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オビスポ通りを運河側に曲がるとすぐにあるのがここも世界遺産に登録されているアルマス広場(Plaza de Armas)。1519年のハバナの町が出来た直後の1520年代初期に造られたハバナ最古の広場。16世紀末まではイグレシア広場(Plaza de la Iglesia)と呼ばれていた。広場の中央には第一次キューバ独立戦争のリーダー、カルロス・マヌエル・デ・セスペデス(Carlos Manuel de Cespedes)の像が建つ。彼は地主でありながら、1868年、自分の工場で働く人たちを解放し、スペインに対する独立戦争の口火を切った。1955年にそれまで建っていたスペイン王フェルナンド7世(Ferdinand VII)の像に代わって建てられたもの。<br /><br />公園は16世紀から20世紀にかけての建築にまたがる街の最も重要な歴史的建造物に囲まれている。南側には国立歴史博物館と公立図書館。この建物は1804年築で、元々はアウディエンシア(Real Audiencia=王立聴訴院)。1982年に博物館となり98年に図書館が入った。東側にはホテル・サンタ・イザベル(Hotel Santa Isabel)。98年に改装されたハバナ最高のホテルの一つだが、元々は1784年に建てられたPalacio del Conde de Santovenia。ホテルの前には古い機関車も置かれている。ホテルの北側にはエル・テンプレテ(El Templete)。1519年11月16日にこの場所で開かれたハバナ最初の大集落市議会を記念して、1827年に建立されたギリシャ風の新古典派聖寺院。そして、北西角にあるのがパラシオ・デル・セグンド・カボ(Palacio del Segundo Cabo)。穏やかなムーア風の部分バロック様式の部分的なカット石灰岩の建物は1772年にスペイン副総督宮殿として建設され、その後郵便局、上院、最高裁判所、国立芸術アカデミーの宮殿として数々の生まれ変わりをした後、2014年にキューバとヨーロッパの文化的関係に特化した多彩な博物館として再開された。この他、フエルサ要塞と市立博物館もあるが、改めて訪れるので別途。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2365752426828101&amp;type=1&amp;l=b6a316ae36<br /><br />アルマス広場からこの日の最後の目的地のカテドラル広場へ向かう途中のメルカデレス通り。右手には約300平方mある大きな壁画。「Mural historico cultural del Liceo Artistico y Literario de La Habana」と云う長い名前のこの作品は壁画家のアンドレス・カリージョ(Andres Carrillo)が2000年に描いたもので、キューバの歴史と芸術における67人の優れた人物を描いている。左手にはマルコ・デ・アルコス宮殿(Palacio del Marques de Arcos)の庭。この宮殿はカテドラル広場を囲む建物のひとつで、1741年に建てられたもの。庭にはなぜか猫がたくさん。あと、階段を降りようとしている人の銅像があったが、調べても誰なのか何なのか分からない。その先にJICAマークが入ったプレートがあるが、これは日本のODA無償資金協力のプレートで、ハバナ市歴史事務所文化会館視聴覚機材整備計画(The Project for the Improvement of Lyceum Audiovisual Equipment of the Office of the Historian of the City of Havana)と云うそうで、ハバナ市歴史事務所(OHCH)に対し、地域住民に多様な文化サービスを提供するための視聴覚機材および照明機材の導入を支援するもの。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2365731403496870&amp;type=1&amp;l=f1537e99ce<br /><br />7時前、ようやく最終目的地のカテドラル広場(Plaza de la Catedral)に到着。この日回ったハバナ旧市街の主だった広場の中では、最後に作られたもの。元々は沼地で、最初はスペイン艦隊のドッグとして使われ、その後広場として使われるようになった。そのため、最初はシエナガ広場(Plaza de la Cienga=沼の広場)と呼ばれていた。今の形になったのは1727年に大聖堂が建設された後。今はハバナで最も趣のある広場の一つと云われている。広場を代表する建物はハバナ大聖堂だが、翌日また来るので、それについては別途。<br />疲れたのでエル・パティオ(El Patio)と云うレストランで一休み。元々はCasa del Marquesde Aguas Clarasと云う1751年から1775年の間に建てられたコロニアル様式の邸宅を、レストランに改装したもの。店名が示すように、噴水と観葉植物で彩られた素敵な中庭がある。店の前のオープンカフェに座り、ここで夕食と思ったけど、なぜか流れでビール休憩に。まあ、生演奏を聴きながら次の行動をゆっくり考えられたので良かったが。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2365755866827757&amp;type=1&amp;l=5cfa64b7a8<br /><br />夕食はアルマス広場の近くのナオ(Nao)と云うレストランに。アルマス広場から運河に向けて少し行ったところにある。通りに席が設置されてるのでそこに。ここはキューバ伝統料理のアレンジがメインらしい。タコの煮付けのような料理が有名らしいが、この日はイカだった。タコがない日はイカになるらしい。大きな巻貝に盛り付けされてなかなか素晴らしかった。味は普通。パンとモヒートと併せてジャスト20CUCだった。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2365759600160717&amp;type=1&amp;l=af7fca2f0e<br /><br />この日もWiFi接続のためにホテル・セントラルへ。旧市街のなかでもっとも風情のある通りと云うオビスポ(Obispo)通りを約1km歩く。カフェや土産物店、バー、アイスクリーム店などが軒を連ね、どこからともなくサルサやラテン音楽が流れ、観光客のみならず地元の人にも愛されている通り。ホテル・セントラルのラウンジ。この日は缶ジュースでなくコーヒーを頼んだら、これがしっかりしたコーヒーで、5CUCで十分な価値あり。この日のWiFi接続は前日苦労したおかげでまあスムーズで、10時頃には宿に戻った。<br /><br /><br />以上ハバナ2日目終了。

