2019/04/18 - 2019/04/18
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minaMicazeさん
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1年に一度だけ、4月18日に公開される「取手のさざえ堂」、「長禅寺・三世堂」に行きました。このさざえ堂は、外観は2層内部は3層の構造で、1層から3層へお参りしながら上がる人と、お参りし終わって3層から1層へ降りる人が、別の通路を通ることで交錯しないような作りになっています。貝のサザエから想像される二重らせん構造ではありません。右回りに三回匝って参拝する構造で、本来は三匝堂(さんそうどう)といいますが、おそらく参拝者の流れが二重螺旋に似ているので、通称で「さざえ堂」と呼ばれるようです。本来の二重らせん構造を持つのは、会津のさざえ堂と巣鴨のさざえ堂だけで、その他は、この長禅寺と同様の構造だと思います。
旅行記作成に際しては、現地の説明板、取手市教育委員会の資料、取手市のホームページ、関連するネット記事を参考にしました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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JR常磐線・取手駅にやってきました。進行方向に跨線橋(橋上駅舎)が見えるので、階段を上がります。
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上がってみたら、こちらは西口だけ。東口へは、この通路の先、一旦ホームへ降りて、ホームを約150m直進後、階段を降りてください、だって。分かり難いけど、使うのは地元の人だけで、たまに来る観光客などは、あまり気にしていないのでしょうか。
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という訳で、誰もいないホームを、150m歩きます。
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先ほどの通路の掲示板によると、このホームは常磐線各駅停車用のホームですが、使われるのは朝夕だけとのことです。
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初めての駅なので、こんなものなんでしょうか、とりあえず誰もいない階段を降ります。
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やっと出てきた取手駅東口です。
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西口側には大きなビルが見えるので、あちらが盛り場なのかもしれません。
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駅前広場から東側へ、路地を歩きます。
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すぐ突き当たります。前を歩く二人連れは右へ行きました。
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でも私は左へ歩きます。東口にもビルはありますが、こんな雰囲気です。
実は右へ行くのが正解だったのですが、これは後で気づきます。
写真中央の路地へ、右折します。 -
何となく夜だけ賑わっていそうな路地です。
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右側に小高い丘があって木が繁っているのですが、おそらくこの上が今日の目的地「長禅寺」だと思います。
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崖の下に沿って東へ歩いて行くと、右の丘の上にお寺らしき建物が見えました。間違いなさそうです。
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しばらく歩くと、スタッフらしい方が道端に立っていて、この坂を上がってください、と案内されました。鋭角にUターンして丘へ上がります。
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坂を上がりきると、左に墓地があり、奥に建物が見えます。
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どうも、裏から上がってきたようです。お堂の前には、20人くらいの人が集まっています。
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これが「取手のさざえ堂」のようです。
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皆さん、お堂が開くのを待っています。
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開くまでに少し時間があるので、山門の方へ行ってみます。
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山門は2階建てで、上が鐘楼になっています。
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山門は境内の南西にあって、山門の外はすぐに階段です。
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イチオシ
そうこうしているうちに、皆さんがお堂に入り始めました。
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年に一度の御開帳、4月18日は、百観音大祭です。
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正面内側の額には「三世堂」と書かれています。ここで間違いないですね。
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で、お賽銭箱の横で靴を脱いでお堂に上がるのですが、上がるとすぐ目前に観音様が並んでいます。
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イチオシ
開いてすぐなので、待っていた人が一斉に入り、けっこうな混雑です。
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象さんの上に乗っているのは(おそらく)お釈迦様です。天上天下唯我独尊の場面ですよね。
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お堂の外観は2層ですが、内部は3層です。1層には、坂東三十三か所観音札所のご本尊(の写し)が安置されています。
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イチオシ
1層の中央、厨子の中には「長禅寺」のご本尊である十一面観音が安置されています。
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順路は「コ」の字の内側を右から左へ、
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左端までお参りしたら、裏へまわります。
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内側から外側への、間の柱です。
上の額は、下総の人が、西国、秩父、坂東の百番を巡拝した後、明治20年に奉納したものです。
下の額は、平成16年に、「長禅寺・三世堂」が、茨城県の有形文化財に指定されたときの指定書です。 -
1層の「コ」の字の外側を右回りにお参りします。
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上の写真の突き当りに、2層から1層へ降りてくる階段があります。
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1層の「コ」の字の北の角を右へ進みます。
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1層の「コ」の字の外側、北東側の通路です。
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上の写真の突き当りを右へ曲がって、1層の「コ」の字の外側、南東側の通路を進みます。
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振り返ると、2層から1層へ降りる階段が見えます。傾斜が急で、踏面が狭いので、梯子のようですが、蹴上面が塞がっているので爪先が入らず、昇る時は要注意です。
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1層の「コ」の字の外側、南の端に2層への階段があります。写真では分かり難いですが、突き当りの手すりの手前の右です。
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1層から2層へ上がる階段です。見た目75度以上の角度です。
