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6時40分頃中央公園に戻ってくる。ハバナはジャマイカより西にあるのに、時間が1時間進んでいるので、日はまだまだ長い。食事前、明るいうちに中央公園付近を探索。<br /><br />まず中央公園(Parque Central)だが、1877年に完成したこの公園は数々の重要な建物に囲まれている。今ある木々や噴水、彫刻が追加されたのはキューバ革命以後。中央に建つのはキューバ独立の英雄ホセ・マルティ(Jose Marti)の銅像で、彼の没10周年の1905年に建てられたものだが、これが最初に建てられた彼の銅像。彼の誕生日1月28日を意味する28本のヤシの木で囲まれている。それ以前のスペイン統治時代にはスペイン女王のイザベル2世(Isabel II)の像が置かれていたそうだ。<br /><br />この公園で一番目に付くのは数多く止めれたクラシックカー。キューバを紹介する日本のテレビ番組で見たことがある光景が広がっている。私はまったくこういう車に詳しくなく、昔からほとんど興味もなく、高校時代に見たジョージ・ルーカス(George Lucas)監督、リチャード・ドレイファス(Richard Dreyfuss)主演の映画「アメリカン・グラフィティ(American Graffiti)」みたいだなあと思うくらいだが、圧倒される。キューバのクラシックカーについては別途。その他目に付くのは黄色くてころっとした形のココタクシー(Cocotaxi)。これも後日乗ったので別途。<br /><br />公園を囲む建物の中でも一番なのが、公園の南半分の西側に建つアリシア・アロンソ・ハバナ大劇場(Gran Teatro de La Habana &quot;Alicia Alonzo&quot;)。1838年建造のバロック様式の壮麗な劇場で、キューバ国立バレエ団やオペラの公演が行われる。元々はスペインの詩人ガルシア・ロルカ(Garcia Lorca)に因み、ガルシア・ロルカ劇場と呼ばれていたが、ナショナリズムの台頭から、16年にキューババレエの創始者であるアリシア・アロンソ(Alicia Alonso)の名を冠する現名称に改称された。<br /><br />劇場の南側、マルティ通り(Paseo de Marti; Prado)を少し行ったところにある白一色の外観とドームがひときわ目を引く立派な建物は旧国会議事堂(El Capitolio)。1929年、アメリカ支配下の真っただ中に、アメリカ合衆国・ワシントン(Washington, DC)にある連邦議会議事堂(United States Capitol)をモデルとして建てられた。幅208m、高さ98mの4階建てで、円形の柱廊の上にドームが乗せられ、正面玄関の銅製の扉には、キューバの歴史を描いた30枚の浮彫が飾られている。内部にはキューバ国旗を纏った女性の像があり、像の前には24カラットのダイヤモンド(レプリカ)が埋め込まれ、キューバ道路のゼロ基点を示しているそうだが、建物修復中で中には入れず。階段の上からの町の光景はなかなかのもの。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2351021411634536&amp;type=1&amp;l=66e9aa1f0d<br /><br />中央公園の真ん中からから1ブロック東の小さな広場、Plaza de Albearに建っている銅像はキューバ生まれのスペイン人の建築家Francisco de Albearの銅像。彼が1855年に設計し、1893年に完成したハバナの水道は今も稼働している。彼はこの設計で1878年のパリ万国博(Exposition universelle of Paris)の技術部門(technical and aesthetic excellence)の金メダルを獲得している。<br /><br />7時になるのでそのままオライリー通り(O’Relliy4)を東に進みオライリー 304(O’Relliy 304)と云うレストランで夕食を取る。なかなか感じのいいレストラン。2階席でオライリー通りを見下ろしながらモヒートを頼み、魚料理を食べる。お通し(?)で出てくるバナナのスライスを揚げたトストーネ(Tostones)は噂通りに美味しかった。モヒート(Mojito)はラム(Rum)ベースのハバナ生まれのカクテル。16世紀後半にイングランドの支援を受けていた海賊・バッカニア(Buccaneer)がキューバに伝えたという説が有力。語源は、スペイン語のmojar(濡らす)に由来するとされる。ラムにライムジュース、ミント、砂糖、炭酸水を加えたものが基本。ミントとライムによって爽快な味となっている。初めて飲んだが、気に入ってハバナでは毎日飲んでいた。食事は本日の魚料理と云うことで白身魚だったが、なかなか美味だった。旅が終わり、写真を整理するときに初めて気付いたのだが、壁に掛けられていた手書きのメニュー、Tuna Tatakiがあり、カタカナで「ツナ タタキ」って書いてある。誰が書いたんや? しまった、話題にすればよかった・・・。16.5CUCで、満足。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2351029318300412&amp;type=1&amp;l=b4a2f9c778<br /><br />1時間ほどで夕食を終え、ホテルに帰る前にネット接続へ。キューバは未だにWiFi環境が限られており、数少ない場所で、しかも有料でしかアクセスできない。これは本当に不便だった。調べたいときに調べられない。まあ、そういう事情は事前に分かっていたので、中央公園を囲む建物の一つの一流ホテルのホテル・パルケ・セントラル(Hotel Parque Central)へ。ここの2階のラウンジでは5CUCで飲み物付きで1CUC分のWiFi接続カードを売っているとの情報。この情報は正しかった。缶ジュースだが、飲み物を飲みながらソファに座ってWiFiが使える。キューバはさすが葉巻が有名な煙草輸出国で未だ煙草天国。ラウンジで煙草も喫える。ただ、私のスマホに問題発生。日本のアプリ用のWiFi接続専用スマホと、ジャマイカスマホの2台使用しているのだが、日本のスマホの方がWiFiに繋がってもログイン画面がどうやっても出てこない。ジャマイカスマホの方は大丈夫。やがて諦めて、急遽ジャマイカスマホに必要なアプリをインストール。で、その後やりたかったアップや家への連絡を済ませた。1CUCで1時間アクセスなのだが、ギリギリ間に合った。まあ、翌日からはスムーズに行くかな?<br /><br />と云うことで、思わぬ時間が掛かってホステルに戻ったのは10時過ぎになった。ここからまたちょっと大変。翌日申し込んでるツアーが近くのホテルで7時ピックアップになっているので、朝食が6時半にOKかどうか確認したいのだが、宿にいたおじいさん(明らかに私より年上)、英語が全く通じない。筆談ででもと思ってたら電話で英語の話せる若者に繋いでくれて6時半朝食OKと確認できた。良かった、良かった。と云うことで、ハバナでの初日が終了。<br /><br /><br />以上