ハバナ 旧市街その3 (Plaza de Armas & Plaza de la Catedral, La Habana Vieja)

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2018/09/15 - 2018/09/15

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ちふゆ

ちふゆさん

オビスポ通りを運河側に曲がるとすぐにあるのがここも世界遺産に登録されているアルマス広場(Plaza de Armas)。1519年のハバナの町が出来た直後の1520年代初期に造られたハバナ最古の広場。16世紀末まではイグレシア広場(Plaza de la Iglesia)と呼ばれていた。広場の中央には第一次キューバ独立戦争のリーダー、カルロス・マヌエル・デ・セスペデス(Carlos Manuel de Cespedes)の像が建つ。彼は地主でありながら、1868年、自分の工場で働く人たちを解放し、スペインに対する独立戦争の口火を切った。1955年にそれまで建っていたスペイン王フェルナンド7世(Ferdinand VII)の像に代わって建てられたもの。

公園は16世紀から20世紀にかけての建築にまたがる街の最も重要な歴史的建造物に囲まれている。南側には国立歴史博物館と公立図書館。この建物は1804年築で、元々はアウディエンシア(Real Audiencia=王立聴訴院)。1982年に博物館となり98年に図書館が入った。東側にはホテル・サンタ・イザベル(Hotel Santa Isabel)。98年に改装されたハバナ最高のホテルの一つだが、元々は1784年に建てられたPalacio del Conde de Santovenia。ホテルの前には古い機関車も置かれている。ホテルの北側にはエル・テンプレテ(El Templete)。1519年11月16日にこの場所で開かれたハバナ最初の大集落市議会を記念して、1827年に建立されたギリシャ風の新古典派聖寺院。そして、北西角にあるのがパラシオ・デル・セグンド・カボ(Palacio del Segundo Cabo)。穏やかなムーア風の部分バロック様式の部分的なカット石灰岩の建物は1772年にスペイン副総督宮殿として建設され、その後郵便局、上院、最高裁判所、国立芸術アカデミーの宮殿として数々の生まれ変わりをした後、2014年にキューバとヨーロッパの文化的関係に特化した多彩な博物館として再開された。この他、フエルサ要塞と市立博物館もあるが、改めて訪れるので別途。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2365752426828101&type=1&l=b6a316ae36

