「日本一美しい本棚」や「インスタ映えする」と話題になっている東洋文庫ミュージアムに行ってみた。また、西洋でジャポニズムを巻き起こし、マネやゴッホなど多くの画家に影響を与えた浮世絵師の「葛飾北斎展」にも立ち寄ってみた。<br /><br />※東洋文庫ミュージアム<br />・開館時間；10：00～19：00（入館は18：30まで）<br />・休館日；毎週火曜日（ただし、火曜日が祝日の場合は開館し、水曜日が休館）<br />入場料；一般 900円、65歳以上 800円<br /><br />※北斎展<br />・会期；2019年10月3日（木）～2020年1月13日（月・祝）<br /><br />交通アクセス<br />・JR・東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩8分<br />・都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩7分<br /><br />※日本の美しい図書館（LINEトラベルjp より)<br />1．中嶋記念図書館・国際教養大学／秋田県<br />2．東洋文庫／東京都<br />3．みんなの森ぎふメディアコスモス／岐阜県<br />4．金沢海みらい図書館／石川県<br />5．京都御苑・森の文庫／京都府<br />6．男木島図書館／香川県・男木島<br />7．ふくちのち／福岡県<br />8．水戸市立西部図書館／茨城県<br /><br />※世界の美しい図書館（LINEトラベルjp より)<br />1．ビクトリア州立図書館／オーストラリア・メルボルン<br />2．大英図書館（British Library）／イギリス・ロンドン<br />3．オーストリア国立図書館（プルンクザール）／ウィーン<br />4．ストラホフ修道院図書館／チェコ・プラハ<br />5．ストックホルム市立図書館／スウェーデン<br />6．ザンクト・ガレン修道院図書館／スイス<br />7．セルシウス図書館（ケルスス図書館）／トルコ<br />8．ニューヨーク公共図書館／アメリカ<br />9．アメリカ議会図書館(Library of Congress)／ワシントン<br />10．ヴァスコンセロス図書館／メキシコ・メキシコシティ<br />11．王立ポルトガル文学館／ブラジル・リオデジャネイロ<br />12．高麗八萬大蔵経／韓国・伽倻山海印寺<br />

東京駒込・日本一美しい本棚の“東洋文庫ミュージアム”を訪れて

692いいね！

2019/10/03 - 2019/10/03

2位(同エリア1054件中)

エリア

大塚・巣鴨・駒込(東京)

旅行の満足度: 5.0

交通手段: 私鉄

都営地下鉄三田線　千石駅
東洋文庫は、広くアジア全域の歴史と文化に関する東洋学の専門図書館ならびに研究所。約90年に及ぶ歴史を有するアジア最大の東洋学センターであり、国際的にも世界5指の1つに数えられているとか。
東洋文庫の基礎は、1917年に三菱財閥の第3代当主岩崎久弥が、当時中華民国の総統府顧問を務めていたオーストラリア人ジョージ・アーネスト・モリソンの所蔵する、中国に関する欧文文献の膨大なコレクション（モリソン文庫）を購入したことが始まりとか。
東洋文庫ミュージアム
入口のガラスには、東洋文庫の文字と共に、アジアの様々な国の言葉で「ようこそ」の言葉が掲げられている。
イチオシ

2011年10月、東洋文庫ミュージアムを併設した新本館がオープンした。
オリエントホール
国内最長の展示空間。その中には世界各国の言葉で書かれた貴重な書物が並んでいる。
オリエントホール
イチオシ

オリエントホール
この階段を上ると「モリソン書庫」がある。
オリエントホール
オリエントホール

イチオシ

モリソン書庫
東洋文庫ミュージアムの最大の目玉である「モリソン書庫」。日本一美しい本棚と言われている。この書庫設立のきっかけは1917年。東洋文庫の創設者である岩崎久彌がモリソン博士から東アジアについての書籍や絵画など約24,000点を買い上げたことに遡ります。約100年経った今、貴重なコレクションたちにここで出会うことができる。
モリソン書庫
モリソン書庫は地域別に分類されている。3階には、中国関係・自筆本・パンフレット、中3階には、中国・雑誌、2階には、中国以外の地域の資料と大型本が配架され、主題としては、地理・歴史・宗教・言語で多くを占めているとか。
モリソン書庫
モリソン書庫
モリソン書庫
モリソン書庫
モリソン書庫
モリソン書庫
モリソン書庫
映画「慕情」はモリソン氏の長男がモデルとか。
国宝「文選集注」10～12世紀　写
良い文章のお手本集

