2011/04/28 - 2011/09/03
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DavePerthさん
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2011年にオーストラリアの永住権取得記念として、夢だったシルクロードを中心とした旅の記録。
4か月以上に渡る旅で、シンガポールからスタートし、ベトナムから陸路で中国に渡り、中国の南部から広東省・北京を経て中国横断を開始し、そのまま中央アジアのカザフスタン・キルギスタン・ウズベキスタンと続いて行った旅だった。
この旅がスマホや翻訳・地図アプリなどに一切頼らない、最後の時だったと思うので、自分にとっても本当に貴重な体験が多かった、最後の聖戦でした。
《ちょうど2011年はスマホへの移り変わりが加速していく変換期だったと思いますが(自分は2012年からスマホを使用)、この旅ではスマホを使用していなかったので、最後のネット情報にも一切頼らない、その場で切り開いていくスタイルの旅だったのでかなり行き当たりばったりで、それが故に色んなハプニングやローカルの人達・他の色々な国の旅人達との濃~~いエピソードに溢れまくってます。》
出会った人達との、楽しかったり迷惑だったり恥ずかしかったりした色々なハプニングやエピソードのことなども折角なので隠さず赤裸々に書いて行きたいと思います。(最近あまりそういう旅行記無いと思うので。。。)
今となっては自分のスマホにも地図アプリの他にも宿予約サイト・翻訳アプリなどが詰まっている。。。
今は安宿まで予約を入れてしまう時代となり、どんどん自分達で旅の可能性を狭めていってしまっているのかも知れない。。。ネットが発達したからって便利になれど、希少な体験が増えたり行動範囲が特に広がっているとも思えないし。。
なので、この旅行記はそういう旅を心底楽しんでいた自分へのレクイエムと、これからの時代には中々味わえない先の分からないワクワク感の強い旅を、読んでくれた人がヴァーチャル・リアリティ的に楽しんでもらえれば幸いです。
旅の内容は一人旅で非常に濃く、前半の中国入国から西安まではおとなし目の普通の個人旅行といった感じですが、敦煌辺りの中国の後半から中央アジアに入ると旅はドンドン波乱に満ちてきて、ヒッチハイクからの縁を中心に名も知らぬ村でのローカル民家滞在や山奥でのキャンプ、荒野で食べ物・飲み物なくなり遊牧民に助けられたり、どこかの結婚式にいきなり合流、などの出来事の連続でローカル文化との濃~~~い触れ合いの連続で延々と終わらないジェットコースターに乗ってしまったような非現実感の強い空間をフワフワしてました。
旅中に出会い一緒に行動し、色んなハプニングや漫画のような体験を沢山共にした、濃~~いキャラクターの色んな国の旅人達も多々登場?
そんな人生の大きな思い出の旅の軌跡を少しずつアップして行きたいと思います。
旅の始めはウォーミングアップとしてシンガポールに3泊して、ベトナムに渡り日本からの友人と数日過ごした後中国に渡りそこから本格的な一人旅が始まったので、今回はシンガポールとベトナムは省きます。
第5回は北京での滞在編です。
北京にはウズベキスタンなどのビザ申請待ちの為この旅で一か所に最も長く滞在した場所だったのですが、実は最も旅中に気持ちが沈みつまらなかった時間だったのですが、退屈したなりにはちょこちょことしたエピソードもあり、それもありのまま書いて行こうと思います。
- 旅行の満足度
- 2.0
- 観光
- 2.5
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
《迷える旅人・再び中国人の親切に助けられる》
広州の駅で数日間一緒だったクレア―と別れ、北京に向かうために電車に乗り込んだのだが、北京までのチケットが取れなかったので天津まで行ってそこから電車を乗り換えて北京に向かわなければならない。
電車は3段ベッドの一番上。同じコンパートメントの他の5人も勿論英語は通じず、乗務員にも全く通じない。今日の電車は25時間乗るので何とか弁当と水だけは確保出来た。
とにかく殆どベッドで寝て過ごし、DSやったり本読んでたりすると意外にも早く時間は立って行った。
そろそろ天津に着こうかという時、何やら反対側のベッドの老夫婦がこちらに向かって何か必死に言っている。どうやら、
“北京に行くのか?”