アルマス広場からこの日の最後の目的地のカテドラル広場へ向かう途中のメルカデレス通り。右手には約300平方mある大きな壁画。「Mural historico cultural del Liceo Artistico y Literario de La Habana」と云う長い名前のこの作品は壁画家のアンドレス・カリージョ(Andres Carrillo)が2000年に描いたもので、キューバの歴史と芸術における67人の優れた人物を描いている。左手にはマルコ・デ・アルコス宮殿(Palacio del Marques de Arcos)の庭。この宮殿はカテドラル広場を囲む建物のひとつで、1741年に建てられたもの。庭にはなぜか猫がたくさん。あと、階段を降りようとしている人の銅像があったが、調べても誰なのか何なのか分からない。その先にJICAマークが入ったプレートがあるが、これは日本のODA無償資金協力のプレートで、ハバナ市歴史事務所文化会館視聴覚機材整備計画(The Project for the Improvement of Lyceum Audiovisual Equipment of the Office of the Historian of the City of Havana)と云うそうで、ハバナ市歴史事務所(OHCH)に対し、地域住民に多様な文化サービスを提供するための視聴覚機材および照明機材の導入を支援するもの。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2365731403496870&type=1&l=f1537e99ce

7時前、ようやく最終目的地のカテドラル広場(Plaza de la Catedral)に到着。この日回ったハバナ旧市街の主だった広場の中では、最後に作られたもの。元々は沼地で、最初はスペイン艦隊のドッグとして使われ、その後広場として使われるようになった。そのため、最初はシエナガ広場(Plaza de la Cienga=沼の広場)と呼ばれていた。今の形になったのは1727年に大聖堂が建設された後。今はハバナで最も趣のある広場の一つと云われている。広場を代表する建物はハバナ大聖堂だが、翌日また来るので、それについては別途。
疲れたのでエル・パティオ(El Patio)と云うレストランで一休み。元々はCasa del Marquesde Aguas Clarasと云う1751年から1775年の間に建てられたコロニアル様式の邸宅を、レストランに改装したもの。店名が示すように、噴水と観葉植物で彩られた素敵な中庭がある。店の前のオープンカフェに座り、ここで夕食と思ったけど、なぜか流れでビール休憩に。まあ、生演奏を聴きながら次の行動をゆっくり考えられたので良かったが。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2365755866827757&type=1&l=5cfa64b7a8

夕食はアルマス広場の近くのナオ(Nao)と云うレストランに。アルマス広場から運河に向けて少し行ったところにある。通りに席が設置されてるのでそこに。ここはキューバ伝統料理のアレンジがメインらしい。タコの煮付けのような料理が有名らしいが、この日はイカだった。タコがない日はイカになるらしい。大きな巻貝に盛り付けされてなかなか素晴らしかった。味は普通。パンとモヒートと併せてジャスト20CUCだった。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2365759600160717&type=1&l=af7fca2f0e

この日もWiFi接続のためにホテル・セントラルへ。旧市街のなかでもっとも風情のある通りと云うオビスポ(Obispo)通りを約1km歩く。カフェや土産物店、バー、アイスクリーム店などが軒を連ね、どこからともなくサルサやラテン音楽が流れ、観光客のみならず地元の人にも愛されている通り。ホテル・セントラルのラウンジ。この日は缶ジュースでなくコーヒーを頼んだら、これがしっかりしたコーヒーで、5CUCで十分な価値あり。この日のWiFi接続は前日苦労したおかげでまあスムーズで、10時頃には宿に戻った。


以上ハバナ2日目終了。

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