2019/02/10 - 2019/02/10
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Ybaba姫さん
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幼いころ、兄たちが読む少年漫画雑誌に掲載されていた「世界七不思議」の記事。
それが、私がエジプトに惹かれたきっかけでした。
今のような建設重機が無かった気が遠くなるようなはるか昔に建造された
巨大建造物。そしてそこに刻まれ、描かれた魅惑的な絵画(文字・・)。
幼心にもそれらは魅力的で、胸がドキドキし、それ以降、エジプトへの
興味が尽きることはありませんでした。
今回、今しかない!と思い立ち、「神秘のエジプト・ナイル川クルーズ10日間」という
ツアーに参加しました。
結果は・・もうため息しか出てこないくらい素晴らしかったです。
古代エジプト人の英知や芸術性に尊敬の念というよりは畏怖の念を感じました。
自分の記憶のために・・今までにない位たくさん撮った写真を整理しながら
エジプトで見聞したことをまとめたいと思います。
エジプト観光5日目。
王家の谷での興奮を抱えたまま、次に向かったところは
ハトシェプスト女王葬祭殿。エジプト初の女性ファラオ。
その後、メムノンの巨像を見学し、オプションで申し込んだ
ネフェルタリ王妃の墓を観光します。
それはそれは・・・
1日目(2月 5日)成田発~イスタンブール経由~カイロへ
2日目(2月 6日)カイロ着 モハメッドアリモスク・フトゥーフ門、
ナセル門、ムイッズ通り・ハンハリーリ広場・
3日目(2月 7日)カイロ~アスワン~アブシンベル
アスワンハイダム・切りかけのオベリスク・ナセル湖遊覧・
アブシンベル神殿音と光のショー
4日目(2月 8日)アブシンベル~アスワン
アブシンベル神殿・ナイル川クルーズ船乗船(メイフェア号)
【OP】フィエラ島 イシス神殿
ヌビアンショー(船内)
5日目(2月 9日)コムオンボ神殿・ホルス神殿
ガラベーヤパーティ(船内)・エスナ水門
6日目(2月10日)カルナック神殿・王家の谷・ハトシェプスト女王葬祭殿・メムノンの巨像
【OP】ネフェルタリ王妃の墓
ルクソール神殿(ライトアップ)
。 ベリーダンスショー(船内)
7日目(2月11日)ルクソール~カイロ
ギザのピラミッド・スフィンクス
8日目(2月12日)屈折ピラミッド・赤のピラミッド・メンフィス博物館
階段ピラミッド
9日目(2月13日)エジプト考古学博物館
カイロ発~
10日目(2月14日)イスタンブール経由~成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
王家の谷で見学した、3000年以上前に建墓されたという
それぞれの王の墓の素晴らしさに圧倒されて、
興奮冷めやらぬまま、見えてきたのは
ハトシェプスト女王葬祭殿です。 -
ハトシェプスト女王は、紀元前1479年頃 - 紀元前1458年頃に
エジプトを統治した、古代エジプト唯一人の女性ファラオ
です。
王家の谷と同じように、タフタフに乗って移動します。 -
ハトシェプスト女王葬祭殿の入場チケット。
100EGP。 -
荒々しい崖を背に建つハトシェプスト女王葬祭殿は、
紀元前1500年頃に建てられた、ハトシェプスト女王の
ための葬祭殿で、ハトシェプストの側近で建築家センムトが
設計を行ったそうです。 -
隣に見える遺跡は
メンチュヘテプ2世の葬祭殿跡とのこと。
葬祭殿に昇っていく坂道が確認できます。
メンチュヘテプ2世は、ハトシェプスト女王から
さかのぼること、550年ほど前のファラオです。 -
ほぼ正面から撮ってみます。
それにしても、よくこんな崖がそびえる
ところに作ろうと思いましたね~。
地震国の日本では考えられないですよね。 -
一応記念写真。
-
スフィンクス。
残念ながら顔が残っていません。 -
沢山の観光客が訪れています。
ここは2階のテラスです。広い!! -
3階に昇るスロープの脇に立つホルス神。
左右対であったのでしょうが、片方は
崩れてしまっています。 -
3階のテラスから見下ろすと、結構高いところまで
昇ってきているのがわかります。
広大な2階テラスや1階テラスの左右には、崩れた遺跡跡が・・
完成形はどんな建物だったんでしょうか・・。 -
3階にはオシリス神のポーズをとる、ハトシェプスト女王の
