コロナウィルスに負けないで～<br /><br />また旅行ができる日までがんばりましょう。スマホの写真を眺めて耐えております。<br /><br /><br />***旅行は去年の9月に行ってきたものです***

スマホでスナップ・ロードトリップ　5　Beautiful West

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2019/09/15 - 2019/09/30

59位(同エリア249件中)

エリア

アメリカ

雪が降り始めたワイオミング州ジャクソンを出発。インターネットの天気予報ではこの地域でも珍しく早い大雪の予報ではありましたが、予報より一日早く降り始めた。でも、この辺りの住民にとってはこんなの数のうちに入らないようです。

かなり遠くから目に入っていたこれは作り物のヘラジカ。本物が見たかったなー。
進行方向は既に雪で白っぽくなっていて、ヒヤヒヤもの。
道路も雪でシャリシャリし始めていて、車用品のお店があったらタイヤチェーン買っておくほうが良いのかな？とか心配しましたが、しばらく行くと高度が下がって雪はなくなりました
どんより～
ワイオミング州をどんどん南下。この辺の写真を日本の友達に送ったら
アメリカ、土地余っとんなぁー

って。
余っててもここには住めないぞー。
１９１号線沿いのエデンって町を通過中携帯電話がつながってたけどかなり不安定でした。
ワイオミング州南西のロックスプリングスという街でインターステート８０と１９１号線が重なっているところを西向きに。
この辺りは何らかのミネラルとか鉱物が豊富そうな山の景観が続いていて、何か観光の看板でもあるかなーっと注意して見てたけど特に何も見当たらず。
１９１号線が分岐するのでそれを南に向かう。この辺はいわゴロゴロの土地で農地には不向きそうなところでした。
暫く乾いた不毛の地、みたいなところを走っていくと突然観光ポイントらしきものが前触れもなく現れました。

Flaming Gorge フレーミングゴージ
直訳すると燃える谷（炎の谷の方が良いか）。なんだろ、なんだろ、と案内板を読みました。
私が立っている所からは全くわかりませんが近くをグリーンリバーが流れているようで、
1800年代中頃から後期にこの辺りをグリーンリバー沿いに探索したジョン・パウエルが川の流れに削られた赤いサンドストーンの景観からフレーミングゴージと名付けたそう。
後でわかったのですがフレーミングゴージにはグリーンリバーをせき止めて造ったダム湖があり、水力発電所があります。
私が立っている所は谷の北端っこのようです。
途中で見たプロングホーンの群れ
実はこの群れを目撃する直前に車にはねられて死んでいるのを一頭見ちゃったんです。
フレーミングゴージはワイオミング州とユタ州にかけて広がっている様で知らぬ間にユタ州に入っていました。
ユタ州に入った所でビューポイントがあって遠くからだけどダム湖が見下ろせました。
コロラド州のグランドジャンクションを目指していて、191号線がちょこっとユタ州の東北の角を通っているとは知らなくて
道間違えたかと思ってしまった。
ユタ州のアシュリーナショナルフォレストの中を走り抜けました。
このあたりは既にすっかり黄葉していて目に楽しいドライブでしたがかなりの間ガソリンスタンドもトイレも無く、ヒヤヒヤものでした。
写真が撮りたくてやっと何とか路肩に停めたら雲がお日様を隠してしまった。
フレーミングゴージの南端っこの方。

このダム湖の周りではキャンプ場やスイミング、ボート遊びなどできる所があるそうです。

ここで、私の愛車ちゃんにエンジンチェックのランプが点灯。2012に新車で買って初めての事なので直ぐにメンテナンスに出す事に。

ドライブを続けるうちにコロラド州に入った。
目指していたグランドジャンクションにはフォルクスワーゲンのディーラーとメンテナンスショップがあったので兎に角引き続きドライブ。

スマホでグランドジャンクションにホテルを探しましたが何故かどこも高いので、検索エリアを広げるとグランドジャンクションの手前のパラシュートと言う小さな町に一泊$50で泊まれたので2泊しました。

Grand Vista Hotel
228 Railroad Ave
Parachute, CO
グランドビスタホテルは家族経営？？って思わせるホテルで、全てのんびりサービスで笑っちゃったけど、一生懸命さはわかったので憎めない。
パラシュートは小さな集落なので周りにも殆ど何もなかったのでホテル内でおばちゃんが一人で切り盛りしてるバーに行って無料のドリンク券(チェックイン時にもらった!! こんなホテルで？？と驚いた)でビール飲んでる時に隣に座ってたカップルがパラシュートとグランドジャンクションの間にある、パリセードと言う町はコロラド州のワインエリアなのだよと教えてくれた。
そのカップルはコロラド州住民で北の方に住んでいるということで、色々教えてくれたのですが、パリセードはワインの産地である前に美味しい桃の生産地でも有名なのだと。
9月も終わりでもう桃の季節は終わったと思ってたら、
パリセードの桃はまだいけるよって。ロードサイドの農家の直売みたいな所に行けばあるよって。
そんな訳でフォルクスワーゲンのショップの予約まで１日潰さなくてはならなかったので翌日パリセードへ行ってワイナリーに数軒行きました。
ググってみたらかなりのワイナリーがズラリとリストアップ。
知らなんだ～。
はじめに行ったこちらは食事できる所が同じ所にあったってだけの理由で選びました。

