素敵な焼き物を求めて♪ 週末の長崎・佐賀一人旅 - 10年半ぶりに訪れた、長崎市内1日観光編

2020/02/07 - 2020/02/10

長崎は大好きな街の1つですが、九州を訪れてもロケーション・時間的に長崎市まではなかなか足をのばす機会がなく、最後に旅行してから10年半も経ってしまいました!　前回訪れた時は、大河ドラマ「龍馬伝」が放送される前の年で、福山さんの長崎・稲佐山での野外ライブのついでに街中を観光しました。　「龍馬伝」を見た後、思いの外、長崎には坂本龍馬の縁の地が多くて、また旅行したいなぁと思いながら、結局行けずに今に至ります。

今回は、週末の長崎・佐賀旅行で途中に終日時間を取れる日が出来たので、長崎市内観光を組み込みました。　以前にも訪れたことがあり、もう1度行きたい!と思っていた場所と、今回初めて観光したところと両方あり、長崎は奥が深いと実感しました!　まだまだ見てない場所がたくさんありそうなので、またいつか再訪したいな!と思います。　

1度は宿泊してみたいホテルが長崎市内にあるのですが、今回も宿泊は叶わず。　と言うか、今回はそのホテルどころか、長崎市内のホテル全体が、ランタンフェスティバル期間中で宿泊料が跳ね上がっていた状態なので市内での宿泊すら叶いませんでした(苦笑)。

朝、喜々津のホテルを出発して、夕方特急列車で博多に移動するまでを書きます。

エリア 長崎市(長崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

快適な喜々津ステーションホテルでの滞在でした。　

早起きしてチェックアウト。

喜々津ステーションホテル 宿・ホテル

旅行中は、早起きも特に億劫ではないけれど、7時台の列車に乗って移動するなんて普段あんまりナイからちょっと眠かったです。

喜々津駅 駅

シーサイドライナーで長崎駅へGo!

シーサイドライナー 乗り物

長崎駅に到着!

1年ちょっと前に長崎を旅行で訪れていますが、その時は佐世保のハウステンボスと島原がメインで、長崎市内は立ち寄らなかったので、長崎駅に来るのは何と10年半ぶり!　ちなみに、その前年も訪れてます(その時が私にとっての初長崎!)。

以前に長崎を訪れた時の旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/10586073 (2009年8月)
https://4travel.jp/travelogue/10586223 (2008年10月)

長崎駅 (長崎県) 駅

2008年に友達と初めて長崎を訪れた時に、この場所で写真撮ったのを今でも良く覚えています。

この日は夕方に特急列車で移動するまで、長崎市内の観光などを楽しみます。　その間、キャリーケースは駅のコインロッカーに預けます。　朝早かったこともあり、中くらいの大きさのコインロッカーもヨユーで空いててラッキー☆　こんなところでロッカーを探して朝っぱらから右往左往したくないもんね。

長崎駅を出発して、まず最初に向かったのは、こちらのパン屋さん。　うーん、長崎でも私、パン屋さん行ってるね(笑)。　朝一でパン屋さんに向かい、それを朝食代わりにする予定だったので、喜々津のホテルはわざと朝食無しのプランで予約したくらいです!　お店の前に到着してビックリ!　めっちゃ行列してるしー!

こんな行列するお店なので、かなり期待が膨らみます!

ネットで長崎市内のパン屋さんのランキング的な記事を読んだ時もいつも最初に紹介されてるお店なんですよね。

30分並んでやっと買えました!　そこまでたくさんの種類のパンがあるわけではないですが、店内に並びながら見てても殆どのお客さんのお会計が3,000円超だったりして、みんな随分まとめ買いしていくなぁーとビックリしました。　

アールグレイのパンとホワイトチョコ&マカダミアのパンが人気のようで私も購入。　確かに美味しかったけれど、普段から美味しいパン屋さんを求めて渡り歩いているので、このお店のパンは特別リピートしたい!とまでは思わなかったかな…。　

ブレッドアーエスプレッソ 専門店

路面電車に乗って、新地中華街の電停で乗り換え、大浦天主堂へ。

2008年にグラバー園を訪れた時にもこの坂道(グラバー通り)を歩いたはずなんですが、全く覚えてないなぁ…。

先ほど買ったパンよりも手っ取り早く食べられて、しかも体も温まるし…という事で、グラバー通りで大好きな角煮まんじゅうを買い食い♪　岩崎本舗の角煮まんじゅう、本当に美味しくて自宅近くのプチ高級スーパーで長崎フェアやるときにも必ず買ってしまいます。

岩崎本舗 グラバー園店 グルメ・レストラン

大浦天主堂は、今回初めて見学します。　

2018年に、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の1つとしてUNESCOの世界文化遺産に登録されました。　世界遺産に登録されたから拝観料が1000円だったのかな?　