という事を言っているようで、
俺のチケットが天津までだという事も切符検査の時知ったみたいで、言葉の分からない俺がどうやってそこから北京に行くのか心配してくれてたみたいだった。
でもお互いに通じないのでどうしようもなく、コミュニケーションが取れないとなると、おじいさんはどこかへいってしまった。。。。
言葉があまりに通じなくて、怒っちゃったのかな。。。??
するとおじいさんが消えてからしばらくたったあと、そのおじいさんはどこかの車両から一人のビジネスマンを連れて来て、その人が英語を話せるのでこの人に聞けと言う。
何と親切なことか!?
このおじいさんは俺が言葉が通じないと見るや否や、わざわざ電車の中を英語が分かる人を探しに行ってくれたらしい。中国人の年配者は特に日本人に対してあまり良い印象を持っていないんじゃないかと思っていたが、とにかく目の前の言葉の通じない困った人間に親切にするという、シンプルなその考え方に本当に感動する。
そしてそのビジネスマンの人は英語が分かるがどうやって北京まで行くかは定かではないので、周りの人に聞いてくれる。皆親切で真剣に考えてくれたのだが、分からないらしい。。何故だ、、??横浜から東京へ行くような物じゃないのか???
その時少し離れた所にいた2人組の若い女性がこれから北京に向かうという。ビジネスマンはこの人たちに着いて行きなさいと言い残し、こちらは礼を言って別れた。
そしてその女性2人組について行く。彼女らは仕事で出張に行ってきた帰りらしい。が、英語は通じないのでジェスチャーで頑張る。
天津の駅を出ると、地元の人間が何故皆北京にどうやっていったらいいか定かでなかったのか、理解する。
天津駅と行っても色々あるらしく、別の路線駅に10分程歩いて移動しなくてはならない。ここは大都会で、一人では全く分からなかったと思う。
それくらいデカいし人も多い。また、北京にもそれぞれ東西南北と主要駅が4つに分かれている。。。
東京以上にややこしいんじゃないか?、、ここ。。。
カウンターで彼女らの助けを受けてチケットを買い、北京行きに乗ると30分程で北京にようやくついた。
北京では宿が予約無しではなかなか見つからないとクレアーがしつこく予約を薦めてきたので、今回の旅では初めて宿を事前に予約していた。
そこまではメトロ(地下鉄)で行かなくてはならないのだが、このメトロも1番線から10番線まであり極めて複雑だ。
ここでも女性2人組は俺が乗る路線を駅員に聞いてくれ、このメトロでここで降りろといい、何とチケットまで買ってくれた! そして英語の出来る駅員に俺を引き渡し自分たちが帰る方向に戻って行った。。。
いやしかし何なんだろう!? この親切の連鎖は!(@_@)
中国のイメージは本当に変わった。やはり実際に来て色々体験してみなくてはわからないな、本当に。
その夜は無事メトロの駅で降り、予約していたユースホステルのドミトリーにチェックする事が出来た。
目的地の駅の離宮院駅で降り、宿を暗い中ようやく見つけチェックインし、長~~~い広州からの移動がやっと終わった。。 -
翌朝は早くから宿の周囲をブラブラしてみると、ここが本当に大都会北京かと思うくらい路地裏は小ぢんまりとして静かだ。
-
少し歩くとローカル風な食堂が空いていたので小籠包を指差し頼む。
するとおそらく俺が間違って団子もオーダーしてしまったらしく、朝飯からすごいボリューム。腹いっぱいで会計ではそれなりに覚悟していたが、何と7元という。これだけ食って100円ちょっとか。
北京では物価が高いと聞いていたが、食べ物はここ北京でも安いようだ。中国来て初めての小籠包も満足の一品。 -
少し行くともうビルが並ぶ大都会へとなっていく。。
-
そしてメトロに乗ってオリンピックスタジアムに向かった。
