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ハバナ(Havana)2日目はツアーでビニャーレス渓谷(Vinales valley)に出掛けた。6時半から朝食用意してもらって、7時10分前に集合場所の近くのホテルに向かったのだが、ここでちょっとトラブル。そのホテルがGoogle Mapで表示されない。これがスマホが繋がらない国の不便さ。自分の位置はGPSで出るのだが、地図情報の詳細を前以って落としてなかったので、細かい地図表示が出ない。記憶を頼り進むが、見つからず別のホテルで聞いて1本道を間違えたことが分かった。7時になるので慌てて走る。1、2分遅れて到着。メルキュール・セビリア・ホテル(Hotel Mercure Sevilla)って立派なホテルやわ。あとで調べたら4つ星なんだ。でも、130US$くらいで泊まれるんだ。ケイマンのホテルよりよっぽど安いんだ。で、7時の集合時間に少ししか遅れてないのにロビーにそれらしき人、誰もいない。1人同じように観光客らしい若い女性がいたので、同じツアーを待ってるのか聞いてみたら違った。しょうがないのでソファーに座って待つが、時間が経つと共にだんだん不安になってくる。数分しか遅れてないので、まさか置いて行かれたってことはないはず。バウチャーを確認しても確かに日付、時間、場所あってる。30分近くなって、バウチャーにある連絡先に電話してみようかとし始めたところに、ようやく添乗員到着。ああ、良かったとホッとする。と共に、7時半なら7時半と云えよ、それなら朝もう少しゆっくり出来たのにとも。でも、まあ問題発生してなくて良かった。バスに乗り込んだら、ここが最初のピックアップだったようで、それから約1時間は、あちこちのホテルを回り、やがてバスは満員になった。<br /><br />8時半を過ぎてようやくバスはビニャーレス渓谷に向かう。ビニャーレス渓谷は、ハバナから約150㎞のキューバ西部の都市ピナール・デル・リオ(Pinar del Rio)の街から北に約30kmのオルガノス山脈(Sierra de los Organos)にある。まずはハバナ市街地を出て高速道路に入りひたすら西は走る。この高速道路、日本人にはちょっと驚き。高速道路なんだけど、路肩にはヒッチハイカーはいるわ、馬車や自転車は走るわ、横切る歩行者はいるわ。ビックリするより、事故が起きないことを祈るのみ。100㎞は出してるし、路面がさほどいい訳ではないし・・・。写真を撮ろうと思ったが、何しろスピードが違い過ぎるのでバスの中から撮るのは難しかった。10時頃高速を降り、田舎道に。ここも高速ほどのスピードは出してないが、片側1車線の道に、よく馬車が走ってるので、追い越しがちょっと怖い。以後、どこの道でも町でもキューバではまだ馬車が普通の乗り物だった。アメリカとの国交正常化以降には最新の車も入ってきており、最新の車と馬車が共存しているのが何とも云えない。<br /><br />10時半、まずはビニャーレス渓谷を見下ろせるロス・ハスミネス(Los Jazmines)展望台に到着。谷底から島のように屹立する、カルスト地形の断崖(モゴーテ:mogotesと呼ばれ、ロッククライミングスポットにもなっている)が並ぶ姿は壮観。この風景は桃源郷とも映画「ジュラシック・パーク」のようとも云われており、多くの観光客が訪れる人気スポット。中国の桂林周辺の風景に似てるとも云われる(私は行ってないのでなんとも云えない)。カルスト台地が削られて出来た窪地が谷になったもので、99年に世界遺産に登録された。と云っても、実は自然遺産ではなく、文化遺産。伝統的農法が守られているタバコの産地としての評価と云うことだが、渓谷の景観も重要で、自然美と土着の建築や伝統が見事に融合している。渓谷の面積は132平方kmある。古代に巨大隕石が衝突して出来た地形で、その影響で土壌も豊かで、数あるキューバのタバコ産地の中でも特に優秀なタバコの葉が出来るとも云われている。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2363853267018017&amp;type=1&amp;l=822b551656<br /><br /><br />ビニャーレス渓谷後半に続く。

キューバ ビニャーレス渓谷前半 (Los Jazmines, Vinales valley, Cuba)