ハバナ 中央公園付近 (Parque Central, La Habana)

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2018/09/14 - 2018/09/14

679位(同エリア812件中)

旅行記グループ キューバ

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ちふゆ

ちふゆさん

6時40分頃中央公園に戻ってくる。ハバナはジャマイカより西にあるのに、時間が1時間進んでいるので、日はまだまだ長い。食事前、明るいうちに中央公園付近を探索。

まず中央公園(Parque Central)だが、1877年に完成したこの公園は数々の重要な建物に囲まれている。今ある木々や噴水、彫刻が追加されたのはキューバ革命以後。中央に建つのはキューバ独立の英雄ホセ・マルティ(Jose Marti)の銅像で、彼の没10周年の1905年に建てられたものだが、これが最初に建てられた彼の銅像。彼の誕生日1月28日を意味する28本のヤシの木で囲まれている。それ以前のスペイン統治時代にはスペイン女王のイザベル2世(Isabel II)の像が置かれていたそうだ。

この公園で一番目に付くのは数多く止めれたクラシックカー。キューバを紹介する日本のテレビ番組で見たことがある光景が広がっている。私はまったくこういう車に詳しくなく、昔からほとんど興味もなく、高校時代に見たジョージ・ルーカス(George Lucas)監督、リチャード・ドレイファス(Richard Dreyfuss)主演の映画「アメリカン・グラフィティ(American Graffiti)」みたいだなあと思うくらいだが、圧倒される。キューバのクラシックカーについては別途。その他目に付くのは黄色くてころっとした形のココタクシー(Cocotaxi)。これも後日乗ったので別途。

公園を囲む建物の中でも一番なのが、公園の南半分の西側に建つアリシア・アロンソ・ハバナ大劇場(Gran Teatro de La Habana "Alicia Alonzo")。1838年建造のバロック様式の壮麗な劇場で、キューバ国立バレエ団やオペラの公演が行われる。元々はスペインの詩人ガルシア・ロルカ(Garcia Lorca)に因み、ガルシア・ロルカ劇場と呼ばれていたが、ナショナリズムの台頭から、16年にキューババレエの創始者であるアリシア・アロンソ(Alicia Alonso)の名を冠する現名称に改称された。

