2011/04/28 - 2011/09/03
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DavePerthさん
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2011年にオーストラリアの永住権取得記念として、夢だったシルクロードを中心とした旅の記録。
4か月以上に渡る旅で、シンガポールからスタートし、ベトナムから陸路で中国に渡り、中国の南部から広東省・北京を経て中国横断を開始し、そのまま中央アジアのカザフスタン・キルギスタン・ウズベキスタンと続いて行った旅だった。
この旅がスマホや翻訳・地図アプリなどに一切頼らない、最後の時だったと思うので、自分にとっても本当に貴重な体験が多かった、最後の聖戦でした。
《ちょうど2011年はスマホへの移り変わりが加速していく変換期だったと思いますが(自分は2012年からスマホを使用)、この旅ではスマホを使用していなかったので、最後のネット情報にも一切頼らない、その場で切り開いていくスタイルの旅だったのでかなり行き当たりばったりで、それが故に色んなハプニングやローカルの人達・他の色々な国の旅人達との濃~~いエピソードに溢れまくってます。》
出会った人達との、楽しかったり迷惑だったり恥ずかしかったりした色々なハプニングやエピソードのことなども折角なので隠さず赤裸々に書いて行きたいと思います。(最近あまりそういう旅行記無いと思うので。。。)
今となっては自分のスマホにも地図アプリの他にも宿予約サイト・翻訳アプリなどが詰まっている。。。
今は安宿まで予約を入れてしまう時代となり、どんどん自分達で旅の可能性を狭めていってしまっているのかも知れない。。。ネットが発達したからって便利になれど、希少な体験が増えたり行動範囲が特に広がっているとも思えないし。。
なので、この旅行記はそういう旅を心底楽しんでいた自分へのレクイエムと、これからの時代には中々味わえない先の分からないワクワク感の強い旅を、読んでくれた人がヴァーチャル・リアリティ的に楽しんでもらえれば幸いです。
旅の内容は一人旅で非常に濃く、前半の中国入国から西安まではおとなし目の普通の個人旅行といった感じですが、敦煌辺りの中国の後半から中央アジアに入ると旅はドンドン波乱に満ちてきて、ヒッチハイクからの縁を中心に名も知らぬ村でのローカル民家滞在や山奥でのキャンプ、荒野で食べ物・飲み物なくなり遊牧民に助けられたり、どこかの結婚式にいきなり合流、などの出来事の連続でローカル文化との濃~~~い触れ合いの連続で延々と終わらないジェットコースターに乗ってしまったような非現実感の強い空間をフワフワしてました。
旅中に出会い一緒に行動し、色んなハプニングや漫画のような体験を沢山共にした、濃~~いキャラクターの色んな国の旅人達も多々登場?
そんな人生の大きな思い出の旅の軌跡を少しずつアップして行きたいと思います。
旅の始めはウォーミングアップとしてシンガポールに3泊して、ベトナムに渡り日本からの友人と数日過ごした後中国に渡りそこから本格的な一人旅が始まったので、今回はシンガポールとベトナムは省きます。
第18弾は、中国・カザフスタン・キルギスタンと来て、自分としてはシルクロードの最後の地・ウズベキスタンに入国。今までの山に囲まれた農村などをヒッチハイク中心に回っていた旅とはガラリと変わった光景が目の前に広がっていた。。
ザ・イスラムといった感じの街並みや服装の人達が増え、また新たな刺激がやって来た。
そして長かった"ユダヤヒゲ野郎"ことマタンとの別れで奴に対する謎が解け、また新たな再会で新しい旅のパーティーで出発だ
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス ヒッチハイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
<国境~シムケント~タシュケント>~中央アジア最後の国ウズベキスタンへ突入!そして別れと再会を繰り返す~
《国境の混沌再び》
キルギスタンを出発し、昨晩国境でバスドライバーの貨物が原因で5時間も何もない所で待たされ、ようやくカザフスタンのシムケントに到着した。
昨晩の国境での悪夢はなんだったのだろう、夢でも見ていたのだろうか。ただ道路で寝転がっていたせいか背中などが痛い。
