2019/05/26 - 2019/05/26
6位(同エリア364件中)
akikoさん
- akikoさんTOP
- 旅行記395冊
- クチコミ9件
- Q&A回答2件
- 1,096,851アクセス
- フォロワー326人
この旅行記のスケジュール
2019/05/26
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電車での移動
ロッテルダム中央駅(8:06発)ーデン・ハーグ駅(8:36着)IC5124
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バスでの移動
Haag バスターミナル ー Vredesoleis(平和宮)
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バスでの移動
Vredespleisバス停 ー Centrumバス停
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徒歩での移動
エッシャー美術館から歩いてデン・ハーグ中央駅へ
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この旅行記スケジュールを元に
オランダには首都が2つあると言われます。まず思い浮かべるのはアムステルダムですが、それは憲法上の首都であって、事実上の首都はデン・ハーグなのだそうです。
アムステルダムの南西約50キロに位置し、北海に面した街。デン・ハーグは中世の時代からオランダの中心都市であり、今も王宮や国会議事堂、そして総理府や外務省などの官公庁がこの街に置かれています。
この街を訪れようと思ったのは、フェルメールの「デルフトの眺望」がマウリッツハイス美術館に収蔵されていて、その本物の絵が観たかったからでした。実際、ハーグを旅程に含めるにあたって、マウリッツハイス美術館だけではもったいないと考え、次の3カ所も街歩きに含めることにしました。
・エッシャー美術館
・ビネンホフ
・平和宮(国際司法裁判所)
旅行6日目の朝、マウリッツハイス美術館の開館時間に間に合うように、ロッテルダムを出発しました。
*この旅行記はマウリッツハイス美術館とエッシャー美術館の作品の分量が多く、長いものとなってしまいました。作品について知ったことを書いていますが、飛ばして読んでいただけたらと思います(*^^*)
- 旅行の満足度
- 4.5
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ロッテルダムからIC(特急)で30分。デン・ハーグ中央駅に着きました。建物はまだ新しく、とても近代的で、天井には一面にダイヤモンド型のパネルが張られていました。(写真下はオランダ国鉄のHPより借用)
この日の予定は、午前中にデン・ハーグの街歩きをし、お昼頃ロッテルダムに戻り、マルクトハルを訪問、午後はデルフトへ行くことにしていました。 -
マウリッツハイス美術館の開館時間は10時だったので、バスで平和宮(国際司法裁判所)まで行き、ビネンホフ→マウリッツハイス美術館→エッシャー美術館の順で巡ることに決定。
バスターミナルは、駅の反対側にあったので、移動してきました。バス乗り場から駅の方ををみると・・・ -
まるで超音速飛行機のようなフォルムをしていて、近未来的な建築にビックリ!
バス停周辺は工事中でしたが、予定通り28番バスに乗って、約10分、最寄りバス停 Vredespaleis(平和宮)で降車したのでした。 -
平和宮(国際司法裁判所)が見えてきました。
この建物は、一見、中世の城館のようですが、この地で開かれた万国平和会議を機に「鉄鋼王」と呼ばれたアメリカ人実業家カーネギーの莫大な寄付により1913年に建てられたもので・・・かつてのオランダの女王Anna Pavlovnaが住んでいた敷地を利用してルネッサンス様式の建物(平和宮)が誕生したのだそうです。 -
宮殿建物の1階が主として国際司法裁判所になっていて、現在は国連の管轄下、国際間の紛争を解決する場として使われています。
エントランスゲートの近くにブルーの国連旗がはためいていました。 -
朝10時に開門。門を入ったところに、観光客用のビジターセンターがあり、平和宮が建設された経緯やこれまの歴史が紹介されているそうです。
平和宮に実際に入って館内を廻るガイドツアーもあるらしく、繁忙期でない土・日に行われるということです。 -
ガイドツアーでは、約1時間をかけて主に3つの施設:常設仲裁裁判所→国際司法裁判所→日本の間を巡るそうです。
最後の"日本の間"は、日本政府からの贈り物として部屋の壁に4枚の西陣織の屏風が飾られているから、そう呼ばれているそうで、条約を批准している国々の代表者が会合を開く場所なのだそうです。また美しいお庭を見学するツアーも別にあるそうです。 -
門近くに看板があり、建物の中央階段付近の写真が紹介されていました。
内部は、天井がドーム状になっていて大変美しい内装のようで、思わず、見てみたいと思いました。 -
外から平和宮を見ただけでしたが・・・
周囲をよく見ると、門まで続く大理石に、各国語で「平和」と書かれていました。 -
再びバスで、中心部まで戻り、近くにあったパッサージュを通り抜けてみました。
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まだ開店前の静かな屋内ショッピングストリート
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通路の交差する部分の天井はドームになっていました。
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いろんなお店がありましたが、目に留まったのは、このチューリップ型のバッグ専門店でした。さすがチューリップの国、バッグもこんな可愛い形になるんですね~
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これはとても目を引く建物で、カラフルなタイル張りでした。
The Sting というファッショナブルな衣料品店なのだそう。 -
この建物はアールヌーヴォーの歴史的建造物かなと思って、写真だけは撮ってあったんですが、Pathé Buitenhof を検索すると、映画館だということがわかりました。
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ホフ池(ホフファイファーの池)が見えてきました。
1230年、ホラント伯フロリス4世は狩猟の場とするために、ホフ池の沼に沿った土地を購入し住居を設けたのが、今のオランダの政治の中心地ビネンホフ(Binnenhof)の始まりだったとか。
右に馬に乗った人物像が見えますが・・・ -
オラニエ(オレンジ)公ウィレム(ウィリアム)一世の銅像でした。
人民を愛し、人民の主権を尊重し、スペインから独立を果たしたオランダの建国の父として親しまれている初代の国王。
昔、世界史で習ったはずなのに、ほとんど覚えていなくて、今回の旅でライデンでもデルフトでもオラニエ公の足跡が多く残っていて、オランダの歴史に欠かせない人物であることがわかりました。 -
この古めかしい建物がある一画は、ビネンホフ(Binnenhof)<オランダ語で「内庭」の意>と呼ばれているそうで、敷地内には、国会議事堂にあたる建物や総理府、外務省などの中央官庁、オランダ首相の執務室もあるということでした。
『総督の門』と呼ばれるアーチ状の門を抜けると、中に入れるのですが、政府の中枢機関がある重要な場所でもあるにもかかわらず、警備兵やガードマンがいるわけでもなく、敷地内の出入りが自由なのはちょっと驚きでした。 -
敷地内に入って、すぐ目に入る『騎士の館』(リデルザール:Ridderzaal)は、13世紀に伯爵の狩猟小屋として建てられたものだそうですが、ここが現在は国会議事堂となっているのだそうです。
これがオランダの国会議事堂??これもまた驚きでした。 -
騎士の館の左側にあるのは、オランダ議会の上院(第1院)の建物だそうです。
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『騎士の館』の正面に、美しい噴水がありました。
噴水の上に、騎士の館の主だったホラント伯ウィレム二世の像が飾られていました。 -
『騎士の館』のエントランス部分です。
毎年9月の第3火曜日には、ベアドリックス女王が金の馬車でここに到着し、国会の開会式を行なうのだそうです。 -
騎士の館と議会上院の間を進んで行くと、ペールイエローの美しい門が見えてきます。
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オランダ王室の紋章が入った門を抜けると・・・
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マウリッツ・ハウス美術館が現れました!
