晩秋の北東ドイツを巡る旅　４．「メルヘン街道の終着点」ブレーメン

2013/10/30 - 2013/10/30

　新型コロナ禍で海外旅行再開の目途が立たない。仮にワクチン接種しても安心して海外に出れるのは何時になるだろう。いよいよ年齢との競争…、なんて、つい弱気になるこの頃。
　自由に海外旅行が出来た頃を思い出しながら、２０１３年１０月にツアーで行った北東ドイツの旅を旅行記にまとめた。

３日目　２０１３年１０月３０日（水）　曇り
・ブレーメンもハンブルク同様に「自由・ハンザ都市」を冠し、市庁舎の屋根飾りにハンザ同盟のコッゲ船が描かれていた。市庁舎前のマルクト広場ではオクトーバーフェストの市が立っていて、フリータイムを利用して屋台のソーセージとグリューワインで一足早いクリスマスマーケットの雰囲気を味わうことができた。
・ドイツと言えば「ビールとソーセージ！」を連想するが、コーヒー消費量世界３位のコーヒー大国でもある。確かバッハのカンタータの中にも「コーヒーカンタータ」があったっけ。２０世紀初頭に財を成したコーヒー商が私財で造ったベトヒャー通りを歩いた。１００ｍ足らずの通りにコーヒー色のレンガ造りの建物が並んだ印象的な通りだった。

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【旅程】　　　　
　　１．出国～「七つの湖の街」シュベリーン
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11625831
　　２．「ハンザの女王」リューベック
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11627654
　　３．「ドイツ最大の港町」ハンブルク
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11638424
　★４．「メルヘン街道の終着点」ブレーメン
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11638545
　　５．「北ドイツの真珠」ツェレ
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11638778
　　６．「ネズミ捕り男の伝説」ハーメルン
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11638878
　　７．「鉱山で栄えた世界遺産の街」ゴスラー
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11639067
　　８．「バッハとヴァルトブルク城の街」アイゼナッハ
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11639135
　　９．「ドイツ古典主義の都」ワイマール
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11639223
　１０．「音楽と学問の都」ライプツィヒ
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11639331
　１１．「エルベ川のフィレンツェ」ドレスデン
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11639459
　１２．「マイセン焼きの故郷」マイセン
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11639733
　１３．「激動のドイツ史を象徴する首都」ベルリン
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11639771
　１４．「フリードリッヒ大王の古都」ポツダム
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11639940　
　１５．ベルリンから帰国
　　　　https://4travel.jp/travelogue/11640009　

エリア ブレーメン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

　１４：５０　ハンブルクから１時間半足らずでブレーメンに到着。旧市街の中心マルクト広場に来ました。

ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像 モニュメント・記念碑

　この広場を歴史的建造物が囲んでいます。

　広場にはちょうどオクトーバーフェストの屋台が出ていました。

　先ずはブレーメンの音楽隊の像へ。グリム童話の通り、ロバ、犬、猫、鶏の順になった銅像がマルクト広場の隅にたたずんでいます。ロバの足を触って願い事をすると叶うと言われているので、足の部分はピカピカ。

ブレーメンの音楽隊像 モニュメント・記念碑

　マンホールにコインを入れると動物たちの鳴き声が聞こえます。

　マルクト広場に建つ市庁舎とローラント像は共に世界遺産

ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像 モニュメント・記念碑

　１５世紀に建築された市庁舎は緑の屋根と重厚なレンガ造りが印象的。ゴシック様式ですが正面は１７世紀のウェーザールネサンス様式が取り入れられています。

ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像 モニュメント・記念碑

　ローラント像は自由と市民権のシンボル。第二次世界大戦の戦禍からも市民によって守られたそうです。

ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像 モニュメント・記念碑

　２本の尖塔が印象的な聖ペトリ大聖堂は、１５世紀初頭に建築されたゴシック様式の教会です。

聖ペトリ大聖堂 寺院・教会

　第二次世界大戦では大きな被害を受けたそうですが、完璧に補修されています。

聖ペトリ大聖堂 寺院・教会

　大聖堂内部はレンガ色に金色の飾り

聖ペトリ大聖堂 寺院・教会

　暗めの照明で厳かな雰囲気

　銀の祭壇

　奥は博物館になっているそうです。

　マルクト広場を後に街歩きスタート

　旧市街の南にあるシュノーア地区に向かいます。

　シュノーア地区は職人たちが暮らしていた街。狭い路地に職人たちの住居兼仕事場だった小さな建物が密集しています。

シュノーア地区 散歩・街歩き

　小さな広場で短いフリータイム。２０分後に集合です。

　来た道を少し戻って、

　石畳の路地に入ります。昔はここに荷車が通り、にぎやかな声が飛び交っていたのだろう。

シュノーア地区 散歩・街歩き

　壁にぶら下がったアリは何を意味する？

　太陽はもっともポピュラーな紋様

　建物の殆どは１５～１６世紀のもの。現在はレストラン、ショップ、ギャラリーになっています。

　ヤコブ像。ドイツからスペインへ向かう巡礼路だったのか。

　かなり狭い路地の路地。人一人通るのがやっと。

　アーチに１６７７年と刻まれています。

　中世の衣装を着た人がカードを配っていました。

シュノーア地区 散歩・街歩き

　添乗員さんに一枚撮ってもらいました。

　１７：０７　ずいぶん暗くなってきました。次にやってきたのはベットヒャー通り。

ベッチャー通り 散歩・街歩き

　２０世紀初頭にコーヒー商人ルートヴイッヒ・ロゼリウスが私財で造った１００ｍ足らずの通りで、中世風のレンガ造りの建物が並んでいます。

ベッチャー通り 散歩・街歩き

　皆が見上げているのは、

　マイセン焼きで出来たグロッケンシュピール。屋根と屋根の間に備え付けられていて、正字時に鳴り響くそうです。

ベッチャー通り 散歩・街歩き

　暗闇で見たらぎょっとするようなオブジェ

　ベットヒャー通りを歩いた先がマルクト広場。

　１７：１５　マルクト広場の市庁舎前に戻ってきました。

ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像 モニュメント・記念碑

　市庁舎正面の屋根飾りにハンザ同盟のコッゲ船が描かれています。

ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像 モニュメント・記念碑

　マルクト広場はオクトーバーフェストで移動遊園地が出ています。

　ここで30分間のフリータイム。

ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像 モニュメント・記念碑

　屋台に並んだパンにはいろんな具材が挟まれています。

　焼きソーセージ

　ここで焼きソーセージとビールを頂きました。中には早くもグリューワインを飲む人も。ひと月早くクリスマスマーケットを体験した気分です。

　屋台を覗きながらぶらぶら。

　屋台でブレーメンの音楽隊の置物を購入。

　聖ペトリ大聖堂

聖ペトリ大聖堂 寺院・教会

　ドイツらしいギザギザ屋根のファサード

ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像 モニュメント・記念碑

　１７：５０　クリスマスマーケットの雰囲気を味わったてマルクト広場を後にしました。その後郊外の MERCURE HANZEATIC にチェックイン、夕食はホテルのレストランでした。