窓の外を見ると周りの景色は草原が広がっており、またうつらうつらと繰り返しているうちに、気付くと薄茶色のレンガ造りの家が並んでいるのが見えて来たと思ったら、それがこのバスの目的地のカザフスタンでのトランジットの町、シムケントだった。
ここら辺は地理的に国境が複雑なので、キルギスタンの前に旅していたカザフスタン再入国し、ここシムケントという町でトランジットをしてからウズベキスタンに入国しなくてはならない。
思ったより大きな町で、家がずっと並んでいた。実はこの辺りはとても治安が悪く強盗なども多いらしいが、何より気を付けなければならないのが、キルギスタンやカザフスタンに今も残る悪しき”ワイフスティーリング“というカップルの女の方だけを誘拐して攫っていくというとんでもない習慣のメッカだという。
ただ俺は髭の男連れなので心配ないが。。ま、気を付けるのはオカマの人さらいくらいか。。。
*写真:"ワイフスティーリング"のメッカ・シムケントの町で休憩。この現代になんてことする習慣が残ってるんだ。。。 -
ここはトランジットのみなので、バスターミナル内で食事を済ませバスを探したが無さそうなのでミニバスの乗合いバスと交渉し、US3ドルでウズベキスタンへの国境まで行けることになった。
ウズベキスタンとの国境まで100km程度なのだが車内は当然の如く隙間が無い程混んでいて、また道も悪く混んでいるので乗っているだけで疲れた。車内にはウズベク人が多く乗っているようで、明らかに今までのカザフ・キルギス人と違った顔立ちをしている。 -
今まではどちらかというとモンゴルなど日本に近い顔立ちをしていたが、ウズベク人はもっと浅黒く彫りの濃い顔立ちをしている。少しトルコ系にも似て来ている感じだ。中国から大陸をこうやって西に向かってきていると、人々の顔立ちまで徐々に変化していくのが見れて面白い。
このままずっといけばやがてはアラブ系になり、東欧の顔になり、そして最後は西ヨーロッパのラテン系からアングロサクソン系に映って行くのかと思うと何だか地球を旅している実感がわいてくる。
ただ今回はこのウズベキスタンを最後に東にくるっと戻ってしまうが。。
国境につくとやっぱりごちゃごちゃした感じだったが、出国のスタンプの係員は”コンニチワ“と笑顔であっさりと押してくれてスムーズだった。
が、ウズベキスタン側に行く途中のチェックする係官がマタンの荷物に難癖つけて金を取ろうとしてきたので無視してそのまま強行突破した。
そしてウズベキスタン側は全く問題無くスムーズに入国出来た。 -
《ウズベキスタンへ、ガラッと変わる視界》
外に出ると色んな車が客待ちしており、その中の一台の乗合いバスを捕まえて町の中心まで行く事にした。
中心地の近くの地下鉄の駅前で降ろしてもらうと、一気に世界が変わった感じがした。キルギスタンより車も人もたくさんいて賑やかで、すぐ近くには中心的な存在のチョルスーマーケットのドーム型の天井が見え活気づいている。
*シンボル的存在・チョルス―マーケットのドーム -
そしてあらかじめ目をつけておいたゲストハウスはこの近くなので歩いて探す事にした。
その宿のことは2,3日前に現在の旅のお供・マタンやカザフスタンの道連れ・スイスコンビ同様、あの自分の旅の流れを大きく変えた中国・ウルムチの宿で仲良くなった、オージー系ニュージー人のピーターと日経3世ブラジリアンのエリアナカップルからメールで情報を得ていて、彼らはおそらく今朝チェックアウトしてるかもしれないといっていたが、とにかく良さそうな宿なので行ってみる事にした。
*写真:ゲストハウスの門。分かりにくく、住宅街の中に引っ込んでいる。
ちょっと迷って分かりにくい門を入ってみると、そこがやはりそのゲストハウスだった。オーナーは流暢な英語を話すロシア系のおっさんだったが、今チャリダーが多く混んでいるのでドミトリーではなく、ツインのちょっと高めの部屋をあてがわれた。
そして今晩マタンの幼馴染の友達もここに来て泊まるので、エキストラベッドを入れて3人でその部屋をシェアすることになった。
約2週間マタンと一緒に旅してきたが、今晩奴の幼馴染が来たら明日の朝から彼らは2人で少しウズベキスタンを旅行をして、トルコ経由でイスラエルに帰るらしいので、明日の朝にはもうお別れだ。
この宿のオーナーにピーター達がまだ泊まってるか聞いてみたら、今朝チェックアウトの予定だったが彼女の方のエリアナが体調を崩しらしく出発を延ばしたらしい。
ビンゴ! 後で部屋に行ってみよう!