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2層の「コ」の字の南端に上がるので、「コ」の字の内側の右端からお参りします。2層は秩父三十四か所観音札所のご本尊の写しが祀られています。写真の右端が秩父一番、左へ順に続きます。
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2層の中央の厨子には、お釈迦様が祀られています。両脇に菩薩が置かれているので、釈迦三尊ですね。
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2層の南西側(正面)から、南の角方向です。右下の窓が、2層の正面の中央の窓です。
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2層の西の角の、3層から2層へ降りる階段です。
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2層の「コ」の字の外側、北西側の通路です。3層から2層へ降りてきた人は、通路中央の手すりの外側(写真の左側)を歩いて、突き当りの階段で1層へおります。(左奥の人は、2層から1層へ降りようとしています。)
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2層の北の角にある、1層へ降りる階段です。
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2層の「コ」の字の外側、北東側の通路です。
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2層の秩父三十四か所のうち、最後の三体(右から)32番、33番、34番です。
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角を南東側へ曲がるとすぐに3層へ上がる階段があります。(写真突き当りの手前を右に入る。)
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2層から3層へ上がる階段です。ここも急な階段です。柱の貼り紙は、ここまでが「秩父霊場」ということのようです。
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3層は窓が開いているので、外が良く見えます。
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3層の「コ」の字の内側を、右から順にお参りします。3層は、西国三十三か所のご本尊の写しです。
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西国第一番・青岸渡寺のご本尊・如意輪観世音の写です。
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3層の中央の厨子には、弘法大師が祀られているようです。
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3層の窓から見た山門です。
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3層の西の角に、3層から2層へ降りる階段があります。
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ここも急な階段です。
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3層の窓からの景色です。
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3層の「コ」の字の外側、北西側の通路です。
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3層の「コ」の字の外側、北東側の通路です。
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西国の観音様はここまでです。これで百一観音をお参りしました。
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3層の南東側の窓からの景色です。
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3層の南の角です。3層のお参りが済んだ人は、この先のロープの外側を歩いて行きます。
右手前に、2層から上がってきた階段(床に開いた穴)があります。 -
3層の南西側(正面)です。ロープの外側(左側)を歩いて、突き当り右の階段から2層へ降ります。
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イチオシ
3層の南西側の窓から見た景色(中央奥の建物は本堂)です。
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外側の回廊は立ち入り禁止です。
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3層から2層に降ります。
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2層の外側の通路を歩いて、突き当りの階段で1層に降ります。
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2層から1層へ降りる階段です。
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急な階段です。
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1層へ降りると、右側が出口です。
左に見えるのが1層の「コ」の字の外側、北西側です。外から入ってきたときは、奥の左から入ってきて、手すりの左を奥から手前に歩いてきて、手前左方向へ歩いて行きました。 -
出口から出て見上げた「三世堂」です。
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お堂の外に置かれた、参拝者の履物です。
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内部公開が始まってから、かなり時間が経っていますが、参拝者は途切れません。
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イチオシ
説明板によると、長禅寺は「大鹿山長禅寺」と号し、臨済宗妙心寺派、京都・妙心寺の末寺です。
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朱雀天皇の代、承平元年(931)に、平将門が勅願所として創建した、と伝えられます。
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将門没後、「御厨三郎吉秀」という人物が、ご本尊を秘かに守り伝えてきましたが、荒廃がはなはだしかったそうです。
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承久元年(1219)に、義門和尚を開祖として再興が計られたと伝えられ、
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「吉秀二十九代後胤織部時平」は、文暦元年(1234)に、将門の守り本尊で安阿弥(快慶)の作と伝えられる十一面観音像を安置するために「四間四面御堂」を建立し、寺の再興を計ったとも伝えられています。
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創建当時は旧大鹿村(現在の白山地区)にありましたが、江戸時代初めに水戸街道が整備され、取手宿が形成されると現在地に移転しました。
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慶安二年(1649)に、三代将軍徳川家光から朱印地五石三斗を賜り、以来、代々の徳川将軍から朱印地を賜っています。
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「長禅寺」は、勧覚光音禅師が開基した「新四匡相馬霊場八十八ヶ所」の発願・結願寺でもあります。
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長禅寺は、利根川に面した高台に位置する風光明媚なところで、取手八景や茨城百景のひとつにも数えられています。
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この後、この日に公開されている旧取手宿本陣(染野家住宅)を見学に行きます。
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南西側の階段(参道)の下にも「百観音大祭」の看板がありました。
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参道から出た直後、多人数の団体さん(と思われる人たち)が、階段を上って行きました。
( つづく )
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