像が沢山並んでいました。 -
男装をしていますが、お顔立ちは優しい感じがします。
-
少しだけお顔の色が残っています。
正に男装の麗人・・・。 -
3階テラスから、奥へ進んでいきます。
日差しに輝く岩盤と、青い空が綺麗です。 -
ここでもコブラを従えた(?)有翼の太陽が入り口を
飾っています。 -
奥へ入っていきます。
入り口右の壁画。
下エジプトの王権を示す赤い冠をかぶっています。 -
入り口の左の壁画は、上エジプトの王権を意味する
白い冠をかぶっています。 -
天井は星空で、左側の壁画は消えてしまっている
ところもありますが、いずれもファラオか神に
捧げものをしているようです。
スカラベやホルスの目、アンクなども描かれています。 -
先ほど見てきた、王達の墓に比べると、
劣化が進んでいるようです。 -
ここは、表に出て・・3階の左手(建物を背に)の方に
あったような気がするけど、定かではありません。
これと同じような壁画をどこかで見たような・・
アブシンベル神殿で見た・・・
ナイル川の氾濫を神格化した二人のハピ神が
女性の胸を持って、上エジプトの象徴ハスの花と、
下エジプトの象徴パピルスを中央で結び付けている図・・
ですよね。
こちらの方が古い画ですね。 -
奥には何があるんだろう?
-
色彩は残っていますが、意図的なのか、風化なのか・・
随分剥がれ落ちています。 -
小さな祠のように壁に穴があいています。
-
何か置かれていたんでしょうかね。
-
柱に残るヒエログリフ。
-
顔の部分が破壊されています。
-
アメン・ラー神でしょうか・・。
-
修復後にはこんな感じになる(なった?)と
いうことでしょうか。
このどこかに、こんな場所があるんですよね? -
お約束のポーズで記念写真。
でも、あなた!手が逆なんですけど・・(^-^; -
あちらこちらで発掘作業が続いているようです。
いつか、修復されて、ここにまた、新たな見学場所が
現れるんでしょうね。
その技術もまた素晴らしいですね。 -
2階のテラスで・・
陽がかなり西に傾き、影が長くなってきました。 -
タフタフに乗って駐車場まで戻ります。
後から調べると、ハトシェプスト女王葬祭殿には
ハトホル女神の礼拝堂をはじめ、見ておくべき箇所が
あった模様・・。
この時、私は、まだまだ王家の谷での感動を引きずって
いて、かなり注意散漫になっていたようです・・。
今思うと、かなり残念。 -
バスに乗って、メムノンの巨像を目指します。
この辺りは、壁に古代壁画風の装飾を
ほどこしているお店がたくさんあります。 -
貴族のお墓跡だとか・・
盗掘されたんですかね。
随分荒らされているように見えます。 -
ミナレットが見えます。
モスクがあるんですね。 -
この辺りにはサトウキビ畑が多いそうです。
イスラム教徒でお酒を飲まないエジプト人は
甘い物が大好きなんだとか・・。
お砂糖が沢山とれることも影響しているのかな。 -
(たぶん)刈り取ったサトウキビの山。
-
あちこちに遺跡らしきものが見えてきました・・。
-
発掘途中の遺跡が沢山あるんだそうです。
-
結構大きな像ですよ。
-
近年、メムノンの巨像の近辺からも
様々な埋蔵品が発見されているんだとか・・。 -
これは、メムノンの巨像ではありません。
-
はい、こちらがメムノンの巨像の後ろ姿。
-
バスを降りて、写真タイム。
高さ 15mの1対の巨像です。
石灰岩製で倚坐の姿をとっています。
顔や腕の一部は欠けていて、石を組み合わせて
作った像のようです。 -
この像は、第 18王朝のアメンホテプ3世
(在位:紀元前1417年~紀元前1379年) の像で,
本来は同王の豪壮な葬祭殿の塔門の前に安置されて
いたのだそうです。
数年前の写真を見ると、後ろの方で発掘作業が
行われていたようでしたが、今は終わったのでしょうか・・。
カイロにある、エジプト考古学博物館に運ばれた
埋蔵品も沢山あるとおっしゃっていました。 -
丁度よい巣になるんでしょうか。
鳩がたくさん住みついているようでした。 -
メムノンの巨像を見学した後、
オプショナルツアーを申し込んでいたメンバーは
ネフェルタリ王妃の墓に向かいます。 -
ネフェルタリ王妃の墓を見学するには
2枚のチケット(王妃の谷の入場券と、ネフェルタリ王妃の墓の
入場券)が必要です。
王妃の谷のチケットは100EGPですが、
ネフェルタリ王妃の墓のチケットはなんと1200EGPです!