ここは昨年の2010年で使われた北京オリンピックのメインスタジアムですごく特徴的な鳥の巣をモチーフにした外観だ。中には金を払わないと入れないので外を回ってみる。 -
ここは一大観光地になっていたので、常に金儲けのチャンスを狙っている中国人が見過ごすはずはない。
そういった輩達は観光客相手に、変なオモチャを売っていたり(匍匐前進の姿勢でライフルを構えた歩兵がねじを回すと前に進んで行く、帝国主義丸出しのオモチャなど)、ミッキー?の偽物キャラクターの着ぐるみと子供が写真を取っていたりしていかにも中国らしい。
*このキャラクター、浦安辺りで見た気が。。。許可取っとんのかい💦
それにしてもこんな大胆な場所で誰も突っ込みを入れないのだろうか? -
何故こんなオモチャを売っている。。?子供にまでも帝国主義の魔の手が伸びていく。。。
-
ここでは中国の地方からの団体ツアー客の年配グループが多く、皆添乗員が赤い旗を振っているのにぞろぞろついて行き、その頭上には赤いお揃いの帽子をかぶっている。
どんだけ共産党なんだ、、、旅行中に赤いお揃いの帽子って?
*写真は団体ツアーの一行。何故、何故ゆえに赤い帽子を被る?? -
《ビザ申請に四苦八苦する》
翌朝はウズベキスタンとカザフスタンのビザ申請のため、各国の大使館が密集しているエリアに行く。そのエリアには本当にたくさんの大使館があり、とてもややこしく迷ってしまう。軍人達が付近の道を行進してたりして面白かった。
ウズベキスタンのビザ申請は各フォームや写真を提出しあっさり終わったが、迷って人に聞きながらカザフスタン大使館を探しだした。
カザフスタンのビザを申請しようとするが、必要書類に職場からのレターが必要とある。俺が調べた事前情報では数年前にいらなくなったはずだ!その旨を伝えるが、受付の女は頑なな態度で、レターは絶対に必要の一転張り。
ちょっと待てよ、そもそもだいたいこんな長旅してる人間に職場も何もあったもんじゃないだろ!
”俺は今無職だからこんな旅が出来るんだっつうの!
しかもそもそもカザフスタンに行くやつなどは殆どが長期旅行者だろうが!
ここの大使館が情報をアップデートされてないだけだっつうの!
が、どれだけ言っても全く向こうは取り合わないのでここ北京ではウズベキスタンのビザのみにして、カザフスタンのビザはウルムチでも申請出来るのでそちらですることにした。
あ~ビザって面倒くせぇ。。。 -
*写真は世界中の大使館が集まる、高級エリア。
《満員電車で遭遇したザ・中国という衝撃の一場面》
そこから迷いながら一時間くらい歩くとようやくメトロの駅に着いた。
混雑したメトロに乗っていると、いきなり大音量で音楽が流れだしので、誰かの携帯の着信かと思い、さすが中国!携帯の着信も騒がしいな!と思っていたら、、、
何と曲のイントロの後に誰かがカラオケで歌いだした!!
満員電車でカラオケ!?
何なんだ?
一体何が起きてるんだ?
と思っていると、混んだ車内の中央の人達が一気にモーゼの十戒のごとく外側に流れて来て、ますます圧迫され息苦しくなったが人が多すぎて何が起きているのか見えない!
するとさっきの歌声が徐々に近づいてきて、人々の隙間から何とか除くと、歌声の発信源には2人の人物がいた。
一人は足の無い人で車椅子のような物に乗っており、それを押すもう一方の人がマイク右手に大音量で”ホイダラサイサイサイ~、ウリタラヨンチャッテ~~“といった感じで当たり前のような顔をして大音量で歌い、ガンガン満員電車の中央を突破していく。
そして通りすがりに人々から小銭を受け取っていく。。
そうか、
これはこういった物乞いのスタイルなんだ!なんてアイディアに富んで斬新なスタイルを確立しているんだ!
