2014.11 ツアーで行ってみたタイランド（10）ソンテウで巡る、カンチャナブリーの観光スポット。

2014/11/15 - 2014/11/19

ナムトク線1.5往復を楽しんだあとは、カンチャナブリーにて下車。せっかくなのでタイの地方都市を観光していきたいと思います。
路線こそ決まっているものの時間とかめっちゃ適当に走っていそうなソンテウに乗ってカンチャナブリーのバスターミナルへ。そこからレンタサイクルを借りてと思っていましたが、結局声をかけてきた運転手さんのソンテウをチャーターして観光スポットを巡ることになりました。

584冊目　2021/03/06投稿

エリア カンチャナブリ(タイ)

200バーツでタイ国鉄に揺られること8時間弱。

カンチャナブリー駅にて下車しました。

カンチャナブリー駅 駅

カンチャナブリー駅の駅舎。WELCOM TO KANCHANABURIと書かれてますね。ということはその上のタイ文字、白い飾り文字のところが「カンチャナブリ」かな？

カンチャナブリー駅の時刻表。一日8本かつ909・910列車は土日のみの運行ですね。乗ってきた258列車は本来カンチャナブリーに1442到着の予定。一方現在時刻は1617。90分遅れであります。
一方、時刻表見ると、トンブリ発ナムトク行き下り259レがカンチャナブリー1617になっていましたが……この列車見かけたっけ？　それともこちらの列車も遅れてたのかしら。

さて、駅前に出てきました。ここからまずは街の中心部にあるバスターミナルに向かいたいんだけど……。

ソンテウと呼ばれる乗り合いバンが駅からバスターミナルまで頻発しているとネットに載っていたのですが……ってあれだな。ちょうど目の前で行ってしまいました。あらら。

まあ数分から十数分くらい待てば次の車が来るでしょう。

その間に駅前に展示されていた蒸気機関車を見物していました。

ここって泰緬鉄道博物館の屋外展示だったんでしょうか。せっかくだからこの博物館も見学して行けばよかったなあ。

泰緬鉄道博物館 博物館・美術館・ギャラリー

そんなことをしていたら10分もしないうちにソンテウがやってきたので乗り込みましょう。

ソンテウ (カンチャナブリ) タクシー系

運行許可証と運賃表かね。個人経営のソンテウが決められた（？）路線をそれぞれ走っている形でしょうか？

なるほど、ソンテウこんな感じか～。

ローカルな乗り物です。

なんだ、この椅子の山。屋台とかで使うんでしょうか。

なんというか地方都市って感じですね～

1630, バスターミナルに到着。

屋根のついた乗り場に

カンチャナブリー バスターミナル バス系

カンチャナブリー市内の路線を走るソンテウや

各地を結ぶバスやロットゥーが並んでいます。

カンチャナブリー バスターミナル バス系

バスターミナルの中はこんな感じ。

窓口で切符を購入して乗るんでしょうね。

カンチャナブリー バスターミナル バス系

さて、ここからはカンチャナブリー観光。バスターミナル付近でレンタサイクルを借りることができて、一日50Bと聞いていたのですがどこにあるのかな～と探していると、ソンテウの運転士さんが「観光ならこの3箇所巡る貸し切りツアーはどうだい、ココとココ、あとココまわってこの値段。案内するよ？」と声をかけてきました。
いやあ、ここは安くレンタサイクルで……と思っていたものの、よく考えたら明日には帰国だから、タイバーツ残していても仕方ないしな、列車遅れて観光時間も減ったしなあ……。2時間程度貸し切りで街から少し離れたところもまわってくれて300Bならまあ別に（相場としてはわからないけど）悪くないのでは？
というわけで、交渉成立。急遽貸し切りソンテウに揺られてカンチャナブリー観光をすることになりました。さっそく後ろに……あ、助手席でいいの？　それでは出発。

ソンテウ (カンチャナブリ) タクシー系

ああ、クウェー川。

クウェー川 (クワイ川) 滝・河川・湖

まずやってきたのはJEATH戦争博物館。

JEATH戦争博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ここは館内撮影禁止だったようで、写真はほとんどなし。

第二次世界大戦博物館 博物館・美術館・ギャラリー

旅行記を書くために写真＆メール記録を読み返すまで、行ったこと忘れていました（汗）。思い出してみれば、なんとなーく展示見学した記憶あるわ。
でも他の方のクチコミとか見ると、蒸気機関車とか展示してあったみたいなんだけど、こんなのあったっけ？

