路線バスで京都を歩く1908　「市バス29号系統に乗って、鈴虫寺＆松尾大社」　～西京区・京都～

2019/08/13 - 2019/08/13

「市バスで京都を歩く」シリーズ。京都市の数多い路線バスでこれまた数多い見どころやグルメをレポートします。
※仕事の合間を縫って作成しているため、記事や写真は複数日にまたがっている場合があります。ご了承ください。

★京都市を走る路線バス
（１）京都市営バス
最も主要な京都市内の交通機関。運賃230円均一の「均一系統路線」（系統番号が青地に白字で表示される。観光地を循環する100番台の楽バスも含む）、元京都市電の路線を引き継いだ「循環系統路線」（系統番号が橙地に白字で表示。201～208までのバス）、均一区間の外側を走り運賃が段階的に変わる「調整系統路線」（系統番号が白地に黒字で表示）などが運行される。
（２）京都バス
主に大原・貴船・鞍馬方面と嵐山・苔寺方面へ運行。市バスが運行されていないエリアをカバー。観光地が多いので年中混んでいる。
（３）京阪バス
主に京阪電鉄沿線で運行されている。京都市では山科区醍醐方面を網羅している。
（４）ＪＲバス
ＪＲが経営するバス路線。京都駅と高尾･周山を結ぶ路線がある。
（５）京阪京都交通
京都府南丹地区、向日市などで運行されており、京都駅と西京区を結ぶ路線がある。
（６）阪急バス
主に阪急沿線で運行されている。京都市では向日市と洛西ニュータウンを結ぶ路線がある。
（７）その他
プリンセスライン、ヤサカバス、京都らくなんエクスプレス、近鉄バス、京北ふるさとバスなどがエリア限定で運行されている。

★路線バスで京都を歩く

市バス3号系統で、壬生寺&仙堂御所＆北白川仕伏町
https://4travel.jp/travelogue/11541933
市バス4号系統で、北山＆IN THE GREEN＆深泥池＆上賀茂神社＆大田神社のカキツバタ
https://4travel.jp/travelogue/11535778
市バス8号系統で高雄・高山寺
https://4travel.jp/travelogue/11581199
市バス29号系統で、鈴虫寺＆松尾大社
https://4travel.jp/travelogue/11584666
市バス33号系統で、桂離宮
https://4travel.jp/travelogue/11540307
市バス46号系統で、今宮神社＆あぶり餅
https://4travel.jp/travelogue/11538678
市バス69号＆西8号系統で、京都市洛西竹林公園＆ラクセーヌ
https://4travel.jp/travelogue/11583529
市バス北8号系統で、修学院離宮&妙法＆北ル・アンジェ教会
https://4travel.jp/travelogue/11541367
市バス南1号系統で、城南宮＆パルスプラザ
https://4travel.jp/travelogue/11582535

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

市バス69号＆西8号系統で、京都市洛西竹林公園＆ラクセーヌを散策した後、
https://4travel.jp/travelogue/11583529
続いて市バス29号系統に乗車します。

洛西ニュータウンからは市内中心部へは京都駅に33・73号系統、四条烏丸に29号系統が結んでいます。

やってきました！

運賃が段階的に変わる「調整系統路線」のため整理券をとって乗車します。

バスターミナルを出るとニュータウン内をぐるぐる走り、

国道9号線に出ます。

73号系統はこのまま国道を東へ京都駅まで走りますが、29号系統は千代原口から物集女街道に入り松尾橋から四条通を四条烏丸まで走ります。

松室北河原町で下車します。

ひとつ手前に「鈴虫寺・苔寺口」というバス停がありますが、市バス利用で鈴虫寺に行く場合はここからの方が近いようです。

川沿いに1km程歩いてゆきます。

京都バスの苔寺バス停留所があります。苔寺・鈴虫寺最寄りのバス停です。

世界遺産の苔寺は事前予約が必要なため鈴虫寺を目指します。

1年中鈴虫が泣いているという人気のお寺ですが、

お盆とあって入口から石段下まで行列が連なっていました。

いずれ苔寺・鈴虫寺は京都バスを利用して訪れる場所なので、今回はパスすることにします。

再び市バスに乗り松尾大社前で下車します。

すぐそばに松尾大社があります。

嵐山にもほど近い場所です。

境内を歩いてゆきます。

ここから嵯峨美術大学のスクールバスが発着しているようです。

四条通りの西端、神体の松尾山の麓に位置する神社です。

それでは入ってみましょう。

七五三ビジネスが盛んではあります。

観光公害といわれる程内外各地から多くの観光客が京都を訪れますが、宗教法人である寺社仏閣は非課税で法人税・固定資産税が免除されているため、京都市としてもこの部分においては税収とはなりません。観光客の増加が地元を潤さない一例ではあります。

楼門をくぐり抜けると、

拝殿があり、

その奥が本殿です。

室町時代に再建・改修されたものだそうです。

京都市の寺社仏閣としては地味な存在かもしれません。

樽うらないです。樽の奥に鉄板が張ってあって命中すると大きな音がします。

近くには酒の資料館があり、

こちらにも樽が並べられています。

松尾大社が室町時代末期以降「酒造第一祖神」として祀られていることから、酒との関連が深いようです。

下戸の私にとってはあまり興味のない分野ではありますが、酒にもう少し増資が深ければ人生もっと楽しかっただろうにとは思います。

ということで酒の資料館は一瞥しただけでやりすごし、

抹茶と団子で休憩とします。

疲れた体に抹茶と甘味が体に染みわたると、本日の「市バスで京都めぐり」はこれにて終了です。