2013/10/29 - 2013/10/29
7位(同エリア189件中)
万歩計さん
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新型コロナ禍で海外旅行再開の目途が立たない。仮にワクチン接種しても安心して海外に出れるのは何時になるだろう。いよいよ年齢との競争…、なんて、つい弱気になるこの頃。
自由に海外旅行が出来た頃を思い出しながら、2013年10月にツアーで行った北東ドイツの旅を旅行記にまとめた。
2日目 2013年10月29日(火) 曇り、時々雨
・リューベックへ向かう途中、多くの風力発電が見えた。この地域は年中バルト海から強い風が吹く。2013年の統計ではドイツ国内の発電量に占める自然エネルギーの割合は25.4%(日本は11.0%)、その中で風力発電は8.9%と最大だそうだ。
・リューベックはハンザ同盟都市の盟主としてとして13~14世紀に大いに繁栄し、街には当時に建設された重厚なレンガ造りの建物や教会が多く残っていた。夕暮れから冷たい雨が降り始め、傘をさしての街歩きになった。
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【旅程】
1.出国~「七つの湖の街」シュヴェリーン
https://4travel.jp/travelogue/11625831
★2.「ハンザの女王」リューベック
https://4travel.jp/travelogue/11627654
3.「ドイツ最大の港町」ハンブルク
https://4travel.jp/travelogue/11638424
4.「メルヘン街道の終着点」ブレーメン
https://4travel.jp/travelogue/11638545
5.「北ドイツの真珠」ツェレ
https://4travel.jp/travelogue/11638778
6.「ネズミ捕り男の伝説」ハーメルン
https://4travel.jp/travelogue/11638878
7.「鉱山で栄えた世界遺産の街」ゴスラー
https://4travel.jp/travelogue/11639067
8.「バッハとヴァルトブルク城の街」アイゼナッハ
https://4travel.jp/travelogue/11639135
9.「ドイツ古典主義の都」ワイマール
https://4travel.jp/travelogue/11639223
10.「音楽と学問の都」ライプツィヒ
https://4travel.jp/travelogue/11639331
11.「エルベ川のフィレンツェ」ドレスデン
https://4travel.jp/travelogue/11639459
12.「マイセン焼きの故郷」マイセン
https://4travel.jp/travelogue/11639733
13.「激動のドイツ史を象徴する首都」ベルリン
https://4travel.jp/travelogue/11639771
14.「フリードリッヒ大王の古都」ポツダム
https://4travel.jp/travelogue/11639940
15.ベルリンから帰国
https://4travel.jp/travelogue/11640009
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
PR
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シュベリーンからリューベックに向かう途中の車窓風景。緑の平原の中に何本もの風力発電。
2013年のドイツ国内の発電量に占める自然エネルギーの割合は25.4%(日本は11.0%)で、その中で風力発電は8.9%と最大を占めています。 -
シュヴェリーンから1時間半、リューベックの街に入ってきました。
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リューベック旧市街はトラヴェ川とトラヴェ運河に囲まれた亀の形をした島にあります。
ハンザ同盟都市リューベック 旧市街・古い町並み
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バスを降りて城壁に囲まれた旧市街へ。
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旧市街の北の入口にあたるブルグ門
ブルグ門 建造物
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黒みを帯びたレンガ造り
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イチオシ
門と城壁を兼ねた建物は重厚感にあふれています。
ブルグ門 建造物
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チョコレート色のレンガ造りの建物が並ぶブルグ通りを南へ。リューベックは旧市街全体が世界遺産に登録されています。
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ドイツではハルツ地方以南は木組みの家が多いが、北部はレンガ造りです。その境界はツェレとリューネブルクの中間、北緯53度辺りと思われます。
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行く手の鉛筆のような尖塔を持つ建物は聖霊養老院。残念ながら前面に工事用の足場が組まれています。
聖霊養老院 建造物
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聖霊養老院の中はショップになっています。
聖霊養老院 建造物
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13世紀後半ハンザ同盟都市として繁栄をしていた頃に、社会的弱者の救済のために建てられました。アウグスブルクのフッゲライと並び、世界最古の福祉施設のひとつです。
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聖霊養老院
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聖霊養老院を出て向かいのヤコビ教会へ。
