路線バスで京都を歩く1905　「市バス4号系統に乗って、北山＆IN THE GREEN＆深泥池＆上賀茂神社＆大田神社のカキツバタ」　

2019/05/04 - 2019/05/04

新シリーズ「路線バスで京都を歩く」。京都市の数多い路線バスでこれまた数多い見どころやグルメをレポートします。
※仕事の合間を縫って作成しているため、記事や写真は複数日にまたがっている場合があります。ご了承ください。

★京都市を走る路線バス
（１）京都市営バス
最も主要な京都市内の交通機関。運賃230円均一の「均一系統路線」（系統番号が青地に白字で表示される。観光地を循環する100番台の楽バスも含む）、元京都市電の路線を引き継いだ「循環系統路線」（系統番号が橙地に白字で表示。201～208までのバス）、均一区間の外側を走り運賃が段階的に変わる「調整系統路線」（系統番号が白地に黒字で表示）などが運行される。
（２）京都バス
主に大原・貴船・鞍馬方面と嵐山・苔寺方面へ運行。市バスが運行されていないエリアをカバー。観光地が多いので年中混んでいる。
（３）京阪バス
主に京阪電鉄沿線で運行されている。京都市では山科区醍醐方面を網羅している。
（４）ＪＲバス
ＪＲが経営するバス路線。京都駅と高尾･周山を結ぶ路線がある。
（５）京阪京都交通
京都府南丹地区、向日市などで運行されており、京都駅と西京区を結ぶ路線がある。
（６）阪急バス
主に阪急沿線で運行されている。京都市では向日市と洛西ニュータウンを結ぶ路線がある。
（７）その他
プリンセスライン、ヤサカバス、京都らくなんエクスプレス、近鉄バス、京北ふるさとバスなどがエリア限定で運行されている。

★路線バスで京都を歩く

市バス4号系統で、北山＆IN THE GREEN＆深泥池＆上賀茂神社＆大田神社のカキツバタ
https://4travel.jp/travelogue/11535778

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて新シリーズ「路線バスで京都を歩く」の第1回目。今回のスタート地点はJR京都駅です。

駅前のバスターミナルより市バス4号系統を利用します。

いきなりバスがやってきて撮影のタイミングが遅れてしまいました。

その代わり座席は最前列を確保することができました。撮影と座席確保の両立が難しいのがこのシリーズの課題です。

4号系統は河原町通りを北上し北山エリアを経由上賀茂神社に至る路線です。

繁華街の四条河原町付近を通過。

河原町通り沿いにも様々な名所はありますが、他の系統で訪れるので今回はカットしていきます。

河原町今出川から出町柳間では大文字山や、

出町デルタを一瞥し、

下鴨神社でも下車をせず、

結局野々神町までやってきました。

河原町通りと北山通りとの交差点で、南東角には京都ノートルダム女子大学があります。

北山通を西に進むと植物園の北門があり、

隣接する「IN THE GREEN」という店でランチにします。

GWということで事前に座席を予約しておきました。

1,000～1,200円でいただけるランチにはスープ・サラダ・ドリンクが付いています。

今回同行した友人はグリーンカレー、

私はマルガリータピザを注文します。

なかなかおいしゅうございました。

お腹もくちて、深泥池（みどろがいけ）まで散歩します。

国の天然記念物に指定されている深泥池生物群集など貴重な動植物が生息しています。

続いては深泥池バス停より再び4号系統に乗車します。

バス停近くのスポーツ用品店にはイチロー選手のパネルが飾ってありました。2019年引退したイチロー選手、お疲れ様でした。

さて先ほどから利用している4号系統ですが、経由地が異なる便を合わせておおよそ15分間隔で運行されています。

時刻表の右下に84という数字が見えます。これは100円の収入を上げるために要した費用を示す営業係数という数字で、多くの運送機関で経営判断の際の指標として使われています。営業係数が100円以下なら黒字、100円以上なら赤字ということですが、京都市営バスでは全系統の営業係数を時刻表に表示し利用促進を図っています。

4号系統がやってきました。

北山エリアの住宅地を走り賀茂川を渡ります。

京都三大祭りのひとつ葵祭では経路変更がされるようです。

終着上賀茂神社に到着です。京都駅からだと混雑時は1時間程かかる可能性があります。

実家からも近く何度も訪れている場所ですが、同行者もいることなので参拝してみます。

正式名称は賀茂別雷神社といいます。

1994年「古都京都の文化財」のひとつとして世界文化遺産に登録されました。

祭殿前に立砂（たてずな）と呼ばれる円錐状の2つの砂の山があります。

神体である神山（こうやま）を模したもので、鬼門にまく清めの砂の起源とされています。

楼門をくぐり抜けます。

2019年5月1日に元号が変わったばかりで、お祝いムード満点です。

参拝者も列をなしています。

いい時代が来ることを心から願い、

上賀茂神社を後にします。

想い起してみれば、初めて上賀茂神社を訪れたのは幼稚園児の頃で、

境内でお弁当を食べた記憶がかすかにあります。

神社を出て東へ進むと土塀で囲った旧家が連なる街並みがあります。

明神川が流れるこのエリアは1988年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。

さらに東へ歩いてゆきます。

大田神社です。

賀茂別雷神社の境外摂社という位置づけです。

境内にはカキツバタの群落地があります。

参道脇にある大田ノ沢に25,000株のカキツバタが自生しています。

毎年5月上旬から中旬にかけて花が咲きます。

実はこのカキツバタを見たのはこれが初めてでした。

今後も貴重な植物を守るため、私もいくばくかの志納金を納めました。

最後にお参りをすませ大田神社を後にします。

多くの著名人の生誕地や墓があるのも京都ならではです。

さてこの後は、「市バス46号系統で今宮神社＆あぶり餅」に続きます。

この旅行記へのコメント （2）

• pacorinさん 2019/09/05 10:42:04

  市バスの営業係数

  たぬき2号さん、こんにちは
  
  いつも楽しく旅行記拝見しております。
  市バスの営業係数表示、全然知りませんでした！早速自分が利用する系統を調べてみましたら・・・赤字路線でした(゜o゜)　これからはバス停で他の系統もチェックするのが習慣になりそうです。
  
  新しい「路線バスで京都を歩く」シリーズ、今後の投稿も楽しみにしていますね♪
  
  pacorin

  たぬき２号さん からの返信 2019/09/07 23:19:21

  Re: 市バスの営業係数

  pacorinさん、こんばんは。
  
  市バスの営業係数は、特に赤字路線において地域住民の利用促進となればと掲載されているようです。
  pacorinさんの利用系統は赤字ですか(笑)そのうちその系統にもお邪魔するかもしれません。
  その際はよろしくお願いいたします！
  
  たぬき２号