スマホでスナップ・ロードトリップ　９　Beautiful West

2019/09/25 - 2019/10/10

コロナウィルスに負けないで～

また旅行ができる日までがんばりましょう。スマホの写真を眺めて耐えております。


***旅行は去年の９月から１０月にに行ってきたものです***

エリア モニュメントバレー周辺(アメリカ)

コロラド州のメサベルデ国立公園を出発し、コルテズのスーパーで買ったサラダを食べながらスマホでフォーコーナーズまでの道をチェックしました。１６０号線をひたすら西に行けは良いようです。モニュメントバレーにいく途中にある、ってだけの理由で寄ってみたフォーコーナーズですが、好き嫌い別れる観光スポットだとおもいました。

(写真はフォーコーナーズの駐車場)

１６０号線を進むと３０分ぐらいでニューメキシコ州に入ります。しばらく行くとニューメキシコ州道５９７号線に曲がります。この道はフォーコーナーズのスポットへ行くためだけにある長さ1キロもあるかしら？って長さの道で、モニュメントの手前にパークレンジャーのような制服を着た人が料金所のボックスに居て、一人＄５徴収します。

４つの角という意味のフォーコーナーズは

ユタ州　　　　　　コロラド州
　　　　　　＋
アリゾナ州　　　　ニューメキシコ州

の州境の角がある所です。4つの州境が一箇所にあるのはここだけです。

皆さんここで記念撮影してます。

私が行った時は割と人がいました。

ここは州立公園でも国立公園でもなく、ナバホ民族の管轄です。記念撮影の順番を並んでいる人の後ろに写っている建物にナバホのクラフトを売っているテーブルがありました。

しかし、これの他には何もなく、トイレも一か所でみんな並んでいました。砂利道、砂利広場の駐車場、一人＄５です。

＄５は高くはないけど私には期待よりもずーっとショボい印象でした。

しかも、フォーコーナーズは観光地で人が訪れるところだけど携帯電話の電波は飛んでなかったし、Wi-Fiもなかった。コルテズではモニュメントバレーまでの道は調べておかなかったし、チラ見すらしていなかったのです。ま、とにかくもうしばらく１６０号線を西へ走って、次の町に着けは携帯電話の受信区間でしょう、と出発。

ところが、行けども行けども町がないのでした。ガソリンスタンドなどはあるけれど町がない。
私は２0歳ぐらいの時に幼馴染の友達とモニュメントバレーへ行った事があるのですが、その頃はアナログ時代でロードマップを広げて、若いからか一回見れば何号線をどっち向きに曲がって行けばいいのかとかちゃんと記憶出来ていて、迷わずに行ったのです。カイェンタという町の名前に聞き覚えがあったので、とにかくそこまで行って、ユタ州のビジターセンターでもらったグランドサークルの観光案内の載っていたものを探して無事に行き方が正しいと確認。

カイェンタにはマクドナルドとかあったので入って聞いてもよかったんですけどね。
それにしてもすっかりスマホに頼った生活に慣れてしまって、スマホ使えなくて焦りました。この辺りはアメリカであってアメリカにあらず、ナバホ族の自治区なので携帯電話もあちこちにアンテナがあるわけではないようです。
この辺りで同じように道が分からなくなったら、メキシカンハットの町を目指して行けばモニュメントバレーにたどり着きます。

私の遠い記憶では、なーんにもない所をひたすら走っていると、突然モニュメントバレーのビュートが現れたような気がしたのですが、今でもあまり変わっていません。親切（？）に新しくエントランスへの道の所に見落とすはずはない大きな看板があって、進んでいくと、フォーコーナーズと同じようにパークレンジャーのような制服着た人に＄２０徴収されます。普通のレシートみたいなものをくれますが、これは２日間有効です。（この時は、１人＄１０か、車一台＄２０）

立派なビジターセンターにくっついて昔はなかったホテルもあってビックリしましたが、この景色は変わらずでした。

因みにコルテズからもあまり遠くなくて、フォーコーナーズに立ち寄って、迷いかけつつでも３時間足らずで着いてしまいした。(寄り道しなければ1時間半程の距離)