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振り返ると、先ほど出た門がビネンホフの入口になっていました。
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この王立マウリッツハイス美術館は、オランダ領ブラジルの総督をつとめたナッサウ伯ヨーハン・マウリッツの私邸を譲り受け、1822年に開館したのだそうです。
この美術館はオランダ黄金時代の絵画の殿堂として世界的に知られ、17世紀オランダ・フランドル絵画の珠玉の名品が多数所蔵されているのだとか・・・。 -
門扉のところに、日本でも有名なフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」やレンブラントの自画像のポスターが掲示されていました。
開館15分前くらいだったと思います。10人くらいの人がいましたが、誰も並ばず、開館を待っていたので・・・ -
調べてあった近くのプライン(Plein)広場まで行き・・・
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また建国の祖オラニエ公ウィレム1世の別の像をカメラに収めました。
スペイン王権の、カトリック以外の異端(プロテスタント)取り締まりの強い姿勢に対して、オラニエ公は、「私自身がいかにカトリック信仰に忠実であろうとも、君主が臣民の良心を支配することや、臣民から信仰と礼拝の自由を奪うことはできない」とハッキリと表明したのだそうです。
統一国家を目指し、熱心なカトリックであったフェリペ2世に対し、オラニエ公ウィレムはこの地域の新教徒に寛大な姿勢を示し続けたそうです。 -
マウリッツハイス美術館に戻ると、まもなくゲートが開きました。
建物内には階下から入りました。受付でHOLLAND PASSを示して入場しました。(通常、入場料は15.50ユーロ) -
入場してすぐ、フェルメール作品がある2階に直行しました。
「宝石箱」というニックネームが付けられるほど、内装を含めた館内全体が、本当に美しいと感じました。 -
2階に上がった左に、見たかったフェルメールの作品が集まった 室14 フェルメールの部屋がありました!
幸いなことに一番乗りだったので、まず写真を何枚か撮りました。 -
これは「デルフトの眺望」で・・・
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反対側には、「真珠の耳飾りの少女」がありました!
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フェルメールの最初期の作品「ディアナとニンフたち」もありました。
神話のひと場面で、中央の女性はギリシャ神話に登場する月の女神ディアナと侍女のニンフたちを描いているのだそうです。 -
一通り見たあと、一つずつ作品をじっくり観てみました。
「デルフトの眺望」
フェルメールの現存する風景画は2枚だけで、これはその1枚。1659年の作品で、町の南端にあるスヒー川岸の南東側からデルフトを眺めた様子が描かれています。
具体的には、中央やや左の建物がスヒーダム門で、水門を挟んで右にある2本の塔がある建物はロッテルダム門。その左奥に高くそびえる黄白色の塔は、フェルメールが洗礼を受けた新教会で、左手の2本の塔のうち左側に尖塔の先だけ顔をのぞかせているのが、フェルメールの埋葬された旧教会だそうです。 -
部分的に拡大して撮影してみました。
やはり、すぐ近くで観ると、筆致が良くわかり、ハイライトの線や光を白い点で表現する点描技法が使われていることがよく分かりました。
画面中央に描かれているのはスヒーダム門で、よくは見えませんでしたが門の時計から朝7時過ぎの光景であることが分かるとのこと。その右に建つ新教会、一番遠いところに立っているにもかかわらず、雲の切れ目から差す朝日に照らされ、一際強い輝きを放っているのが印象的であるとガイドブックに書かれていて、「ほんまや~」と確認したのでした(笑) -
これはスヒーダム門と新教会の間に描かれている民家のオレンジ屋根の部分です。
遠くから見ると、光が当たっているように見えますが、実際は白っぽいラインでハイライトが入れられています。また、その前の樹木は点描画法で白っぽい点がたくさん加えられているのがわかりました。 -
これは右に描かれているロッテルダム門あたりです。
門の下には黒っぽい船が停泊し、光っている部分には様々な色の点がたくさん入れられていました。 -
川の手前には船を待つ人々。岸辺に停泊しているのは当時活況をもたらしたニシン漁の漁船だそうです。
またガイドブック情報ですが、フランスの作家プルーストは「この世で最も美しい絵画」だと絶賛したそうです。 -
<真珠の耳飾りの少女>ヨハネス・フェルメール (1665年頃)
少女は肩越しに大きな眼で私たちをじっと見ています。少し首を傾けやや口を開いています。エキゾチックな青いターバンを頭に巻き、実際にはあり得ないほどの大きな真珠のイヤリングを耳にし、トルコ風の装いを身に纏っています。 -
フェルメールは光を扱う名手でした。輪郭がぼかされた少女の顔、濡れたような唇のかすかな輝き。真珠もたった2、3度筆を動かすだけで真珠の丸みを表現しています。真珠の上の方にハイライトの白の絵の具を一筆入れ、下の方には薄いグレーを挿しています。
今では信じられないことですが、この作品は長い間ほとんど価値を認められていませんでした。1881年にこの絵が競売にかけられた時、2ギルダー30セントで競り落とされました。のちにこれがフェルメールの作品であると認められると、世界で最も有名な作品になりました。
*マウリッツハウス美術館のオーディオガイドより引用
ちなみに、2ギルダー30セントとはほぼ1万円だそうで、入念な修復がされた現在取引されるなら150億円と言われているのだとか。 -
この作品が修復された時、唇にハイライトが加えられたと、TVの特集で知りました。
今回、そのハイライトも確めたくて間近で観たところ、確かに左端(向かって右端)に小さな白いハイライトが見えました。遠目にみると、光を受けてるいるように見えますが、チョンと短いハイライトを入れることも光を表現する技法のひとつだとわかりました。
朝一番で入場したおかけで、ゆっくりこれらの絵を眺めることができて、幸せでした♪ -
「子供の髪をとかす母(シラミ取り)」ヘラルド・テル・ボルフ (1652-53年)
母親が子供の髪の毛を注意深く分けながら、シラミを探しているところだそうです。子供は我慢強く頭をいじられるのを耐えています。この子は実は男の子なんだそうです。当時の子供たちは、6歳まで男の子もスカートを履いてエプロンをしていたのだとか。説明がないと、女の子が髪を整えてもらっているようにしか見えません。
子供は口びるを固く閉じ、頰を赤らめ、また遊びに戻れるのをじっと待っています。私たちは母と子の間で日常的に行われる親密な儀式を垣間見ています。
*マウリッツハウス美術館のオーディオガイドより -
「手紙を書く女」ヘラルト・テル・ボルフ (1655年頃)
ヘラルト・テル・ボルフ(Gerard ter Borch)は、オランダ黄金期の画家。
ある女性が手紙を書いている様子が描かれています。 -
フェルメールが生きた時代のオランダは、「オランダ黄金時代」と呼ばれるほどに栄え、多くの市民家庭が中流、またはそれ以上の暮らしをすることができたそう。
商業の発展に伴い郵便制度も発達、識字率の高いオランダでは手紙やラブレターのやりとりが流行。一般家庭の女性が手紙を書いたり読む場面がよく描かれるようになったのだとか。
女性に焦点が当たり、とても真剣に書いている姿がに興味がひかれ、思わず見入ってしまいました。 -
この絵は、ヘリット・ダウ(Gerrit Dou)の「若き母親」"De jonge moeder" なんだそう。
光が窓から大きな部屋に差し込み、お針仕事をしている母親、かごに入った赤ちゃんに焦点が当たり、これも引き込まれるような綺麗な作品でした。 -
室14 日常生活 ヤン・ステーン
このふざけている人たちを描いたのは、ヤン ステーンです。
ヤン・ステーン(Jan Steen)は、17世紀のオランダ絵画黄金期に活躍した風俗画家で、この絵は「As the Old Sing, So Pipe the Young」と題されたもの。
ステーンは諺をよく絵画にしていたそうで、これは「老いが歌えば、若きは笛吹く」いう諺を表しているそうです。「この親にしてこの子あり」というような意味で、子供は大人をまねるので気をつけるようにということのようです。
