2019/03/25 - 2019/03/25
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河内温泉大学名誉教授さん
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1級河川の大和川に吊り橋があります。それも大阪府内にあると云えば、まさかと云う方も多いでしょうが正真正銘の吊り橋です。ただし人道橋ですが、いわゆる古風な吊り橋で、車道を併設しているのはあまり聞き及びません。その吊り橋を巡る旅です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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先ずは、石川の吊り橋から。これは、近鉄大阪南線道明寺駅から玉手山遊園地への動線として架設された「玉手橋」です。今は玉手山遊園地は無くなりましたが、柏原市域の玉手・石川地区の皆さんの通勤通学道路として無くてならないものになっています。登録文化財の指定も受けています。
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玉手橋は幅員も十分、人道と自転車道が白線で分離されています。
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玉手橋を渡って玉手の旧村域に入り玉手山丘陵のピークを目指して進みます。奥に山門が見えてきました。この山門のお寺が本日のもう一つの主目的「安福寺」です。大坂の陣の後、尾州徳川光友候の手厚い庇護のもと菩提寺として、また敵味方の区別無く大坂の陣に散った武士、戦の犠牲になった庶民の御霊を弔ってきました。
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横穴群があります。
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マンションの様な穴が・・・と説明が。
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光友候の意を受けて寺の再興に尽くした珂憶上人にちなんだ、珂憶造りと呼ばれる、屋根が丸みを帯びた独特の本堂へは一の門から二の門そして三の門と続く参道を行きます。光友候の廟へは、四の門から更に瓦を敷き詰めた小道を登りますが、この小道が私のお気に入りです。
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三の門から振り返ります。
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珂憶造りの本堂。
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四の門へと・・・。
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瓦を縦に敷き詰めた小道が廟へと続きます。
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さて、安福寺の鐘楼と四の門等が昨年の台風で被害を受けました。その修復工事が順調に進み今月末に落慶法要が催されるとお聞きし、その前に伺ったというのが本日のもう一つの目的でした。お寺さんには、昨日までの彼岸の供養等でお忙しかったと思いお声がけせずです。屋根職人の頭領にお聞きすると、工事は順調に進んでいるとか、何よりも結構なことです。鬼瓦も新顔になっています。
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修復された四の門越しに本堂を。徳川様がお越しになるので、防御という点でも安福寺は完璧な守りを固めることが出来る地形でもあります。
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本堂に覆い被さるような木立も、今回同時に間引きされたのか光も沢山入るようになって見やすくなりました。しかしこれから、長い年月を重ねて茂ってくるという自然の演出が楽しみですが、私の短い一生ではこれを味わうのは無理なことでしょう。なにせ、梵鐘の屋根瓦にしても今回の工事で古い鬼瓦に1684年の記があったと云うことは330年前ですから、この瓦を志納した人が今回この現実を見ることがなかったように。
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さて、吊り橋に戻りましょう。玉手山をバイクで越えるのは少々シンドイので、国道をつかって国分の中心部から大和川の左岸の旧街道を進みます。国分神社が見えて来ました。神社後の松岳山古墳からは、船氏王後の墓誌が出土しています。国宝指定で三井家が所蔵、東京国博にあるそうですが未見です。先を急ぎますので、出土した古墳は次回と云うことで休息のみ。
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バイクと車はここから。
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人はここから。
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拝殿。
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国道25号に出て、200mも走ると里道があります。気をつけないと通過してしまいそうです。これを左に曲がると「夏目茶屋」という標識の奥に吊り橋があります。夏目茶屋と云う渡しがあったそうで、その代替がこの吊り橋でしょう。先日立ち寄った十津川村の谷瀨の吊り橋と比べますと比ではありませんが、高所恐怖症の私としては決死の覚悟でバイクで渡りましょう。
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何故かセンターがズレている。
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川下、工場はジェイテクト(光洋精工)です。
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やはりズレていますな。
大きく湾曲した大和川を渡った右岸には運動広場があります。かつてこの辺りは「竹原井行宮」跡として発掘されたことがありましたが、今はその痕跡は運動広場のプレート以外に何も有りません。(行宮=天皇の行幸の際に宿泊した仮の宮、天皇が代わると使われなくなった場合が多い)平城宮と難波宮や和泉宮との往還途中の宿泊に利用されたと「続日本紀」には書かれているそうです。 -
これで表題のテーマの道行きは終了です。石川の吊り橋は、道明寺天満宮から玉手山遊園地への夢の吊橋でした。そして徳川の時代を築いた云っても過言で無い大坂の陣というタイムトンネルを通り抜けた先にあったのは、飛鳥時代の天皇の定宿と云える行宮への吊り橋でした。こじつけの様ですが、それだけ歴史が凝縮された地域でならではの道行きでした。
安福寺二の門。
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