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外出自粛の日々が続いており、ストレスがたまるばかりですが、4travelでも昔の旅行記事を見かけることが増えました。今回は3年前の訪問記録を載せました。<br />この記念館は、昭和14年(1939年)12月に林芙美子(36歳)が購入した土地に自宅を建て、昭和16年(1941)8月から昭和26年(1951)6月28日に亡くなるまで住んでいました。<br />林芙美子は新居の建設にあたり、終の棲家とすることを考えていたのでしょうか。家の細部にまでこだわり、京都の民家を見学に行ったりとそうとう研究したようです。<br />また、この新居を建てる前の約10年間も落合の洋風借家に住んでおり、この土地を気に入っていたことが窺えます。<br />林芙美子のお墓も歩いて10分ほどの所にあります。龍寶山萬昌院功運寺には、吉良上野介義央のお墓や浮世絵師・歌川豊国のお墓もあり、その一角に林芙美子のお墓もありました。<br />このお墓に行くことは、(特に短気な方には)あまりお勧めできませんが、心穏やかな方は訪問されたら良いでしょう。<br />理由不明ですが、GPSのデータが正確ではありませんので、お許しください。<br />

林芙美子記念館から龍寶山萬昌院功運寺まで歩きました

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2017/06/08 - 2017/06/08

787位(同エリア2778件中)

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43

FUKUJIRO

FUKUJIROさん

外出自粛の日々が続いており、ストレスがたまるばかりですが、4travelでも昔の旅行記事を見かけることが増えました。今回は3年前の訪問記録を載せました。
この記念館は、昭和14年(1939年)12月に林芙美子(36歳)が購入した土地に自宅を建て、昭和16年(1941)8月から昭和26年(1951)6月28日に亡くなるまで住んでいました。
林芙美子は新居の建設にあたり、終の棲家とすることを考えていたのでしょうか。家の細部にまでこだわり、京都の民家を見学に行ったりとそうとう研究したようです。
また、この新居を建てる前の約10年間も落合の洋風借家に住んでおり、この土地を気に入っていたことが窺えます。
林芙美子のお墓も歩いて10分ほどの所にあります。龍寶山萬昌院功運寺には、吉良上野介義央のお墓や浮世絵師・歌川豊国のお墓もあり、その一角に林芙美子のお墓もありました。
このお墓に行くことは、(特に短気な方には)あまりお勧めできませんが、心穏やかな方は訪問されたら良いでしょう。
理由不明ですが、GPSのデータが正確ではありませんので、お許しください。

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 西武新宿線の中井駅。

    西武新宿線の中井駅。

  • スマホの地図で確認しつつ、歩いて行きます。

    スマホの地図で確認しつつ、歩いて行きます。

  • 目印になるものがないので、道が分りません。

    目印になるものがないので、道が分りません。

  • 道を間違えました。もう一本西側の四の坂を上ります。

    道を間違えました。もう一本西側の四の坂を上ります。

  • やっと案内看板を発見しました。歩いている道は中井通り。

    やっと案内看板を発見しました。歩いている道は中井通り。

  • 四の坂通りを曲がります。

    四の坂通りを曲がります。

  • 坂道を上って行きます。

    坂道を上って行きます。

  • 途中で入り口を見つけましたが、ここは閉じられていました。

    途中で入り口を見つけましたが、ここは閉じられていました。

  • 記念館の入り口です。

    記念館の入り口です。

  • 建築面積の制限を超えた建物を建設するため、芙美子名義の生活棟と、画家であった夫・緑敏名義のアトリエ棟をそれぞれ建て、その後すぐにつなぎ合わせました。今だったら、ネットで大炎上でしょうね。

    建築面積の制限を超えた建物を建設するため、芙美子名義の生活棟と、画家であった夫・緑敏名義のアトリエ棟をそれぞれ建て、その後すぐにつなぎ合わせました。今だったら、ネットで大炎上でしょうね。