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2018/09/15 - 2018/09/15

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ちふゆ

ちふゆさん

ハバナ(Havana)2日目はツアーでビニャーレス渓谷(Vinales valley)に出掛けた。6時半から朝食用意してもらって、7時10分前に集合場所の近くのホテルに向かったのだが、ここでちょっとトラブル。そのホテルがGoogle Mapで表示されない。これがスマホが繋がらない国の不便さ。自分の位置はGPSで出るのだが、地図情報の詳細を前以って落としてなかったので、細かい地図表示が出ない。記憶を頼り進むが、見つからず別のホテルで聞いて1本道を間違えたことが分かった。7時になるので慌てて走る。1、2分遅れて到着。メルキュール・セビリア・ホテル(Hotel Mercure Sevilla)って立派なホテルやわ。あとで調べたら4つ星なんだ。でも、130US$くらいで泊まれるんだ。ケイマンのホテルよりよっぽど安いんだ。で、7時の集合時間に少ししか遅れてないのにロビーにそれらしき人、誰もいない。1人同じように観光客らしい若い女性がいたので、同じツアーを待ってるのか聞いてみたら違った。しょうがないのでソファーに座って待つが、時間が経つと共にだんだん不安になってくる。数分しか遅れてないので、まさか置いて行かれたってことはないはず。バウチャーを確認しても確かに日付、時間、場所あってる。30分近くなって、バウチャーにある連絡先に電話してみようかとし始めたところに、ようやく添乗員到着。ああ、良かったとホッとする。と共に、7時半なら7時半と云えよ、それなら朝もう少しゆっくり出来たのにとも。でも、まあ問題発生してなくて良かった。バスに乗り込んだら、ここが最初のピックアップだったようで、それから約1時間は、あちこちのホテルを回り、やがてバスは満員になった。

8時半を過ぎてようやくバスはビニャーレス渓谷に向かう。ビニャーレス渓谷は、ハバナから約150㎞のキューバ西部の都市ピナール・デル・リオ(Pinar del Rio)の街から北に約30kmのオルガノス山脈(Sierra de los Organos)にある。まずはハバナ市街地を出て高速道路に入りひたすら西は走る。この高速道路、日本人にはちょっと驚き。高速道路なんだけど、路肩にはヒッチハイカーはいるわ、馬車や自転車は走るわ、横切る歩行者はいるわ。ビックリするより、事故が起きないことを祈るのみ。100㎞は出してるし、路面がさほどいい訳ではないし・・・。写真を撮ろうと思ったが、何しろスピードが違い過ぎるのでバスの中から撮るのは難しかった。10時頃高速を降り、田舎道に。ここも高速ほどのスピードは出してないが、片側1車線の道に、よく馬車が走ってるので、追い越しがちょっと怖い。以後、どこの道でも町でもキューバではまだ馬車が普通の乗り物だった。アメリカとの国交正常化以降には最新の車も入ってきており、最新の車と馬車が共存しているのが何とも云えない。

10時半、まずはビニャーレス渓谷を見下ろせるロス・ハスミネス(Los Jazmines)展望台に到着。谷底から島のように屹立する、カルスト地形の断崖(モゴーテ:mogotesと呼ばれ、ロッククライミングスポットにもなっている)が並ぶ姿は壮観。この風景は桃源郷とも映画「ジュラシック・パーク」のようとも云われており、多くの観光客が訪れる人気スポット。中国の桂林周辺の風景に似てるとも云われる(私は行ってないのでなんとも云えない)。カルスト台地が削られて出来た窪地が谷になったもので、99年に世界遺産に登録された。と云っても、実は自然遺産ではなく、文化遺産。伝統的農法が守られているタバコの産地としての評価と云うことだが、渓谷の景観も重要で、自然美と土着の建築や伝統が見事に融合している。渓谷の面積は132平方kmある。古代に巨大隕石が衝突して出来た地形で、その影響で土壌も豊かで、数あるキューバのタバコ産地の中でも特に優秀なタバコの葉が出来るとも云われている。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2363853267018017&type=1&l=822b551656


ビニャーレス渓谷後半に続く。

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