写真の時間を見ると、滞在時間は10分少々だったようです。
……それだけの時間で展示見れたのかしら、当時の私。

それではソンテウに戻って出発。

クウェー川を渡って

サンウォン法王橋というそうです。

助手席から後ろを振り返って、客室（いや、やはり荷台？）を眺めてみる。

3228号線を走っていって

運転手さんと片言の英語でお話しつつ

カンチャナブリーの郊外を走って

チョンカイ共同墓地へ。

チョンカイ共同墓地 モニュメント・記念碑

こちらのきれいな墓地は

1939年から45年の戦争で亡くなった連合国軍兵士・捕虜のお墓です。

案内には泰緬鉄道に関する記述もありました。ナムトク線の旅は実に楽しかったですけれども

JEATH戦争博物館やこうした墓地を巡ると、日本も関わった戦争遺産なんだなあとしみじみ感じ入ります。

カンチャナブリーの市街地に近い連合国軍共同墓地は観光客も多いそうですけれども

こちらのチョンカイ共同墓地はまったく人がおらず

芝生で綺麗に整備された墓地は大変静謐な空気が漂っていました。

日が少しずつ傾く中、70年前の歴史に思いを馳せながら時を過ごしました。

この場所を訪問することができて、良かったと思います。

チョンカイ共同墓地を出発してからは

また車で移動して

こちらの

お寺にやって来ました。

カオプーン洞穴 洞穴・鍾乳洞

お寺か～と思っていると、中に洞窟が有りそちらに入っていきます。

入るには２０B必要。

お坊さんたちが仏像の前でお経を唱えていました。

ガイドさんによるとかつて国王も訪れたことがある由緒正しきお寺なのだそうです。

ただ、洞窟内は非常に広くて、寺院として利用されているのは一部だけのようです。

案内表示は最小限ですけれども、

カオプーン洞穴 洞穴・鍾乳洞

案内してくれたタクシー（ソンテウ）の運転手さんが

「これは魚の形」「この2つの岩は材質が違う」など

色々と案内してくれて面白かったです。

（そしてそれから7年も経ってから写真を見返しても、それぞれの写真がなんだったかまでは全く覚えておりません）

洞窟なので、ところどころ通路が狭くなっています。頭上注意ってことで、赤いペンキが塗られていますね。

アルファベットでも書かれていますけれども、タイ語なのかよくわからないよね。

思い出した頃にこうして仏像があったりして、お寺なんだなあと感じさせてくれます。

広い洞窟で、15分ほどかかりました。

楽しかったです。色々解説もしていただけたし。

外に出てきましたよ。

駐車場に戻って市街地に帰るのかと思いきや、

そのまま駐車場を突っ切って下ってきました。仏像が置かれているお堂（東屋みたい）があり

きれいな景色を一望できます。

ああ、ナムトク線の車窓を思い出すなあ。

そしてそこからさらに下ることができまして

おお！！！　切り通しじゃないか！

こうしてみることができると思ってなかったので、つい興奮して運転手さんに”Wow!　Hellfire Pass!!!” と言ったのをよく覚えています。
実際はヘルファイアパスではなく（ヘルファイアパスはナムトクよりさらに北にあり、廃線区間となっています）、チョンカイの切り通しです。数時間前に通ったなあ、ここ。

列車で乗るとあっさり過ぎてしまう切り通しですが、外から見ると本当に圧巻です。建設時の苦労が偲ばれます。いやあ、ほんとすごいなあ……。

反対側もちょっとした切り通しになっていますね。

線路を渡ってさらに川の方に向かうと

こういう小屋（？）がありました。船着き場ぽかったですね。

カオプーン洞窟はカンチャナブリーからはちょっと離れたスポットですが、鉄道好きならこのために行っても良いかも。

いやあ、楽しかった♪

それではカンチャナブリー市街地に引き返します。

3228号線と3305号線の交差点

＆ナムトク線の踏切

＆Khao Pun（カオプーン）駅。この駅からならカオプーン洞窟に行けそうですね。ただ、列車本数の少ないナムトク線で、さらに1日2本しか列車止まらないみたいですけどね、この駅……。

日が暮れゆく中

郊外の道路を走っていき

おお、牛さんが道路渡ってる！（農家さんがわたらせてる？）

またもやクウェー川を渡ります。

川を渡るとカンチャナブリーの市街地。

18時頃、最後に戦場にかける橋ことクウェー川鉄橋へとやって来ました。

って列車来てる!！

急いで鉄橋を渡る列車の様子を写真に収めました。

まだこの時間にも運転あったんだ～。

カンチャナブリー 旧泰緬鉄道 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

時刻表見る限りでは、遅延のおかげで見れたんだろうなあ。

実にラッキーでした。

いやあ、来れてよかったなあ。

列車はクウェー川鉄橋駅に停車。

観光客が乗り降りすると、列車は走り去っていきました。

ではせっかくですので、

クウェー川鉄橋を歩いて渡ってみましょう！

クウェー川鉄橋 建造物

線路を歩いていくという経験は、日本ではなかなかできないものです。

クウェー川鉄橋 建造物

夕暮れ時なのがまたよきかな。

鉄橋から眺める、穏やかな流れのクウェー川

クウェー川 (クワイ川) 滝・河川・湖

18時10分くらいになると、日も落ちてきて暗くなってきました。

当時持っていたカメラだとそろそろ撮影の限界かな。

爆弾の模型も。そう言えばこの橋は連合国軍の攻撃目標だったんでしたね。

こうして一通りの観光スポットをまわって、

市場（夜市なのかな？）の横を走り

もう一つの共同墓地の横を通り

連合軍共同墓地 モニュメント・記念碑

バスターミナルへと戻ってきました。ソンテウの運転士さんが、バンコク行きのバスはこれだよ！切符ここで買えるよ！！と教えてくれて、ここでお別れ。運転士さん、どうもありがとうございました！！！

カンチャナブリー バスターミナル バス系