かなり強引だがこれは本当に良く考えられている。受け身でなく能動的な物乞い、いやここまで来るともはやパフォーマンスと呼ぶべきか。
朝電車に乗る為一人2元ずつ払っても一日中満員電車でこうしていればそれなりの稼ぎがあるんじゃないか?
そして人間同士の距離感が狭く、スペースがない満員電車の車内では路上以上に小銭を渡す確率が高い。
これは初めて経験する物乞いのスタイルだったが、良く計算されており思わず感心してしまった。
カラオケのこんな利用法を日本のカラオケメーカーが知ったらどんな反応をするのだろう。。 -
《韓国人才女との再会》
翌朝はDiana(イングリッシュネーム)という韓国人の女の子と待ち合わせて798芸術区というアート街へ出向いた。
このDianaという子はオーストラリア・ケアンズで知り合った子だ。
出会いは俺がこの旅に出るまで働いていたケアンズの職場に、オーストラリアにワーキングホリデーで滞在してた彼女が掃除係のバイトとしてそこで働いた事がきっかけだった。
彼女は21歳で、トップレベルの国立大学の医学部で勉強する大学生。(日本で言えば東大の医大生みたいな感じなのかな?)
父親がビジネスを北京でずっとやっているので彼女自身も中国に10年以上住み、もう普通に中国で生活している。実は彼女にはケアンズの時に好意を伝えられたことがある。
ただ残念な事にケアンズの時には付き合ってたハニーがいた俺は、泣く泣くその好意を受け入れる事は出来なかったが、現在目下シングルの俺は淡い(?)下心もありつつ、彼女に北京に行く事は伝えてあった。
しかしそんな彼女は激忙しい医大生なので、忙しい中をぬってようやく北京に着いて数日が経ってから会えた。勿論忙しい彼女とそんなに時間は無く、エッチなことなどは毛頭考えてはいないが、変わらない可愛らしい顔と少しムチムチした体を見るとどうしても何かを期待してしまうのは仕方ない。。。 -
これが芸術村にあるアートのひとつである像。
テーマは。。。❓❓ -
前を颯爽と歩く、麗しのJD・Dianaの後ろ姿。
久しぶりの若い子とのデートで、正直アート鑑賞どころではない。。 -
そんないかがわしい気持ちを抑えアート鑑賞に励み、お互いの近況を色々と話しランチには北京に来たらお約束でしょ、と北京ダックを食べに行った。
本場の地元民に人気のレストランの北京ダックは、パリッパリの皮にジューシーな肉がやはりそれなりに旨かった。
彼女は最初から自分が俺におごるつもりでいたらしいが、彼女がトイレに言っている際に俺が恰好つけて会計を済ませてしまったが、想像通り中々のお値段なのでまた財政が圧迫されてしまった。。
でもさすがに一回り以上下の女の子に払わせるのはちょっと抵抗があったよ、いくら相手がお金持ちの女の子でも。。 -
忙しい彼女は帰らなければならないので、その北京ダック以上に美味しそうな後ろ姿を見送り、暇な自分はやることがないので昨日も行った王府井という繁華街に行く。
華やかな表通りから外れ裏通りの方に歩いて行くと、整然とした表通りとは違い、いわゆるアジアの猥雑な屋台や怪しいものを売る路地に人が溢れかえっている。ある屋台にはサソリや昆虫の生々しい串焼きが売られていた。
*写真はあえてゲテモノで勝負する屋台。俺とは違う価値観で生きている。。。 -
