世界遺産 比叡山延暦寺巡拝チケットでお得に日帰り旅～瑠璃光院の青もみじに感動! 京都in→滋賀outで比叡山を堪能した1日♪

2019/05/31 - 2019/05/31

4トラのトラベルマガジンで見た京都の瑠璃光院の素晴らしすぎる青もみじに魅了され、どうしても行きたくなりました!　

京都と言えば、昨今インバウンドの影響でどこに行っても外国人観光客ばかりであまり行く気が起こらない…という感じですが、この瑠璃光院にはどうしても行きたいと思いました。　めっちゃ遠い山奥にあるのかと思いきや、そこまで京都の街中からも離れてないのに静かな時間を過ごすことが出来ました。　めちゃくちゃ混んでるというのは色々なクチコミを見て知っていたので出来るだけ空いてる日を狙うべく、平日の金曜日に有休を取って行くことに。

せっかく1日有給休暇を取ったので、瑠璃光院だけに行って終わってしまうのはもったいない!ということでまたまたマニアックな計画を立てました。　今まで、滋賀側からしか行ったことのなかった比叡山に、京都側から上り、延暦寺などを見学した後、滋賀側に帰ってくるという壮大な(笑)プラン。　ちょっとでもお得になるような乗車券があったら良いな…と思って調べてみたら、京阪で私のプランに見事に合致するチケットも発見!　…ということは、結構需要がある移動パターンなのかな^^;

この日は曇り時々雨の残念なお天気で、山の上からの景色を見るには残念な感じでしたが、メインの目的でもあった瑠璃光院では、晴れているよりも曇ってるくらいのほうが良い写真が撮れると言われた通り、満足の写真が撮れました!

エリア 八瀬・大原・貴船・鞍馬(京都)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

平日に有給休暇を取得してのお出かけ♪　

京都の瑠璃光院にどうしても行きたくて計画しましたが、それだけで終わってしまったらもったいないので、1日フルに使って比叡山を楽しむ計画を立てました。　ちょうど私のプランに合致したお得なチケットが京阪で発売されていて、迷わず購入。　ちなみに、公共交通機関のみを使って行くとしたら、紅葉の時期はバスなどが激混みで思うように観光できないかもしれないのでこのチケットは買わなかったと思います。

JR山科駅まではICOCAで移動して、京阪山科駅で↑のお得なチケットを購入したので、そこからはずっとこのチケットが使えるルートを通っての移動です。　夜に京阪石山駅に戻ってくるまで一切、交通費は別途かかっていません!

京阪山科→京都市営地下鉄(御陵-三条京阪)経由→出町柳→八瀬比叡山口という感じでサクサク移動。　初めて乗る叡山電鉄では、観光列車"ひえい"に偶然乗れちゃいました♪

叡山電鉄 乗り物

観光列車"ひえい"に乗れたのは嬉しかったけど、めっちゃ混んでるしー!　おそらく終点の八瀬比叡山口駅までこの混雑は続くのかな?って思ったら、意外にも修学院駅で結構たくさんの人が降りて途中から座れました。　後は、宝ヶ池駅でも、鞍馬方面に向かう人たちが降りて行ったし。　

叡山電鉄終点の八瀬比叡山口駅に到着!　レトロな駅舎が素敵ですね!

八瀬比叡山口駅 駅

観光客だらけの京都の街中からそこまで離れていないのに、何でしょう、この自然豊かな感じは?!

↑の川を渡った後は、川沿いを歩いていきます。　平日だからか、そこまで人はいないですね。

目的地の瑠璃光院に到着。　まるで空港や遊園地のようなロープが張ってあるのにビックリ!　今日は平日なのでそこまで混んでないけど、週末はこんなに混雑するってことでしょ?!　やっぱり平日に来たのは正解だったのかも。

入場制限というか、建物内にそこまでたくさんの人が集中しないように調整しているのか、5分ほど待たされました。　ちなみに、瑠璃光院のこの風情のある門構えは帰りはもっと空いていたのでその時に撮影しました。

ちなみに、瑠璃光院の拝観料は2000円!!　高い!と思いますが、それだけ期待度も上がります。

元々は高級料亭だった瑠璃光院。　植えられた木々といい、石橋といい、風情があります。　まだあまり知られていないからか、そこまで賑やかなアジア諸国の観光客がいないのも良いですね。

1番キレイなのは恐らく紅葉の時期でしょうが、青もみじのこの時期も十分キレイです!