《ウズベキスタンの旅で必要な、宿泊滞在証明書》
俺達の部屋はいい部屋なのでエアコンが着いていて部屋にシャワーもある。ここの共有スペースの中庭も綺麗で、室内の共同スペースにはプレステまで置いてある。
?ウズベキスタンでは外国人旅行者は必ず政府公認の宿に泊まり、そこで滞在証明書を発行してもらって出国日まで全ての宿の滞在証明書を失くさずとっておき、それを出国カウンターで提示しなければならないルールがある。?
なのでその滞在証明書をオーナーに頼んでさっそくもらい、一安心して町の散策へと出かけまず人の集まるマーケットに行ってみようと思った。 -
《より濃いイスラム文化を肌で感じる》
つい先ほど入国時にも感じたが、ここは今までとは違う。
人々の顔を改めてじっくりみると明らかに色合いが濃く、人々の雰囲気もイスラム色が濃い。
カザフスタンの都市部などではイスラム圏にも関わらずクラブで若い女の子達がキャミソール姿で踊り狂ってたり地元JDから逆ナンをされたりなど開放的な印象があったが、ここの女性達は伝統的なカラフルな服を纏い、頭も布で覆っている人が多い。振る舞いももっと保守的に見える。
*頭に布を被る女性も多くなり、雰囲気がよりイスラムっぽくなってきた。 -
*写真:ウズベキスタン名物の丸形のパン。ハッキリ言って後々飽きてくる。。
途中出店でソーセージロールを食べると100円弱と安かったので、これなら今後コストの面でいい感じに旅出来そうだと思った。 -
《闇両替と分厚い札束で気分はマフィア??》
そしてこのマーケット内こそが例の闇両替の温床になっているので、それらしき人間が声を掛けて来るのを待って声を掛けてきた2・3人にレートを聞くとだいたい前もって得ていた情報通りのレートだったのだが、更に誰かいないか探っていると近くからさっと一人の男が現れた。
彼の言うレートはUS1ドルが現地通貨24500CM(ウズベキスタンの通貨単位)になるという。これはここまでで一番良く、また事前にビシュケクで会ったオランダ人旅行者のロバートから聞いていたMaxのレートより更に良い。
そこでとりあえずUS$100分変えてみると、驚いたことにものすごい分厚い札の束を渡された。高さ3cm以上ある。たった100ドルで、えっ!?
見るとお札は2000CM紙幣ばかりで後ろの方にもっと小さい札が端数を補う形であった。
聞くと最近ウズベキスタンの通貨は不安定で、インフレ気味の今でも最高紙幣が2000CMのままで、外貨を両替するとこのように分厚くなってしまうらしい。
これには金を数えて確認するのも一苦労だ。ようやく数えて確認し終わったのだが、今度はしまうのに苦労する。
こりゃ一気に100ドル以上は変えられないな。。
本当は地方に行く前にここでもうちょっと変えておきたかったのだが、運搬に苦労するためちょっとレートが悪くなっても地方都市で変えねばならなくなった。
分厚い札束を見てマタンとまるでマフィアにでもなったみたいだな、と急に王様気分に浸ってしまう所は貧乏人の悲しい性が。
*写真:インフレのウズベキスタン(2011年当時)ではちょっと両替するとこの札束?気分はマフィアの親分 -
*写真:マーケット前の通り。ここらのどこかに、レートの良い闇両替屋が潜んでいる。。。
《またも再会・ウルムチ同窓会と旅のスタイルの違いについて》
そして一旦宿に戻るとピーターと再会した。エリアナはまだ体調が悪いらしく部屋に籠っている。
彼らはキルギスタンには行っていなく、カザフスタンでカウチサーフィンを多用しながら現地の人々と関わって来たらしい。
この”カウチサーフィン“というこの旅で初めて知ったシステムだが、なかなか画期的で現代的な旅の新しい形だと思う。
今までは主に偶然の出会いを元に現地の人々と交流したりすることが旅の醍醐味だったが、この新しいソーシャルメディアシステムはあらかじめ会員登録して目的地に行く前に、同じくホストとして登録してる現地の人にアポイントメントを取って行くので、その現地の人との交流が既に”確証“されているのである。
なので今後はこのシステムはどんどん旅人の間に広がっていくだろう。
