上野・御徒町旅行記(ブログ) 一覧に戻る
国立西洋美術館は、「ル・コルビュジエの建築作品」を構成する世界遺産です。フランス政府が中心となって、世界7カ国の17建築作品が登録されたとても珍しい世界遺産です。<br />今回、親しくさせていただいている画家のSさんに誘われて開設60周年記念として開催されている「松方コレクション展」を観覧してきました。<br />9:30の開場に合わせて9時に並びましたが、すでに先客が40名ほど並んでいました。なんとか日陰に立つことができ、しばし待つ間に200名ぐらい並んだところで開門。<br />今まで庭の彫刻には気を留めていなかったのですが、「松方コレクション展」を観て、あらためて貴重な作品であることを知り、じっくりと観察してきました。

世界遺産の国立西洋美術館を訪れました

20いいね!

2019/07/26 - 2019/07/26

1264位(同エリア4228件中)

旅行記グループ 東京の旅

0

21

FUKUJIRO

FUKUJIROさん

国立西洋美術館は、「ル・コルビュジエの建築作品」を構成する世界遺産です。フランス政府が中心となって、世界7カ国の17建築作品が登録されたとても珍しい世界遺産です。
今回、親しくさせていただいている画家のSさんに誘われて開設60周年記念として開催されている「松方コレクション展」を観覧してきました。
9:30の開場に合わせて9時に並びましたが、すでに先客が40名ほど並んでいました。なんとか日陰に立つことができ、しばし待つ間に200名ぐらい並んだところで開門。
今まで庭の彫刻には気を留めていなかったのですが、「松方コレクション展」を観て、あらためて貴重な作品であることを知り、じっくりと観察してきました。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 国立西洋美術館。正面入り口から。