具体的には、左に座っている女性は胸元を大きく開け、グラスに酒を注がせています。右には父親が笑いながら子供にパイプの吸い方を教えています。(この父親はステーンの自画像なのだとか)このようなだらしない大人を描くことで、反面教師として、こんな風にはならないようにと警告を与えているのですね。 -
「The life of man 」 ヤン・ステーン(1665年頃)
この作品も、宿屋で子どもから大人までいろんな人が好きなことをしている様子が描かれていますが、絵の中に教訓(道徳)が隠れているんだそうです。
よく見ると、牡蠣を食べている人がいますが、牡蠣は17世紀当時、媚薬として人々に広く好まれ、性的な暗示を含んでいるそうです。 -
左下には、少女が牡蠣に何かをかけている様子が・・・。
この絵が一枚の絵としても成立するような、精緻な描写がなされていますが、こんな子どもたちのいる中で、大人たちの不道徳なことが展開されているのです。
きっと「こんなことをしたらあかん!!」という大人に向けてのメッセージなんでしょうね。 -
そしてもう一つ、よく見ないとわからないのですが、屋根裏部屋の方をみると、三角の隙間があって・・・そこに少年がいて、頭蓋骨の横で、少年がシャボン玉を吹いています。人生は素晴らしいものかもしれないけど、最後には泡となって消えてしまうものだ。楽しいことには終わりがあるという教訓を込めているそうです。
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「牡蠣を食べる娘」 ヤン ステーン(1658頃)
若い美しい女性が、生牡蠣に塩をかけながらこちらを見つめ、意味深な笑みを投げかけています。この絵も単に食事中の女性を描いているのではなく・・・奥の部屋に女性を買う客がいるとのこと。この女性の職業を皮肉っているのでしょうね。 -
この美術館は私邸だったところを美術館にしているため、一つ一つの部屋は大き過ぎず、見やすい感じがしました。
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この美術館には、人物画、静物画、風景画、いろんなオランダ絵画が約800点の作品が展示されているとのことでした。
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2階に上がったところを再び。赤茶色の壁がとても印象的です。
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室9 レンブラント室です。
これは、よくレンブラント・ファン・レインの自画像として登場します。
17世紀ヨーロッパを代表するオランダの巨匠、レンブラント。とても精緻な筆使いとダイナミックな明暗を得意とし、「光と闇の画家」などと呼ばれています。
ライデンで生まれ、十代の頃から才能を発揮し、若くして成功したのち・・・私生活での不運や経済的困窮を経験しながら、自画像を数多く残しました。
この「自画像」はレンブラントが描いた最後の自画像とされ、老境に入って、様々な人生経験を物語るかのような表情が見どころで、顔が力強い筆触で表現されています。 -
レンブラント「羽根飾りのついた帽子をかぶる男の肖像」とその左にあるのが・・・
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「首あてをつけたレンブラントの自画像」(模写)1629年頃
これは長い間、自画像だとされてきたのですが、弟子が23歳の時のレンブラントの自画像を模写したものだそうです。レンブラントの自画像のオリジナルはNurembergにあるのだとか。 -
これは、見るべき1枚の絵でした。レンブラント・ファン・レイン「テュルプ博士の解剖学講義」1632年
レンブラントの名声を確立した最初の傑作で、1632年におこなわれたアムステルダム外科組合主任解剖官ニコラス・トゥルプ博士の公開解剖学講義を記念し、アムステルダムの外科医たちの肖像を描いたものだそう。 -
レンブラントは、モデルの外科医たちを動きのあるポーズで捉えました。
ちょうど、腕を解剖している最中で、博士以外の人の興味津々の表情がそれぞれ違っていて真剣に説明を聞き入っている様子が描かれています。 -
これも名画「シメオンの賛歌」です。
救世主を見ることなく死ぬことはないと知らされたシメオンが、幼子イエスこそ待ちこがれた救世主であると悟り、賛歌を歌う場面を描いた作品。 -
薄暗い室内を照らす劇的な光のなか、幼子イエスを抱きかかえて歓喜の表情を見せるのがシメオンです。
この絵を描いた時、レンブラントは25歳でまだライデンに住んでいました。でも同じ年、彼はアムステルダムに引っ越し、より大きな肖像画なども描くようになったそうです。 -
この絵は弟子、アーレント・デ・ヘルデルが描いた「シメオンの賛歌」です。レンブラントの絵とはシメオンが座る位置が逆で、またシメオンを含めて3名と幼子イエスが描かれているだけです。
光がシメオンとマリア、幼子キリストを照らし、頭を垂れ祈りを捧げるマリアをシメオンの前に配置して・・・シメオンの天に向けた眼差しは救世主の到来を感謝しているように見えます。 -
2階に上がったところの反対側です。
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この赤茶色の壁に、有名なフランス・ハルスによる「笑う少年」が展示されていました。
くしゃくしゃ頭で目を輝かせて笑う少年が描かれています。フランス・ハルス(Frans Hals)は、17世紀のオランダ、レンブラントと同時期に活躍した大画家。 生涯を肖像画にささげたのだそうです。 -
室2 フランドルの巨匠たち1
17世紀のフランドル絵画が展示されています。
この絵は「コレクターの展示室」ヴィレム・ファン・ハーフト(Willem van Haecht) (1630年 )。
室内を飾っているのは、すべてフランドル・ドイツ・イタリアの実在する絵画だそうです。彫刻も有名な古代ギリシャ・ローマ時代の作品。
とても面白い作品で、例えば、右下の画中画は・・・ -
マセイスの「両替商とその妻」ですよね。←知ったかぶりをしてしまいました。思い出せなくて、検索して、思い出したのでした。
このような名画がいっぱい描かれている「コレクターの展示室」と題された作品でした。 -
室3 は、フランドルの巨匠たちⅡ
この部屋は、17世紀フランドルの絵画が展示されています。
この頃はまだ、宗教画を依頼するカトリック教会が重要な顧客でした。
この絵はルーベンスの「聖母被昇天」(下絵)です。(1625年頃)
17世紀のバロック絵画を代表するフランドル画家、ルーベンス。この作品は、アントワープ大聖堂を飾る祭壇画の下絵として描かれたものです。モデロと呼ばれるこのような下絵は、前もって発注者に出来上がった絵の全体像を見せるために描かれたのだそうです。
ルーベンスは、聖母マリアの被昇天を螺旋状の動きのある構図で描いています。下絵とはいえ、完成された素晴らしい作品でした。 -
ヤン・ブリューゲル1世とヘンドリック・ファン・バーレン「四季の精から贈り物を受け取るケレスと、それを取り巻く果実の花輪」1621-22年頃
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室8 黄金時代 初期
16世紀末、オランダはプロテスタント国家になり、画家たちはカトリック教会からの制作を依頼されることがなくなりました。彼らの次なる顧客は、1600年以後次第に裕福になっていった市民でした。
新しい顧客は、新しい芸術を求めました。目に見える現実世界の日常的な主題を扱った絵画。オランダの風景画、静物画、日常生活の一コマとしての風俗画といった、新たな絵画分野の時代が到来。このようにしてオランダの絵画の黄金時代が始まったのだそうです。 -
これは、アンブロシウス・ボスハールトによる「花瓶の花」(花瓶に生けた花束)です。(1618年頃)
お花の絵はどれも好きですが、この絵は特に惹かれました♪
調べてみると、ボスハールトは1年にわたって異なる花をスケッチし、この絵の中で再構成したのだとか。同じ季節に咲かない花も一緒に30種類もの色鮮やかな花が活けられ、大変正確に描かれているということでした。 -
この冬の絵は、ヘンドリック・アーフェルカンプの「氷上の遊び」。
アーフェルカンプは、オランダで初めて冬景色を専門に描いた画家なんだそうです。耳が不自由であったため、「カンペンの静かな人」と呼ばれたそうです。
この絵に描かれているのは、氷の上の遊びというオランダ特有の風習。氷の上で、人々はスケートをしたり、ソリに乗ったり、「コルフ」と呼ばれるアイスホッケーに似たゲームに興じています。 -
