スマホでスナップ・ロードトリップ　１２　Beautiful West

2019/10/01 - 2019/10/15

コロナウィルスに負けないで～

また旅行ができる日までがんばりましょう。スマホの写真を眺めて耐えております。


***旅行は去年の10月に行ってきたものです***

エリア ザイオン国立公園周辺(アメリカ)

またまたグーグルマップの言うとおりに進むと、旧道みたいな道を行けとナビされました。

ワイルドターキーの群れがドタバタ走って行きました。優雅さとは無縁な姿に思わずクスクス...

グーグルマップ先生の言う道は未舗装の田舎道。かわいそうな私のVW Jetta ちゃんは普通の中型車なのに～。

でもまるで絵画のような景色が見られました。

大草原の小さな家にでてきそうな風景です。

山だし、内陸だし、もうすっかり秋。
年中あまり景色に変化ないサンディエゴへ向かっているので秋景色を堪能しました。

こんなジャリジャリ道を20分ぐらい、前からも後ろからも一台も見ない車にグーグルマップ先生を疑り始めた頃、道幅が狭くなって、疑りに加えて不安感がちょっぴり、こんな所でパンクしたら困るのでノロノロ進みました。

柵があって、私有地に入り込んじゃったのではないのか？？と思ったら対向車のキャンパーを乗っけたトラックが砂埃を巻き上げながらやって来ました。

不安感はあったものの黄色く染まった景色に見とれた。
シーニックルート!!!
と、自分に言い聞かせつつ・・・

前もって計画した旅行ではない、休暇の間行けるだけ行ってみよう!!ってロードトリップではあったのですが、このサインを目にして、
ザイオンって、一箇所やんなぁ？？？

ザイオン国立公園は同じ渓谷の公園内に北側からしか行けないエリアがあるようです。ここはそこへの入り口。(メインは南の入り口、東にもゲートはあります。)

スマホ写真なので限界がありますが、遠くに見える岩山がほとんどの観光スポットが集まっているところ。

ズーム限界

案内板もありました。

後で南側から入ってビックリしたのですが、ロッククライマーたちの天国の様な所。

そんなわけで、またもや遠回りしちゃったようですが、

この日の夕方見た景色は正にロードトリップならではの醍醐味。

西部劇映画の背景みたいな

ここって、星空すごいんだろうなー。焚き火囲んでカウボーイとウイスキーでも飲みたいような気分だなぁー

夜8時ごろにザイオン国立公園の南の玄関、スプリングデールの町に到着。小さい町ながら、ブライスキャニオンのブライスとは雲泥の差。ホテルも、高級ホテル&スパ、B&B、モーテルとたくさんあり、私営のキャンプ場も。スーパーマーケットも、レストランも飲み屋も様々あって、ホッとしました。

スーパーのデリでサラダを買ってザイオン国立公園に入りました。ザイオンナショナルパークロッジの駐車場で車中泊。ロッジの前の広場でミュール鹿たちが草を食べていました。

あらら、寛いでます。

朝起きたらミュール鹿の親子が目の前を横切って行きました。

ザイオン国立公園、なかなか手強い所で、次回訪れる機会があるなら予習と計画が絶対に必要な所です。

ザイオンナショナルパークロッジの駐車場から見上げるとこんな景色。

ワイルドターキーがミュール鹿に続いて現れました。

ザイオンの谷は深くて幅がないので、後で撮った写真を見てもそのスケールが今ひとつよく伝わりません。ビデオを見てもそれは同じでした。

ザイオンナショナルパークロッジからさらに奥へ進むとどんどん谷が狭くなって行くのですが、狭いがゆえに今ではロッジまでは個人でドライブして行けますがその先へはナショナルパーク運営の無料シャトルに乗って行かなければ行けません。自転車でも徒歩でも行けません。

徒歩で行くのなら、ハイキング用のトレイルをバージン川沿いに歩いて行くののみ許可されているんです。

東ゲートの方に行って見る事に。谷の中をクネクネと登って来て振り返って見るとこんな感じです。前日の北の飛び地みたいなところから遠くに展望した岩山たちです。

入り組んだ岩山の立ち並んだ所で、ヨセミテの様に通して展望できる所がほとんどないようです。

刳り貫いた岩のトンネルを抜けてやってきた人たちを載せた幌馬車の写真などがビジターセンターにありました。

この岩山の横にくり抜かれた穴は約1マイル程の岩山のトンネルの換気用の穴のようです。ここは一方通行で、国立公園のスタッフが働いている時間帯は無線で両側からの通過をコントロールしていますが、夕方から朝までの間はスタッフがいないのでトンネル通過はどうやっているのでしょう？(トンネルは開いたまま)また、このトンネルは大きなモーターホーム(アメリカのめちゃくちゃでっかいキャンピングカー)など、一定の長さを超えるものは交通費を徴収されるそうです。

この岩を登るクライマーの姿見えますか？

ロッククライミングはバンジージャンプよりも怖いなぁー。バンジージャンプはスカイダイビングよりも怖いけど・・・

再びザイオンナショナルパークロッジへ戻って30分ぐらいで歩けるグロットトレイルに行って見る事に。ロッジの前にはまたまたミュール鹿達が集まっていました。

本当に写真でうまく撮れない所です。私の背後直ぐに反対側にある様な岩山が真っ直ぐにそびえているんです。パノラマで撮ってみましたが、開けた景色ではないので全てがひん曲がって写っていました。

岩の間から差し込む遅い午後の日の光がドラマチックです。

ザイオンには有名なトレイルが２つあって、１つはエンジェルズランディングトレイル。これはグロットの広場からバージン川を渡って、最後は正に岩に張り付くようにひたすら登り。YouTube等で見ると、ゴールは足がすくみそうな高さ。正にエンジェルが舞い降りてきそうな所です。高所恐怖症の人でなくても怖いでしょうね。

グロットの広場からシャトルバスに乗ってみました。

戻って来たら鹿の数が増えてました。

この日はスプリングデールの私営キャンプ場に泊まりました。徒歩でキャンプ場外のレストランでハンバーガーとビールで夕食にしましたが写真がない!