ただ、俺はピーター達が旅を始めるより何年も前に旅を始めた世代の人間だからか、ネットに頼った旅というものにどうしても物足りなさというか、ドラマチックな要素の無さに違和感を感じ魅力的な旅のスタイルには映らなく思ってしまう。
ネットでの情報収集は実際必要な時にはするが、それに頼りすぎてしまうとそこばかりに時間を取られ、夜宿に籠ってネットばかりしてるような旅人も多い。
別に人それぞれで勝手に自分のスタイルで旅すればよいのだが、最近の長期旅行者の多くは移動の度にわざわざネットで時間を掛け、宿の評判などを調べ上げて必ず事前予約していくらしい。
それではこんな旅をする意味があるのかな?
皆元々自分の勘や自分のフィーリングで動きたいから、自分の国を出て自由に旅したいって思ったんじゃなかったんだろうか?
俺は少なくとも自分の勘を一番信頼出来る情報原として今まで信じてやってきたし、何より全て予定が決まってしまっていては、そこに縛られ面白い物や経験をたくさん見逃してしまう。
特にこの旅では本当に偶然の流れというか勢いで動いてきたが、色々とアップダウンはあるが旅の流れが大きく変わる瞬間というのを、自分の肌でそれを感じて来て興奮したりした。
なので俺はどんなにそういうものが発達しても、上手く活用しつつもそういった情報過多なシステムには振り回されずに、偶然や自分の足で見つけた出会いを求めてこれからも旅していこうと思う。
カウチサーフィンとかはヨーロッパの都市部など偶然性が低いと思われる地域では、活用することで色々と深く入り込める良いきっかけを作ることは出来るかもしれないので、今後そのシステムを使うかもしれない。
だが、この中央アジアのように色んな事が目まぐるしくやってくる地域などでは、”予定“や”確証“は旅の醍醐味を半減させる邪魔な存在である。
こういった向こうからどんどん波が押し寄せてくるような地域でカウチサーフィンやネット情報を駆使して旅する事は、それこそまるでサバンナの真ん中のあるアフリカの国に行って、ちょっと車で行けば野生のライオンやシマウマがいるにも関わらず、そこへは行かずに動物園だけ行って帰ってくるようなものだと俺は思う。
よって俺はこの中央アジアでは思いっ切りカオスな濁流の中に身を任せたいんだ!
。。。と、何が言いたいのか分からなくなって来たので、そんなことを考えるのはやめてちょっと近くのモスクに行ってみた。 -
《路地裏とローカル雰囲気が漂う夕暮れ》
夕方なので人出も多くモスク前は混雑している。
大きなモスクを下から見上げると結構な迫力だ。
今まで見たカザフスタンやキルギスタンのモスクと違い、茶系の建物に白や青を基調としたデザインをデコレーションした派手さは圧倒的な存在感がある。
これぞイスラムモスク!といった感じで、そのてっぺんのドーム状の屋根は遠くから見ても際立った存在で、それが見えればすぐにあそこにモスクがある!、と認識出来るランドマーク的な価値も見出してる。 -
人々もにこやかに挨拶とかしてきて、この国も楽しく旅が出来る予感がする。
そして再びマーケットに行ってみる。 -
バザールの中に入るとイスラムの男達が持つ太くてゴツイ短刀が並べられた店などがあり、今まさにシルクロードを旅しているんだと実感がわく。ここには圧倒的な異国間がある。
*写真:イスラム男子の象徴のナイフなどの武器を売る出店。。。危ない? -
歩を進めると目に入って来るのは、このウズベクスタンの特徴的な円形の大きなパンやカラフルなスナック、香辛料と異国情緒に溢れている。
これはまたカザフスタンやキルギスタンと違った面白さを体験出来そうでワクワクしてきたな。
*写真:カラフルなお菓子。でも美味いかどうかはあなた次第? -
一旦宿に戻るとマタンは幼馴染を迎えに空港に行ったので、俺はマーケットや栄えている一帯とは別の方向に歩いて行った。
その宿の裏の方向には住宅街が広がっており、道は狭く路地がひしめきあっていてローカルな雰囲気が満載だ。
家の建物が石造りなども多くイスラム的な色合いが強くなってきている。
そこを一人でブラブラしたが、人々はシャイでちょっとイキナリ来た外国人に戸惑っている風もある。
途中路地裏で子供達が道路の上で仲良く遊んでおり、その光景にすごく何か甘酸っぱいような懐かしさを感じた。 -
手作りスプリンクラーで水を撒く。画期的で賢い?