劇場の南側、マルティ通り(Paseo de Marti; Prado)を少し行ったところにある白一色の外観とドームがひときわ目を引く立派な建物は旧国会議事堂(El Capitolio)。1929年、アメリカ支配下の真っただ中に、アメリカ合衆国・ワシントン(Washington, DC)にある連邦議会議事堂(United States Capitol)をモデルとして建てられた。幅208m、高さ98mの4階建てで、円形の柱廊の上にドームが乗せられ、正面玄関の銅製の扉には、キューバの歴史を描いた30枚の浮彫が飾られている。内部にはキューバ国旗を纏った女性の像があり、像の前には24カラットのダイヤモンド(レプリカ)が埋め込まれ、キューバ道路のゼロ基点を示しているそうだが、建物修復中で中には入れず。階段の上からの町の光景はなかなかのもの。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2351021411634536&type=1&l=66e9aa1f0d

中央公園の真ん中からから1ブロック東の小さな広場、Plaza de Albearに建っている銅像はキューバ生まれのスペイン人の建築家Francisco de Albearの銅像。彼が1855年に設計し、1893年に完成したハバナの水道は今も稼働している。彼はこの設計で1878年のパリ万国博(Exposition universelle of Paris)の技術部門(technical and aesthetic excellence)の金メダルを獲得している。

7時になるのでそのままオライリー通り(O’Relliy4)を東に進みオライリー 304(O’Relliy 304)と云うレストランで夕食を取る。なかなか感じのいいレストラン。2階席でオライリー通りを見下ろしながらモヒートを頼み、魚料理を食べる。お通し(?)で出てくるバナナのスライスを揚げたトストーネ(Tostones)は噂通りに美味しかった。モヒート(Mojito)はラム(Rum)ベースのハバナ生まれのカクテル。16世紀後半にイングランドの支援を受けていた海賊・バッカニア(Buccaneer)がキューバに伝えたという説が有力。語源は、スペイン語のmojar(濡らす)に由来するとされる。ラムにライムジュース、ミント、砂糖、炭酸水を加えたものが基本。ミントとライムによって爽快な味となっている。初めて飲んだが、気に入ってハバナでは毎日飲んでいた。食事は本日の魚料理と云うことで白身魚だったが、なかなか美味だった。旅が終わり、写真を整理するときに初めて気付いたのだが、壁に掛けられていた手書きのメニュー、Tuna Tatakiがあり、カタカナで「ツナ タタキ」って書いてある。誰が書いたんや? しまった、話題にすればよかった・・・。16.5CUCで、満足。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2351029318300412&type=1&l=b4a2f9c778

1時間ほどで夕食を終え、ホテルに帰る前にネット接続へ。キューバは未だにWiFi環境が限られており、数少ない場所で、しかも有料でしかアクセスできない。これは本当に不便だった。調べたいときに調べられない。まあ、そういう事情は事前に分かっていたので、中央公園を囲む建物の一つの一流ホテルのホテル・パルケ・セントラル(Hotel Parque Central)へ。ここの2階のラウンジでは5CUCで飲み物付きで1CUC分のWiFi接続カードを売っているとの情報。この情報は正しかった。缶ジュースだが、飲み物を飲みながらソファに座ってWiFiが使える。キューバはさすが葉巻が有名な煙草輸出国で未だ煙草天国。ラウンジで煙草も喫える。ただ、私のスマホに問題発生。日本のアプリ用のWiFi接続専用スマホと、ジャマイカスマホの2台使用しているのだが、日本のスマホの方がWiFiに繋がってもログイン画面がどうやっても出てこない。ジャマイカスマホの方は大丈夫。やがて諦めて、急遽ジャマイカスマホに必要なアプリをインストール。で、その後やりたかったアップや家への連絡を済ませた。1CUCで1時間アクセスなのだが、ギリギリ間に合った。まあ、翌日からはスムーズに行くかな?

と云うことで、思わぬ時間が掛かってホステルに戻ったのは10時過ぎになった。ここからまたちょっと大変。翌日申し込んでるツアーが近くのホテルで7時ピックアップになっているので、朝食が6時半にOKかどうか確認したいのだが、宿にいたおじいさん(明らかに私より年上)、英語が全く通じない。筆談ででもと思ってたら電話で英語の話せる若者に繋いでくれて6時半朝食OKと確認できた。良かった、良かった。と云うことで、ハバナでの初日が終了。


以上

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