(オプショナルツアー料金はもっと高いですが・・(;'∀')) -
だいぶ陽が傾いてきて、閉園時間が迫っているので
急ぎます。
丘の上にOKしているような岩を見つけました!
上手く撮れませんが、沈みゆく太陽の日差しが、
その穴から漏れていて・・・。
自然にできた岩なのかなあ~。 -
ネフェルタリ王妃の墓は、すごい人気で
入場するときには、人数制限と時間制限があるそうです。
それでも、順番待ちで、かなり待つこともあるのだとか・・
私たちは閉園間際だったため、もう他の観光客の姿は無く、
そのままスムーズに入ることができました。 -
見学しての感想は・・・
王家の谷で、あんなに感動していたのに、
その感動を一掃してしまうくらい、きれいに
保存されていて、もう圧巻!!でした。
発見当初、この墓は塩で覆われていて、バクテリアや
菌類によるダメージを受けていたため、
1986年から6年間をかけて、この墓の修復を行ったのだ
そうです。でも、壁画の色等は発見当時とほとんど変わり
無いのだとか・・。
内部は写真撮影禁止なので、お墓の入り口で
記念撮影。 -
オマルさんが、内部の写真(絵葉書ではない)の
お土産を紹介してくれました。
20枚あって1000円。
本当にきれいな写真でお買い得だったと思います。
写真に説明が無いのは残念ですが・・・。
あまりにも素晴らしいので、一部ご紹介します。 -
7頭の天の雌牛と雄牛。
個性的だけど、写実的でもありますよね。 -
戦と狩猟の女神、ネイト女神。
-
トト神の前に立つネフェルタリ王妃。
-
オシリス神に供物を捧げるネフェルタリ王妃。
-
アメン・ラー神を真ん中に
ネフティス女神(左)とイシス女神(右)。 -
ネフェルタリ王妃の手を引いて、導くイシス神。
ネフェルタリ王妃をスカラベの頭のケプリ神(太陽神)に
紹介しているようです。 -
天井は星空。
アヌビス神が両側に控えています。
階段を下りていくと -
柱のある広間に出ます。
その柱、1本、1本にも色彩豊かなヒエログリフと
美しい絵が描かれえいます。
毛皮をまとっていますが、その毛皮に尻尾が
ついているのがリアルです。 -
イシス女神がネフェルタリ王妃の」口元に
アンクを近づけて永遠の命を与えようとしています。 -
本来は1グループ10分との制限があるそうなのですが、
最後だったせいか、もう少し時間を取ってくださった
ようでした。
外に出ると、太陽は山陰に隠れていました。 -
王妃の谷を後にボート乗り場に向かいます。
-
バスの向こうにも何か遺跡がありそうですが・・。
-
メムノンの巨像の横を通り過ぎます。
まだ観光客がいるようです。 -
人の姿があると、像の大きさがわかりますね。
-
ボート乗り場に戻ってきました。
対岸のルクソール神殿を夕日が照らしています。 -
ミナレットのような塔を持っていますが、
屋根にあるのは十字架ですね。 -
アスワン方向に出向していくクルーズ船。
-
もう少しで太陽が沈みそうです。
-
東岸に戻ってきました。
メイフェア号も夕日を浴びて白い船体が
少しオレンジを帯びています。
今日は朝から盛りだくさんで、行く場所、行く場所で
驚きと、感動と感嘆の連続で、なんだか心の処理能力が
追いつかない感じなのですが、この後、まだルクソール神殿の
観光が残っているんです・・・。
それにしても、1日に詰め込みすぎでしょう!
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