導入計画はあるものの、まだクーナのままとなっています。
0日目
成田からカタール航空でドーハへ
1日目
ドーハ乗り継ぎでクロアチアの首都ザグレブ。空港からバスで市内へ。ザグレブ中央駅の列車とトラムとケーブルカーで巡るザグレブ旧市街。
https://4travel.jp/travelogue/11680489
2日目 午前
ザグレブから国際列車ユーロシティーでスロベニアの首都リュブリャナ。路線バスでイタリア国境の街、かつて第二のベルリンの壁といわれたノヴァゴリツァへ。
https://4travel.jp/travelogue/11680614
2日目 午後
ノヴァゴリツァからボーヒン鉄道でイェセニツェ乗り継ぎリュブリャナへ
https://4travel.jp/travelogue/11680668
3日目 午前
スロベニアの首都リュブリャナ散策後鉄道博物館訪問とリュブリャナ駅の列車
https://4travel.jp/travelogue/11681130
3日目 午後
リュブリャナからローカル列車でアドリア海のコペルへ トロッコで行くポストイナ鍾乳洞も
https://4travel.jp/travelogue/11681510
4日目 午前
スロベニアにヴェネツィア共和国の面影 アドリア海の小さな港町コペル・イゾラ・ピラン
https://4travel.jp/travelogue/11681786
4日目 午後
クロアチアにヴェネツィア共和国の面影 イストラ半島アドリア海の港町ポレチュ
https://4travel.jp/travelogue/11682111
5日目 午前
クロアチアのプーラはイストラ半島最南端ローマ時代の神殿や円形劇場の残る街
https://4travel.jp/travelogue/11682271
5日目 午後
クロアチア イストラ半島のロヴィニはヨーロッパ人に人気の美しい港町
https://4travel.jp/travelogue/11682516
6日目 午前
タクシーで2回の国境越え スロベニアの世界遺産シュコツィアン洞窟群からイタリアへ
【この旅行記です】
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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2日前にスロベニアのコペルからここクロアチアのポレチュまで乗ったタクシーが、国境を越えてホテルまで迎えに来ました。6日目は、スロベニアのシュコツィアン鍾乳洞に立ち寄った後、イタリア東端の街トリエステまで、タクシーで3ヶ国縦断。
アドリア海沿いのポレチュから半島の内陸側に向かい、高速道路に乗ります。クロアチアとスロベニアの国境検問所を過ぎてて、3日前に宿泊したコペルを通過。 -
当初の計画では、高速バスと路面電車、スロベニア鉄道と送迎バスを乗り継ぎ、トリエステ経由で4時間半かかるところを、1時間と少々でシュコツィアン鍾乳洞に到着。駐車場にタクシーを待たせてビジターセンターへ。既に観光客は集まっているものの、まだチケット売り場がオープンしていない。
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チケット売り場の隣にはカフェも。
シュコツィアン鍾乳洞はガイドツアーによる入場に限定されていて、夏期のハイシーズンは毎正時に出発するものの、日本のゴールデンウイークはまだオフシーズンで、朝と昼、午後の3回だけ。当初は13時のガイドツアーに参加する予定にしていたけど、タクシーを使ったので10時に間に合いました。 -
チケット売り場がオープンするまでの間を利用して、ビジターセンターの先にある絶景ポイントへ。
石灰岩が浸食されて開いたのか、地面に巨大な2つの穴が出現し、その向こうには教会の塔が。これは奥の方の穴。 -
もう一つ、手前の穴には滝が流れ落ちていて、その途中の遊歩道に橋が架かっています。
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滝のクローズアップ。鍾乳洞の見学コースの最後に、この穴の底に出るらしい。
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ようやく窓口が開き、全員が入場券を買い終えると、
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2人のガイドのあとについて、ビジターセンターから少し離れた鍾乳洞へむかいます。
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鍾乳洞の入り口に到着。
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ここでスロベニア語と英語に分かれて、それぞれのガイドから鍾乳洞の概要や注意事項等の説明があります。
さすがはゴールデンウイーク。他にも日本人の個人旅行客が2組ほど。うち1組はポストイナ鍾乳洞からタクシーで来たのだとか。 -
入場券を自動改札機に読み取らせ、ガイドに続いて鍾乳洞に入ります。内部は珍しい鍾乳石や天井の高いホールがあり、やがてゴーゴーと川の流れる音が響いてくると、吊り橋が架かり高さ50m近い断崖から見下ろす地底の大渓谷。
山口の秋芳洞、高知の龍河洞、福島のあぶくま洞、岩手の龍泉洞など日本の主な鍾乳洞を見てきましたが、さすがはカルストの語源にもなった世界遺産の鍾乳洞。そのスケールは桁違いです。
残念ながら内部は撮影禁止。洞内の様子は下記のURLをクリックまたはタップして、シュコツィアン鍾乳洞の公式ホームページからご覧ください。
https://www.park-skocjanske-jame.si/
写真と動画、360度パノラミックギャラリーは、
https://www.park-skocjanske-jame.si/en/gallery/foto/skocjanske-jame_3 -
アップダウンのある洞内を1時間20分ほどかけて歩き、向こうに出口の明かりが見えてくると、ここから先は写真を撮っても良いよとガイドから声がかかります。
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こんな穴から降りてくると、
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前方には緑の渓谷が。
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外の光が差し込む洞の鍾乳洞の出口。
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外に出たところは、先ほど上から見ていた地面に開いた巨大な穴の底。
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ユネスコ世界遺産のプレート。今では増えたけど、以前はここがスロベニア唯一の世界遺産だったのだとか。
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先ほど上から見ていた滝が、目の前に流れ落ちています。
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渓谷沿いの遊歩道。
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こんな崖っぷちの道を行くと、
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ケーブルカー乗り場。斜めに登るエレベータのようなケーブルカーに乗り、穴の底から地上に戻ります。
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待たせていたタクシーに再び乗って、イタリア側の国境の街トリエステへ。国境を越えると眼下にトリエステを見下ろす高台に出て、急な坂道を下っていきます。スロベニア、イタリアともシェンゲン協定加盟国のため、運転手にここが国境だよと言われなければ、いつイタリアに入ったのかわかりません。
タクシーでクロアチアから3か国縦断、半日がかりで2回国境を越えトリエステ中央駅近く、トラム乗り場の横のホテルに到着。今回は約束通りの130ユーロの支払い。4人で乗れば1人4000円ほど。「鉄道の旅」などというタイトルをつけておきながら、交通不便なところのタクシー移動は楽でした。旧共産圏の運賃はまだ安い。
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旅行記グループ クロアチア・スロベニア・北東イタリア鉄道の旅 2016ゴールデンウイーク
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