    国立西洋美術館。正面入り口から。

  • ロダン作、考える人の方向から。正面で2階部分を支えている円柱(ピロティ)が特徴です。それにしても強烈な日差しでした。

    ロダン作、考える人の方向から。正面で2階部分を支えている円柱(ピロティ)が特徴です。それにしても強烈な日差しでした。

  • オーギュスト・ロダン作、「考える人」。26体のオリジナルの一つ。

    オーギュスト・ロダン作、「考える人」。26体のオリジナルの一つ。

  • 元来は単独の作品ではなく、「地獄の門」の上部に置かれている一部分。

    元来は単独の作品ではなく、「地獄の門」の上部に置かれている一部分。

  • 「考える人」から「地獄の門」を見たところ。

    「考える人」から「地獄の門」を見たところ。

  • オーギュスト・ロダンの未完の作品、「地獄の門」。

    オーギュスト・ロダンの未完の作品、「地獄の門」。

  • イタリアの詩人、ダンテの叙事詩「神曲」に登場する地獄への入り口に着想を得て創られた作品。

    イタリアの詩人、ダンテの叙事詩「神曲」に登場する地獄への入り口に着想を得て創られた作品。

  • 地獄の風景が描かれている中に、「考える人」。

    地獄の風景が描かれている中に、「考える人」。

  • オーギュスト・ロダン作、「カレーの市民」。

    オーギュスト・ロダン作、「カレーの市民」。

  • フランス人であるロダンにとって、フランスの港カレーがイギリスに支配された屈辱、怒り、悲しみを現している作品。12あるオリジナルの9番目。

    フランス人であるロダンにとって、フランスの港カレーがイギリスに支配された屈辱、怒り、悲しみを現している作品。12あるオリジナルの9番目。

  • エミール=アントワーヌ・ブールデル作、「弓をひくヘラクレス」。

    エミール=アントワーヌ・ブールデル作、「弓をひくヘラクレス」。

  • ギリシャ神話の英雄へラクレスが渾身の力で弓をひき、まさに矢を放とうとする瞬間。

    ギリシャ神話の英雄へラクレスが渾身の力で弓をひき、まさに矢を放とうとする瞬間。

  • オーギュスト・ロダン作、「アダム」。

    オーギュスト・ロダン作、「アダム」。

  • ロダンは「地獄の門」の右側(向かって左側)にアダム、反対側に「エヴァ」を置くことを着想しました。

    ロダンは「地獄の門」の右側(向かって左側)にアダム、反対側に「エヴァ」を置くことを着想しました。

  • オーギュスト・ロダン作、「エヴァ」。

    オーギュスト・ロダン作、「エヴァ」。

  • ロダンは「地獄の門」の左側(向かって右側)に「エヴァ」を置くことを着想しましたが、一度は頓挫し、完成までに4半世紀を要しました。

    ロダンは「地獄の門」の左側(向かって右側)に「エヴァ」を置くことを着想しましたが、一度は頓挫し、完成までに4半世紀を要しました。

  • 松方幸次郎が1910年代半ばから1920年代半ばにかけて、欧州で収集した1万点を超える作品の内、8千点は日本から流出した浮世絵を買い戻したものでした。これらは東京国立博物館が所蔵しています。<br />2千点を超える西洋画は、関東大震災や昭和金融恐慌、ロンドンの倉庫火災、第2次世界大戦後の接収などにより、松方コレクションの大半が散逸してしまいました。

    松方幸次郎が1910年代半ばから1920年代半ばにかけて、欧州で収集した1万点を超える作品の内、8千点は日本から流出した浮世絵を買い戻したものでした。これらは東京国立博物館が所蔵しています。
    2千点を超える西洋画は、関東大震災や昭和金融恐慌、ロンドンの倉庫火災、第2次世界大戦後の接収などにより、松方コレクションの大半が散逸してしまいました。

  • 松方幸次郎は日本人に本物の芸術を見せたいとの思いから、収集した絵画をもとに「共楽美術館」の建設を構想してました。<br />それは実現しませんでしたが、戦後フランス政府から返還された375点が、国立西洋美術館の建設へとつながっています。写真は、パンフレットから転写。

    松方幸次郎は日本人に本物の芸術を見せたいとの思いから、収集した絵画をもとに「共楽美術館」の建設を構想してました。
    それは実現しませんでしたが、戦後フランス政府から返還された375点が、国立西洋美術館の建設へとつながっています。写真は、パンフレットから転写。

  • ゴッホ作、「アルルの寝室(1889)」。<br />松方幸次郎が正規に購入したにもかかわらず、フランス政府が返還に応じなかった作品です。現在はオルセー美術館所蔵。返還されなかった作品は全部で20点。写真は、パンフレットから転写。

    ゴッホ作、「アルルの寝室(1889)」。
    松方幸次郎が正規に購入したにもかかわらず、フランス政府が返還に応じなかった作品です。現在はオルセー美術館所蔵。返還されなかった作品は全部で20点。写真は、パンフレットから転写。

  • クロード・モネ作、「睡蓮、柳の反映」(デジタル復元)。<br />モネが1916年に制作した縦199.3×横424.4センチの油彩画。柳の木が逆さまに映り込んでいる睡蓮の池の水面を描いています。作品の保存状態が悪く、上半分は消失していたものを、AIにより復元した作品です。<br />本展示会の作品は全て撮影禁止ですが、デジタル復元した本作品だけは撮影可能です。入り口すぐの場所にあるのですが、展示会場の最後にならないとこの絵の重要性が分からないので、素通りしている人がほとんどでした。

    クロード・モネ作、「睡蓮、柳の反映」(デジタル復元)。
    モネが1916年に制作した縦199.3×横424.4センチの油彩画。柳の木が逆さまに映り込んでいる睡蓮の池の水面を描いています。作品の保存状態が悪く、上半分は消失していたものを、AIにより復元した作品です。
    本展示会の作品は全て撮影禁止ですが、デジタル復元した本作品だけは撮影可能です。入り口すぐの場所にあるのですが、展示会場の最後にならないとこの絵の重要性が分からないので、素通りしている人がほとんどでした。

  • 滅多にお土産は買わないのですが、この絵柄に魅せられて買ってしまいました。東京国立博物館で、本展に関連する浮世絵展を開催しているので、会期中に観てきます。<br />最後までお読みいただきましてありがとうございました。

    滅多にお土産は買わないのですが、この絵柄に魅せられて買ってしまいました。東京国立博物館で、本展に関連する浮世絵展を開催しているので、会期中に観てきます。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

20いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

東京の旅

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP