ブルックリン発の有名ステーキ店「ピータールーガー・ステーキハウス」～世界中のグルメを唸らせる、ニューヨークが世界に誇るステーキハウス～

2018/01/27 - 2018/01/27

新旧の入れ替わりが激しく、競争が激しいニューヨークの飲食業界で長らくビジネスをするのは至難の業と言えます。そのような競争環境の中、「グランド・セントラル・オイスター・バー＆レストラン」と共に多くの人に支持されてきたニューヨークの老舗中の老舗は、今でも絶大な人気を誇る「ピータールーガー・ステーキハウス」です。

ブルックリンのウィリアムズバーグに位置する同店は、創業130年を超えますが、元々はドイツからの移民がオープンしたお店です。今では完全にアメリカに根付いた同店のステーキは、「ベンジャミン・ステーキハウス」や「ウルフギャング・ステーキハウス」のような同店で働いていた人がオーナーの派生店を生み、同店のポーターハウスステーキは一種のデファクトスタンダードを確立したと言っても過言ではないです。

2020年に東京上陸が決まっている同店ですが、ウィリアムズバーグのお店の老舗感が漂う雰囲気の中で食べるからこそより美味しく感じられるというのはあるように思います。ハンバーガーは何度か食べたことがあったのですが、やはり同店を有名にしているステーキを食べずに帰国したら、後悔するだろうということで、去年の1月に食べてきました。

エリア ブルックリン(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0

マンハッタンから「ピータールーガー」へ行く場合、地下鉄を利用するのが一般的だと思いますが、天気がいいので橋を渡り歩くことにしました。

1903年に開通したウィリアムズバーグ橋は、マンハッタンのロアーイーストサイドとブルックリンのウィリアムズバーグを結んでいます。

歩道が整備されているので、他の橋と比べた場合、歩行する人はまだ多い方だと思います。

下に地下鉄が走っています。

橋のちょうど真ん中あたりです。

ジョギングをする人もよく見ました。

ブルックリン側に来ました。

橋を降りていくと、今ニューヨークで最もヒップな場所として人気があるウィリアムズバーグに着きます。

橋を降りてから、歩いて3分位のところにお店があります。

到着したのは、開店する10分位前だったと思いますが、20人位の人が列に並んでいました。

季節が冬だったからか、以前よりも列が短かったです。

列に並んでいた半分位は、アジア系（日本人、中国語圏、韓国系）でした。

お店の前に立っている立派な建物は銀行です。

予約をしていなかったので、列に並び、お店の人から待ち時間を伝えられます。この日は40分位と言われました。

30年以上にわたって、ザガットサーベイからニューヨークで一番のステーキハウスと表彰を受けています。

ミシュランガイドでも毎年星を獲得しています。

待っている間は、バーを利用する人が多いです。

事前に予約をしていたら、すんなり席に通されます。予約がない場合、待ち時間を伝えられ、合意すれば待つことになります。

ここは事前予約は電話のみで受け付けるのですが、対応する人が優柔不断ではっきりしたことを言わなく、直前だと、予約は難しいと思います。予約なしで来店したら、席を確約できないと言われました。

ただし、何度か利用してわかっていたのですが、予約がなくても、当日に訪問して、待てば、ランチを食べることが出来ました。もっと人が混み合うと思われるディナーについても同様なことができるのかは定かでないです。

ロゴマーク入りのグッズもあるようです。

しばらくすると、次から次へと人が入ってきて、バーの中は混み合います。

1985年にはじめてザガットにニューヨークで一番のステーキハウスとして認定されました。

30年以上に渡って、不動の地位を維持しています。

40～50分位待って、ようやく一階のダイニングテーブルに座ることが出来ました。

老舗感がすごく伝わってくるメニューです。

メニューです。10年前に食事をした時とほとんど変わっていないと思います。

変わっているのは、価格だけでしょう。昔食事をした時は、「Steak for Two」が63ドル、「Single Steak」が40ドル位だったと記憶しています。

余力があれば、デザートもと思いましたが、お腹が一杯になり、断念せざるをえなかったです。やはり歳ですね。

曜日毎のスペシャルやハンバーガーも食べることが出来ます。

別の旅行記で紹介しましたが、ここのハンバーガーも高く評価されています。

テーブルにはこのステーキソースが置かれていました。

瓶に入っていないのがいいですね。

パンとバターです。

ここのパンは美味しいです。ついつい食べ過ぎてしまいます。

甘いステーキソースです。ネットで買うことが出来ます。

ダイエットコークを飲みました。

さて、注文した「Single Steak」とフライドポテトが運ばれてきました。

もう少し赤くてもいい感じでしたが、この焼き具合でも熟成肉の旨味を十分堪能できます。

表面は少し焦げていますが、中は赤くジューシーに仕上がっています。

この焼き方は、このお店の特徴が出るところで、派生店の「ウォルフ・ギャング」や「ベンジャミン」で食べても同じ感じに焼くと思います。

焼き具合はミディアムレアでした。

ここのフライドポテトは美味しいです。

数切れ、ソースをつけました。この甘いソースは、アメリカのバーベキューソースに近い味です。

好みがわかれるところですが、少し付けると美味しく味わえます。アメリカ人はこのソースを好む人が多いですね。

完食できました。骨なしでもたぶん350～400グラム近い量のお肉だと思います。

日本の和牛と違い、お肉にさしが入っていないので、胃もたれしなく、食べやすいです。

デザートについて聞かれましたが、丁重に断りました。

同店のトレードマークであるコインチョコを頂きました。

けっして安いランチではないですが、ニューヨークのレストランで食事をするとどこで食べても一定の出費を覚悟しなければいけません。

まあ、東京でここと同じレベルのものを食べようとするともっと高くつくのは確実だと思われます。

独特の空気が流れる店内です。このお店をより魅力的にしている一因であるのは間違いないです。

東京店では、どのようにしてこの雰囲気を再現するのか注目されるところです。

ニューヨークでもっとも知られているレストランの一つです。

ウィリアムズバーグの周りの雰囲気とよくマッチするビルです。

ブルックリンのウィリアムズバーグ以外では、ロングアイランドのグレートネックにも支店があります。

2020年にオープン予定の東京店は、アメリカ国外では初の出店となります。

ウィリアムズバーグでよく見る壁アートです。

治安が悪かったため、昔はマンハッタンからのタクシードライバーがウィリアムズバーグまで行くことを拒むことが多かったと聞きますが、今ではニューヨークで一番おしゃれで、人気のある観光スポットの一つとして知られています。