近づいて観ると、大変細かく描写されていました。多くの人が描かれていますが、それぞれがスケートをしたり、アイスホッケーに似たスポーツをしたり、動きのある姿で精緻に描かれていました。
時間がたっぷりあれば、もっと観るべき作品があったと思いますが、フェルメール以外はあまり時間をかけずに見てまわったのでした・・・。 -
マウリッツハイス美術館を出て、裏側のホフ池(ホフフェイファの池)側に出てきました。
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奥にはビネンホフの上院の建物が、池の右には並木道が見えていました。
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こんなところにフォトスポットがありました。
額縁の中に入って、池の風景と一緒に写真に収まる仕掛けですね! -
マウリッツハイス美術館~ビネンホフをパノラマで・・・。
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ホフ池の横の並木道です。
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遠くに見える塔は聖ヤコブ教会の鐘楼でしょうか。
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池越しに静かに佇む『ビネンホフ』の姿です。まるでお城のようですね。
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『エッシャー美術館』に行こうと歩いていたら、可愛い寄せ植えの花飾りがありました♪
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可愛い花々の後方に。像らしきものが・・・。
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この像は何か検索すると・・・
19世紀自由主義政治家ヨハン・ルドルフ・トルベッケ(Johan Rudolph Thorbecke)氏の像のようです。 -
ヨハン・ルドルフ・トルベッケ氏(1798-1872)はハーグに住んでいた政治家で、 1848年、彼はオランダの憲法の改正案を起草し、国王に与える権限を減らし、オランダの州務長官に与える権限を増やすようにした人なのだそうです。
それにしても、この像は政治家の像とは思えないのですが・・・。 -
並木道を歩いて数分、『エッシャー美術館』に着きました。
この建物は、以前オランダのエマ王妃の冬の宮殿だったところだそうです。ハーグの公共の建物で元の王宮の雰囲気が残っている宮殿はここだけだとか。 -
エントランスを見上げたところです。
マウリッツ・コルネリス・エッシャー(Maurits Cornelis Escher)は、1898年6月17日オランダ北部の都市レーワルデンにて生誕。オランダを代表する版画家で、だまし絵(トロンプ・ルイユ)の分野で世界一の知名度を持つアーティストです。
エッシャー美術館には、エッシャーのよく知られた150点以上の版画、エッシャー・コレクションの中から選ばれたグラフィックな作品、平面充填が用いられた作品などが展示されているということでした。 -
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開館時間:11:00ー17:00(月曜日休み)
入場料:大人 10ユーロ
ここでもHOLLAND PASSを使用し入場しました。
写真左は、入場時もらったパンフレットですが、この美術館の概要が書かれた裏面に有名な作品が印刷されていて、ポスターとして使えるようになっていました。 -
その裏面のポスターはこの作品でした。作品名:「滝」(1961年)
汲み上げられた水が滝となって流れ落ちるのに、その水がまた上へと上がり、また流れ落ちる。。。エンドレスの世界です!これがよく見るエッシャーのだまし絵の代表作ですよね!
"実現不可能な図形"のだまし絵で、よく見ると、柱の立ち方がおかしいのがわかります。これに似た"だまし絵"もよく見かけますが、面白いとは思いながら、特にそれ以上の興味はなく、調べたこともありませんでした。ハーグの観光情報を見ていたら、『エッシャー美術館』があったので、良い機会だと思い訪れることにしました。 -
『エッシャー美術館』に入ると・・・
まず、王家の別宅であっただけに、吹き抜けの玄関ホールに、装飾が美しいらせん階段が姿を表し、ハンス・ファン・ベンテムがデザインしたシャンデリアや、ドナルド・ユッド設計の寄木細工、といった王家にふさわしいインテリアが目に入ります。 -
階段の踊り場の上に、「写像球体を持つ手」が映像で映し出されていました。
この絵の中で、エッシャーは鏡の球体を手にし、本人と周りの景色の写り込みが描かれています。エッシャーの作り出す不可思議な世界です。だまし絵も面白いですが、この球体に映り込む不思議の世界もとても面白いと思いました。 -
展示室に大きめのバッグは持ち込めないというので、地下のロッカーに入れたあと、各展示室を見ていきます。
エッシャーは土木技術者の息子として生まれました。エッシャーは父にならって少年の頃より土木技術を学びます。学業は振るいませんでしたが友人とリノリウム版画を始めその頃より画家としての才能を示しました。
続いて父の勧めで建築を学び始めます。しかしまもなく同じ学校で装飾美術を教えていたS.J.メスキータに見出され、彼のもとで装飾美術を学び始めました。
2年の修業の後、独立したエッシャーはしばらくして結婚し、妻の両親と住むためイタリアのローマに住み始めます。この頃のエッシャーはローマの風景をモチーフに多くの版画を制作しました。
イタリアで戦争の機運が高まると、1935年にエッシャーと家族はスイスに移り住みます。しかしスイスの雪景色に嫌気がさしたエッシャーはスペインに旅行をします。そしてアルハンブラ宮殿でアラベスクの装飾を見たことで、大きな影響を受けました。
その後エッシャーは1937年にベルギーに移住した後、1941年にはオランダに帰国し、残りの人生をそこで過ごすこととなります。 -
館内にはエッシャー自身の写真も含め、作品がテーマごとに展示されていました。
大変多くの作品が展示されていたので、見たことがある作品や特に面白そうな作品を選んで見ていきました。 -
これは「バベルの塔」(1928年)です。
ブリューゲルの「バベルの塔」とは全く違っていて、立方体と直方体の組合せの塔になっています。
*真正面からだと、光の写り込みがあったので、横から撮影。 -
各部屋には、ユニークな形のシャンデリアが取り付けられていました。
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これはアンブレラですね!
このように、ところどころに作品を眺めながら休憩できるスペースがありました。 -
「Cycle」(1938)
立体の人間がいつの間にか立体の一部になり、そしてそれが平面になり、回転して行く・・・不思議なリトグラフでした。 -
これもとても面白い「階段の家」という作品で・・・
"実現不可能な図形"で描かれただまし絵で、多くの「でんぐりでんぐり」が階段を上下して移動しています。「でんぐりでんぐり」は、人間の足みたいな脚が6本ついていて、歩くうちに丸まってタイヤみたいになる、エッシャーが生み出した架空の生き物だそう。 -
「婚姻の絆」
描かれているのは、エッシャー自身と彼の妻イエッタと言われています。 「2人の愛を、終わらない帯としての結びついたイメージ」として描いたそう。 -
吹き抜けのシャンデリアです。見るアングルによって、見え方が変わります。
ここから見ると、<パレットと筆><地球儀>の形が良くわかりました。 -
この部屋には、なんと髑髏のシャンデリアが下がっていました!
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1928年春、エッシャーはイタリアに旅行して28点の素描を制作し、そのうち6点をリトグラフで再制作しているそうです。エッシャーはイタリアを愛し、スイス人の妻イエッタと出会ったのもイタリアだったとか。
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これはイタリアのアマルフィーを描いた作品:「アマルフィー海岸のアトラニの眺望」です。これはだまし絵ではなく、風景を描いたリトグラフですね!