日本庭園はちゃんと手入れされているのでキレイでした。　この場所から紅葉の時期に同じ角度で写真撮りたいなぁ♪

写経っていうのに生まれて初めて挑戦。　お経に関しては、薄文字で書いてあるのをなぞるだけですが、昔、書道を習っていた頃を思い出しながら書きました。

初めての写経を楽しんだ後は、瑠璃光院に来た最大の目的の場所へ。

訪れた全員がこの部屋でカメラを構えています。　土日は人ももっと多いだろうから殺気立ってるのかもしれないですが、平日はちゃんと譲り合って比較的平和な雰囲気でした。　この部屋、立って上から見ると、フツーの和室なんですが…。

座って、和室に置かれたピカピカの黒いテーブルに目線を合わせると・・・こんな奇跡的な景色を見ることが出来、スマホカメラでもこんな写真が撮れちゃうんです!!　もちろん一眼レフとか持っていったらもっと素晴らしい写真が撮れたかもですが、修理中で手元にナイので、コンデジとiPhoneのカメラのみで臨みましたけど、やっぱりスマホのカメラのほうが優秀なんですよね、いろいろな意味で。

瑠璃光院 寺・神社・教会

角度を斜めにしてもう1度!

紅葉の時期の美しさはもっとすごそうですが、上手に写真撮れる自信がないので、まずは青もみじの時期に練習に来た感じです。　

緑がこんなにキレイに撮れるのは、この曇り空だかららしいです。　晴れてると、光っちゃうから…。

1Fに下りて来て、お抹茶を楽しむ人たちを横目に・・・

先ほどのテーブルと同じくらいピカピカに磨かれた床板に反射した青もみじを一生懸命撮る私…。　何気に先ほどのテーブルにスマホ置いて撮影するよりも、体勢的にキツイ(笑)。　でも、ここで撮った写真のほうがお気に入りです。

画になる風景とはこういうのを言うのかな。　窓枠が額みたいになって、ちょっと素敵な日本庭園を描いた絵のようです!

お経をあげていました。

ショップでは、外国人観光客が喜びそうな和風な柄の文房具類がたくさん売ってました。　

御朱印集めが流行り始めた頃には、既に日本国内色々と旅行に出かけていたので、今更御朱印を集め始めるのもね…と思って御朱印帳は持ってない私ですが、そのお寺によって御朱印も色々ですよね。　

その場で直筆でダイナミックに書いてくれるお寺から、ハンコを押しただけのお寺まで…。　

この瑠璃光院では、募金箱にお金を入れて、御朱印の書かれた紙を自分で御朱印帳に貼り、日付も自分で書く感じでした。

瑠璃光院を後にし、川沿いを歩いてきた道を戻りますが、朝と同じ叡山電鉄には乗りません!　叡山ケーブルの乗り場にやって来ました。

昭和な雰囲気漂う、ケーブルカー乗り場です。　

ケーブル八瀬駅 駅

最近は、どこでもこういうアニメキャラ見ますね。

規模は全然違うけど、富山に行ったときに乗った立山ケーブルカーを思い出します。

叡山ケーブル・ロープウェイ 乗り物

ちゃんとメンテナンスされてるから安全なのはわかっているんですけど、古いケーブルカーなので、上ってる途中でワイヤー切れたら…ってことをどうしても考えてしまいます(爆)。

途中からはロープウェイに乗り換えます。　この建物もなかなか昭和のにおいがします^^　

ロープウェイの出発を待つ間に、瓦投げを体験できます。　環境にやさしい、時間が経つと土にかえる瓦だそうです。

あの丸いワイヤーの中を瓦が通ればラッキーとか?!(別に何ももらえません)

周りでtryしてる方がいましたが、距離がビミョーで届かない!って言ってました。　

さて、そろそろロープウェイに乗りましょうかね。

予想よりも小さなロープウェイでした。　紅葉が見頃の週末とか、めっちゃ混みそう…!

ロープウェイの乗車時間は3分。　比叡山頂に向かいます。

空は比較的明るいけど、厚い雲に覆われています。　青空だったらさぞかしキレイだったでしょうね!

曇り空が嬉しかったのは最初に行った瑠璃光院だけで、その後に訪れた所は全て、青空の方がキレイな場所ばかり!　まぁ、全てを叶えるのは難しいよね…。

初めて訪れた、ガーデンミュージアム比叡。　今朝購入した比叡山延暦寺巡拝チケットを提示したら、200円割引で入場できました。　ちなみに、ガーデンミュージアム比叡に入らない場合は、ミュージアムの脇の道をずーっと歩いて行くと、比叡山内シャトルバスの乗り場があります。　

陶板絵画が至る所に飾られています。　絵画のイメージに合うように花々が植えられているようです。　

アポロチョコみたいでカワイイ(笑)

曇り空ではあったけど、目一杯明るく撮れるモードにして、琵琶湖をパチリ!　遠くに琵琶湖大橋も見えます。　

琵琶湖 自然・景勝地

ここにも、陶板絵画に合わせた感じの花壇が!　なかなかキレイです。

平日という事もあり、ほぼ貸し切り状態なんです。

花の庭を見学しようと思ったら、ちょっと雨が降って来ました…。　念のため持っては来たけど、折り畳み傘は使いたくなかったのになぁ～。

この時期はバラが咲いてるわけでもなく、ちょっと物足りない感じ…。

ガーデンミュージアム内のカフェに入って休憩することに。　

クレームブリュレ味のケーキとアイスカフェラテ、美味しく頂きました!　リーズナブルだったのも嬉しい。

カフェ・ド・パリ グルメ・レストラン

この花のオブジェはなかなかキレイで、前に置かれたベンチに座り、花をバックに写真を撮ってる団体も見かけました。

睡蓮の庭…との事ですが、ここはちょっと絵画のイメージとはかけ離れた感が…。　

確かに隅っこに睡蓮は咲いていたんだけど、あまりにも周りが草ボーボーで…。

ネモフィラ!　久しぶりに見たな。

ガーデンミュージアム比叡 美術館・博物館

香りの庭では、色とりどりの花がセンス良く並んで植えられていました!

プロヴァンスゲート側から出ました。　

カフェでの休憩時間を除くと、バス停に移動するまでの通り道として、ゆっくり30分くらいかけて歩いて移動しただけですが、なかなか楽しいお散歩時間になり、たくさんの花に癒されました。　

こちらのバス停から次なる場所へ移動します。

私が購入した、比叡山延暦寺巡拝チケットのパンフレットにも同じ地図が描かれていますが、日帰り旅としてはちょうど良い距離なのかもしれません。　

都会に行くときは電車ですが、今日のような田舎(山を含む)を回る時は最近は専ら車でドライブという事が多いのですが、たまにはこのようにお得なきっぷを使っての旅も良いものですよね。　

平日、しかも桜や紅葉などのピークシーズンというわけでもないので、バスは全て時間通りの運行で、空いてて快適でした。　

比叡山内シャトルバス 乗り物

比叡山内シャトルバスに乗らないとこのチケットの元は取れないので、今日は今までに訪れたことのなかった延暦寺の横川と西塔にも足をのばすつもりです。

この道は、紅葉が見頃の時はさぞかしキレイだろうな…でも、渋滞も凄いのかな、やっぱり…。

比叡山頂から1番遠い、横川にやって来ました。　結構な距離を乗ったとは思うけど、それにしてもバス代が760円というのにはビックリ!　比叡山延暦寺巡拝チケットがなかったらこのバス代だけでも大変～!　

雨が降ったり止んだり…。　でもまぁ、雨のおかげか、緑がキレイなのが良いですね。

この木1本だけ、一年中こういう色なのか分かりませんが、紅葉していました。

今までホームページやパンフレットの写真でしか見た事のなかった横川中堂に、ようやく来ることが出来ました。　延暦寺に初めて行ったのは2015年の紅葉の時期ですが、東塔にしか訪れた事がなかったので、お天気は悪かったですがこの日やっと来られて嬉しいです!

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

横川中堂の鮮やかな朱色が映えます。

お天気が悪くてもなかなか風情があってステキだった、この遊歩道を歩いてみましょう。

右手の指3本をあげたこのお地蔵さん、比叡山ではここだけではなく、延暦寺会館の庭でも見かけるようです。　

毎年比叡山にて開催されている、青少年教化活動に参加する研修生の3つの誓いを表したお地蔵さんとのことです。　

遊歩道を歩いた先には、鐘楼がありました。　

もう少し先の四季講堂まで行きたかったのですが、バスが30分に1本で、西塔まで行く事を考えて今日はここまでで引き返します…。　

竜ケ池も、紅葉の時期に再訪したいなと思うような感じでした。

再び比叡山内シャトルバスに乗り、西塔まで移動してきました。　ちなみに、バスは580円。　

ちなみに、比叡山ドライブウェイを車で走る場合は、もっと高いです!　紅葉の時期以外で、親が滋賀に遊びに来た時に車でドライブするのもなかなか良いかな?って思いましたけど、通行料を見て唖然…。　親と一緒に来る場合でも、バスかな…。