《天安門から始まった故宮院・北海公園と一気に行った世界遺産祭り》
翌日は、昼くらいまで宿でゆっくりして午後はあの天安門に行ってみる事にした。
天安門の前門に通じるメトロの前門駅で降り地下道を抜けて、セキュリティー検査を通過するとそこが自動的に天安門広場である。やたらデカい敷地で、目の前には色んな記念碑やモロ社会主義丸出しの彫像があったりするのでぐるっと裏側に行かないと例の有名な天安門の象徴の毛沢東の赤い壁が見えない。
広場を北に向かって歩いて行くと、前方にイキナリ毛沢東が目に飛び込んで来た。TVなどの映像や写真などでもよく見る、あの毛沢東の肖像画を真ん中に据えた大きな赤い壁・天安門である。
ここもお約束的な観光地で中国人やら外国人の観光客であふれているが、それでもその迫力に感慨深い物があった。北京に来て一番インパクトがある光景だ。
ここは想像していたよりも広く、かなり大きな会合やイベントも行われるよう。何でも十万人以上収容可能とか。 -
それでもここでかつて大量の学生が政府軍によって虐殺された事実があったかと思うと少し切なく感慨深い。
ここ中国ではそういった情報も政府によってコントロールされているので無邪気にはしゃいで写真を取っている中国人観光客を見ると、
"一体どれくらいの人がどれだけの真実を知らされているんだろう?”、、、
と考えてしまう。
オーストラリアに住んでいる若き中国人の友人達は、オーストラリアに来て初めて色んな情報を得る事が出来たと言っており、天安門広場の事件についても外に出て見て初めて知ったらしい。。
そして門の上に上って広場を見下ろしてみると、改めて大きさがわかる。本当に十万人くらい中に入れそうだ。 -
そしてそのまま歩を進め裏手にある、こちらも北京観光の王道中の王道の、もう一つの世界遺産である故宮院に60元を払い入る。
ここもそうだが本当に中国の観光地はどこも人で溢れ、また一人旅がいないではないか。皆外国人も中国人もグループで来ておりはしゃいでいるのでこっちはゆっくり壁画も見れない。。。
休憩してる時に、よせばいいのに他に一人旅がいないかざっと探してみるが、見事にいない。そんなことをしても寂しくなるだけだし、自分のペースで楽しめばいいのに、何故かここ北京に来てやたら一人で旅してる事が寂しく思えてきた。。
ここでは旅人の友達も出来そうもない。Dianaも思ったより忙しそうでそんなに会えないし、宿のドミトリーの同部屋の中国人達は実は旅行者ではなく普通に働く北京在住者だし。。(北京では地価が高騰してアパートもべらぼうに高いため、正社員の仕事を持ってる若者も安宿のドミトリーで生活してるケースが増えているらしい)
ヤバい、何か負のスパイラルに落ちてきた。。
気を取り直し故宮院はつまらないとあきらめ更に裏手の景山公園の頂上まで登ったら、先ほどの故宮院が眼下に見えた。こうして上から見ると、故宮院は見事な左右対称の建物群であることがはっきりとわかる。
*写真は影山公園の丘の上から見た、左右対称に計画的に作られた故宮。ただ、俺は全く楽しめなかった。。。 -
寂しさを紛らわすには行動を、と思い更に裏手の北海公園に歩を進めて行く。ここも隠れた世界遺産らしい。
それにしても歩いて行ける範囲に世界遺産が3つもあるって、何という世界遺産の大安売りだ!