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これは「見晴らし台」(物見の塔)という作品。
見る者を混乱させる作品ですが、「柱の配置がおかしい」ことに気づけば"実現不可能な図形"のだまし絵だとわかるとか。
*これも含めていくつかの解説は<闇の美術館>というサイトを参考にさせてもらいました。
確かに、真ん中の2本の柱がねじれてますよね~ -
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これは「球面鏡のある静物」という作品。
エッシャー自身が、「鏡に映った自画像」になっている。小さな彫刻は「シームルング」というペルシャ神話の鳥で、球面鏡にも映っている。「静物画」と「アトリエを描いた自画像」を合体させた一枚だとか。
球体に映り込む絵ってとても面白いと思います。 -
これは「出会い」という作品で、同じポーズの「白い人」と「黒い人」が回転し、最後に握手をしています。
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「バルコニー」(1945年)
このリトグラフは、マルタ島の景色を描いた「だまし絵」だそうで、とても面白いと思った作品の一つでした。
中央部分が円形に膨らんでいるため、周囲の光景が圧縮されて、バルコニーがある部分が風船のように見えます。 -
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三つの球体Ⅱ(1946年)
これはもともと3つの球体が並んでいるのですが、光が入って見えにくかったので、メインとなる球体だけの写真になりました。
これもエッシャー自身が球体に映り込んでいますね!元の部屋はどうなっているのか、想像するのが面白いです。 -
これも"実現不可能な図形"のだまし絵の一つ、「相対性」という作品です。
三つの世界の住人は、お互いの存在に気づいていないのだそう。。。 -
上昇と下降 (Ascending and Decending)
一見、昇り続けているようでその階段は下っているように見えるリトグラフ。一体どうなってるの??
"ペンローズの階段"(90度ずつ折れ曲がって、永遠に上り続けても高いところに行けない階段)と呼ばれる三次元では表現不可能な図形が使われているのだとか。 -
この部屋のシャンデリアは花瓶の形ですね。
-
吹き抜けのホールの天井はこのようになっていました。
周囲は昆虫?が描かれたステンドグラスがはめ込まれた窓で囲まれていました。 -
その下は・・・これはリボンの形ですね。
-
さらに下を見下ろしたところです。
3階にはいろんな錯覚が楽しめる参加型の展示もありました。エッシャー作品が好きな方は一日ここで楽しめるかもしれません。私は、このあとの予定が詰まっていたので、3、40分ほどでエッシャー美術館をあとにしたのでした。 -
駅に戻る途中、面白い飾りの建物がありました^ ^
-
この2つの高層ビルも目立っていました。
-
そのビルの下には、運河が流れていて、癒しのスポットとなっていました。
-
デン・ハーグ中央駅まで戻ってきました。
このあと、ロッテルダムまで戻り、前日、中に入れなかったマルクトハルを訪れ、そしてそのあと、この日宿泊するデルフトに向かったのでした。
ハーグには、もっと他の見どころがあったと思いますが、マウリッツハイス美術館とエッシャー美術館の2カ所だけの訪問でも満足できる街だったと思いました♪
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この旅行記へのコメント (18)
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- Sennen**さん 2020/12/09 22:43:36
- こんばんは
- チューリップの季節にアムステルダムに行きたかったんですが、今日全部読ませていただいてロッテルダムと美術館はぜひ行きたいと思いました!スマホ買い換えようかと思ってます。ありがとうございました。
- akikoさん からの返信 2020/12/10 16:19:35
- RE: こんばんは
- Sennenさん
オランダ・ベルギーの旅行記を全部読んでくださったのですね♪ロッテルダムはあまりツアーには含まれない街ですが、ユニークな建造物がいっぱいあり魅力的なところでした。美術館もほぼ写真が取れますし、有名な絵画も間近で楽しめると思います。ぜひお訪ねくださいね。
スマホは最近のものなら夜景が綺麗に撮影できると思います。買い替えされるなら、じっくり検討してからにしてください(*^^*)
akiko
-
- カッツェさん 2019/08/01 21:28:42
- はじめまして♪
- akikoさん、はじめまして。
カッツェと申します。旅行記に投票いただき、ありがとうございます。
akikoさんの、デン・ハーグやデルフトの旅行記、とても楽しく読ませていただきました。次はオランダにいきたいな~と思ってるので、参考にもなりました。
美しいデルフトの朝や夕暮れ時を見てみたいと思っています。
また、お邪魔します。
よろしくお願いします。
カッツエ
- akikoさん からの返信 2019/08/01 23:59:00
- RE: はじめまして♪
- カッツエさん、メッセージをありがとうございます♪
カッツエさんは昨年オーストリアへ行かれたそうですね。
ハルシュタットは私も大好きな場所なんです。
次はオランダが旅先の候補なのですね?
私の場合、オランダはヒートホルンに行きたいから始まった
旅ですが、旅してみて、どこも観光に力を入れていて、
観光しやすくてとても好感が持てました。
デルフトに行かれるなら、朝早起きして街歩きをしてみてね。
とっても素敵な景色や光景が見られると思います。
オランダの旅行記が少しでも参考になればうれしいです。
ぜひまたお立ち寄りくださいね。
akiko
-
- milkさん 2019/07/29 23:33:29
- 詳しい解説が嬉しい♪
- akikoさん、こんばんは☆
マウリッツハイス美術館は私もフェルメールが見たくて行きました!
朝一番だと、貸し切りなのですね。
私が行った時は人で溢れていました...。
「真珠の耳飾りの少女」の前は大混雑なのに、「ディアナとニンフたち」の前には誰もいなくて、みんな有名な作品にしか興味ないのかしら?と思いましたが(^_^;)
オーディオガイドを借りていたのですね!
絵のひとつひとつに詳しい解説をありがとうございます。
レンブラントの自画像の模写、言われなかったら本物だと思うくらい忠実ですね。
ルーベンスはやっぱり素敵...。
もう一度行きたくなりました。
エッシャー美術館も楽しそうですね!
どのお部屋もシャンデリアが可愛いです☆
街中にあんな素敵なアーケードがあるのを知りませんでした。
オランダに行く時にはまたデルフトにも行かなくちゃ!
milk
- akikoさん からの返信 2019/07/30 09:25:04
- RE: 詳しい解説が嬉しい♪
- milkさん、こんにちは☆
milkさんもマウリッツハイスに行かれたことがあるのですね!
朝一番に行くと、混んでいなくて、しかも2階のフェルメールルームに直行すると、私の場合4、5分くらい独り占めできました。徐々に人は増えましたが、それでもそれほど多くはなかったので、行くなら朝一番ですね!
> オーディオガイドを借りていたのですね!
実はオーデオガイドはスマホのマウリッツハイスの公式アプリ(無料)で聴くことができるんです。わざわざ足を運ばなくても、アプリを入手すれば、日本語も一部の作品に対応していて、もちろんフェルメールの作品は音声で聴けます。よかったら、試しにアプリ入手してみてね。
> レンブラントの自画像の模写、言われなかったら本物だと思うくらい忠実ですね。
> ルーベンスはやっぱり素敵...。
> もう一度行きたくなりました。
マウリッツハイスは大き過ぎず、名画が揃っているので、半日でもいいので絵をじっくり鑑賞してみたいところですね。
> エッシャー美術館も楽しそうですね!
