今年のホタル　　デジタルホタルに騙されるな・・・？

2019/06/06 - 2019/06/06

毎年、中伊豆にホタル観察に行ってるが、今年は天城湯ヶ島のホタル祭りの「ボランティアのお付き合い」で、そちらにもお邪魔した。

デジカメになってホタル写真は簡単になったが、何だかインチキ臭い・・・？

エリア 天城湯ヶ島温泉(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

天城湯ヶ島では毎年ホタル祭りが開催されているが、温泉街のど真ん中なので関心は無く、一度も行ったことがなかった・・・養殖モノっぽいし。

今年は同級生がボランティアスタッフをやるというので、無理やり付き合わされた。

え～・・写真はダメなんだ！？

ホタルを見に来て、こんな細かい説明を読むヤツもいないとは思うが・・薄暗いし。

ホタルが飛び始める19時前には各自持ち場に向かう。

写真禁止ということだったが、じゃぁボランティアスタッフの活躍の様子でも撮って上げよう・・・と、一応何時ものデジイチは持った。

会場付近は、当たり前だが真っ暗。

道案内をしたり、灯りを持ってきた方に「点けないでね～」って注意するのがスタッフの役目らしい。

私はデジイチを下げたまま見学。

な～んだ、大したことない無し「撮影禁止」でも、何のストレスも感じなかったのだが、スタッフのひとりが「ストロボや三脚を使わなければ撮ってもいいですよ・・」だって。

そう言われちゃったんじゃ「ありがたく撮らせて頂く」のも礼儀かな。

歩行者用の橋の手摺の上にデジイチを乗せて撮った。

重たい見学者が歩くと、微妙に振動が伝わるので長時間露光は難しい。

右下にぼんやり橋の手摺が写ってるから、どんな状況で撮影したか分かると思う。

これは左下ね。

10枚くらいの明暗比較合成だが、星の軌跡が歪んでいるのが分かる。

魂が飛んで行って、狩野川に飛び込んだので、これで終了。

さて、続いては6月6日。
毎年行ってる中伊豆の某所だ。

例年は友人家族を誘ってBBQをやりながらの見学。一杯やった後の写真撮影となるのだが、今年は初めて「ひとりで来た！」　だから酒抜きの撮影となる。

食事はこんなに質素だ！
しかもクルマの中。

考えてみれば、一杯やらずにホタル撮影…って初めて？？
おお、どんな素晴らしい写真が撮れるんだ！

と思ったら、天気は今イチ・・・しかも月明かり。

南の空は星が見えてたけど、電信柱豊富だし。

デジカメでのホタル写真は、露光時間15秒くらいのコマを何十枚も撮って（デジカメがやってくれる）　それを明暗比較合成（パソコンがやってくれる）で１枚の作品にするのだが、フィルム時代のホタル撮影と比べたら、超簡単超綺麗。

な～んて調子にのてやると、こんな「いかにもインチキっぽい」写真の出来上がり！

で、同じデータから、こんな風に「もっともらしいホタル数」に調整することも出来る。

還暦過ぎのオヤジには、これってズルくない？って思うのだが「死ぬまでに見たい世界の絶景」的な写真集を思えば、このレベルの「盛り具合」が当たり前なのが最近の「デジタル写真」なんだよね。

そんな理由で、写真にすると「ホタルって増えたの？」って思われるかもしれないけど、デジタルホタルが増えただけで、アナログホタルは確実に減ってます。

カメラの目の前を飛ぶと、こんな写真に。

表紙の写真は、左の電信柱を避ています。

ここまでは愛用のフルサイズのデジイチで撮ってます。

参考までに、私が愛用してるキャノンのG1Xmk2という、ミラーレスデジカメ並みの大きなコンデジ？の「星空モード」ってヤツで、シャッター押すだけデジカメ任せで撮ってみました。

もちろん、このカメラでも「例の技」を使えば、もっとホタルが写るのでしょうけど、カメラ任せでもこれだけ写るよ・・・って参考になれば。

三脚は絶対に必要だけどね。

回転寿司でラーメン食べて帰った。

こんな夜中？・・・22時に自分で運転してるなんてことは滅多にない。

隣のアパートの部屋・・・猫飼ってたんだ。

この旅行記へのコメント （4）

• くろねこだりゅんさん 2019/06/23 09:08:03

  蛍の光

  なん十年も前に今の場所に引っ越して来たときに初めて見たのです。
  そのときは人魂が出た‼って思いましたが蛍だったのですよね～開発が進んですぐいなくなっちゃいましたが…
  やはり水のキレイな伊豆の山は蛍の数が凄いですね
  あの独特の黄緑色の光、久しぶりにみてみたくなりました。
  どの対象物も写真は難しいです。

  ほいみさん からの返信 2019/06/23 20:22:37

  RE: 蛍の光

  そうなんですか。都会？住まいだったんですね。
  私は網戸にホタルがとまったり、家の中に入って来ることも珍しくなかったです。学生の頃はまだけっこういたのですが、20年くらい前からまったく見られなくなりました。
  
  ホタルって不思議な生き物で、完全無欠の清流では繁殖できないんですよね。若干の生活雑排水が混じった水が好きみたいです。だから山里にいるのかな。
  
  ホタルの写真は、デジカメの性能に左右されちゃうんですよね。

• ミータさん 2019/06/20 21:28:40

  蛍雪時代（という受験生向け雑誌を知っていますか）

  昔の人は蛍の光で勉強したということですが、
  デジカメ露光時間15秒間、明暗比較合成写真くらいの明るさなら、
  本を読むことも可能に思えます。
  実際に蛍の光で勉強しようとしたら、何百匹いても難しいと思います。
  
  蛍や星空写真はほいみさんの独断場ですね。

  ほいみさん からの返信 2019/06/20 22:54:33

  RE: 蛍雪時代（という受験生向け雑誌を知っていますか）

  今だったら、ホタルをそんなに集めたらヤフーニュースで叩かれちゃいますね。やっぱ時代はLED。
  
  
  蛍雪時代は「ちょっと頭が良さそうな」イメージでした。高一時代とかもありましたね。今でもあの手の雑誌？はあるのかなぁ。私は「子供の科学」を高校生まで愛読してました。
  
  スマホ写真に差を付けられるのは「夜の写真」です。
  
  ほいみ