-
*沈みゆく夕日に合わせ色を徐々に変えていくモスクの風景。今、別世界にいるんだ。。。
やがて住宅街に夕日が反射してきて町の色合いが変化し、すごくノスタルジックな雰囲気の中の散歩はウズベキスタン一日目にして満足の行くものだった。
宿に戻ると日本人の女の人がいて、ロンドンに滞在してるらしく今回の旅はウズベキスタンのみらしい。何か久しぶりの日本語をしゃべる自分に少し違和感があった。
そしてピーターと表通りのスーパーに行き、そこでビールや御菓子などを買い、ケバブを買って宿にもどり早速ビールを飲み始めた。
ウズベキスタンのビールは”パトリオット”という大袈裟な名前がついていたが、味は薄目で微妙だった。
また、スーパーで買ったグリーンティーはお茶なのに塩味がきつく思っていたものと大分違った。
そういえばここ中央アジアではお茶に塩を入れる文化があったんだっけ。? -
《そして最後に暴かれたマタンの秘密》
そしてキルギスタンをずっと一緒に旅をしてきたイスラエル人・マタンが空港からダニーという幼馴染を連れて戻って来たのだが、ここでずっと引っかかっていた例の、
『なぜ・いつマタンはベジタリアンになったのか?』
という疑問についに一つの答えが出た。
何と小さい頃から周知の仲の親友ダニーがマタンの為に、トランジットで寄ったトルコの空港でデカいサンドイッチを買ってきた、チキンの。、、、、
チキン!?
ちょっと待て!
なぜ旧知の中で何でも知ってるはずのダニーが、ベジタリアンの幼馴染に特大肉入りサンドを買ってきたんだ!?
これは嫌がらせか、或いは新手の久しぶりの歓迎ギャグなのか???
その二人をジッと観察していると、マタンがダニーに礼を言い、おもむろにそのサンドイッチを口に入れて食べ始めた。そしてそれを満足そうに、『お前これ昔っから好きだったよな!』
的な感じで眺めるダニー。
ん???
ダニーはマタンがベジタリアンである事を知らない!!!!!?
マタンは美味しそうに食っているフリをしているが、よく見ると目を潤ませながら口いっぱいに肉を入れもぐもぐさせている。そして心なしか足が痙攣してるように見える。。。
ダニーがトイレに行った隙に俺はマタンに肉を食って大丈夫なのかと聞くと、
”何とか大丈夫だ、奴は俺がベジタリアンになったことを知らないから、せっかく買って来たのにガッカリさせたくない、我慢して食う”
と言いながらも気持ち悪そうに口の中の物をダニーが戻ってくる前に吐き出したりしていた。。
幼馴染が知らないのか!!?
こいつは確か大学を卒業してすぐ徴兵に行き、その後間を開けずに2年間の世界旅行に出発し、その終盤が今である。。。
、、、という事は、幼馴染のダニーと離れていたのは徴兵の間と世界旅行中という事になる。
確か今までの会話で、世界旅行中にはもうベジタリアンになっていて、各国でベジタリアンであるが為に大変だったという事を聞いた記憶がある。。
よって導き出された答えは、、、、これまでの推理通りその徴兵に行っていた間にベジタリアンにならざるを得ない何かが起こったと考えるのが自然だ!