2008年に初めて長崎を訪れた時から興味はあったけれど、その時に見学しなかった理由までは覚えてなくて…。　その頃から同じように拝観料が1000円前後だったとしたら、確実に値段が高いから!というのが行かなかった理由だと思います。　

大浦天主堂 寺・神社・教会

教会内部は写真撮影NGでした。　

入口にたてられたマリア様の像が印象的でした。

なかなかかわいいお土産が売ってますね。

奇跡のカステラは、ここでしか買えません!と店員さんがめっちゃ宣伝していました。

うーん、カステラ買うならやっぱり長崎の有名なカステラのメーカーのが食べたいしな…。

キレイに整備された庭園のような広場に、聖ヨハネ・パウロ2世教皇胸像や、信徒発見の記念碑などがたてられていました。

大浦天主堂を後にして、お隣のグラバー園に向かいます。

グラバー園の見学は2度目です。　前回来た時も、こんなエスカレーター(動く歩道)あったかしら?　恐ろしいくらい以前の記憶がナイ…。

動く歩道から見えた長崎の街並みがキレイで癒されました。

動く歩道の終点からすぐの場所に建つ、旧三菱第2ドックハウス。　撮影モードが明るすぎてめっちゃピンクに見えますが、実際には白い建物でした。

船が修理などのためにドックに停泊している間、船員たちが宿泊するための施設として利用されていたそうです。　1896年に建てられたものが、1972年に三菱造船株式会社より長崎市が寄贈を受けて現在地に移築復元されました。　

グラバー園 名所・史跡

前回、グラバー園を訪れた時にもこの2階のベランダから景色を眺めたことを覚えています!

鯉が泳いでいた池。

ル・ソレイユ・ロワイヤル。　かなり緻密に再現されています。

ペリーが来航したときに乗ってきた黒船をモノクロで撮ると、それっぽく見えてきて、迫力を感じる不思議。　今までに何度も大河ドラマとかでそのイメージを見て来てるからでしょうね。

移築された長崎地方裁判所の官舎。　原爆で数多くの建物が失われたにもかかわらず、居留地の外側の市街地に建てられた洋風の官庁建築として唯一残る貴重な建物だそうです。

現在は、レトロ写真館としてしようされており、レトロな衣装を着ての撮影や園内のお散歩なども出来るようでした。

グラバー園 名所・史跡

移築された、旧ウォーカー住宅。　イギリス人実業家のロバート・ニール・ウォーカーの次男が暮らした邸宅で、明治の中期頃、大浦天主堂のすぐ隣に建てられたそうです。　

木造平屋建ての建物には、イギリス式の暖炉と煙突に日本瓦と和風の庇が設けられています。

グラバー園 名所・史跡

小さなテラスみたいな場所から海とクルーズ船が見えました。

随分キレイに見えたけれど、この家具類も歴史のあるものなのかな?

"西洋料理 発祥の碑"の後ろには、移築された旧自由亭があります。

喫茶室として営業していました。

自由亭喫茶室 グルメ・レストラン

グラバー商会に勤め、ホーム・リンガー商会を設立したフレデリック・リンガーの旧邸です。　1966年、国の重要文化財に指定されました。

グラバー園 名所・史跡

保存されている家具などの調度品にも歴史を感じます。

トーマス・グラバーの息子は、1894年にアメリカ留学から帰国後、倉場富三郎と日本名に改名したそうです。　グラバー=倉場とはなかなかのセンスですね。　

1926年に、富三郎(当時55歳)が赤坂離宮御所苑観菊会に招かれたときの招待状。　天皇皇后両陛下に招待されるほど、富三郎が一目を置かれていた存在という事が分かります。

歴史を感じる旅行鞄。　グラバー氏の名前入りです。

グラバー園の入口で、「旧グラバー住宅は修復工事中ですが、見どころはあります!」って書いてあったので特に心配せずに観光していましたけど…、アレ??　もしかして目的の旧グラバー住宅はあのテントの中…??

2月なので、"庭にキレイな花が咲き乱れる、旧グラバー住宅"っていうのは期待していなかったけれど、まさかこんながっつり修復工事中とは!!

2008年に初めてグラバー園を訪れた時の写真が1枚も残ってないので、今日こそ!と思って期待してきたけれど、まさかのオチだわ(汗)。

メインイベントと思っていた旧グラバー住宅には入ることが出来ない状態だったので、工事期間中はこの中に展示されている調度品や展示品が旧リンガー住宅に一時的に移されていたという事なのかな?