  • 閉じられていた出入り口。本来はこちらが正式な入り口。

    閉じられていた出入り口。本来はこちらが正式な入り口。

  • 建物正面。

    建物正面。

  • 小間。奥の棚に小さな仏壇が置かれたこの部屋は芙美子の母・キクが使っていました。

    小間。奥の棚に小さな仏壇が置かれたこの部屋は芙美子の母・キクが使っていました。

  • 玄関。

    玄関。

  • 廊下。

    廊下。

  • 客間。

    客間。

  • 客間から見えるお庭。

    客間から見えるお庭。

  • 洗面所。

    洗面所。

  • 浴室。

    浴室。

  • 勝手口。

    勝手口。

  • 書斎。元は納戸として作られた部屋を書斎に転用していました。

    書斎。元は納戸として作られた部屋を書斎に転用していました。

  • 次の間(手前)。次の間の洋服入れが珍しいものです。

    次の間(手前)。次の間の洋服入れが珍しいものです。

  • 寝室と次の間。

    寝室と次の間。

  • 寝室と次の間。

    寝室と次の間。

  • 縁敏のアトリエが展示室になっています。

    縁敏のアトリエが展示室になっています。

  • 自画像。昭和7~8年頃の作。

    自画像。昭和7~8年頃の作。

  • 「浮雲」原稿。

    「浮雲」原稿。

  • 「この憂愁」原稿。

    「この憂愁」原稿。

  • (左から)林芙美子、夫の縁敏、実母キク。<br />この家に転居する前の借家にて(昭和7~16年)。

    (左から)林芙美子、夫の縁敏、実母キク。
    この家に転居する前の借家にて(昭和7~16年)。

  • 庭の水路には金魚がいました。

    庭の水路には金魚がいました。

  • 傾斜地に立っているため、裏の小高い場所への石段。

    傾斜地に立っているため、裏の小高い場所への石段。

  • 傾斜地を活用した花壇。

    傾斜地を活用した花壇。

  • 仏様。

    仏様。

  • 近くにあるという林芙美子のお墓にお参りすることにしました。

    近くにあるという林芙美子のお墓にお参りすることにしました。

  • 妙正寺川沿いに進みます。

    妙正寺川沿いに進みます。

  • 水車橋を渡ります。

    水車橋を渡ります。

  • googlemapでは、お寺(お墓)とお寺(お墓)の間を抜けるように指示されましたが、通行止めでした。

    googlemapでは、お寺(お墓)とお寺(お墓)の間を抜けるように指示されましたが、通行止めでした。

  • 林芙美子のお墓(左)。「林芙美子墓」の文字は川端康成が書いています。<br />大回りして到着した所が、龍寶山萬昌院功運寺です。<br />ところが、このお寺には人相の悪い門番がいて、訪問者を追い返そうとするのです。それどころか、公道上からお寺に向けて写真を撮ろうとすると、激しく威嚇してきました。私は写真を諦め、門番を宥め賺して立入を認めてもらうことに成功したものの、敷地内での写真は厳禁と告げられました。<br />しかしながら墓地での移動は制限がなかったので、他人のお墓を見ながらウロウロしました。すると、お墓参りに来た家族を発見、何と自由に写真を撮っているではありませんか!どうやら檀家は大事なお客さんで、一見者は不審者と決めつけている様子です。<br />これが仏の心かと問うてみたかったのですが、野暮はさておき、私はこのご家族にお願いして私のスマホで写真を撮ってもらうことにしました。<br />ご無理をお願いしたにもかかわらず、写真を撮っていただき感謝しております。

    林芙美子のお墓(左)。「林芙美子墓」の文字は川端康成が書いています。
    大回りして到着した所が、龍寶山萬昌院功運寺です。
    ところが、このお寺には人相の悪い門番がいて、訪問者を追い返そうとするのです。それどころか、公道上からお寺に向けて写真を撮ろうとすると、激しく威嚇してきました。私は写真を諦め、門番を宥め賺して立入を認めてもらうことに成功したものの、敷地内での写真は厳禁と告げられました。
    しかしながら墓地での移動は制限がなかったので、他人のお墓を見ながらウロウロしました。すると、お墓参りに来た家族を発見、何と自由に写真を撮っているではありませんか!どうやら檀家は大事なお客さんで、一見者は不審者と決めつけている様子です。
    これが仏の心かと問うてみたかったのですが、野暮はさておき、私はこのご家族にお願いして私のスマホで写真を撮ってもらうことにしました。
    ご無理をお願いしたにもかかわらず、写真を撮っていただき感謝しております。

  • 何方でしょうか(不明)。

    何方でしょうか(不明)。

  • 歌川豊国(初代、二代、三代)のお墓。

    歌川豊国(初代、二代、三代)のお墓。

  • 今川長得のお墓。<br />吉良上野介義央のお墓もあったのですが、写真がない。残念です。<br />それにしても、今まで経験したことがない酷い仕打ちでした。こんな寺が宗教法人だからという理由で税金が免除されているなんて、サラリーマンの私には許せません。

    今川長得のお墓。
    吉良上野介義央のお墓もあったのですが、写真がない。残念です。
    それにしても、今まで経験したことがない酷い仕打ちでした。こんな寺が宗教法人だからという理由で税金が免除されているなんて、サラリーマンの私には許せません。

  • 意気消沈した私はトボトボと落合駅を目指して歩きました。

    意気消沈した私はトボトボと落合駅を目指して歩きました。

  • 東京メトロ東西線の落合駅。<br />嫌な想い出はなかったことにしたいのですが、コロナ・ストレスの力を借りて暴露話を書いてしまいました。申し訳ございません。<br />最後までお読みいただきましてありがとうございました。<br />

    東京メトロ東西線の落合駅。
    嫌な想い出はなかったことにしたいのですが、コロナ・ストレスの力を借りて暴露話を書いてしまいました。申し訳ございません。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • FUKUJIROさん 2023/10/11 06:27:26
    どうぞよろしくお願いします
    ばねおさん、こんにちは。
    拙い旅行記をお読みいただきましてありがとうございます。
    私も林芙美子が好きで、彼女の旅行記を何十回も読んでいますが、いつ読んでも引き込まれてしまいます。
    それにしても彼女の行動力には敬服するばかりで、少しずつ足跡を辿りたいと思っています。
    ばねおさんはパリで芙美子の足跡を訪ねられたとのこと、素晴らしいですね。パリの旅行記をとてもたくさん上げられているので、その想いを汲みながらゆっくりと読ませていただきます。
    ますますのご活躍を願っております。
    FUKUJIRO拝
  • ばねおさん 2023/10/09 04:22:48
    貴重な情報です
    FUKUJIROさん こんにちは

    たいへん興味深く読ませていただきました。
    2017年の現地ご訪問ですので、今から6年前の様子ですね。
    林芙美子は私の大好きな作家の一人で、彼女のフランスでの足跡を辿ったことがあります。
    新宿にある記念館はぜひ訪れたいと思っています。
    それにしても、随分と奇妙な寺があるものですね。
    私だったら間違いなく喧嘩を始めています。
    事前に心構えとして知っておいてよかったと思います。

    ばねお


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