「北斎展」
【会期】2019年10月3日（木）～2020年1月13日（月・祝）
西洋でジャポニズムを巻き起こし、マネやゴッホなど多くの画家に影響を与えた浮世絵師、葛飾北斎。東洋文庫では北斎の作品を50点ほど所蔵している。そのなかに冨嶽三十六景や肉筆画はなく、半数以上が墨一色で印刷された絵本。
回顧の路
照明が極限まで落とされた展示通路
回顧の路
展示を見るために歩いてゆく廊下は、所々がガラス張りになり、細い石の橋を残してどこまでも深く落ちていく廊下の「裂け目」になっている。
「北斎」エドモン・ド・ゴンクール/著　1896年　パリ刊
「北斎の人生と作品にフォーカス」フランス語の北斎の伝記。
貧福両道道中之記
勝川春朗(葛飾北斎)/画　1793年
ワガママ御曹司とビンボウ好青年の旅
東都景勝一覧
北斎辰政(葛飾北斎)/画　1800年
新板浮絵芝愛宕山遠景図
北斎(葛飾北斎)/画　1810年
絵本隅田川両岸一覧
葛飾北斎/画　刊行年不明、1917年復刻
東海道五十三次　絵本駅路鈴
葛飾北斎/画　1810年頃
東都葵ヶ岡の滝
現在、「溜池山王」という駅名が残るあたりにあったとされる東京都の滝。

下野黒髪山きりふりの滝
黒髪山は日光男体山のことで、きりふりの滝は華厳の滝、裏見の滝と共に日光三名瀑の一つ。
美濃ノ国養老の滝
イチオシ

知恵の小径
ミュージアムと、併設されたレストラン「オリエント・カフェ」を繋ぐ屋根の付いた小さな道。
庭園とミュージアム
シーボルトゆかりの植物が植えられた庭園
レストラン「オリエント・カフェ」
三菱の関係でしょうか小岩井農場直営のレストラン
レストラン「オリエント・カフェ」
ミュージアムショップ
ミュージアムショップ
ムセイオンの泉
古代エジプトの都アレキサンドリアには世界最高の学問の殿堂ムセイオン(ミュージアムの語源)と世界最大の図書館があったとか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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sakatomoさんの旅行記一覧

この旅行記へのコメント（11）

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レイチエルさん 2019/12/14 12:31:25

こんにちは！

はじめましてレイチェルと申します。

フオロー、投稿ありがとうございます。

地元図書館通い大好きですが東京の知られざる図書館情報ありがとうございます。

へーなんか凄い図書館！って印象です。
日々実用性での図書館通いですがこんな図書館見てみたいです。
世界には美しい図書館も数多くあるんですねー

中国は興味あるけど通過したくらいですので sakamotoさんの日記読ませて頂きながら
参考させて頂けたらと思います。

今後ともよろしくお願いします。。

sakatomoさんからの返信 2019/12/14 18:00:44

RE: こんにちは！

レイチエルさん　はじめまして
こちらこそ拙い旅行記をご覧いただきありがとうございます。
また、フォローもして頂きありがとうございます。

最近の図書館は写真を撮り行くところになったようです。(笑)

7年ぶりの中国でしたがトイレがTOTOになって
随分きれいになっていました。(笑)

中国は情報統制や監視社会などいろいろ問題がありますが
見方を変えてみれば多くの監視カメラによってスリや
置き引きが少なくなってきているようです。
フランスのデモや交通ストの多さを考えれば中国の方が
安全に旅行できるかもしれません。
ただ、観光地以外は写真を撮るのをやめた方が…(笑)

因みに訪中外国人は6000万人超えていてフランスを
抜いて近い将来には世界一になるかもしれません。
近くて安く行けるのは魅力です。(笑)
機会があったら足を運んでみてください。

これからもよろしくお願いします。
４トラの更新を楽しみにしています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　sakatomo

ログインして返信する
ハナコさん 2019/11/04 23:16:12

リンク貼らせてください！

sakamotoさん

はじめまして、フォローさせていただいているハナコと申します。
いつも写真にうっとりしながら拝見してます。

sakamotoさんのこの旅行記を読んで
「東洋文庫ミュージアム」・・・ではなくて、コメント欄にあった

日本の美しい図書館（LINEトラベルjp より)
1．中嶋記念図書館・国際教養大学／秋田県

これが気になって調べまして
そしたらビビビが来て、先月行ってきました。

私は「どうしてそこを知ったのか」という過程を大事にしてて、行ってみてとてもよかったので私の旅行記内で「sakamotoさんの旅行記で知りました」とリンクを貼らせていただきました。よろしいでしょうか

問題なければご訪問など気遣いは不要です
いいきっかけをいただいたお礼が言いたくて

いつも旬で粋な場所をステキな写真で綴るsakamotoさんの旅行記
これからも楽しみにしてます。

ハナコ

sakatomoさんからの返信 2019/11/05 08:38:17

RE: リンク貼らせてください！

ハナコさん　こんにちは
こちらこそいつもありがとうございます。

「ナイスなパス」ですかぁ〜。
また、拙いブログまでもご紹介いただきありがとうございます。(笑)

私も先月にハナコさんと同じことをしました。
米タイム誌の「2018最も行く価値のある場所100選」で
第1位の獲得や写真映えするとネットで話題に
なっているところに行ってきました。
ちょっと車では行けない中国・天津の「濱海図書館」です。
中島記念図書館とは違って、近未来的な図書館で
賛否が分かれているようですが…(笑)

近々にUPしますのでご覧いただければ幸いです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　sakatamo

ハナコさんからの返信 2019/11/05 08:48:22

RE: RE: リンク貼らせてください！

sakatomoさん

早速お返事までいただいて、ありがとうございます！

わ、わわわ、名前を間違って書いていて
一回間違ってそのまま予測変換という失礼極まりないことを・・・
さらっとスルーしていただいて大人な対応
ホント失礼しました。

そうですか、sakatomoさんは天津の図書館まで！
中国旅行記、ゆっくり拝見します。
ありがとうございます！

ログインして返信する
Black7さん 2019/10/30 23:13:34

はじめまして！

旅行記を見ていただき、フォローもしてくださってありがとうございます！
よろしくお願い致します。

こちらの東洋文庫ミュージアム、六義園近くの不忍通り沿いの所ですよね。
仕事の車でたまに通るのですが、気になっていて、
人の出入りが少ないので、一般の人は入れない所だと思っていました。
中がこんな風になっていたなんて、驚きです。
そのうち訪れてみたいと思います。

花まつりもよく訪れるので参考にさせていただきます。

今月は北京に行かれてたんですね。
昔、訪れたことがあったので、懐かしく見させていただきました。
天津はまだ行ったことがないので、続き楽しみにしています。

sakatomoさんからの返信 2019/10/31 06:02:41

RE: はじめまして！

Black7さん　おはようございます
こちらこそいつもありがとうございます。
また、フォローもして頂きありがとうございます。

東洋文庫ミュージアムはSNSで写真映えすると
話題になっていたので行ってみました。
奥には小岩井農場のおしゃれなレストランあります。
機会があったら足を運んでみてください。

7年ぶりの中国でしたが、走る車は高級車ばかり、
道にはゴミがなく、郊外はタワマンが林立、
QRコード決済ばかりなど驚くこと多かったです。(笑)

また、街中に監視カメラばかりでヨーロッパより
スリ、置き引きがなく安全かもしれません。(笑)
こちらも機会があったら足を運んでみてください。

これからもよろしくお願いします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　sakatomo

ログインして返信する
pedaruさん 2019/10/04 07:44:31

東京にある図書館

sakatomoさん　おはようございます。

身近な東京にこんなに素敵な図書館があるなんて知りませんでした。
素晴らしいですね。sakatomoさんのご紹介くださったところはいくつか訪問したことがありますが、ここは知られざる東京の名所ですね。
ありがとうございました。

pedaru

sakatomoさんからの返信 2019/10/04 08:27:13

RE: 東京にある図書館

pedaruさん　こんにちは
いつもありがとうございます。

おっしゃる通り、穴場かもしれませんね。
北斎展の初日で混雑しているかと思いましたが
それほど混雑していませんでした。訪日客の姿もなく…(笑)

一人だったのでカフェには入りませんでしたが
三菱の関係で小岩井農場が運営しているようで
ランチも充実しているとか。(笑)

是非、足を運んでみてください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　sakatomo

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tabinakanotaekoさん 2019/10/04 06:16:31

ホントに美しい!

美しい図書館って何だろうと思いながら拝見しました。アクセスの仕方や料金なども書いてくださっているので、次回、東京へ行くときに是非とも見学に行きたいと思います。
小径やカフェや庭も美しいです。
　　　　taeko

sakatomoさんからの返信 2019/10/04 07:45:04

RE: ホントに美しい!

taekoさん　こんにちは
いつもありがとうございます。

実は先月放送された高田純次さんの番組「じゅん散歩」を
みて行ってみることにしました。
天井が高く「インスタ映え」するかも…(笑)

また、近くには六義園、旧古河庭園もありますので
セットで如何でしょうか。(笑)

是非、足を運んでみてください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　sakatomo

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