スマホでスナップ・ロードトリップ　６　Beautiful West

2019/09/15 - 2019/09/30

コロナウィルスに負けないで～

また旅行ができる日までがんばりましょう。スマホの写真を眺めて耐えております。


***旅行は去年の9月に行ってきたものです***

エリア アーチーズ国立公園周辺(アメリカ)

グランドジャンクションのフォルクスワーゲンのショップからお昼前に出発し、15分も走ったかなーって頃ユタ州に突入。表紙の写真の看板はユタ州に入って最初のインターステート70沿いのレストエリアにありました。そこでは観光案内所があったのであれこれもらえるものはもらっておきました。(これが後日役にたった)

このロードトリップでは、インターステートを北から順番に90(東)、80(西)、70(西)と走ってますがここでも70を西へ1時間程走ると191号線を南におれる。191号線沿いにいくつ国立公園あるんだろ？

ユタ州に入って赤い岩山と赤っぽい土と砂の景観にかわった。

到着。

ここは表紙の写真にある、デリケートアーチと呼ばれるものを代表に、岩山が侵食されて自然に出来たアーチがいくつも見られます。デリケートアーチはユタ州のシンボル的な存在で、ユタ州の車のナンバープレートのデザインにも使われているほど。

手前に写っている車が私の愛車のフォルクスワーゲンの Jetta。バックシートに使っていた枕がちょっと見えてる。

私はアメリカ育ちなんですけど、学生時代私のユタ州の印象はモルモン教の総本山がソルトレイクシティにある田舎の州、って感じで、無知のためにあまり興味がなかったんです。

見えないけれどこの写真の中央ぐらいに入り口の料金所とビジターセンターがあります。この国立公園は一ヶ所にしかゲートとビジターセンターがない小さめの公園で、通り抜けできないところからも地形の特殊さと、繁盛期にはこのゲート付近がどれだけ渋滞するかが想像できる。

見どころへはこの岩山を登って行きます。

さっきの岩山(崖のような)のを半分程登った所。写真の上の方が191号線。緑がある所はここから最寄りのモアブの町の北の端。

ここは実際に来て見るか、せめて上手な人が撮影したビデオでも見ないと写真では分からない立体的な迫力がある。

崖の上にはさらに岩山がそびえていました

パークアベニューにて。アーチズ国立公園にはデリケートアーチに並んで有名なバランスドロックっていうのがあるのですが、ここに写ってる岩も十分バランスしている。そして形がエジプトのネフェティティの頭像を彷彿とさせるのですけど。

パークアベニュー

雨の少ない地方だけどなんて爽快な晴天!!

アーチズ国立公園はインディアナ・ジョーンズの３作目の初めのシーンが撮影されたので映画ファンに人気。（Indiana Jones and the Last Crusadeがタイトル。邦題がわからないけどショーン・コネリーがインディのお父さん役で出てるやつ）

パークアベニュー。この中心に向かって降りていけるトレイルがあります。行きは下り帰りはひたすら上りのようです。コースは2マイルって書いてあったと思うけど片道か往復かわかりません。