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ヤコビ教会はハンザ同盟で街に富をもたらした船員のための教会として、1300年頃に建てられました。
ヤコビ教会 寺院・教会
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濃いチョコレート色はリューベック旧市街の特徴。
ヤコビ教会 寺院・教会
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緑色の尖塔は北欧の教会の影響。
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内部に入場
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高い天井のゴシック様式で、白を基調とした空間の中で、黒の祭壇や椅子が重厚な雰囲気を醸し出しています。
ヤコビ教会 寺院・教会
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15世紀に造られたパイプオルガンは名器らしい。台座に聖人の彫刻が。
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リューベックは人口21万人の街ですが、なんと3人ものノーベル賞受賞者が出ています。平和賞を受賞したウィリー・ブラント元西独首相の生家がこの辺りにあると添乗員さんが話してた。
ウィリー ブラント ハウス (博物館) 博物館・美術館・ギャラリー
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ブライテ通りを歩いていたら冷たい雨が。16:00を過ぎ薄暗くなってきました。
ブライテ通り 散歩・街歩き
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行く手にマリエン教会と、その向こうに市庁舎の塔が見えてきました。
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メンク通りにはかってのハンザ商人たちの館が並んでいます。
その中の白壁の建物がブッデンブロークハウス。ノーベル文学賞作家トーマス・マンの代表作「ブッデンブローク家の人々」の舞台となったのは、彼の祖父母が住んでいた家です。ブッデンブロークハウス (マン兄弟記念館) 博物館・美術館・ギャラリー
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メング通りの南に面したマリエン教会。1250年から100年かけて建てられ、ドイツではウルム、ケルンに次ぐ3番目の大きさ、レンガゴシック様式の教会としては世界最大です。
聖マリア教会 (リューベック) 寺院・教会
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レンガの温かみのある内装が美しい。
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パイプオルガンも機械仕掛けとしては世界最大級。
聖マリア教会 (リューベック) 寺院・教会
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この石板には、「若き日のバッハが、この教会のオルガニストだったブクスフーデの演奏を聴くために何度も通いつめた。」ことが記されています。
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第二次世界大戦時の爆撃で尖塔から落下し破壊した鐘が、そのままの姿で残されていました。
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マリエン教会を見上げる悪魔の像。これにはこんな逸話があるそうです。
「かつて教会の建設が開始した時、お酒が大好きなこの悪魔はこの場所に“酒場”ができるものだと信じ、建設の手伝いをしていました。ところが完成間近でここが酒場ではないという真実を知った悪魔は激怒し、石を投げつけ教会を壊そうとしました。困った住人達はすぐ近くに酒場を作ることを約束すると、悪魔の機嫌は戻り、無事にマリエン教会が完成した。実際に近くに酒場が建設されたとか。」
~Torip Noteから抜粋
https://tripnote.jp/germany/lubeck-sightseeing -
マリエン教会を出て市庁舎のあるマルクト広場へ。ここにはハンザ同盟の盟主であった当時の建物がずらりと並んでいます。
マルクト広場 (リューベック) 広場・公園
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市庁舎は牛の血で染めたといわれる黒レンガで作られ、独特の重厚感があります。
マルクト広場 (リューベック) 広場・公園
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壁に嵌め込まれたのはハンザ都市の紋章。
市庁舎 (リューベック) 現代・近代建築
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何本も槍を立てたような緑の尖塔
市庁舎 (リューベック) 現代・近代建築
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バルト海からの強風を通すため、壁には風穴があけられています。
市庁舎 (リューベック) 現代・近代建築
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市庁舎の向こうにマリエン教会の塔。
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市庁舎とブライテ通りを挟んで建つこの建物はニーダーエッガー。リューベック名物のマジパンの名店とかで、15分くらい買い物の時間がありました。
カフェ ニーダーエッガー (ブライテ通り店) スイーツ
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トラヴェ川に沿って建つ赤レンガで作られた塩倉庫。この時はかなり暗くなっていました。
トラヴェ川 滝・河川・湖
