スマホでスナップ・ロードトリップ　８　Beautiful West

2019/09/25 - 2019/10/10

コロナウィルスに負けないで～

また旅行ができる日までがんばりましょう。スマホの写真を眺めて耐えております。


***旅行は去年の9月から１０月にかけて行ってきたものです***

エリア メサベルデ国立公園周辺(アメリカ)

キャニオンランズ国立公園を出発して、メサベルデ国立公園へ向かっています。

コルテズの町で朝ごはん。数日振りのダイナー飯。目玉焼き、ベーコン、ハッシュブラウン、そしてビスケット。こういう昔から変わらん風なお店大好きです。

Ute Coffee Shop
17 S Broadway
Cortez, CO

メサベルデ国立公 、Mesa Verdeはスペイン語で緑のテーブルと言う意味なのだそうです。
この国立公園の名前から、てっきりニューメキシコ州にあるのだと思いました。

ニューメキシコ州の北のコロラド州の南西にあります。

ニューメキシコにあると思ったのにはニューメキシコ州のアルバカーキ等に行くと観光案内で先住民住居跡などの史跡があちこちにあるからです。(アリゾナ州にも多くあります)

メサベルデ国立公園の入り口から奥の方のWetherill Mesa（カタカナで書くのは難しい・・・ウェザリルメサ？でいいのかな）まで行ってみます。公園内の居住地跡の大型の所はパークレンジャーの引率するツアーに参加（予約と追加料金）しなければいけません。この日はツアーの参加は出来ませんでした。

Wetherill Mesaではトレイルを歩いてプエブロ民族の遺跡を見て回れます。岩山の上の高原はなぜか真っ黒の焼けた木がいっぱい

ロングハウス（Long House)
ここはツアーの一つです。トレイルの途中で遠目に見えるところから。

ロングハウス。

メサベルデ国立公園にはこんな風に崖に作られた住居跡が大きさは様々ですが６００程あるそうです。考古学者の調べによると紀元前７世紀頃から住みよい季節に移動してきて暫く滞在し、冬になると暖かい所へ移動していた先住民の記録があるそうです。

私が訪れた時は2日とも完全に売り切れでした。ツアーで見学する住居跡は写真を見ると、全てこんな感じで崖の上の方に自然にえぐれた岩に守られた地形の部分に作られていました。

Wetherill Mesaで岩山の高原の上にあった住居跡も見られました。Badger House Community（バッジャーハウスコミュニティ）という所で、小さな村のような感じだったそうです。
狩りをしたり、山や森で木の実などを集めていたりしたのに加えてトウモロコシとか豆類を育てたりもしたそうです。

損傷を防ぐために住居跡は簡単な造りでしたが屋根があって一部囲われていました、

地面に掘り下げた穴はトンネルでつながっていた所などがあって、悪い天候の時などに行き来することもかんがえられていたみたいです。

Wetherill Mesaのトレイルはこんな感じです。日陰がありません。ここは自転車でもまわれたので自転車が欲しかった。

駐車場からステップハウスへのトレイルへ。

岩にぴったりと張り付くような階段をくだって行きます。

ちゃんと舗装されていて楽に歩いて行けます。

振り返ってみました。

秋らしい葉っぱの色が良い感じ。駐車場はこの岩山の上なので結構降りてきてます。

ステップハウス

こちらはかなり崩れてしまっていますが復元できるところは整えてある、といったふうでした。ガイドツアーでなくて見に行けますが、パークレンジャーさんがオープン時間中は現場にいるので質問を受けてくれます。

自然に侵食した崖が上手い具合にシェルターになっています。

Badger House Communityで見たような円形の部屋や穴がたくさん並んでいて、

立体的なので、住んでいた、って感じです。
Badger House Communityでは掘り下げた穴の部分がおおいので、住居跡としてのイメージが湧きにくいですがここではわかりやすい。

小さな集落って感じです。

煉瓦の様に形を整えた石をモルタルというか、セメントのようなもので積み上げていますが、その成分は古代ローマ人のそれとほぼ同じだそうです。

一日目はここまで。コルテズの町へもどってシャワーと夕食にします。

コルテズにも屋内の市民ジムがあるのでそちらでシャワー借りました。

ダウンタウンエリアのこのお店へ行ってみました。

サラダとマッシュルームのチーズ焼きとビール。小さいお店で、カントリー風なムードの店で、自家製のソースとかスパイス、キッチン小物なども売っていました。


The Farm Bistro
34 W Main St
Cortez, CO

この日も綺麗なオレンジ色の夕焼けでした。

夕焼け、オレンジ色、と毎日見ているとモニュメントバレーに行きたくなった。

翌日。１日目の経験から１６０号線を降りたところにある国立公園のゲートからかなり見どころまでの距離があるので朝起きてすぐに行動開始。スプルースハウス　Spruce House を見に行きます。駐車場からビジターセンターでトイレを借りてトレイルを下って行きます。