ここに写ってる岩のいくつもにちゃんと名前がついていました。ここからアーチズ国立公園の半分程の敷地が見渡せるようです。

手前のはオルガンって名前。大聖堂にあるようなパイプオルガンみたいなのを想像したのかなー？
奥の岩はバベルの塔と裁判所って名前がついてました。

オルガンを違う角度から。

アーチズ国立公園では200枚近く写真を撮ってしまいました。興味ない人には退屈な写真ですが・・・

シープロック
ほんと、羊みたいな形。

岩山が侵食されて出来たのになんてうまい具合に奇岩が集まったエリアが出来上がったんでしょう。

遠くからテルテル坊主にみえて仕方なかったこれ、

バランスドロックでした。

見る方向でどえらい違いだ

ね？

うまい名前をつけたもんだなぁー

周りをぐるっと歩いてみました。

ひゃ～。落っこちて来んとってや。

昔は似たような侵食された岩が近くにあったそうですが崩れてしまったそうです

ノースウィンドウとサウスウィンドウ。右の方に写ってるちょっと色が濃い目の岩の辺りにトゥレットアーチ。
駐車場から歩いて散策。

駐車場から今通って来た方向を見るとこんな感じです。主だったアーチにはちゃんと名前がついているけれど殆どの観光では割愛されてしまうような所までこんな感じです。

ノースウィンドウから散策。

アーチの真下に立つとこんな眺め

サウスウィンドウ

一億年後にはこれもバランスドロックになりそうな岩ですけど、今の姿はお隣の岩に「ほっぺにちゅ」してるみたいで何だかかわいらしい岩があった。

駐車場から反対方向へ行くとダブルアーチがあります。ボヤケてますが、左の後ろの方にバランスドロックが写ってます。

ノースウィンドウとサウスウィンドウ

トゥレットアーチ
午後なので逆光になっちゃいました。

真向いのダブルアーチへ行ってみます。

乾いた砂の地面は結構歩くの大変。
ダブルアーチ、日陰でちょっと暗いですけれど、ここは、

インディアナ・ジョーンズの映画でリバー・フェニックス扮する若きインディが盗掘している連中から金のクロスを奪う所。

映画に登場するような洞窟はないようですが。

ウィンドウの方向を振り返るとこんな景色

デリケートアーチを見に行く事にしました。
ここで失敗してしまうのですが結果、良かったーという経験をしました。

デリケートアーチを見るためのスポットへ行くための駐車場は2箇所にあって、先にでてくるスポットはアーチのあるところまで岩山を登って行くハードなコースで、この時私が行きたかったのは麓の方からデリケートアーチを見上げられるスポット。

なぜかというと、近くに行くのには遅すぎて日没までに間に合わないと思ったからです。
でも登りはじめて自分でもなんだか遠いなーと思い始め、アーチのそばまで行くトレイルを登っているんだと自覚したときには結構高い所まで来ていたので、

幸いバックパックにはお水も懐中電灯も入っていたので頑張って早足で登った。引き返さないと決めたからには日が沈む前に到着したくて頑張ったけど、正直なところもっとのんびり登りたいコースだった。一時間近くかかったのでは。

到着してまずびっくりは人の数。

平たんな所がないので高所恐怖症の人はちょっと怖いかも。

しかもここはすり鉢形になってるんです。想像もしてなかったな。

結構な急斜面でしょ？この時間にここにいる人はほとんどが天の川ショットを撮るための様で、みんな三脚立ててセッティングしてました。詳しくはないけれど、国立公園にはフォトグラファー憧れの人気スポットみたいなのがあちこちにあるようですね。。

すり鉢の外側もこんな感じ。落ちたらおそらく死ぬなー。ここでは携帯の電波もないからなー。

スポットを間違ったおかげでいい時に来れました。ラッキー

見納め。怪我しないように降りよう

日没後もしばらくは懐中電灯なくてもちゃんと見えてたので、その間に距離を稼ごうと思って急ぎ足。
この日の月は薄かったので皆さん綺麗な星空の撮影ができたでことでしょう。良かったね。

でもやっぱり駐車場に到着する前に真っ暗になった。ユタ州の国立公園では星空をきれいに見れるように公園周辺の街にも派手なネオンサインとか、必要以上に明るい電気をつけないよう呼びかけているそうです。

私の懐中電灯も結構明るいものですが、後からカメラ機材の大荷物持ったお兄さんは警察のサーチライトか？ってぐらい明るいライトをおでこに着けて降りてきて追い越されました。

翌日。アーチズ国立公園の入り口から一番奥の方にあるデビルズ ガーデン トレイルに行ってみる事にしました。ランドスケープアーチを見に行きます。このトレイルにもいくつもアーチがあるので大人気です。駐車場に着いたらまだ暗かったのでコーヒー飲んで明るくなるまで待ちました。
剥がれて落ちそうな岩塊だなーと見上げつつトレイル出発。

