古代エジプト人に畏怖の念＝神秘のエジプト・ナイル川クルーズ10日間　27（メンフィス）

2019/02/12 - 2019/02/12

　幼いころ、兄たちが読む少年漫画雑誌に掲載されていた「世界七不思議」の記事。
それが、私がエジプトに惹かれたきっかけでした。

　今のような建設重機が無かった気が遠くなるようなはるか昔に建造された
巨大建造物。そしてそこに刻まれ、描かれた魅惑的な絵画（文字・・）。
幼心にもそれらは魅力的で、胸がドキドキし、それ以降、エジプトへの
興味が尽きることはありませんでした。

　今回、今しかない！と思い立ち、「神秘のエジプト・ナイル川クルーズ10日間」という
ツアーに参加しました。
　結果は・・もうため息しか出てこないくらい素晴らしかったです。
古代エジプト人の英知や芸術性に尊敬の念というよりは畏怖の念を感じました。
自分の記憶のために・・今までにない位たくさん撮った写真を整理しながら
エジプトで見聞したことをまとめたいと思います。

　エジプト観光7日目。
早いもので、エジプト観光も残り2日間。
屈折ピラミッドと赤のピラミッドを見学して、続いて向かったのは
メンフィス博物館。ラムセス2世の男前な像がある博物館です。

1日目（2月 5日）成田発～イスタンブール経由～カイロへ
2日目（2月 6日）カイロ着　モハメッドアリモスク・フトゥーフ門、
　　　　　　 　 ナセル門、ムイッズ通り・ハンハリーリ広場・
3日目（2月 7日）カイロ～アスワン～アブシンベル
　　　　　　　 アスワンハイダム・切りかけのオベリスク・ナセル湖遊覧・
　　　　　　　 アブシンベル神殿音と光のショー
4日目（2月 8日）アブシンベル～アスワン
　　　　　　　 アブシンベル神殿・ナイル川クルーズ船乗船（メイフェア号）
　　　　　　　 【OP】フィエラ島　イシス神殿
　　　　　　　 ヌビアンショー（船内）
5日目（2月 9日）コムオンボ神殿・ホルス神殿
　　　　　 　　 ガラベーヤパーティ（船内）・エスナ水門
6日目（2月10日）カルナック神殿・王家の谷・ハトシェプスト女王葬祭殿・メムノンの巨像
　　　　　　　　【OP】ネフェルタリ王妃の墓
　　　　　　　　 ルクソール神殿（ライトアップ）
　　　　。　　　 　ベリーダンスショー（船内）
7日目（2月11日）ルクソール～カイロ
　　　　　　　 　ギザのピラミッド・スフィンクス
8日目（2月12日）屈折ピラミッド・赤のピラミッド・メンフィス博物館
　　　　　　　 　階段ピラミッド
9日目（2月13日）エジプト考古学博物館
　　　　　　　　 カイロ発～
10日目（2月14日）イスタンブール経由～成田着

エリア メンフィス(エジプト)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

メンフィス博物館。
入り口にも大勢の観光客。
何やらガイドさんが熱心に説明しています。

入り口を入ると、ドーンと大きな像が横たわっています。
そのままだと何の像かよくわからないので、
2階に登って見ます。
アブシンベル神殿やルクソールで見たラムセス2世も
イケメンでしたが、ここメンフィスのラムセス2世は
一段と美しいお顔をしています。

脚の一部が欠けていますが、
このラムセス２世の巨像は、体長が15ｍ近く
あるそうです。
この巨像、実は２体、1対であったそうで、もう1体の方は
カイロ市内のラムセス中央駅前に立っていたのだそうですが、
今は撤去されて、今後新しくギザにオープンする
大エジプト博物館に展示される予定だそうです。

上半身をアップ。
鼻筋が通ってますね～。

回廊をぐるっと回って見ます。
左側は少し風化してしまっているようです。

足元に何か彫られているようですね。

髪をカールしているから女性かなあ～。
手をかざしているようです。

今から約5000年前の初期王朝時代、
ナルメル王（紀元前3125年頃?紀元前3062年頃）が
初めて国土統一を行ったときに置いた都が
ここメンフィスだったんだそうです。
なので、本当は神殿等が沢山あったそうなのですが、
殆どが崩壊して残っていないのだとか。
これらは、その遺跡から発見されたものなんでしょうね。

野外にも色々な展示物があるようなので
見てみます。

アッ。
スフィンクスですね。

このスフィンクスはアラバスター製のスフィンクスの
中では最大の大きさを誇っているそうです。

こんな感じの大きさです。

逆側の方が綺麗にのこっているようです。

お顔の部分が綺麗に残っています。

これは石棺かな？

周りには、ホルス神やアヌビス神をはじめとする
神様やヒエログリフが彫られています。

こちらもラムセス2世のようですが、
2重冠ではなくて、上エジプトの
王権のシンボルである白い王冠を
被っています。

円柱の支えの部分でしょうか。
大きい。

ハトホル女神ですね。

プタハ神、セクメト神と並ぶラムセス2世の
ようですがお顔の部分が破壊されていて
どなたなのか、よくわかりませんね。

入り口にあった像。
両耳の辺りにも人がいるようですが・・
見かけなかった像の形かも。

メンフィス博物館の見学を終えて、
次の見学場所に向かいます。
立てかけてあるのは竹・・ではなくて、
ヤシ科の籐製品を作る材料なんですって。

籠やシートのような物が売られているようです。

荷台を引くロバをよく見かけます。

人だかりがしているここは何のお店かな？
お惣菜のお店かなあ。
何やら美味しそうな物を売っています。

ここはカメラスタジオ？？
店先には小さな子供の写真が
飾られています。
日本の七五三のようなお祝いが
あるのかと思って、
オマルさんに聞いてみましたが、
そんなものはないとのツレナイお返事・・(;'∀')

茄子にジャガイモにニンジン、トマト、
カリフラワーに、キュウリに唐辛子？
結構見慣れた野菜が並んでいます。

このロバはかなり重そうな荷台を
曳いています。

パン屋さんですね。
美味しそうだけど、どうしても
砂ぼこりが気になってしまう日本人の性。

この辺りは気候も治安も良いので、
富豪の別荘が多いのだそうです。
おしゃれな、素敵な家が並んでいます。

おお！
こちらは神殿のように、円柱を備えているようです。
この後は、カーペットのお店を覗いて、本日最後の
観光、階段ピラミッドを見学に行きます。