スプルースハウスは近年がけ崩れで落石などが酷くてサイトまで行くことができません。途中までの道に壁画が残っていたりするようですが、そこまでのトレイルは９時からなので行けませんでした。

トレイルを行けるところまで行ってみると、松の木の間から

メサベルデ国立公園は崖の侵食とともに崩壊すると言われているのでいつまでも残っているかわからないと言われています。

ビジターセンターに戻って来ると朝なので小鳥がうるさいほど。ここにはギフトショップと博物館もありますが、全てオープン前。

世界遺産です。

９時からのツアーに参加しているので移動。

クリフパレス Cliff Palace のツアーに参加していました。集合場所についてみると、イタリア語がとびかっていました。

このツアーではイタリア人のツアーグループと重なってしまい、参加者のうちアメリカ人は私の他はカップル一組、そしてカナダ人の女の子２人、残りは全員イタリア人ツアー。ツアーグループには通訳のおじさんが一緒でした。

パークレンジャー君について出発。

結局、ツアーはこのクリフパレスの他には行けませんでしたので、ほかのところの状態はわかりませんけれど、トレイルは、前日行ったステップハウスに比べて急で、狭いところが多くて、忘れがちですが、標高もあるので、上り下りは結構心拍数が上がります。

クリフパレスへ向かう途中、反対側のがけにも住居跡がみえました。前日に行っていたWetherill Mesaのループの方向です。

クリフパレスが見えてきました。

結構下がってきました。

イタリア人グループでここまで来る途中で疲れて引き返したおじいちゃん一人。レンジャー君が一緒に戻って集合場所まで行って帰ってくるまでみんなで待機、なんていうハプニングもありました。

クリフパレスに到着。

この崖の上から降りて来たんです。この岩の上がツアーの集合場所でした。

レンジャー君にきいたところ、上手く居住区を作るために岩を削ったりはしておらず、隙間にちゃんと納まるように建てられているそうです。このような住居跡はすべて高い崖の上の方にあるので、ここまで行ったり来たりもたいへんで、プエブロ民族は岩に上手く手や足を引っかけて登れるようにしていたりしたそうです。今はスポーツになっているロッククライマーだったのです。

大きな円形のお部屋の中心で火を囲んで集会などしていたそうです。

パークレンジャー君が入ってしまった。

ここはメサベルデ国立公園でも一番保存状態のいいものだそうで、北アメリカの先住民の住居遺跡でも最大の大きさなのですって。

この一番高いタワーのような部分の下の方に窓があって中を順番に除きこみました。

急いで撮ったのでピンぼけになってしまったけれど、

タワーの中に壁画が残っています。

この穴の中に一部いわを削って部屋の形を整えた跡があるそうです。岩を削ったところは殆ど見当たらないそうで、珍しいそうです。

そろそろ戻ります。

戻るときはほぼ垂直に登っていくようにトレイルがあります。

こんな風になってます。階段は確かに高度をかせげるから楽ですね。

最後は梯子。楽しい～！！

ツアー前に時間がなかったので後で撮りましたが、ここからクリフパレスを見下ろせるのですが、午前中は陰になって上手く見れません。

こんなかんじです。

こんな風に岩山がギザギザに侵食された崖に住もうっておもったのですからよっぽど自然の恵みが豊富だったのでしょうね。

最後にもう一回クリフパレスを見下ろしてみました。

ここまでならツアーに参加しなくても来られます。

クリフパレスのループには反対側から眺めるだけの住居跡がいくつも見られます。

これは目が慣れると直ぐにわかりました。眩しいのでドライブ中サングラスしているのですが、サングラスしていたらわかりにくかった。

バルコニーハウス。案内板の写真を見てから探しけどわかりにくかった。

写っているはず、でもわかりませんでした。

コルテズのスーパーのデリでサラダテイクアウト。

モニュメントバレーに行くことにしたのですが、その前に４コーナーズへ立ち寄ります。