安福寺横穴群

　平地に古墳が形作られる直前の横穴墓の集団です。見かけは横穴の団地のようです、大和川を渡った高井田地区にもありますが、似た...  続きを読むような型式。軽石のように彫りやすいので、集団墓が作られたのでしょう。

　その横穴場の谷間の奥に安福寺があります。尾州徳川二代目徳川光友が深く帰依した、珂憶上人が肝いりで作ったのです。やはり、菩提寺と云えども敵からの防御を考えていると思わされる立地です。

この程、安福寺に保存されていた夾紵棺という棺の破片が「聖徳太子の棺」であることが確定的となり、奈良・東京国立博物館で展示公開される事になり、安福寺や横穴にも人々の感心が向くでしょう。  閉じる

投稿日:2021/01/22

　6世紀中～後葉に始まり、6世紀末までは利用されたと云われる墳墓の形態です。山全体が石灰質なので掘りやすかったと云うことも...  続きを読むあるが、何十基も穴が掘られているのは壮観です。お墓のマンションと云えば、現在にもある形態ですね。
　大和川を越えた高井田地区にも同様の横穴群がありますので、河内の大王の墓との関連があるのかも。
　安福寺の参道両横にあるので、お互いに雰囲気を醸し出しています。  閉じる

投稿日:2019/03/26

　近鉄河内国分、近鉄南大阪線道明寺駅からそれぞれ１５分程度。閑静な町並みを玉手山丘陵を目指す、玉手山公園を目標にすると良い...  続きを読む。この公園も、同寺の山内にあることになる。
　一の門、二の門そして三の門をくぐると本堂。「聖徳太子珂憶建」という屋根が丸みを持っているのが特徴。法隆寺を建立した建築家グループが、河内に住んでいてその集団に、同寺の再興に尽くした、珂憶上人の依頼で作ったそうです。その珂憶上人に再興を任せたのが、尾張大納言徳川光友で、家康の孫に当たります。
　そして、大坂の陣で無くなった、兵士や庶民の霊を祀る慰霊塔も山内の小高い丘の上に建ちます。戦跡を一望できる位置に建つ慰霊塔に光友公や珂憶上人の意思を読み取れます。その珂憶上人は自身と、妻そして子供の廟も山内に設けています。
　春は桜、五月のツツジそして秋の紅葉とオールシーズン楽しめます。  閉じる

投稿日:2014/04/22