> どのお部屋もシャンデリアが可愛いです☆
エッシャー美術館はエッシャーの世界を堪能できます!こんな発想どこから??と驚きの連続でした。インテリアも素敵で、ここも機会があればぜひ行ってみてくださいね。
> 街中にあんな素敵なアーケードがあるのを知りませんでした。
ビネンホフから歩いて行けるところにありました。開店前だったので、ショップには入りませんでしたが、綺麗なアーケードでした♪
オランダは、誰にも"芸術を楽しんでください"というような姿勢が感じられて、素敵な国だなって思いました(*^^*)
akiko
-
- ぎっちゃんさん 2019/07/15 00:20:03
- デンハーグ
- akikoさん これだけ詳しい旅行記書いてくださってありがとうございます。
これだけのものを旅行記として書くのは とっても時間がかかったでしょう?
大作になりましたね。
私は デンハーグに2泊して ライデン デンハーグと回りました。
先にakikoさんが 行ってくださったら よかったなあ~と今思っています。
マウリッツハイス美術館では スマホでガイドを聞けると思って借りなかったら
うまく聞けず オーディオガイド借りたらよかったなあ~と後悔です。
朝一番ではなかったせいか 私の行った時は もう人がいっぱいでした。
でも ゆっくりと 絵に近づいて細かい部分ごとに写真写せたので 大満足です。
真珠の耳飾りの少女とデルフトの眺望のポスターを買ってきて 家で額に入れてかざっています。
エッシャー美術館のすぐ近くの黄色い建物のインデスホテルに泊まったんですよ。
私の泊まった時は まだ 並木道の木々は 葉っぱがなくて 寒々としていましたが
akikoさんが行かれた時には もう青々としていて 綺麗ですね。
私も すぐにライデンを書かなくては・・・
- akikoさん からの返信 2019/07/15 22:12:01
- RE: デンハーグ
- ぎっちゃん、引き続きありがとう〜〜
ハーグでは、マウリッツハイス美術館をメインに、しかもエッシャー美術館まで訪れたものだから、つい観た作品をたくさん含めてしまいました。普段お目にかかれない作品ばかりだったので、忘れないように説明なんかも書いたりして、かなり長くなりました(⌒-⌒; )
ぎっちゃんは、デンハーグに2泊されたんですね。エッシャー美術館の近くのホテルだったとか。いいですね!
> マウリッツハイス美術館では スマホでガイドを聞けると思って借りなかったら
> うまく聞けず オーディオガイド借りたらよかったなあ〜と後悔です。
マウリッツハイス美術館のスマホアプリのことですよね?私はスマホに美術館公式のアプリ2つを入れ、事前に人気作品のオーディオガイドや説明を軽く見ておきました。まだスマホに入れたままで、旅行記書く際も参考にしたんですよ。
> 朝一番ではなかったせいか 私の行った時は もう人がいっぱいでした。
> でも ゆっくりと 絵に近づいて細かい部分ごとに写真写せたので 大満足です。
朝一番でないと、ダメみたいですね〜 人気の美術館ですものね。それでも、日本で行われる展覧会ほどではなく、写真も撮れるから、満足ですよね。
> 真珠の耳飾りの少女とデルフトの眺望のポスターを買ってきて 家で額に入れてかざっています。
良い思い出になりますね!!ぎっちゃんは木製チューリップの花束も飾られてましたよね。実は、私も買ってきて、窓辺に飾ってます(*^^*)
> エッシャー美術館のすぐ近くの黄色い建物のインデスホテルに泊まったんですよ。
> 私の泊まった時は まだ 並木道の木々は 葉っぱがなくて 寒々としていましたが
> akikoさんが行かれた時には もう青々としていて 綺麗ですね。
4月初めはそんな状態だったんですね。とても立派な並木道で、歩いていても気持ちがよかったです!
お忙しいなかメッセージどうもありがとうございました♪
akiko
-
- るなさん 2019/07/14 15:02:33
- ロイヤルなデン・ハーグ
- akikoさん、こんにちは♪
梅雨らしいお天気の東京です。鬱陶しいわぁ...
ヨーロッパって鉄道網が発達しているので旅しやすいなぁってつくづく思います。もちろん遅延やらストやらと問題もないわけじゃないけれど、やっぱり旅人にはわかりやすくていいですよね。他のエリアに行くとそれを強く感じますよ(苦笑)
そういえばオランダも女王の国。英国と同じなんですよね。
そういう目線で見たからかわかりませんが、このデン・ハーグはロイヤルな空気感で英国に似ていると感じたのは私だけでしょうか?(;^ω^)
「真珠の耳飾りの少女」
私にとってはフェルメールの作品と言えばまずこれが浮かびますね。
1万円が150億??????ひぇぇぇ~想像外の価値へとなった作品ですね。
私は最近、美術館とか博物館系に行かなくなってしまいました。どうもこうじっくりと見据えることが出来なくなっていて。いつかまたそんな時が来たらオランダを再訪してみようかな?(笑)
エッシャー美術館は作品よりもシャンデリアに目がいってしまいましたよ(笑)
様々なモチーフのこんな可愛らしくも豪華なシャンデリアは見たことないかもぉ!!
そうそう、先ほどベッキーツアーの旅行記をUPしましたが、akikoさんの名前をいっぱい出させて頂きましたのですみません(苦笑)
お時間ありましたら遊びに来てねっ!
るな
- akikoさん からの返信 2019/07/14 22:20:37
- RE: ロイヤルなデン・ハーグ
- るなさん 、こんばんは〜^ ^
せっかくの3連休というのに、大阪も雨が降ったりやんだりの悪天候です。
確かにヨーロッパは鉄道で旅しやすいですね!オランダも思ったより小さくて、例えばロッテルダムーデルフト間は約12分、デルフトーハーグ間は約15分と短時間で移動できたので、とても楽でした。所変わればで、交通機関が整っていないところもたくさんあるのでしょうね〜
> そういえばオランダも女王の国。英国と同じなんですよね。
> そういう目線で見たからかわかりませんが、このデン・ハーグはロイヤルな空気感で英国に似ていると感じたのは私だけでしょうか?(;^ω^)
るなさんの言われる通り!ハーグの別名は”ロイヤルシティ”と呼ばれるそうで、第一の都会のアムステルダムより王室があるロンドンに似ているのかもしれないですね。
> 「真珠の耳飾りの少女」
> 私にとってはフェルメールの作品と言えばまずこれが浮かびますね。
一番の代表作ですよね。この作品は見つかった時はかなり損傷を受けていたらしく、たった1万円くらいの値段で取引されたんですって。それがマウリッツハイス美術館に遺贈され、きちんと2度修復されて今の絵になったということで、フェルメールが生きていた当時より人気が確立している今、売り出されたなら150億ほどの値がつくのだとか。
> エッシャー美術館は作品よりもシャンデリアに目がいってしまいましたよ(笑)
> 様々なモチーフのこんな可愛らしくも豪華なシャンデリアは見たことないかもぉ!!
