香港ミャンマー陸路旅B11■カローからヤンゴンまで27hの鉄道旅

2019/01/04 - 2019/01/05

カローからヤンゴンまで27hの鉄道旅。オーディナリーは椅子が固く過酷な旅だが、不思議と長くは感じない。ゆったりしたローカル感、トイレはいつも空いているし、気候もちょうどよかった。

【交通】()内は遅延後の発着時刻、S:始発、L:終点
1/4 Kalaw11:45(12:00) ⇒ Yangon14:40+1day(14:09)　142/10DN 3550チャット
【宿泊】
1/5～9 The Lodge Yangon Hostel ドミトリー朝食付 4.58ドル×4泊、5ドル×1泊(Booking.comで予約)
【為替】1000チャット≒70円

エリア ヤンゴン(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道

ミャンマー文字一覧はまるで視力検査表に見える。

部屋でスマホを充電する間に外出。

市場でグリーンティービスケットを見つけた。

345g入り500チャット。抹茶系を期待したがかすかな紅茶風味。

行きつけの食堂でカオソエを注文。これもモチモチ麺。看板娘が今日も｢オハヨウ｣と挨拶してくれた。

昨日の夕食で出してくれたジュと呼ばれる根っこが食堂にもあった。

最後にカローの市場探索。

カボチャみたいな形のトマト。

志村ケンはミャンマーでも登場！

カロー駅でヤンゴン行き切符を無事に入手。3550チャット。ヤンゴン到着は27時間後。席は二日前と全く同じ１号車の17番。

駅から100ｍの食堂兼雑貨屋でベジ・サモサ２個と月餅を買う。

カロー駅で記念写真を撮るためにやってくるミャンマー人観光客も多いとか。

ヤンゴン行きは15分遅れで到着。

向かいの席のお姉さんは天真爛漫。

芋を買おうとしたら向いのおばさんが「一束が200、二束で300だよ」と言うので二束買うことになった。芋だけでは面白くないので、ひとつは白いのを選んだがほとんど生で食べられない。向かいのお姉さんは「食べられる」と言っているが絶対無理だ！結局、芋２束に交換してもらった。

続けてンガー・エークイ(魚の皮のフライ)を買う(500チャット)。これはお姉さんも買ってボリボリ食っている。

桜咲く民家の庭。

ビンゼンディータウンという辛い味噌はミャンマー人が好きな味のようだ。

アッパークラスには外国人もちらほら乗っている。

向いのお姉さんはいろいろ買い込んでいる。

おばさんも花を買った。荷物になると思うけど。

山間地の集落。

お姉さんは窓の外のススキを引っこ抜いて遊んでいる。

列車はスイッチバックに入った。

アマンディーという赤い実をくれた。まあまあ美味しい。これはヤンゴンでもよく見かけた。

リーブーリーという実は食後に食べると歯ブラシ代わりになる。

邪魔だからどいてくれとも言えず。

スイッチバック区間終了。

鉄橋で渓谷を渡る。
お姉さんと入れ替わりにおっさん二人が乗ってきた。

18:40　タズィー駅に20分の早着。ここで22時まで3時間以上も停車する。おっさん二人は外に食事に行くらしく、荷物を見ていてくれみたいな仕草をする。見ず知らずの言葉も通じない外国人によく託すなあ。最終的には彼らが持っていった。
列車がすぐに動き始めたのであせったが、隣のホームに移動しただけのようだ。

車内は照明が暗いが、それはアッパークラスも同じだ。トイレの中が一番明るかった。発車まで横になって過ごす。
おっさん達が戻ってきたので起きると｢そのまま寝てていい｣と手で合図。おっさんの一人が床で毛布に包まり、三人で4人用の向かい席を占領して寝た。
この日の歩数＝15980歩