グラバー園 名所・史跡

トーマス・グラバーさんの胸像は同じ場所に佇んでいました。

大きくて立派なクルーズが停泊しているのが見えました。　そういえばこの頃は、日本はダイヤモンドプリンセスのコロナ感染のニュースで持ち切りだったなぁ。

グラバー園の高台からは、稲佐山も良く見えました。　

2008年に初めて長崎を訪れた時に夜景を見に行ったし、2009年に長崎を再訪した時は、福山さんのライブを見たなぁ。　懐かしい!

稲佐山 自然・景勝地

こういうの、私自身はあんまり興味ナイんだけどねー…。　みんなが写真撮ってたので私もつい…^^;

グラバー園内で発見出来るハートストーンです。

順路通りに見学すると、グラバー園で最後に見学をすることになる長崎伝統芸能館に入ってみたら・・・

長崎伝統芸能館 美術館・博物館

長崎の伝統的なお祭り、長崎くんちを再現した場所がありました。　いつかは本物を見てみたいな。

訪れる前に図書館で借りたガイドブックに載っていた、ガーデンショップで購入できるこのクルスケースがすごく欲しかったんです!　ちなみに、波佐見焼です。　波佐見町にも行ってきたばかりなので尚更欲しかった!

ちなみに、これと全く同じものは、波佐見町では見かけませんでした。　色違いで赤いのを、OYANEのショップで見たけれど、もっと大きかったと思います。

グラバー園を後にして、次なる場所へ移動します。　グラバー通りの坂を上ったところにあるこちらの屋台みたいな店、クチコミもたくさんあってとっても気になっていました。　こちらで、びわジュースを飲みました。

フルーツガーデン・アズタイム グルメ・レストラン

大浦天主堂の電停から路面電車に乗りました。　殆どの乗客が新地中華街で下車、もしくは乗り換えましたが、私はそのままめがね橋の電停まで乗りました。

商店街を通過したら、さすがランタンフェスティバル開催中なだけある賑わいでした!　お金かかってるなー。

ベルナード観光通り 市場・商店街

実は、このベルナード観光通りの近くにあった、ニッキー・アースティンという喫茶店でトルコライスを食べようと思ってたんです!　

でも、階段の外まで大行列が出来てて、これじゃトルコライスにいつありつけるか分からないし、夕方に乗る特急列車は既に決まっていたので、取りあえず先にデザート代わりに食べる予定だったスフレのお店に行こう!と思い、向かう事にします。

お目当ての喫茶店は、ベルナード観光通りのゲートのすぐ近くでした。

あら、レトロな雰囲気で素敵なお店☆

こちらはこちらで、誰もお客さんがいないんですけど・・・^^;

こういうレトロなのを見つけると、おもわずモノクロで写真撮りたくなっちゃうのよね。

チーズスフレは、焼き上がるまでに30分かかるらしく、ガイドブックにも事前予約(注文)についての案内が載っていました。　私は、トルコライスのランチの後に来る予定だったし、時間を決めてしまうと観光が駆け足になってしまうのがイヤだったので、敢えて電話せずに来ました。

朝からずっと歩いてたので、良い休憩にもなると思ったし。　まずは温かい紅茶を頂きます。　

焼きあがるまでにホントに30分待ちました!　っていうか、このチーズスフレ超デカイ!!　これだけで十分良いランチになっちゃいました。　トルコライスの後にデザートして…なんて絶対に無理だったー!

焼き立てのチーズスフレは、温かくてふわっふわで美味しかったです!

ノスドール グルメ・レストラン

チーズスフレでお腹いっぱいになった後は、眼鏡橋まで戻ってきました。

過去に2度訪れた眼鏡橋ですが、2回とも夜遅くなってから来たんですよね。　その時は風があったからなのか、川に映る眼鏡橋を見れなかったので、メガネにはなってなくて…。　3度目の正直で、メガネを見ることが出来ました!

眼鏡橋 名所・史跡

ランタンフェスティバル期間中なので、眼鏡橋周辺も黄色い提灯で賑やかな感じですね。

ここだけじゃなくて、この後新地中華街でも見かける、動物のオブジェ。　これもランタンで夜になると明かりが灯るのかな?

眼鏡橋のすぐ近くの、"まちぶら案内所 もてなしや"というオシャレな長崎土産が揃うお店を覗いてみましょう。

女子ウケしそうなオシャレな商品が並ぶお店でした。　波佐見焼のピアス買ってなければ、ここで1つ欲しかったかも!

