曹源寺観音堂（さざえ堂）の修復工事は完了間近です_2017_来年の１月２日から拝観できるようです。（群馬県・太田市）

2017/10/26 - 2017/10/26

「日本三大さざえ堂」の一つ、太田市のさざえ堂は、一昨年(2015)の８月から保存修理工事が行われています。傾いた建物を建て起こし耐震補強を実施しているとのことで、今月末に完成する予定です。（太田市資料による）

久しぶりに朝から晴れて、綺麗な青空だったので、さざえ堂を見に行ってきました。

エリア 太田(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

太田市の「祥寿山曹源寺」にやってきました。曹源寺の本堂（＝観音堂）が「さざえ堂」です。

一昨年(2015)から保存修理工事が行われていて、最近まで、工事用の仮囲いに覆われていました。

今日は、その仮囲いもなくなっていて、綺麗に復旧された姿が見えています。

保存修理工事の完成予定は、今月(10月)末です。

太田市の資料によると、傾いていた建物を建て起こし、耐震補強を行いました。

土間部分を発掘し、礎石の下の基礎構造を調査しました。

屋根瓦なども新しくなったようです。

工事は１０月末に完了する予定ですが、山門の中央には「来年(2018)の１月２日までは参詣できません」と、掲示されています。
山門の右には「堂内の参詣は、１月２日より受付します」との小さな貼紙があります。
内部を見られるのは、それ以降ですね。

掲示されている工期が変更されていないので、予定どおり進んでいると思われます。

南側の道路です。

南側の道路と本堂（観音堂＝さざえ堂）との間には、工事用の仮設の建物がありましたが、西端の白い一棟を残して、きれいに撤去されています。

以前は、大きな樹が並んでいて、その下にお寺の倉庫のような建物がありました。

工事のために大きな樹や建物が撤去され、その後設置された工事用の建物も撤去されているので、南側からは、何の障害もなく本堂の全貌を見ることができます。

工事が終わった後、植栽工事などが施されるとすれば、このようなクリーンな姿を見られるのは今だけかもしれません。
外観からは、内部の「さざえ構造＝二重らせん構造」は、窺えません。

工事前までは「あじさい寺」と言われるほどに、周囲に多くのアジサイがありました。
工事完了後も「あじさい寺」として、われわれを楽しませてくれるほどに、多くのアジサイを植栽してくれるのでしょうか。

西門の向こうに、仮囲いのとれた本堂が見えます。

西門は、このままで良いと思いますが、どうなるのでしょうか。

西側から見た曹源寺です。本堂の屋根が、少しだけ見えます。

南側の道路を、西側から見ています。中央の奥に鐘楼があり、その左に五輪塔があります。この角度から見られるのは、今だけかもしれません。

西側から見た、水屋と鐘楼です。

鐘楼から見た「さざえ堂（本堂＝観音堂）」です。

水屋から見た「さざえ堂」です。

「五輪塔（多宝塔？）」と「さざえ堂」です。

北東側から見ています。「さざえ堂（本堂）」の向こう側に、空が広く見えています。以前のように（南側に）大きな樹が植えられると、このように開けた空は見えなくなりそうです。

本堂の北側の、墓地との間には、以前のままに大きな樹が茂っていますので、本堂の全体は見えません。
外観は、とても綺麗に修復されているようです。内部がどのように修復されたのか、二か月後の拝観再開が楽しみです。


（　おしまい　）