トルコ周遊10日間のツアー旅⑳

2019/05/29 - 2019/06/07

砂糖祭の影響で行程表の日程を入れ替えながら、
いよいよ、2日間のカッパドキア観光がスタートです。

エリア カッパドキア(トルコ)

• 旅行の満足度: 5.0

この日は8時30分出発。

これまで7時台の出発だったので、かなりゆっくり出来ました。
ガイドさんにくっついていくワンちゃん。

CCRの敷地内には、
ゆっくり景色を眺められるスペースがたくさんありました。

プールサイドとかもいいな。

出発してすぐ、こんなお家がいくつも見えてきます。

今日の1か所目はお宅訪問で、
洞窟住居に実際に住んでいるご家庭を訪ねます！

家の中は撮影禁止。
ココへ住んで4代目というご家族にチャイをいただきながら、
色々とお話を聞かせていただきました。

洞窟住居の室内は17～23℃くらいで快適だということや、
カッパドキアでは12、13歳頃からトルコ絨毯を織ること。
3枚織って、1枚は自分用。
1枚はお嫁に行く時にお姑さんへ。
もう1枚は売ってお嫁入りの支度金にするそうです。
そして、最近では織らない子も増えているそうです。

また、国の施策もあり洞窟住居は、
どんどん観光客用のホテルになっていて、
このあたりでは一般家庭はもう6世帯しかいないとのこと。

1時間ほどの、貴重な家庭訪問でした。

出発して10分ほどで続いてのスポット。

ギョレメ野外博物館です。
ギョレメ、とは見えにくいという意味だそうです。

いつもの入場チケットです。

いつもの入場ゲートです。

洞窟内での説明は禁じられているので、
案内版の前でガイドさんが説明して下さいます。

4世紀頃のこと。
ローマ帝国の迫害から逃れたキリスト教徒によって作られた教会群。
修道院としての機能もあったようです。

当時の人々は読み書きが出来ないから、フレスコ画にして聖書の内容を伝えた。
受胎告知、キリスト生誕、
最後の晩餐やキリストの処刑などが描かれているそうです。

8世紀にはイスラム教の迫害に遭い、壁画に描かれた人の目を削られたので、
壁画によっては目がないものもかなりありました。

描かれている壁画にちなんで、
リンゴの教会やヘビ（悪魔を意味する）の教会、
サンダルの教会などがあり、
内部は撮影禁止で、係員がそれぞれおられます。

中は狭いので混雑を避けるため、
1人1か所3分くらいの滞在を目安に見学していきます。

教会の入り口には縦横が同じ長さのギリシャ正教の十字架が。

こんなものや、

こんなものも。

今ではこんな風にインスタ映えスポット。
きっといいことなのだ。

すごく高い場所にも窓があったりします。

迫害から逃れ、
キリスト教という信仰を守り伝えながら暮らした当時の面影を感じながら、
人の顔や目が削られた壁画に恐怖も感じました。

信仰心とは人間にすごいことをさせるものだなぁ、と思います。

敷地内の一番高い辺りから。
ぐるりと教会に囲まれて。

入場ゲートに戻り、
近くのお手洗いやミュージアムショップを見て、
11時前くらいに少し離れた駐車場へ歩きはじめます。

駐車場へ向かう途中、ガイドさんが
「ここにも1つ教会跡があるんですが、誰もいません。
こんなことは珍しいです。良かったら見てみて下さい」と。

トカリ教会というみたいです。

ココも中は撮影禁止なので、表の案内版の写真。

中に入ると、壁一面がブルー！
とってもキレイな壁画が残っていました。
これは必見です。

駐車場を出発してすぐ、気球の操縦練習風景にも出会いました。

このあとは、少し走ってトルコ絨毯のお店へ行きます。