絶対にその時のトラウマか何かでベジタリアンになったに違いない。
そうすればあの一日置きの悪夢にうなされたり、奇妙な徘徊と聖書の音読などの奇行に全てに納得が行く!
今、全ての辻褄は合い、謎は解けた!!!!!!!
おそらく徴兵以前は普通に肉を食べていたのだろう。
そして徴兵中はお互いバラバラに過ごし、その後すぐに2年間のこの旅に出たというから、その間出発までに会う機会はあってもベジタリアンとかが露呈するタイミングがなかったのではないか。
そしてそのまま旅に出てダニーはマタンがベジタリアンになった事を知らぬまま、今2年ぶりの再会を果たした。これはあくまで俺の想像上のストーリーだが、事実もおそらくそんなとこだろう。
あえて深くは追及しないが、俺の推理がズバリと当たった瞬間だった。。
ただ俺は探偵でも警察官でもなく、これを当てた所で何も俺が得する事は無いのだが、キルギスからウズベキスタンに入る直前にキルギス美少女の逆ナン&デートのお誘いを断ってまでこのヒゲ野郎と一緒に国境を越え、こいつの最後を見届ける選択をしたので、ちょっとスッキリしたのであった。。
その後は久しぶりの再会を楽しむ奴らを2人にして、俺はピーターや他の旅行者達と交流を深めて疲れたので寝た。 -
<タシュケント~寝台列車>~ウズベキスタンの首都で水のテーマパークを楽しみ、中央アジア初の列車の旅へ出発~
《ついにマタンとの別れがやって来た》
翌朝はゆっくり起き、荷物をまとめてチェックアウトをしてマタンとついにお別れした。
彼とは色々とあったが、今までの人生でこんなにもイスラエル人とガップリ四つで向き合って旅することもなかったし、これからも無いかもしれないので本当に良い経験になった。
そしてここまで食に対する違いがありながら、こういう国を一緒に旅する難しさも痛感した。
俺は絶対ベジタリアンにはなれない、ただもし何か肉が食えなくなるような経験したらなるかもしれないけど。。
ちなみに彼らは少しこのタシュケントに残り何かユダヤ教のイベントに参加するらしい。本当にどこにでもいるんだな、ユダヤ人は。
*キルギスタンで忘れられない奇妙な経験を共有してきた俺達。ただ、これからはちゃんとした人に髪を切ってもらえ。
とにかくいい旅一緒にさせてもらったぜ、ユダヤの民の友人よ!
グッドラック!! -
《タシュケント街ブラと国民的伝統料理・プロブを食す》
そして流れ的にピーター&エリアナカップルと時間が合ったので、彼らと一緒に旅する感じになった。誰かと別れ、誰かとまた一緒に旅をする。ここ中央アジアではそんな繰り返しになっている。
カップルとは過去そんなに長く一緒に旅したことがないのでどうなる事やら。。
そして彼らと今晩ブハラという次の目的地に向かう夜行列車のチケットを買いに出かけた。
一番近くのメトロ(地下鉄)の駅はマーケットの裏にあるチョスルーの駅なのだが、ウズベキスタンのメトロには2つの特徴があり、まずは全て駅に入る前に警察官のパスポートチェックがある。
噂ではこの警官のチェックで外国人旅行者が難癖つけられ、乗せないようにして賄賂を求めて来たりするとの事だが、ここの駅の警官は3か国のパスポートをもの珍しそうにパラパラめくって、このスタンプはどこの国のものだ?とか興味津々で質問してきただけで笑顔で通してくれた。
ただこのパスポートチェックを毎回乗り降りする度にしなければならないらしい。
そしてウズベキスタンの地下鉄のもう一つの特徴は、駅のデザインだ。全ての駅が見事に仰々しい大理石で埋め尽くされており、各駅毎に全く違う趣向を凝らしたデザインになっていて、駅というより一つのアートか豪華な建造物といった感じだ。
これはこれで一つの観光名所にもなっているが、残念な事に写真撮影は一切禁止されている。デザインは地味な駅から本当にシャンデリアで豪華に装飾したものや、片や日本風の竹に花をアレンジした感じのデザインを施した駅もあった。(2019年に撮影が解禁されたとのニュースを見ました。)
タシュケント中央駅のすぐ外に長距離列車の駅があり、そこで30000CMでブハラまでの夜行寝台のチケットを購入した。
その後ピーター達がプロブというウズベク流ピラフを食べに行きたいという事で、ロンリープラネット推薦の”ナショナルプロブセンター“というところまでわざわざ探して食べに行った。