エッシャー美術館はもっとじっくり見ればよかったと今になって思います(>_<) シャンデリアも調度品も王室の館だったというだけあって、洗練された物のなかには可愛らしい物もあったりして見応えがありました。それに加えてエッシャー作品もイタリアやスペインを思わせる風景画なんかもあり、知らないエッシャーの世界があったんです。飛ばし飛ばし見たのがもったいなかったです〜〜。
秘密のコッテージツアー編、 大好きな場所をもう一度眺められて、とってもうれしかったです♪♪
akiko
-
- はんなりさん 2019/07/12 11:54:22
- デン・ハーグで美術館巡り勉強になります
- akikoさん
こんにちは(^^♪
絵になるデン・ハーグの佇まいでのマウリッツハイス美術館、
エッシャー美術館での絵画の詳しい説明に何度もスクロールし
「なるほど!」「そうなんや」などと
まるで美術館にて鑑賞している気分になってしまいました。
だいぶ前になりますが京都でのフェルメール展での興奮が蘇りました。
心癒される不思議な魅力のフェルメールの青にも虜になっています。
絵心もないのに美術館巡りが好きで昨年のハワイ オアフ島でも
美術館巡り(^^;
居ながらにして楽しませて頂きました。
- akikoさん からの返信 2019/07/12 20:55:43
- RE: デン・ハーグで美術館巡り勉強になります
- はんなりさん、こんばんは♪
マウリッツハイス美術館もエッシャー美術館も、おっしゃるように美しいハーグの街に佇む素敵な美術館でした。
丁寧に見ていただいたようで、、、
> 「なるほど!」「そうなんや」などと
> まるで美術館にて鑑賞している気分になってしまいました。
とてもうれしい感想でした(*^^*)
でも、旅行記でも触れましたが、私自身精通しているわけではなく、お借りした情報が多いんですf^_^;)
> だいぶ前になりますが京都でのフェルメール展での興奮が蘇りました。
私もそのフェルメール展かどうかわからないですが、「地理学者」が出品されていた展覧会を京都まで観に行きました!
> 心癒される不思議な魅力のフェルメールの青にも虜になっています。
フェルメールブルーって高貴な色で、魅かれる色ですよね〜
> 絵心もないのに美術館巡りが好きで昨年のハワイ オアフ島でも
> 美術館巡り(^^;
オアフ島でも美術館巡りをされたんですね。きっとハワイの地域ならでは作品もあって、興味深かったのでしょうね。またお邪魔させてくださいね〜
メッセージをありがとうございました♪
akiko
-
- cheriko330さん 2019/07/12 00:26:34
- デルフトの眺望 ☆°*・・☆°*
- akikoさん、こんばんは~☆彡
デン・ハーグといえばマウリッツハイス美術館が一番に浮かびますが
雅子様のお父様もいらした国際司法裁判所や国際機関が多くあるのですよね。
事実上の首都だって知りませんでした(--:)
本物のハウステンボス宮殿もあり、そういうことだったのですね☆
フェルメールは大好きな画家です。日本人にファンが多いですよね。
今回の旅行記は、なかなかの大作で保存版にしたいです。akikoさん、
すご~い☆*°
いつか行きたいと思っている、マウリッツハイス美術館に行く時に
再度じっくり読んでから行きますね(^_-)-☆
「デルフトの眺望」と「真珠の耳飾りの少女」は特に大好きなんですよ♪
「真珠の耳飾りの少女」は以前に確か、横浜で見ました。
拡大してくださり、詳しい説明に今回初めて知ることばかりで、恐れ
入りました。
エッシャーの絵は、ハウステンボスへ初めて行った時に知りました。
パッサージュでウィンドウショッピングも良いですね(*'▽')V
デルフトで「デルフトの眺望」が書かれた場所も行かれて、じっくり
絵を見た後なので、さぞ感慨深かったことでしょう。
その時の旅行記もまた、楽しみです✨☆
cheriko330
- akikoさん からの返信 2019/07/12 20:15:00
- RE: デルフトの眺望 ☆°*・・☆°*
- cheriko330さん、こんばんは☆
先日はお庭の可愛いバラを見せてもらいありがとうございました♪
ハーグって事実上の首都だというのに、あまり知られていないですよね。
私自身もマウリッツハイス美術館と国際司法裁判所くらいしか知らなくて、cherikoさんがこの間行かれたハウステンボスも、今回初めて本家がハーグの近くにあると知りました。
> フェルメールは大好きな画家です。日本人にファンが多いですよね。
> 今回の旅行記は、なかなかの大作で保存版にしたいです。akikoさん、
> すご〜い☆*°
私もフェルメールが好きで、毎回関西に来る展覧会は観に行ってます。でもこの旅行記はcherikoさんが言ってくれるような"すご〜い"ことはなく、ほとんどお借りした情報でまとめたものなんです(笑)
> 「デルフトの眺望」と「真珠の耳飾りの少女」は特に大好きなんですよ♪
ちょうど両方ともマウリッツハイスで見た作品で、紹介できてよかったです(^^)♪ 私は『地理学者』や『天文学者』なんかも好きです。
> エッシャーの絵は、ハウステンボスへ初めて行った時に知りました。
ハウステンボスでエッシャー展が開かれていたそうですね。それから去年生誕120周年で日本各地で「ミラクルエッシャー展」が開催されたみたいですね〜。
> デルフトで「デルフトの眺望」が書かれた場所も行かれて、じっくり
> 絵を見た後なので、さぞ感慨深かったことでしょう。
そうでした!自己満足でしかないのでしょうが、「世界一美しい風景画」と絶賛する人もいるという作品のオリジナルを見てみたかったのと、その景色の場所はどうなっているのかも興味があって・・・(^_-)-☆
> その時の旅行記もまた、楽しみです✨☆
いつもホントにありがとう〜〜(#^.^#) 頑張って旅行記作ります。
akiko
-
- あまいみかんさん 2019/07/11 23:49:15
- まるで展覧会に来ているような旅行記!!!
- akikoさん、こんばんは。
10数年前、マウリツハイス美術館で「デルフト眺望」に出会った時、
ただただその美しさに驚いたのを思い出しました。
フェルメールって凄い!!
こんなに美しい絵があるのか。
神技だわ~。
「真珠の耳飾りをつけた少女」の絵も、akikoさんの旅行記の中と全く同じ場所に
飾られていました~。
レンブラントやハルス、オランダを代表する画家達の名作も沢山撮って下さって、
美術館の内外のしつらいも見れて嬉しいですね。
エッシャーってオランダの画家だったのですか~。
子供が小さい頃、この人の絵本をよく一緒に眺めたものです。
もと宮殿の美しい室内にあるシャンデリアの形が、ユニークで、キラキラですね。
どこからこんな発想出てくるんだろう・・・・って思いますね。
エッシャーの作品とお互いを引き立て合ってる。
アマルフィーの写真とかリトグラフの入り組んだ迷路のような長い石段のある
景色を見てそのヒントを得たりしたんでしょうかしらん・・・なあんて。
デン・ハーグはお伽噺に出てくる街のようだな~っと思ったのを、
鮮やかなお写真をみているうち、ハッキリと思い出しました。
ビネンホフ、国会議事堂のガイドツアーにも参加しました。
その後に行ったマウリツハイス美術館が素敵過ぎで時間を忘れ
、平和宮ガイドツアーの予約時間に遅れそうになり、トラムさえ待ち難く、
「走れメロス」のように死ぬ程走ったのも懐かしい。人生でこんなに急いで
走ったことは後にも先にもありまっせ~ん!!
それは・・・・朝一番に平和宮に行ったものの、ここは予約してないと
入れないとのこと・・・
だったけど、門番さんが、「ここへ電話してみて」って小さな紙切れを渡して
下さったのを頼りに、すぐさま、近くのカフェから電話して「お昼からなら~」
の予約を下さったものだから・・・。
今のように携帯のない時代のお話。
テレフォンカードはあれど公衆電話は見つからず。
今でも、門番の方に感謝で、す。
平和を願って建てられた内部は、各国の威信をかけた贈り物の数々。
入り口近くにはロシアの巨大な緑色石の瓶彫刻(というのかどうか)。廊下の窓にはフランスが贈ったステンドグラス。広い裁判所のお部屋には敷き詰められた精密なイランの絨毯。「日本の間」と名付けられた会議場には西陣の綴れ織りの百花繚乱な壁布(大きい面なので、その時はそう思ってたけど、屏風だとか)。
そのお部屋には、中国の大きな壺も飾られていて、案内の方が、椅子の背には
各国の紋章があるとの説明。
日本人は私一人でしたが、外国の方も、つくづくと緻密な日本の(あり得ないほどの
時間のかかった)贅を尽くした絹の壁布を見ていて、ほんと、なんだか誇らしかった・・・で~す。今から思えば、伊藤若冲の花の絵を髣髴とさせるような。
だけど、その後、経済事情により、建物の残り半分位は、装飾されない、学校の校舎みたいな殺風景な風情だった・・・です。
よくヨーロッパで、華麗な教会をみた後で、全てが取り去られて何らの装飾もない
教会をみるような・・そんな感じでした。
そんなこんなをakikoさんの旅行記を見ながら思い出しました。
駅もすごく近代的で、パッサージュも綺麗なのがあるのですね。
このように微に入り、細に入ったお写真たちは
人生の宝物になるなあ~っと心から思いました!!!