Maison La Belle Vie Winery
3575 G Rd
Palisade, CO
夏の日差しが半端無さそうで、冬の冷え込みもナメてかかれなさそうな土地柄、乾燥してるしなー、となんとなくチリでおいしく育つぶどうが良くできるのでは？と思ったら(←すごい思い込み)やっぱりこのマルベックは結構旨かった。
こちらでは3種類か5種類のワインをリストから選べて、ワインを買うとテイスティング料をチャラにしてくれるシステムでした。

ワイナリーのお兄さんが
これがうちの看板商品
と言ったので頂いたプチベルドー(バルドー？フランス語発音わからない)

ムムム・・・
コロラド州のワイン、なかなかやるなぁ～
テラスでランチしていたグループがこちらを注文していたので私も・・・

マーシャルフォックっていうのかな。コレもおいしかった気がする。
ワイナリーのお兄さんが
赤ワインが好みならうちで一番良く売れるのはコレ
と勧められたメルロー。

映画サイドウェイズを見た方はメルローと聞けば思い出すシーンがあると思います。

コレはまぁまぁでした。よく売れるのはお値段がお手頃と言うのもあるでしょう。
テラスでちょっと食べていく事に。
パン、クラッカー、チーズ、生ハム、オリーブのシャキュテリーの様なものをお持ち帰りで注文。待ってる間にプチベルドーを一杯頂いてると思ったより早く持ってきてくれたのでワインのアテに。

パンがほかほかだったのでもったいないからほかほかの内に食べました。
帽子のお姉さんのお誕生日だったみたいで乾杯してました。楽しそう。
注文したシャキュテリーには桃が入っていたので、ウェイトレスののお姉さんにきいたらパリセードの桃だって。

はからずも早速お目にかかれたので生ハムメロンならぬ、生ハムピーチしてみました。

きゃ～メチャ旨い桃やんか!!!
Tシャツ一枚で丁度いい日。
前日の朝グランドティートンの雪予報を逃れてきたとは想像もつかない。
ホテルで合ったカップルがお勧めしてくれたワイナリーへ行って見る事に。
10台程の駐車スペースしかないこぢんまりしたワイナリーで、収穫されたぶどうがあったので、
おいしいワインになーれ!!
と魔法かけておきました。
たわわについてるぶどうたち～

おまえたちもおいしいワインになーれ!!
テイスティングは小さなショップで丁寧なおじさんが担当してくれたのですが、先客はサンフランシスコから来た男性１人。
どちらからお越しですか？
と聞かれてオレゴンのポートランドって言ったら
あぁ、あなたも手強いワイン愛好家ですねぇ
って。

後から考えると、あのおじさん、私達が舌を巻く程おいしいワインだと自信があってそんな風に言ったんだと思いますけれど、いや～ここのワインは旨かった。

Colterris Winery
3907 N River Rd
Palisade, CO
ここでも何種類かのワインを自分で選んで試せるシステムでした。親切なのは名刺ぐらいのカードにワインの名前とキャラクターを書いたものをくれたのでどれを飲んだのか覚えやすい。
やっぱり赤がおいしい。こちらでもマルベック、シラー、カルベネソーヴィニヨン、カルベネのリザーブなど。どれもおいしくて、私の口をついて出る感想は、

コロラドでねぇー。驚いたなぁー。

ばっかり。こちらでもメルロー勧められたのでいただきました。おいしかった。

メルローとカルベネのリザーブ2本買ってしまいました。ホテルに戻って残りのチーズとパンと一緒にカルベネ１本空けました。いや～なんて嬉しいサプライズ!!
コルテリスワイナリーに行く途中に、ロードサイドに農家直売野菜を売っている掘っ立て小屋を見つけてパリセード桃を購入。お店の人が2~3日後がおいしいと言ったのでクーラーボックスに入れておきました。
その隣にあったのでここにも寄ったんですが、タロン、ここのワイン3種類とも残念賞にも至らず。飲めませんでした。
白・ロゼ・赤、と試したけど全滅。(私の口に合わなかっただけかも知れませんので)
翌日、朝一番の予約でフォルクスワーゲンのショップで。酸素コントローラーのセンサー(??)に不具合があると言われましたがパーツが無いそうで、でも車が旅行中に走れなくなる事は無いよ、と言ってくれたのでどこかで早めに別のショップに予約を入れようと決めて出発。

待ってる間にぶらぶら見てまわってフォルクスワーゲンのアトラスをきっとよだれ垂らして見てたと思う。（欲しい！）

グランドジャンクションのフォルクスワーゲンのスタッフは皆さん親切丁寧でとっても好印象でした。

旅行中にいつもメモを忘れてしまうので、後日グーグルマップで調べたら家からグランドジャンクションまでの道のりは1513マイル、約2435キロ。観光中の距離入ってないので本当はもっと走ってるので、次回のロードトリップはちゃんとメモしておきたい。

次はいよいよユタ州の国立公園へ!