そしてもう世界遺産など大して価値も無いのだろうな。。
もともと、"世界遺産だから何?"ってことを思っていたけど、本当にここはただのだだっ広い公園。川(湖?)があってボートとかに乗れて中国らしい寺があって、その周りで日常の太極拳してる人がいて。。
まー世界遺産だろうが何だろうがそんな事はどうでも良くて、要は自分がそこをどう感じるかって事なんだよなー。
今日は駆け足で人混みから逃げるようにして観光したので疲れたぞ。。
そして天安門以外あんまり印象に残ってないし。こういうのはやっぱり自分が好きなスタイルじゃないな、それにどうしても北京が自分にとってしっくりこない。。。
オーストラリアから出発して、シンガポール・ベトナムそして中国に入り雲南省・広東省と旅して来たけど、ここ北京で一気に旅が落ち込んだ感じがしていて、今まで一番退屈してしまっている。。。
これはちょっと流れを変えないとやばいな、、、というか早くウズベキスタンのビザが降りてさっさと北京出たいヨ~~
*写真は故宮などの裏手にある、ここも世界遺産の北海公園。もはや自分にとってはただのちょっと大きい公園。。。 -
帰りに宿に向かう際、いつもより一つ手前の駅で降り、グルメストリートと呼ばれるレストラン街を通りながら帰ろうと、そちらの方に歩いて行くと、華やかにたくさんの提灯が歩道を覆っていていい雰囲気だ。
やはり俺は提灯が好きなんだろう、心が自然と引かれて、一瞬つい最近までいた麗江でプリスと一緒に過ごした時間が遠い昔のことに思え懐かしさが染みてきた。。。
しかしここは皆ある程度のレベルのレストランらしく、また来るのは家族連れやグループなどの大所帯が中心。勿論一人なんていません。
そして店の外にいる客引き達も一人の俺にはちゃんと声を掛けてこない。。
差別かよ、ちくしょー。
席が空くのを待つ間に人々は外の待機用の椅子に座りひたすらひまわりの種を噛んでは皮をそこらじゅうに吐いている。きたねぇーな。場違いの俺は雰囲気だけ味わい前に進んでいったが、ここに来て余計空しくなっただけだったな。。 -
《Summer Palaceで思いにふける》
翌日はウズベキスタン大使館に朝から行った。おそらく金曜日には出来るだろうと申請した時に職員がほざいていたが、いってみると当たり前のようにまだ出来てないわよ~とぬかしやがる。。。バカ!!
これで月曜日までここを出れない事が決定。?
あ~~ん、早く北京出たいよ~。
気を取り直しまだ訪れていない他の名所に行ってみる事にした。
Summer Palaceという昔の王族の保養地か何かだったらしい所に行く事にしたが、行ってみると相変わらずすごい人で日本人や中国人・欧米人の旗を持った団体で溢れている。
その瞬間またテンションが下がった。。 -
しかし高台の寺院からの景色は素晴らしい。湖が見下ろせ、中国らしい歴史的な橋が浮島との間に掛かっており、ハロン湾の時と同じく、この北京のスモッグで霞がかった空気が逆に幻想的な空間を作り上げている。
-
*高台からの風景。もはや幻想的な雰囲気づくりに大気汚染は欠かせない❓❓
下に降りてぐるっと反対側の浮島の方から逆に高台の寺院を眺めてもいい感じだ。遠方には湖の上に浮いている小さな寺が点在しており霞がかった空気によく合う様はまるで水墨画だ。ザ・中国という景色を堪能している感じはする。
雰囲気をマイペースで周りを気にせず楽しめば良いのだが、ここの所マイナス思考気味なので、ここでも寂しさを感じてしまい途中で観光に対する気持ちが萎えてしまう。これは本当にいかんな、早くこの北京を出てリフレッシュして、もっとアグレッシブに行かないと。。
それにしても何でこんなに一人旅がいないんだろう? -
帰りに入口付近の川沿いにある茶水街に寄った。ここは当時お茶屋が並んでいたのだろうが、今では観光客相手の御土産屋や甘味屋などに変わっている。川沿いの狭いスペースに細い路地を引き、その路地沿いに店が並んでいて可愛らしい雰囲気だ。ここは中々好きな感じの場所だ。まー短期旅行でカップルで来たりしたらこういう所で甘い物食べてお土産選ぶのは楽しいのかな。
*橋の上から見た茶水街
Summer Palaceを離れ、メトロで隣の駅に降りて円明園という遺跡に向かっていたつもりだったが、どこで道を間違えたのが大分歩いて観光地っぽい所に辿り着くとそこは見覚えのある入口の景色で、何とSummer Palaceに戻って来てしまった。。
あ~疲れた。😰 -
《円明園で寂しさが増し、そして再生へ》
そしてその後ようやく円明園に辿り着く事が出来たが、ここは寂れた感じの遺跡公園で、人も少なく敷地だけはだだっ広く歩くのが大変そうだ、もう大分無駄に歩いたし。。
ここも世界遺産らしいが、俺はかの有名な故宮や今日のSummer Palaceより、こっちの方が断然いい。何せ人が少なくゆっくりと見れる。外人は殆どいないみたいで、訪問者はほぼ中国人のカップル。 -
遺跡は”廃墟“って感じで少しロマンを抱かせる、人も全然いない寂しい物だった。そのまま歩いて別の遺跡を探していると、途中何と迷路があるではないか!
