路線バスで京都を歩く2006　「市バス急行100＆102号系統に乗って、世界遺産・銀閣寺＆哲学の道」　～京都～

2020/06/07 - 2020/06/07

「市バスで京都を歩く」シリーズ。京都市の数多い路線バスでこれまた数多い見どころやグルメをレポートします。
※仕事の合間を縫って作成しているため、記事や写真は複数日にまたがっている場合があります。ご了承ください。

★京都市を走る路線バス
（１）京都市営バス
最も主要な京都市内の交通機関。運賃230円均一の「均一系統路線」（系統番号が青地に白字で表示される。観光地を循環する100番台の楽バスも含む）、元京都市電の路線を引き継いだ「循環系統路線」（系統番号が橙地に白字で表示。201～208までのバス）、均一区間の外側を走り運賃が段階的に変わる「調整系統路線」（系統番号が白地に黒字で表示）などが運行される。
（２）京都バス
主に大原・貴船・鞍馬方面と嵐山・苔寺方面へ運行。市バスが運行されていないエリアをカバー。観光地が多いので年中混んでいる。
（３）京阪バス
主に京阪電鉄沿線で運行されている。京都市では山科区醍醐方面を網羅している。
（４）ＪＲバス
ＪＲが経営するバス路線。京都駅と高尾･周山を結ぶ路線がある。
（５）京阪京都交通
京都府南丹地区、向日市などで運行されており、京都駅と西京区を結ぶ路線がある。
（６）阪急バス
主に阪急沿線で運行されている。京都市では向日市と洛西ニュータウンを結ぶ路線がある。
（７）その他
プリンセスライン、ヤサカバス、京都らくなんエクスプレス、近鉄バス、京北ふるさとバスなどがエリア限定で運行されている。

★路線バスで京都を歩く

市バス京都岡崎ループ号系統で、疎水記念館＆インクライン＆知恩院
https://4travel.jp/travelogue/11585374
市バス3号系統で、壬生寺&仙堂御所＆北白川仕伏町
https://4travel.jp/travelogue/11541933
市バス4号系統で、北山＆IN THE GREEN＆深泥池＆上賀茂神社＆大田神社のカキツバタ
https://4travel.jp/travelogue/11535778
市バス8号系統で高雄・高山寺
https://4travel.jp/travelogue/11581199
市バス11号系統で、車折神社
https://4travel.jp/travelogue/11634309
市バス29号系統で、鈴虫寺＆松尾大社
https://4travel.jp/travelogue/11584666
市バス33号系統で、桂離宮
https://4travel.jp/travelogue/11540307
市バス46号系統で、今宮神社＆あぶり餅
https://4travel.jp/travelogue/11538678
市バス59号系統で、龍安寺＆仁和寺
https://4travel.jp/travelogue/11634160
市バス69号＆西8号系統で、京都市洛西竹林公園＆ラクセーヌ
https://4travel.jp/travelogue/11583529
市バス88＆58号系統で、梅小路公園＆京都鉄道博物館
https://4travel.jp/travelogue/11586138
市バス93号系統で、嵐山＆嵯峨野竹林＆野宮神社＆天龍寺　
https://4travel.jp/travelogue/11633125
市バス急行100＆102号系統で、銀閣寺＆哲学の道
https://4travel.jp/travelogue/11634279
市バス急行101号で、二条城
https://4travel.jp/travelogue/11635036
市バス206号系統で、清水寺＆三年坂＆八坂神社
https://4travel.jp/travelogue/11633865
市バス北8号系統で、修学院離宮&妙法＆北山ル・アンジェ教会
https://4travel.jp/travelogue/11541367
市バス南1号系統で、城南宮＆パルスプラザ
https://4travel.jp/travelogue/11582535
市バス南2号系統で、運転免許試験場＆長岡天満宮＆京都ブルワリー
https://4travel.jp/travelogue/11629335
市バス南3号系統で、伏見港公園＆寺田屋＆キザクラカッパカントリー
https://4travel.jp/travelogue/11588591
市バス南5＆急行105号系統で、伏見稲荷＆東福寺
https://4travel.jp/travelogue/11590576

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日のスタート地点は京阪電鉄祇園四条駅です。

すぐそばに鴨川が流れ、

架かっている橋は四条大橋です。

川床料理の季節が近づいていますが、コロナの影響で今年はどうなるでしょうか。

駅の南東側には南座があります。

四条通りを東へ進むと、

突き当りが八坂神社です。

八坂神社のはす向かいには「よしもと祇園花月」や、

学生の頃ドレスコードで引っかかり入店できなかった「マハラジャ祇園」があります。

すぐ近くのバス停より京都市バス急行100号系統に乗車します。

やってきました。

京都駅と観光ポイントを結ぶ観光系統のひとつです。

経路には京阪七条、京都国立博物館、三十三間堂、清水寺、祇園、岡崎公園、平安神宮などの観光地やターミナルがあり観光客にも人気の路線ですが、

この時期は新型コロナの影響でバスは空いていました。

銀閣寺前で下車します。

銀閣寺参道を歩いてゆきます。

すぐに銀閣寺橋があり、

下を琵琶湖疎水が流れています。

疎水の沿って歩道があり、

こちらが哲学の道です。

永観堂付近から銀閣寺まで1.5kmの散歩道です。

明治時代より様々な文豪や京都大学の哲学者が好んでこの道を歩いたことからこの名がつきました。

さらに人の少ない参道を歩いてゆきます。

銀閣寺入口に着きました。

臨済宗相国寺派の仏教寺院で、

正式には慈照寺といいます。

1994年「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されました。

さらに進んでゆきます。

拝観料を支払い、

境内に入ってゆきます。

入って左手にすすむと枯山水の庭園があります。

枯山水とは水を使わず山水を表現することでありますが、

向月台（こうげつだい）と、

銀沙灘（ぎんしゃだん）という2つの砂盛りで名高いです。

ツツジとマッチして美しいです。

銀沙灘の隣に建つのが、

方丈という建物で、

国宝の東求堂（とうくどう）に続いています。

慈照寺は足利義政によって建てられましたが、

東求堂は義政の持仏堂（仏像を安置するお堂）として建立されました。

そしてこちらが観音堂で、通称を銀閣と呼びます。

銀閣、金閣（鹿苑寺）、飛雲閣（西本願寺境内）を合わせて京の三閣と呼ぶそうです。

ここに来て初めて知った知識ですが、

「ベタ」な観光地めぐりをするとほぼ毎回同じことが起こり、

日頃の知識が浅いものでえることを思い知らされることとなります。

庭園を一周し、

高台に上って銀閣寺を一望します。

金閣と比較すると地味な印象ではありますが、

「いぶし銀」という言葉もある通り、銀閣は玄人好みの寺院なのかもしれません。

帰路は東大路通りまで出て銀閣寺道バス停より、

急行102番系統に乗車します。

やってきました。

銀閣寺と北大路バスターミナルを出町柳、北野天満宮、金閣寺、大徳寺等を経由し結ぶ観光系統です。

京都大学の前を通り、

出町柳で下車します。

京阪電鉄出町柳駅や、

高野川と賀茂川の合流点最寄り停留所です。

なお合流点以降、賀茂川は鴨川となります。

大文字山や京都大文字五山のひとつ妙法などが見えるこのポイントは、

地元民だけではなく観光客にも人気のスポットです。

ビルが建ち大文字山はどんどん見にくくなってきた出町柳に風景でした。