お地蔵様が彫られた灯籠ってなかなか珍しい?!　写真はちょっと暗いですが、新緑とともに…。

この鳥居を中心とするこの景色も素敵でした。

チケットのパンフレットの表紙写真にもなっていた、延暦寺西塔の常行堂・法華堂を合わせた、にない堂。　右奥にちょっとだけ見えますが、何故か常行堂の方しか写真撮ってなかった…!　せっかく西塔まで行ったのにー!

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

延暦寺に現存する最古の建築物でもある、釈迦堂。　

釈迦如来にちなみ、釈迦堂と呼ばれているそうです。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

西塔の本堂にあたります。　もとは三井寺の園城寺の金堂でしたが、秀吉が文禄四年(1595年)に西塔に移築したそうです。　国重要文化財に指定されています。

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

西塔からまたバスに乗り、延暦寺バスセンター(東塔)へ。　ここには何度も来た事あります!　もう何度も見学したからスルーしようかな?とも思ったのですが…、2016年より大改修が始まった根本中堂の見た目がガラリと変わってる!!と思い、結局貴重な大改修の様子を見学しに行く事にしました。

大改修する為に、根本中堂をすっぽり覆う小屋が建てられていて、改修のあらましが分かりやすいように写真や絵とともに解説されています。　

どこの部分がどのように傷んでしまったから修復が必要という事もきちんと説明されていました。　改修中で本来の根本中堂を見られないのは残念!という方もいらっしゃるとは思いますが、個人的には今じゃないとみられない特別な姿を見学出来たりするので、改修中に敢えて訪れるのも十分アリだと思っています。　

内部は1か所を除いて写真撮影不可。　屋根部分の葺き替えの様子のみ写真撮影可でした。　こんな巨大な足場が組まれた根本中堂もなかなか貴重な姿!

比叡山延暦寺 寺・神社・教会

最後に、延暦寺会館に立ち寄ります。　

延暦寺会館 宿・ホテル

1階にあるカフェ、れいほうにて梵字ラテを飲みたい!と思っていたのですが、夕方5時で受付終了(カフェ自体は営業してます)で、飲むこと出来ず残念!

坂本ケーブルの時間に合わせて、そろそろ帰ろうかな…と思っていた頃、辺りはまるで異国に来たような濃い霧に包まれました。

徒歩15分弱でケーブル延暦寺駅に到着。　

登録有形文化財の建物です。

ちなみに、延暦寺を観光出来るギリギリの時間帯までいたからか、坂本ケーブル内は、ほぼ延暦寺で働いている方だったらしく、車内では「お疲れ様です」の嵐。　ケーブルカーに乗って出勤ってなかなかカッコイイね!

坂本ケーブル 乗り物

ケーブル坂本駅に到着後は、京阪電車の駅までいつも歩くのですが(帰りは緩やかな下り坂なのでラクだし)、チケットが使えるし!という事で初めて江若交通バスに乗っちゃいます。　乗車時間、たったの2分ほどでしたが。

路線バス (江若交通バス) 乗り物

京阪石山坂本線に乗って帰りますが、途中ちょっと寄り道♪

京阪大津線 (京津線・石山坂本線) 乗り物

石場駅で途中下車して、大好きなパスタ屋さんに立ち寄ってディナーを頂くことに。　このお店はわざわざ来たい!と思うくらいパスタが美味しいお店です。　滋賀県内でここより美味しいパスタのお店に未だ出会ったことがナイくらい。

いつも1人での利用時はカウンター席しか座った事なかったのですが、この日は平日で空いてたこともあり、どこでもお好きな席へどうぞ…と言われたので、テラス席や琵琶湖が良く見える窓側のテーブル席にしました。　

うーん、やっぱりこのお店のパスタはどれを選んでも美味しい!　

アンチョビ なぎさのテラス店 グルメ・レストラン

デザートのティラミスも美味しく頂き、幸せ気分で本日の日帰り旅を締めくくります。　

京阪石山駅に戻って来ました。　途中、雨に降られたりもしましたけど、この日の目的はちゃんと全て達成出来て充実した1日を過ごせて楽しかったです。　普段、仕事してる日よりも全然アクティブに動きまくった、有給休暇の1日でした。

京阪石山駅 駅