何組かカップルがきゃあきゃあいいながら迷路で迷っているのを尻目に俺は黙々と迷路を彷徨いながら15分程で意外と簡単にゴール出来た。でも結構何気に面白かった。こんなところに迷路があるなんて変だけどちょっとしたいい発見だった。 -
ここまで来たらと園内の一番奥の西の端っこまで歩いて行く。
ここはもうかなり歩かなければ来れない距離なので、殆ど人がいない。中国らしいくねくねした赤い橋が所々に蓮池の上に伸びている風景がちょうど夕日の時間と重なってノスタルジックな景色をしばらく見つめこの旅を思っていた。
心地よい風に吹かれてボーっと夕日を見ていると、ここ数日落ち込んでいた事がどうでも良くなってきて、一人旅の今の貴重な時間を思いっきり楽しもうと思った。
何かみみっちい事で寂しくなったり、グループで旅してる人達を羨んだりしてもしょうがない。
自分はこれからもっともっとディープな場所でエキサイティングな旅をするんだからここでうじうじしててもしょうがないだろ!
と少し前向きになれた気がして、今まで落ち込んで閉じていた視界が少しずつまた開いて行くような感じがして来た。旅の細胞が再び眠りから覚醒して再生していく足音が聞こえてきた。
そうだ、俺の旅の本番はこれからなんだ!!
そして帰路に着き、いつもの定食屋で手打ちうどんや豆腐の味噌和えを食べながら日本語の本を読んでいると、店員の女の子が興味を示し、店を出る際に”サヨナラ“と言ってきて心が少しほっこりと和んだ。
*写真は円明園の奥の端の方までいって見た夕日。
この夕日を見て、また新たな気持ちで旅を楽しむように切り替えることが出来た。 -
翌日は朝洗濯をしたりまた寝たりしていたら、いつの間にか午後2:30になっていた。
明日ビザを受け取ったらそのまま夕方に北京を出て西安に向かうので、最後に天安門をもう一度見ておこうと向かったが、どこで降りる改札を間違えたのか、裏手の方に出たらしく、そのままそっちの方を散策してみた。
どうやら映画の撮影所のような場所で、観光客らしい人達もチラホラと写真を撮りながら歩いていた。 -
更に歩いて行くと台湾街に出た。ここで何か変な巨大なぺこちゃんといったような着ぐるみを着た若い男の集団が着ぐるみをゆっさゆっさ揺らしてダンスをしだした。何をやってるんだかよく分からない事が路上でたくさんあるな、中国は。
*台湾街で見た、変な路上パフォーマンス。最後まで何だか分からなかった。。
そして結局面倒臭くなったので天安門には行かず宿に戻ってきた。
《余談・ドミトリーといびきと差し歯》
宿では同部屋の日本人・Tさんが次の目的地・キルギスタンに飛行機で向かうため出発するところだった。
最初同部屋の住人は中国人だけだったが、このTさんがある夜中に突然やって来た。彼は別の宿に泊まっていたのだが、そこでトラブルを起こしたのでそんな夜中に宿を移って来たらしい。
そのトラブルの原因というのが、彼の凄まじい程の"い・び・き"。
俺も寝ぼけながらそのいびきを初めて聞いたときは、一瞬何か恐ろしい事が外で起きてるんじゃないかとびっくりした程のボリュームのいびきだった。
とにかく一晩中ゴォーゴォーと唸りはやまない。。
そのいびきが招いた前の宿でのトラブルとは、
その騒音のせいで同部屋のフランス人ともめ、そいつにヘッドバッドを食らって前歯が欠けてしまったらしい。。
申し訳ないが笑わせてもらう。
本人はいたって複雑な表情で事の成り行きを語ってくれたが、何ともまぬけなトラブルだ。まー本人は無意識なので直しようがないと思う。
そして彼が来た翌日の夕方に、一人の同部屋の中国人から、"あのクレイジーないびきをどう思う?“と聞かれたので、うるさくて寝づらいけど本人はどうしようもないと思うから、それを本人に言った所でどうしようもないんじゃないか、と伝えた。
すると彼は一応”そうだね”と頷いてはいたのだが、よせばいいのにその中国人はTさんが帰って来た時に、
"君のあのいびきはどうにかならないかな?"