プロブセンターを探している途中、男たちの行列がモスクの方から溢れ出て来たが、どうやら礼拝の帰りらしく俺はそちらの方に興味を注がれたが、ピーター達は興味ない様子でプロブセンターをひたすら目指している。
そして道が分からないので俺は道行く女の子達に聞くが、皆シャイなのか怖がっているのか逃げられてしまう。。
俺は基本的に道など分からないと現地の人達にすぐ聞いてしまい、それが色々なきっかけになったりするのだが、ピーター達はどちらかというと地図などを見直し自分達で見つけるといった姿勢だ。 -
*タシュケントのシンボル・TVタワーが青空に映える。
彼らのスタイルはどちらかというと、ネット情報やロンリープラネットを駆使して事前に予定を立てそれに沿って旅するようなスタイルだ。
カウチサーフィンも活用しているので割と冒険的ではない、あまり道から外れることの無い旅のスタイルをしてる風。
今まで一緒にいたスイスコンビやユダヤ王子とかはとにかくイケイケで、ノリで旅する行き当たりばったりタイプだったし、カザフスタンやキルギスタンがそういった破天荒な旅を煽るような環境だった。
ただここウズベキスタンは中央アジアの中では随一観光設備が整っていて、また観光資源も文化的見所もずば抜けて多い。
よってここに来て少しスタイルが変わっていく感じがする。それはもう少し落ち着いて観光がメインになって行くような。。
ではそれを退屈に感じるかというと、逆にウズベキスタンには建物や人の感じなど今までとは違った、新しい異質な匂いがプンプンするので実際はワクワクしている。 -
*写真:何とも言えないデザインの、団地?っぽい建物。ロシアの影響が残っているのか。。
そんなことを考えながら探しているうちにようやくプロブセンターに辿り着く。よくあることだがピーターが”バイブル“と崇めるロンリープラネットの地図が大分ひん曲がっていたようなので、それを信じて歩いていた俺達は迷ったみたいだ。。
センターの前には俺の大嫌いな行列が出来ているが、割とすぐに中に入れた。中はだだっ広く適当に感覚を開けて無造作に置いてある長テーブルの上にそのプロブというピラフがどーんと皿の上に置かれている。 -
これはカザフスタンでも似たようなものを、お世話になったElran宅で食べたことがことがあったが、今このめちゃ暑いというより”熱い“7月に入ったウズベキスタンの暴力的な気候でこんな脂っこい飯が食えるかと思う。
しかしこのプロブはウズベキスタンの代表的な料理らしく、”ここへきたらこれを食べなきゃ!”的な感じなので取りあえず頂いてみた。
まー要するに脂っこい肉系のダシの聞いた炊き込みご飯なのだが、味はまあまあだった。
ただやはり気候のせいか中央アジア初期のElran宅でのプロブよりは箸が進まなかった。。 -
《あまりの暑さにウズベキスタン版サマーランドに行っちゃった!》
そして腹いっぱいになった後はあまりに暑いのですぐ近くのウォーターパークに行く事になった。これはウズベク版サマーランドと行ったところで、暑い夏休みの今は家族連れでごった返していた。
中は色んなプールがあって、ウォータースライダーなども何種類かあり思ったより全然洗練されている。なかでもその一つのウォータースライダーは、横から見てもほぼ垂直なんじゃないかと思われるほど急な直滑降タイプだった。
俺達もこれにチャレンジしてみたが、実際落ちる時はあまりの真っ直ぐな角度に、パイプの台の上を滑っている感覚は無く、体が宙に浮くのでそのまんまものすごいスピードでただ落下しているだけみたいだった。。。
いやー、結構な楽しめたな、この期待してなかったテーマパークも。
*写真:ウォーターパークの入り口。残念ながら中は撮影禁止。 -
《寝台列車で砂漠を通り抜ける》
そして急いで泊まっていた宿に預けていた荷物を取りに戻り、またメトロに乗り長距離列車の駅にやってきた。
久しぶりの長距離電車にちょっとテンションも上がり、俺達を珍しそうに見てる家族の子供達と遊んだりしながら電車を待った。電車が来て乗り込むと予想以上に暑い、まるでサウナだ。😰
カザフ・キルギスと山あいで過ごす事が多く全体的に涼しかったり、あるいは山の方ではマイナス温度にもなっていたので急なこの気温の変化に体が悲鳴をあげている。。
ここではもっと奥の砂漠地帯の方に行くと50度近くになるらしい、、ってあのキルギスの山がだいたいマイナス10度くらいだとしたら、2週間以内に60度近くの温度差に対応しなければならないのかい!