翌日、早起きしてザイオンナショナルパークロッジへ。朝一番のシャトルバスに乗るためにスタンバイ。記憶では7:20だったはず。

シャトルはスプリングデールの国立公園ゲートを入って直ぐのビジターセンター前からも乗れるのですが、問題はパーキング。駐車場の広さに対してビジターの数が多いのです。スプリングデールにはザイオン国立公園入り口まで行くバスが走っているほどで、運行の時間帯はわかりませんが、宿泊のホテルから自分の車は残して観光に行けるという事です。

シャトルバスに乗って、一番奥のテンプル・オブ・シナワバで降りました。乗ってきたシャトルバスには私を含めて5人しか乗っていませんでした。

バージン川沿いのリバーサイドウォーク

リバーサイドウォークの先にはザイオンの有名なトレイルの１つ、ナロウズが続いています。

リバーサイドウォーク

ザイオン国立公園の大きな岩もやはりサンドストーンで、岩から滲み出る水で岩壁から植物が生えています

したたる水

リバーサイドウォークは1マイルちょっとの短いトレイルで、川沿いなのでアップダウンもないので楽に歩けます。

リバーサイドウォークの終わりはどうやらここのようで、この先は川の水の中を歩いていくトレイルです。

確か3マイル程行くと川の両側の崖がとても狭まっている所があって、そこをナロウズと呼んでいます。(Narrow、狭いってことですね)

スプリングデールの町にはナロウズツアーをやっている所があって、腰から足元まで防水パンツとブーツを貸してくれたりするようですが、殆どの人はスニーカーか、ウォーターシューズでじゃぶじゃぶ行ってるようです。

トレイル沿いにあった、ナロウズの写真。

私がリバーサイドウォークを折り返して戻る時、短パンにスニーカーの若いお姉さん達がウォーキングスティックを持ってナロウズを目指して行きました。夏はかなり暑いそうなのでそれも良いかも、だけど、10月は私には冷たい川の水の中をじゃぶじゃぶ歩くのは調子悪くなりそうだ。

そんなわけで

ザイオン国立公園にもまた来られますように。

この旅行記へのコメント （2）

• M-koku1さん 2020/08/16 09:45:28

  ロッククライミング

  アメリカの方も　パンデミックに陰りの色が無いですねぇ　
  それでも　皆さん　普通に仕事をしている感じですか？
  東京は感染者が多めですが　家に留まっているのは　主に高齢者で　若い人達は段々　普段の生活をしているように　見受けられます。
  飲み会の誘いが入ってきて　少々怖いです。行きませんけれど。
  
  閉じ籠ってTVを見ていたら　ザイオンだったと思うのですが　命綱無しのクライマーを追いかけるドキュメンタリーで　驚愕でした。一歩間違えば　確実に死という　無謀な冒険者たちでした。お写真から考えても　綱があっても危なそうなのに！
  写真のクライマーさんは　きっと普通の方なんでしょうが　豆粒のよう！　よく探せましたね。それにしても恐ろしい所に　くっついてる　(@@;)
  
  この辺り　車中泊が続くようですが　ホテルの予約が取りにくいからですか？
  高いから？
  それともキャンプがお好きだから？
  　
  ワイルドで楽しそう!
  ミュールにワイルドターキーに　
  シッポの白い　猫みたいに大きなリス　
  動物園に行く必要もなさそうで素敵!
  
  行きたいなぁ(^・^)
  
  Mより

  ATL-GAさん からの返信 2020/08/16 15:00:49

  Re: ロッククライミング

  M-koku1さん
  いつもコメントありがとうございます。
  
  車中泊の件ですが、このロードトリップは本当に、突然思い立ち、仕事に戻る必要がないのなら、じゃぁ行くでーって飛び出して行きました。便利な時代で、メールやSMSで、チーフと連絡を取りながら、仕事(サンディエゴ)に戻るのは１番離れていたコロラド州からでも3日あれば余裕だな、と思っていたので、予定は未定の行き当たりばったり。そんな訳で、予約するにも当日にしかできない程、いつどこにいる予定かわからなかったんです。
  それとから、国立公園内のホテルはほとんど予約でいっぱい、公園の外だと、部屋はあっても寝るだけの一泊では$150とか($150であれば安い方。大抵は$200超えでした。)払うの一人旅にはもったいない、しかも国立公園は広いので、外に泊まると時間がもったいない、と、ダメダメ要素が多かったんです。
  私は若い頃、今より全然貧乏だったので、旅行らしい旅行に行けない時は車で北カリフォルニア州のレッドウッドに行ってハイキングしたり、オレゴンとワシントンの州辺りでサーフィンしたりしてアウェイ感を満たしたりしていたので車で寝るのに全く抵抗ないですね。
  20年ほど経ってもやってる事はおんなじ、しかも今ならホテルに泊まる経済力もあるのに、というのは良いのか悪いのかわかりませんが。(良いことにして下さい)
  
  パンデミックの件ですが、オフィスワークの人々は会社によっては自宅勤務を続けているようですね。レストランや、お店はソーシャルディスタンスを保って営業を許されている州が殆んどですが私は行きませんね。
  
  ATL-GA