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リューベックのシンボル、ホルステン門。1464年から78年に建てられた、厚さが3.5mもあります。この重みで建設中から地盤がめり込んで、少し左に傾いているのがわかります。
ホルステン門 (市歴史博物館) 現代・近代建築
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外から見たホルステン門。横の建物は塩倉庫。
ホルステン門 (市歴史博物館) 現代・近代建築
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門の入口には「内には団結、外には平和を」とラテン語で書かれています。
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これで今日の観光は終了。バスでハンブルクに戻ります。
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夕食はオールド・コマーシャル・ルーム。ハンブルクで下積みしていた頃のビートルズも通ったレストランです。
オールドコマーシャルルーム 地元の料理
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翌日撮影。この親父が店のトレードマーク。
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料理はラブスカウス。コンビーフ、ジャガイモ、玉ねぎを混ぜた料理で、ハンザの船乗りが考案したというハンブルクの名物料理でした。
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2013/10/30~
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リューベック
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2013/10/30~
ハンブルク
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晩秋の北東ドイツを巡る旅 4.「メルヘン街道の終着点」ブレーメン
2013/10/30~
ブレーメン
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晩秋の北東ドイツを巡る旅 5.「北ドイツの真珠」ツェレ
2013/10/31~
ツェレ
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晩秋の北東ドイツを巡る旅 6.「ネズミ捕り男の伝説」ハーメルン
2013/10/31~
ハーメルン
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晩秋の北東ドイツを巡る旅 7.「鉱山で栄えた世界遺産の街」ゴスラー
2013/11/01~
ゴスラー
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晩秋の北東ドイツを巡る旅 8.「バッハとヴァルトブルク城の街」アイゼナッハ
2013/11/01~
アイゼナッハ
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晩秋の北東ドイツを巡る旅 9.「ドイツ古典主義の都」ワイマール
2013/11/02~
ワイマール
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晩秋の北東ドイツを巡る旅 10.「音楽と学問の都」ライプツィヒ
2013/11/02~
ライプツィヒ
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晩秋の北東ドイツを巡る旅 11.「エルベ川のフィレンツェ」ドレスデン
2013/11/02~
ドレスデン
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晩秋の北東ドイツを巡る旅 12.「マイセン焼きの故郷」マイセン
2013/11/03~
マイセン
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晩秋の北東ドイツを巡る旅 13.「激動のドイツ史を象徴する首都」ベルリン
2013/11/04~
ベルリン
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2013/11/04~
ポツダム
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この旅行記へのコメント (2)
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- j-ryuさん 2021/04/28 04:40:11
- 爪の垢
- おはようございます。
昨日は当方へのご来訪&いいね&コメントをありがとうございました。
いつもながら重厚感あふれる旅行記に感服させられます。
私は好きなジャンルならそこそこ詳しく掘り下げますが
興味が薄いジャンルだと通り一辺倒的な説明をして終わり,
それもそのはず興味が薄いと事前調査などしないので
現地でいきなり興味が湧くはずもなく
撮ってきた写真にとりあえず簡単な説明をしてお仕舞です。
これじゃいつまでたっても、何も見ても聞いても身に付きませんよね(-"-)。
万能選手になるつもりはありませんが
やはり多少なりとも事前勉強は必要ですよね。
そうすればもっと現地でも俄然興味が湧いてくるだろうと思います。
少しは万歩計さんの爪の垢を煎じて飲まなければ・・・・
ではまた。 j-ryu
- 万歩計さん からの返信 2021/04/28 20:27:09
- Re: 爪の垢
- j-ryuさん、こんばんわ。
何時もありがとうございます。
事前勉強をして旅行していると誤解されているようですが、決してそんなことはありません。ただBSの旅番組をた多数録画しており、ここから旅行計画を始めます。
むしろ事後の旅行記作成の段階で色々ネットで調べます。この作業をすると旅の思い出が深まり、旅が完結するといった感じです。旅行記の文章はネットのコピペも多いです。
万歩計
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