鳥の声がよく聞こえて、砂漠みたいな所でも生き物いるんだなー。清々しい。

ランドスケープはアーチズ国立公園の中で一番長いアーチで幅90メートルほど。以前はこのアーチの真下まで行けたそうですが、1991年の9月1日に右側のアーチ部分から180トンほどの岩塊が崩れ落ちました。

今ではキャンプ場以外でキャンプしてはいけないはずですが、その当時ランドスケープアーチのそばでキャンプしていた人がいて、はじめは小石がパラパラ落ちてきて、危険を感じて急いで逃げた直後崩れたそうで、その人が撮影した崩れて来るところを撮った写真が一枚パネルにあった。

後で右側の小さい穴の所まで行きました

確かに右側が薄いし、下に転がってる岩塊見てると落ちる前どの辺にあったのか何となく想像できて興奮する。

ランドスケープアーチからさらに奥へ行くとダブルオーアーチ（Double O Arch)へ続くデビルズ ガーデン トレイル。
ひえ～! トレイルのはじめはこの岩を登れって。60度ぐらいの角度なんですけど。確かにハードなコースとは書いてあったけど、はじめからこんなのかー。

登ったらこんな裂け目をぬける。

で、やっと岩の上。だんだん暑くなってきました。

しばらく行くとまた岩の上。

気球が飛んでました。

この岩の道を進むのですが、これが結構ビミョーな幅。両サイド、落ちたら死ぬかも？な高さなので。

気球が目の前にきました。

シート状に侵食していく岩

この岩がいつかゴロゴローっとバランス崩して落ちて行くのかと思うと怖いな。

ダブルオーアーチ。（アーチが見にくい写真です）

到着したけどどうやってこの岩を降りて近くまで行けるのか分からず、立ち往生。戻ってくる人がいたのでわかった。

ダブルオーアーチ。

ここからぐるっとループ状になっているハイキングコースもあるのですが、そちらには行かず、もと来た道を戻ります。

最初の（６０度の）岩を登った辺りにパーティションアーチとナバホアーチへ行く短いトレイルがあるので帰りぎわに見に行きます。

シマリスがチョロチョロ走り回ってた。
このトレイル、時々携帯電話の受信できるスポットがあったので、SOS用にアンテナがどこかにあるようです。

また来た道を戻る。

帰る時、座ってスマホいじってる女の子がいたので、大丈夫？どうしたの？って声をかけたら、その子は高い所が怖くてこの石の道を通れないので一緒に来たお友達が戻って来るのを待ってるのだと。
辛いなー。折角ここまでこれたのに。

ナバホアーチへ行く途中。
凄～。まさにに削れましたー！って感じだ。でもランドスケープアーチ崩れたって話を読んだばかりで、剥がれそうなのを見ると、複雑な気分

これが剥がれたらこの上の部分も危ないのでは？？？とか考えてしまった。

ナバホアーチに到着。

アーチをくぐって中に入ると、

岩の間からの空が青い！　そしてひんやり涼しかった。
細長のスペースで写真にはうまく撮れませんでしたが、わくわくするところでした。

パーティションアーチ。ランドスケープアーチを見上げていた時に右側にみえていた穴がこれです。

横に小さめの穴もあった。
ここは足場が狭くて逆光にならない様に写真撮るために譲り合い。

何とか撮れた

パーティションアーチの穴の向こう側の岩の上に人が見えてたので同じ所に行って反対側からも見てみる事にしました。

パーティションアーチからの展望。

この辺りの岩がサンドストーンである証拠ですね。地面は砂が多くて風紋がきれいに見えたりする。

パーティションアーチを反対側から見れる所まで岩の上を歩いて行った。私にとって一番怖かったのはここだったなー。幅が狭かったし、ここで落ちたらズルズルーっとはならず、まさに落っこちるってとこだった。