少ない時間の中で、こんなに吸収できるakikoさんて、ほんまにスゴイわ~!!
楽しませて頂きました。
ありがとうございます。
あまいみかん
- akikoさん からの返信 2019/07/12 18:18:51
- RE: まるで展覧会に来ているような旅行記!!!
- あまいみかんさん、こんにちは♪
みかんさんはマウリッツハイス美術館にも行かれてたのですね!
その時に「デルフトの眺望」をご覧になられて美しさに驚かれたとのこと。
今はフェルメールの展覧会があったり、ガイドブックが出たりして、フェルメール作品を知ることが容易にできますが、十数年前は、ほとんど情報がなかったのではないですか?先入観がなく、ご覧になって、その美しさに感動されたのですね!やはり本物は絵の具が塗り重ねられているタッチまで見えますし、実際に隅々まで精緻に描かれているのを見ると、本当に感動しますね。
エッシャーのことですが、私もオランダ出身だと知らなかったんです。だまし絵が有名で、ユニークで面白いとは感じてましたが、特に興味を持って調べたことがなくって・・・。おっしゃるように、どこからこんな発想出てくるんだろうって思ってました!
> アマルフィーの写真とかリトグラフの入り組んだ迷路のような長い石段のある
> 景色を見てそのヒントを得たりしたんでしょうかしらん・・・なあんて。
きっとイタリアの景色もそうでしょうし、スペインの景色、特にアルハンブラ宮殿での体験(幾何学的文様のアラベスクを模写していたそうです)などからヒントを得たり、影響を受けたのでしょうね。
> デン・ハーグはお伽噺に出てくる街のようだな〜っと思ったのを、
> 鮮やかなお写真をみているうち、ハッキリと思い出しました。
おとぎ話に出てくるような中世の街並みがずっと変わらず保存されているって、素敵ですね。
みかんさんは国会議事堂も平和宮もガイドツアーで中をご覧になられたのですね!!距離はかなり離れているのに、「走れメロス」のように、爆走されたんですか!すご〜〜〜い!それほど、どちらも両方魅力があって観たかったということですよね〜
特に平和宮のツアーでは、苦労の末、見学がかなったとのこと。門番さんの親切も含めて忘れられない思い出だったんですね。
> 平和を願って建てられた内部は、各国の威信をかけた贈り物の数々。
いろんな国の極上の名品が置いてあるのですね。どれも聞いているだけで、素晴らしいものだと想像できます。とりわけ西陣の綴れ織りの百花繚乱な屏風は、他の国の名品を凌ぐ素晴らしいものだったと知りうれしかったです。日本にいると気づきませんが、海外で日本の素晴らしさがわかると、誇らしくなってうれしいですよね!
> 駅もすごく近代的で、パッサージュも綺麗なのがあるのですね。
デン・ハーグ中央駅は近代的でしょう。構内が広くて、迷いそうになりました。駅自体が(赤・青・黄という三原色を使用し黒のアウトラインが特徴の)モンドリアンのデザインがたくさん見られると聞いていたのに、急いでいて見そびれてしまいました。
> このように微に入り、細に入ったお写真たちは
> 人生の宝物になるなあ〜っと心から思いました!!!
長い旅行記にお付き合いいただいて、もったいない言葉までかけてもらって、本当にありがとうございました♪
akiko
- あまいみかんさん からの返信 2019/07/12 22:59:00
- デルフト眺望って世界一美しい風景画って言われてるんですか~!!
- 1999年 京都市美術館で「手紙を読む女性」を見ましたが、
特にフェルメールって意識したことなし、フランドルの画家 ねって位。
2000年 大阪市立美術館に「青いターバンの少女」(って呼ばれでた)
その他、いくつかフェルメール作品が来日。券があるから行かない?
って友人に誘われて。そこで初めて、世界に35点くらいしか作品が
ない、有名な画家だと知る。
大行列。今から思うとスゴイ作品が来ていたのに、私の反応は
「ふ~ん」。やっぱ、タダ券だと有難味を感じないのか~?
オランダに行く機会ができ、ならばと「マウリツハイス美術館と」
「アムステルダム国立美術館」へとなったのでした。
そこで、「デルフト眺望」と衝撃の出会いをして、疑り深い私は
世間の人が騒ぐだけのことはあるわ・・・っと、それ以降
「フェ」って目にするだけで、反応を見せるようになったのでした。
2004年 神戸市立博物館で「画家のアトリエ」
2005年 兵庫県立美術館で「恋文」
2007年 東京の国立新美術館「牛乳を注ぐ女」(アムスで
見れなかったのが残念で。其のころ大騒ぎになったような)
2008年 東京都美術館で、7点のフェルメール作品展示。
日本でこれ程の作品が展示されるのは最初で最後であろう
という触れ込みに、またもや東京に出掛ける。
2009年 京都市美術館に「レースを編む女」来日。
同年、ルーブルに行ったら、確かに京都へ貸し出し中?っと
貼りだし有り。
天文学者はちゃんとあったので初鑑賞。
2012年 ルーブルにて隣り合った2作品に再会。
2015年 ウィーン憧れの美術史美術館で「絵画芸術」と再会。
2019年 大阪市立美術館で、まとまったフェルメール作品を鑑賞。
こう振り返ってみれば、混雑はするけれども、世界の名品を
鑑賞できる機会に恵まれていることの幸せを思うのです。
月日の流れるのは、速い!!
お忙しいakikoさん、サラっと流して下さいね。
それにしても、東京には世界の名品が集まりますねエ~~~。
あまいみかん
- akikoさん からの返信 2019/07/13 17:55:16
- RE: デルフト眺望って世界一美しい風景画って言われてるんですか?!!
- みかんさん
やはり、マウリッツハイス美術館を訪れたときは、それほどフェルメールを調べて行かれたのではなかったのですね。
それで、「デルフトの眺望」と衝撃の出会いだったのですね!私は正直言うと、風景画ってもっとスケールの大きくて美しい作品がたくさんあるので、「デルフトの眺望」が本当に世界一美しいと評する人がいるほどの素晴らしい作品か、確かめたい気持ちがありました。
本物を見ると、やはり・・・美しかったです。雲の切れ間から射した光が街の右側だけに当たっていて、特に新教会や右の街並みが光を受けていて、雑誌などで見ていたのと違ったように思えました。
今年、大阪に来たフェルメール展にもいらしたのですね。私も行きました。すごい人でしたね!写真も撮影不可でした。そのことを思うと、マウリッツハイスで、名画中の名画を少しの間独り占めできて、写真も撮ることができたのは、なんて幸せなことだったんだと、今しみじみ思います。
旅に出ることで、このような名画に出会えて、絵の見方も知ることができて、やっぱり旅はいいですね!
akiko
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旅行記グループ 水辺の美しい景色を求めてオランダ&ベルギーへ
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