これからきつくなるな、本当に熱い!
*写真:長距離列車の駅。久々の寝台列車の旅にテンションが上がる⤴ -
列車の内部は中国やベトナムの列車と同様に進行方向に対して横にベッドが2段設置されており、その2段ベッドが対になっており4ベッドでひとつのコンパートメントを形成している。
ただ違うのは、それにプラス進行方向に向かって左側は通路になっているのだが、その通路側の窓にくっつくように、更に2段ベッドが進行方向に向かって真っすぐにあるのである。
このスペースの活用というか最大限人を乗せる努力は買うが、いかんせんその補助ベッドは小さく狭く、また窓から突き出ているように設置されているので宙に浮いているというか、柵もないので寝返りを打ったら通路に落っこちてしまいそうになる。
それでもそっちも皆だいたい埋まっている。
俺達のスペースには、既におばちゃんが俺達下段ベッドに2人座っており、一人は図々しくも下の段を予約してる俺と交換してくれ的な事ジェスチャーで言って来て、あまりの当たり前のような図々しさにうん、オッケーとなりそうになったが、いやいやダメに決まってんだろ!
俺は下の段の料金払ってんだ!
と勿論突っぱねたが油断も隙もあったもんじゃない。
俺はトイレが近いため、空いている時は必ず下の段を取る事にしている。飛行機も通路側だ。なので下の段は決して譲れん!
そして電車が動き出すとすぐに消灯になりやることも無くなったので眠りに入った。。🛏
*写真:寝台列車内。熱い❕❕狭い❕❕
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アルマトイ
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅⑪~カザフスタン・東部山岳地帯 旅人に会わない山奥
2011/04/28~
その他の都市
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅⑫カザフスタン・ヒッチハイク~遊牧民テント突撃訪問
2011/04/28~
その他の都市
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅⑬カザフスタンからキルギス入国して小さな楽園を発見
2011/04/28~
ビシュケク
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり⑭キルギス編~カラコル・まさかのホテルをヒッチハイク
2011/04/28~
イシククル湖周辺
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり⑮キルギス編アルティン・アラシャン~桃源郷と波乱の旅
2011/04/28~
イシククル湖周辺
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅⑯キルギス・超ローカルな名も知らぬ村を彷徨い~民泊
2011/04/28~
イシククル湖周辺
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅⑰キルギス最後の怪しい宿を経てウズベキスタン国境へ
2011/04/28~
ビシュケク
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅⑱ ウズベキスタン入国❕ ガラッと変わる世界...
2011/04/28~
タシケント
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅⑲ 寝台列車で古代都市・ブハラへタイムスリップ
2011/04/28~
ブハラ
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅⑳ 砂漠のオアシス・ブハラの旧市街を満喫
2011/04/28~
ブハラ
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅㉑ ウズベキスタン随一の名所・青の都サマルカ...
2011/04/28~
サマルカンド
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅㉒ウズベキスタン~天国への階段&奇妙な結婚式...
2011/04/28~
シャフリサーブズ
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅23・ウズベキスタン~城壁で囲まれた城塞都市ヒバへ
2011/04/28~
ヒワ
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅㉔ウズベキスタン~荒野にそびえる砂漠の要塞を...
2011/04/28~
ヒワ
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅㉕最終章ウズベキスタン~旅の終わりがやって来...
2011/04/28~
タシケント
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