最後にもう一回ランドスケープアーチと風紋。小動物か鳥の足跡も。

この砂の上を歩くのは結構厄介だった。ずぼずぼーっと足が砂に入ってしまうので靴の中も砂がいっぱい入ってしまう。

デビルズ ガーデン トレイルには岩を上らなくても歩いて見に行けるアーチがいくつかありました。

これはパインツリーアーチ

トンネルアーチ

どこだろう？ってきょろきょろしてたら岩山を見上げたらあった。

デビルズ ガーデンを出発。サンド デューン アーチへ。ここは面白かった。この岩の間の

狭いところを入っていくと

岩の間に開けた場所があって、

その中にサンド デューン アーチがありました。ここは近くに駐車場がなかったので、道路沿いの数台停められるスペースから歩いてくるので人が少なかった。

ここから続けてブロークンアーチへ行ってみました。

ブロークンアーチは右の端っこに小さく写っているのですが、近そうで結構時間かかった。アップダウンはないけど日陰もなくて、お昼過ぎは暑かった。

トカゲちゃん、こんなに乾燥してても生きていけるのね。

ブロークンアーチ

サボテンの大きさに対して、不釣り合いに長いトゲ。痛そうです。

どこから水分とってるんだろう？

自然は不思議だなぁ。

最後に行った所。昨日の夕方来るつもりだったのはここ。
デリケートアーチを麓から見れる所。ここは低い方のビューポイント。

10分程登った所にある高い方のビューポイント。

目一杯ズームしてもこんな感じ。
ユタ州のシンボル的にアチコチで見かけるのはやっぱり近くまで登って行って見れる姿。昨日行ってなかったら、今日のダブルオーアーチまで登ってる時間なかっただろうから昨日行けて良かったー。

この後モアブの市民プールみたいな施設でシャワー借りて、コインランドリーで洗濯しました。

この旅行記へのコメント （2）

• M-koku1さん 2020/05/17 11:18:20

  インディ・ジョーンズの世界

  まるで作り物みたいなのに　自然の造形物なんですね！　
  本当にすごい！
  女王の頭みたいな岩は、台湾にも有名なものがありましたが、スケールが違いすぎです。何でも大きなアメリカの面目躍如って感じですね。
  常に崩壊の危険を伴っているというのは、スリル満点。
  懐中電灯を持ち歩いたほうが、いいんですね？山歩きのエキスパートみたいなトラベラーさんが、日常のそのへんの山のハイキングでも、水と食料と書かれていたので、実行するようにしていましたが、懐中電灯もこれから入れておくことにしましょう。
  こんなところも　COVID対策で　ロックダウンですか？
  今後どういうふうに対処して日常生活を送るかが、大きな課題ですね！
  
  Mより

  ATL-GAさん からの返信 2020/05/18 01:38:41

  Re: インディ・ジョーンズの世界

  M-koku1さんへ
  
  いつもありがとうございます。
  
  ネフェティティにの頭像に似て見えた岩ですが、あれは私にその様に見えただけなんですけどね。台湾ある岩はどこにあるんでしょう？
  
  懐中電灯、持ってハイキング行く方がいいでしょうねぇ。上りよりも下りの方が怪我しそうな気がしましたし、本当に真っ暗でした。
  
  国立公園はロックダウンしてますね。最近ニュースで、イエローストーンに忍び込んでガイザーに近づきすぎて大火傷を負った女性が公園北部をドライブ中パークレンジャー見つかった話を聞きました。みんな我慢してるのに、バチがあたったんだーと思って聞いてました。
  
  アメリカそろそろビジネスの再開をしたいようですが、医療機関もうしばらくロックダウン続けるのをすすめています。消費者はオープンしてもすぐには出て行きたくないようで、どうなるのかな？と思います。私もしばらくは人混みを避けたいという気持ちです。
  
  日本も同じだと思いますが、ロックダウンが長引くと、終わる頃には世の中中国に乗っ取られていそうでそれが不安になります。経済立ち直れませんよね。
  
  ATL-GA