次に向かったのは、チョコレート専門店の加加阿(カカオ)伝来所。　このオシャレさは、インバウンド狙いかな…。　

この辺のチョコは、ハウステンボスのチョコレートショップでも見ました。　

キスチョコが入っていたのですが、お土産缶の絵柄は、どれも長崎の観光スポットが描かれていて旅の記念になりそうな感じです。

このショップの目玉はやはり、1つから買うことが出来る、和のボンボンショコラかな。　1粒275円するので、そんなに贅沢は出来ず、私は3粒だけ購入しました。　

醤油、味噌を1粒ずつ買ったのは覚えてるんだけど、あと1つは何だったかな…。　どれもまろやかで食べやすかったけれど、そこまで印象には残ってないです…。　275円払ってまた食べたい!とまでは思わなかった…って事ですね。

加加阿伝来所 グルメ・レストラン

路面電車に乗って新地中華街へ移動してきました。

長崎と言ったら、この新地中華街はかなり有名だと思いますが、今までに2度の長崎旅行の際も路面電車の乗り換えだけしかしたことなく、実際に中華街の中まで訪れるのは今回が初めてです。

普段から賑わってるんでしょうけど、ランタンフェスティバル期間中はますます、赤い提灯が目立ちますねー!

長崎に来て1番混み合っている場所だったこともあり、ここではマスクをして歩きました。

人はたくさんいましたけど、おそらくコロナの影響で例年とは比べ物にならないくらい空いてたんじゃないかしら…。　ランタンフェスティバル期間中に長崎を訪れたことがナイので、別の年と比べられないのですが…。

長崎新地中華街 名所・史跡

丸い提灯以外にも、動物のオブジェのランタンも多く見かけました。　昼間に見たのでただのオブジェですが、暗くなったらコレに明かりが灯って幻想的に見えるんだろうなーって思います。　夜まで居られなかったので見れなくて残念!

ステージでイベントが始まりました。　太極拳かな。　うーむ、地味だ。

これだけ見て、新地中華街を後にしました。

また路面電車に乗って、長崎駅前の電停に移動します。　あら、随分かわいいラッピングの車両だね!

長崎電気軌道/長崎の路面電車 乗り物

長崎の路面電車でも、3月から全国の交通系ICが使えるようになったのですね!　私が訪れた2月はまだだったけれど、これは全国から訪れる旅行者にも嬉しい。

そこまで混み合う事なく、長崎駅前の電停に到着。

手配していた特急列車の時間まで、30分弱あったので最後にもう1カ所見学してから移動することにします。

長崎駅から5分ほど歩いた場所にある、この見るからに急坂を上ったところに・・・

西坂公園の横に建てられた、聖フィリッポ教会。

この教会の名前は、「26聖人」の6人の外国人の1人、フェリペ・デ・ヘスースからきています。

フェリペ(フィリッポ)はフィリピンで司祭になるための勉強を終え、祖国メキシコへの帰路の途中、日本の沖合で座礁した船に乗っていたために捕えられ、他の25人と共に長崎で殉教者となった人だそうです。　教会内部まで見学する時間がなかったのが残念!

日本二十六聖人記念聖堂 (聖フィリッポ教会) 寺・神社・教会

大浦天主堂を見学した時に、この場所の説明を読みました。　この場所の存在は実は初めて知りました。　

1597年2月5日、豊臣秀吉の命令によって長崎で磔の刑に処された26人のカトリック信者たちのブロンズ像が、1962年の列聖100周年を記念し、記念館に隣接する西坂公園内に建立されました。　彫刻家・舟越保武氏の作品です。　舟越氏自身、1950年にカトリックの洗礼を受けた後は、キリスト教やキリシタンの受難を題材とした制作が増えたそうです。　2002年、日本二十六聖人が殉教した2月5日に亡くなったという事も運命なのかな…。

日本二十六聖人殉教地 名所・史跡

坂を下りて長崎駅に戻って来ました。　駅前から路面電車を利用する時などにも使う、歩道橋の上から見た長崎駅、なかなか立派だね!

長崎駅 (長崎県) 駅

バレンタインデーが近かったこともあり、駅構内(イベントスペース)では有名なチョコレート専門店が出店してチョコを販売していました。　こういうイベントって見てるだけで楽しいよねー。

朝も食べたけれど、長崎を離れる前にもう1度食べたくなり、また買ってしまった(笑)。　やっぱり美味しすぎる、岩崎本舗の角煮まんじゅう♪

岩崎本舗 JR長崎駅アミュプラザ長崎店 グルメ・レストラン

初めて乗ります、特急かもめ!　初めて乗る電車は何でも嬉しい、にわか鉄子☆

特急 リレーかもめ 乗り物

こういう旅行の時にしか使わないけれど、JR九州のネット予約会員になっているので、早割7できっぷを買えるのは嬉しいですね。　

博多駅までは2時間!　

3泊4日の九州旅行、見事に毎日宿泊する都市が違います(笑)。　続きは次の旅行記へ♪