ビジターセンターでビールでも飲んでもう少し日がくれるまで待ってみようかな、と思ったら、アルコール飲料無し。ノンアルコールビールのオドゥールを飲んでいる人を見かけましたけれど、あんな不味いものよく飲めるなーって。
早いけど、サラダバーで晩御飯的なものを食べて暫く時間潰し。

食べ終わって、ホテルに空き部屋があるか聞きに行ったらパーキング側の景色のお部屋が＄１７０であと２部屋残っているって。奮発しちゃおうかな、と思いましたがやめました。
私がホテルのフロントで話をしていると、外国人観光客のおばさんが、Wi-Fiのコードをお金払うから教えてくれって頼み込んでいましたが宿泊客専用なので聞き入れてもらえずほぼ怒っておられました。仕方ないですよね。私だってアメリカの携帯電話を持っててもことごとく電波が繋がっていないとは思いませんでしたから。

段々夕暮れ近くなって来たのでモニュメントバレー観光に行ってみます。

私の車は普通のセダンなので、あんまり奥の方までは行きませんでした。この時思い出していたのですが、前回来た時、私はスズキのSAMURAIという小型ジープのような車に乗っていて、４輪駆動だったのでかなり奥まで行くことができたんです。

ビジターセンターのすぐ横から観光用のダート道に入るゲートがあります。

4輪駆動の大きなピックアップトラックの荷台にシートが並んだ観光トラック(恐らく追加料金で乗れるもの)が砂埃を巻き上げて疾走して行きます。

ミトンの手袋みたいだから左ミトン、右ミトンとか呼ばれてますが、一応正式には西ミトンと東ミトンなんですって。

スリーシスターズが見えるところまで行ってUターンする事にしました。

真ん中の細くて折れそうなのは昔からこうだったのですが、この２０数年の間に更に欠けた？？とか思った。

ミトンの方を振り返ってみます。中央はメリックビュート

私が着いた時には２人のカウボーイが帰り仕度してましたが乗馬ツアーもあります。

私はお馬ちゃんが見たかっただけなのですが、こんなところで乗馬ツアーなんていいですよね

若い頃に来た時はここではなかったですが、モニュメントバレー付近で乗馬ツアーやりました。看板があったので、乗馬したい、と申し出ると、何だかお客さんが来るとは期待してなかったの？みたいに大慌てでサドルとか用意してくれた記憶があります。参加者は私と友達だけで、インディアンのお兄さんの先導するのに従順にぱっかぱっかとのんびりついていくお馬ちゃんでとっても楽しかった思い出です。

ここのお馬ちゃんたちは子柄なのでマスタングと思われます。柵に寄って行くとまるで挨拶でもする様に近寄ってくるワンちゃんみたいにフレンドリーなお馬ちゃん達で和みました。

明日乗りにおいでよ～っとお馬ちゃんにまたがって行ってしまったお兄さん、馬通勤してるんでしょうか？

もう１人のお兄さんも・・・

馬通勤？！
まじですか？？えーうらやましいな。楽しそう。

そろそろ良い時間です。

お月さまショット

この辺りでは数組のカメ吉君たちがワイドアングルレンズの立派なカメラを三脚にセットしてました。

前回来た時のモニュメントバレーの思い出で、バレー観光から戻って来ると、白いキャンバストップだった私のSAMURAIちゃんはオレンジ色になっていて、後部座席に積んでいた私たちのカバンもうっすらとオレンジ色でした。

今回も私のJettaは赤い砂をかぶっていてかわいそうなくらいオレンジ色。私の靴も通気性の良いメッシュの部分があるのでこの日から数日は靴下がオレンジ色でした。

ビジターセンターまで戻って来て西側を見るとこの日も綺麗な夕焼け。

感動しました。

じわじわと色が変化するようすを眺めました。

時々西側を振り返ってみたり

本当になんてきれいな空が見れるんでしょう。

前回も今回も行った事はないですが、昔のウエスタン映画の巨匠、ジョン・フォード監督が好んでロケーションに度々使ったジョン・フォード・ポイントという所まで乗馬ツアー等ある様で、そこまではナバホ族のメンバーの案内無しでは行けないそうなので次回は行ってみたいです。

車中泊出来そうな所を探しましたがどうしても携帯電話の受信が出来ず、結局この日は夜中近くまでかかってモアブまで戻りました。再びアクアティックセンターでシャワーを借りる事にしたのでモアブの町で車中泊となりました。