と直球をいきなり放りこんだ。
そして前回のトラブルの事もあり自分のいびきを異常に気にしていたTさんは、ひどく落ち込み、
”やっぱり皆迷惑なんだね、じゃあ俺は皆が寝つく夜中まで中庭でネットでもしてるよ”
と言い残し、いじけて部屋から出て行ってしまった。。
それを見た例の中国人は頭を抱えて、
”あ~、俺は何て残酷な事を言ってしまったんだ、彼を酷く傷つけてしまった~~、、あ゛~~~~~~~~~~!!”
と頭を抱えて後悔していたが、もう遅い。
だからやめておけと言ったのに。。
そんなTさんは俺の2歳上で、俺と似た感じで12年アメリカに住み、そちらに永住している。そしてこの旅で会った初の中央アジアを目指す旅人だった。
陸路でずっとここから行く俺とは違って、まず北京から一気に飛行機でキルギスタンに彼は行くのだが、そこでロシア語の語学学校に行くらしいので、もしかするとまた中央アジアのどこかであうかもね、と言ってお別れをした。(実際に偶然あうのだが。。)
つくづく悪魔のいびきが彼に今後の旅で災いをもたらさぬ様願うばかりであった。。
歯を大事にして下さい。。。 -
《ようやく、長かった北京脱出へ??》
翌日朝チェックアウトをして、すぐにウズベキスタン大使館に向かった。
ここら辺は3回目なので以前よりは迷わずにすんなり着いた。そして10:00の開館まで待ったが、案の定俺のビザはまだ出来ていなくて、今発行しているとぬかしやがる。
どんだけ待たせんだ! ウズベキスタン!!
更にちょっと待ってようやくもらえた。
これで退屈だった北京からおさらば出来るぜ!ようやく西安だ!!
そして電車まで時間があるので昼前に最後のランチとしてDianaと会い飲茶をした。彼女は予想以上に忙しく、期待してたよりは会えなかったな。。
これでまたここから旅を続け、その後オーストラリアに戻ったらもう中々会えないのである。本音を言えばここで恋が燃え上がって○×○×○×!と淡い期待すら描いていたのに、手も足も出なかった空振り三振に終わった。。ちくしょー!
その後最後にともう一度天安門を訪れてみた。最初程のインパクトはないが、この日も人で溢れる大きな広場は迫力がある。北京で一番のお気に入りの場所になったかも。
そしてブラブラした後宿の方に戻り、荷物をピックアップして駅に向かった。
これでビザを待つためだけに10泊もしてしまった、長い滞在だった北京とようやくのお別れだ?
ようやくシルクロードのスタート地点・西安に立つことが出来るのだ?
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり⑮キルギス編アルティン・アラシャン~桃源郷と波乱の旅
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スマホ無しの冒険 シルクロード行き当たりばったり旅⑰キルギス最後の怪しい宿を経てウズベキスタン国境へ
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