1月5日
ネピドーでおっさん達が降りてからは向かいの席まで占有してL字体型で寝た。
停車駅で積み荷のカリフラワーを、札束を握ったおばさんが買い付けていた。

この席のおばちゃんは座席にも足元にも大量のカリフラワー。この上まだスイカを買い込んでいる。先ほどカリフラワーを買い付け人に売っていたのもこのおばさん。

5:10 タウングー発
8:05 Penwegon停車

ミャンマーの弁当は500チャットが主流。約10バーツという低予算で作るには無理があるようで乗っているオカズは貧相。

葉巻は袋入りで売っている。

車内には禁煙と明記してあるが、平然と席で吸っている人は多い。

ピュンタザ駅では車庫のSLとLRBEがちらっと見えた。

物売りの女性はひじ掛けに身体を固定して麺を混ぜ始めた。

窓枠の金属板が剥がれていたのでウルトラライトダウンの表地を引っかけて破かないように注意した。

11:42 Bago
誰かのホームページで見覚えのあるトーチャンカレー駅を通過。ヤンゴン中央駅まであと10kmちょっと。

14:10 ヤンゴン中央駅に30分も早着。改札で切符は回収していたが記念に欲しいので出さずにすり抜ける。

駅舎は北側にあるがホステルは南側なので高架を通って南へ出た。

ヤンゴン中央駅 駅

ヤンゴン初上陸。ミャンマー初の大都会はいろいろ新鮮に見えた。

この赤い食べ物は味がしない。

駅から1.6km西にThe Lodge Yangonはあった。周りは中華街。

Golden Gate China Town Hotel ホテル

8階建ての5～7階にカプセルホテル風の二段ベッドが一部屋8台あってエアコンは昼夜ついている。一番奥の上段は下段にマットが無かったので前を誰も通らずプライベートが保たれた。そして唯一窓が付いていて当たりだった。上段ベッドは180cmほどの高さがありベッドの上り下りはやや負担。wifiはベッドの上では半減するがつながる。男女は別部屋。
シャワーは小型の湯沸かし器付き。トイレは紙、シャワー完備。バスタオルは言ったら貸してくれた。

ドミトリーのある階から見下ろすシュエタウン・タン通り。ここは14thと15thストリートの間にある。

この通りにはなぜか日本食レストランが３つもある。

ヤンゴンにもジャーゼントゥの屋台があった～！(400チャット)ビーフン好きなのでこれを見ると食べてしまう。

クレープを大量生産する店。

川沿いの港に行ってみた。

ここからは対岸に小舟で渡る人の帰宅ラッシュが起きていた。

船着き場の屋台はモヒンガーが300チャット。

味も普通においしい。ただし魚ベースのスープなので好き嫌いは別れると思う。ミャンマーには魚味のスープが多いのだ。

中華系の寺もあって、境内では中華系のお爺さんたちが涼んでいる。

たこ焼きと巻き寿司はちょっと高級な部類。各1000チャット。

串焼きストリートの串。

車内で250チャットで買ったバナナの加工品が1250チャットで売られていた。これならタイと変わらない。車内販売はなんであんなに安かったのか？

通りの途中に祭壇があって、通りの入口では寄付を呼び掛けている。

スーパーでダゴンビールを買ってみた。ダゴンはヤンゴンの古い呼び名。アルコール7.2％と高めで550チャット。味は違和感なく飲めた。
バンコクで鳴いていた鳥がヤンゴンにもいた。鳴き声は木の上から聞こえた。
この日の歩数＝42467歩

この旅行記へのコメント （2）

• dangdutさん 2019/06/10 21:16:02

  「シュエニャウンからバゴー」鉄道の旅

  halonさんこんばんは。
  
  ６月7日ミャンマーの旅から帰りました。
  私もこの列車に乗りました。ミャンマーのVIPバスはトイレが付いていないので老人向きではないです。切符を買うとき「３０時間だけどいいか」と念を押されましが、アッパークラスは快適でした。宿から駅までの送迎タクシーの値段が汽車の値段より高かったのが気になりましたがね？「ジグザグリバー」というのは何のことかと思いましたが、「リバース」なんですね。シュエニャウンのかっこいい建物はやはり見学を断られました。
  dangdut

  Halonさん からの返信 2019/06/11 14:03:45

  RE: 「シュエニャウンからバゴー」鉄道の旅

  dangdutさん、おかえりなさい。
  
  バスにトイレが無いこと、私も苦手です。やはりトイレがいつでも使える列車は気楽ですね。
  ３０時間ということは私より長い時間をぶっとおしでお乗りになったのですね。
  送迎にタクシーを使うと値段が逆転してしまうのですね。アッパークラスでさえもそうでしたか！
  かっこいい建物ヘ果敢にチャレンジご苦労様でした。
  
  Halon