ポルトガル・スぺイン　ドライブ旅行記　5日目②　トレド編　

2018/06/03 - 2018/06/03

古都トレドはスペイン中央に位置する世界遺産。
『もし、1日しかスペインに居られないのなら、迷わずトレドへ行け』
と言われるくらい、トレドは有名な観光地です。
三方をタホ川に囲まれた岩山に築かれた天然の要塞都市としても知られています。
トレドはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が入り混じった建築物が
見応えあり街歩きはとても楽しかったです。

トレド★　６月３日(日）セコビア　→　トレド　→　
　　　　　　　　　　　　コンスエグロ　→　アルマグロ
日程
5/30(水）ポートランド　→　サンフランシスコ　→　ニューアーク
5/31(木）リスボン　→　エボラ　→　エストレノモス
6/01(金）エストレモス　→　メリダ　→　トリヒーリョ　→　カセレス
6/02(土）カセレス近郊　→　アビラ　→　セコビア
6/03(日）セコビア　→　トレド　→　コンスエグロ　→　アルマグロ
6/04(月）アルマグロ　→　ウベダ　→　バエサ　→　ハエン
6/05(火）ハエン　→　コルドバ
6/06(水）コルドバ　→　グラナダ
6/07(木）グラナダ
6/08(金）グラナダ　→　サロブレーニャ　→　ネルハ　→　フリヒリアナ
6/09(土）フリヒリアナ　→　マラガ　→　ロンダ
6/10(日）ロンダ　→　セテニル　→　カルモナ　→　セビーリャ
6/11(月）セビーリャ
6/12(火）セビーリャ　→　タヴィラ　→　ファーロ　→　ラゴス
6/13(水）ラゴス　→　サグレス　→　アルブフェイラ　→　リスボン近郊
6/14(木）リスボン　→　ロンドン　→　サンフランシスコ　→ポートランド自宅

エリア トレド(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

トレドに到着しました。
駐車場の看板の矢印に従って
11時30頃に有料の室内駐車場に車を駐車しました。

この建物の地下に駐車場があります。
アルカサルの近くの駐車場です。
市内では駐車場が少なかったり満車だったりなどで
駐車場探しに時間がかかる事が多いのですが
すぐに駐車ができてよかったです。

観光に行く前に
旦那さんが腹減りすぎてアカン～って。
空腹だと機嫌が悪くなるお子様なので、すぐ近くのバルに入ります。
バルは気軽でいいね～

スタッフは綺麗な若いお姉さんが1人だけ。

私は赤ワイン、旦那さんは生オレンジジュース。
スペインのオレンジジューズは甘くて美味しい。
ワインよりオレンジジューズの方が高かったです。
タパスはカウンターから指を差し、まずは２つ注文。

生ハムサンドイッチがあったので追加で注文しました。
生ハムが美味しい～。
ワインに合うわ。口の中がパラダイス(^^♪

カウンターにあった鶏肉のカレー味の煮込みを注文。
電子レンジで温めようとお姉さんが入れていたのですが、
いつまでたっても出してくれません。
どうなってるの目線を送ります。
赤ワインをもう１杯注文しました。それでも気がつきません、、
あの～、鶏肉は？って聞くと
おおおお！って、、忘れてたのね。お客は私達だけなんだけど($・・)/~~~
お会計は１２ユーロで安かったわ。

観光タイムです。
旦那さんはスペインは初めてなのですが
私は結婚前に友達とツアーでトレドに来た事があります。
１月だったので真冬でした。
冬のヨーロッパの街並みも素敵ですが、
初夏の季節も新緑が綺麗で好き。違った季節に再訪できて嬉しいです。
トレドは天気がよくてよかった。気温は暑すぎずでちょうどいい。

まずは一番近くのアルカサル（軍事博物館）に。
ここは私も初めてです。
この町で最も高い標高548mの丘に立つ長方形の建物です。

嬉しい事に日曜日は無料です。
たくさんの人が並んでいましたが、すぐに入館できました。
手荷物検査があります。

入ってエスカレーターがあります。
その下はローマ時代の石垣が保存されています。
アルカサルは元は3世紀にローマ帝国の宮殿があった場所に、
11世紀にイスラムの支配からトレドを奪還した
アルフォンソ6世が要塞に改築したもの。

スペイン内戦中の1936年、共和国軍の包囲戦によって破壊されましたが、
再建され、現在は軍事博物館となっています。
内戦で破壊されたアルカサルの写真を展示している部屋がありました。
壁に残った銃弾跡も。スペイン内戦当時の物です

日曜日で無料でもありますし、館内は混雑していました。

軍事博物館の名のとおり
古代ローマや中世の大砲や銃、ナイフ、軍服、旗、模型などが展示。

鎧の展示ルーム。

ナイフがいっぱいの展示ルーム。

大砲がふんだんの展示ルーム。

銃の展示が盛りだくさんのルーム。

軍服がずらり展示されているルーム。

日本の侍時代の鎧や刀も展示されています。

ん？昔のカメラの展示ルームもあり。

ミニチュアの兵隊さんの模型コーナー。

ミニチュアはけっこう好きなんで
ここのルームは
へえ～、細か～いなあ、よく出来てるわね～なんて思いながら
じっくり見てしまいました。

その他、紋章、勲章の展示ルーム
モスカルド大佐率いる反乱軍が72日にわたり篭城した際の大佐の部屋などなど。
すべてじっくりとは見てないのですが
館内はとても広く、展示部屋や展示品がこれでもかってくらいたくさんあり
まだあるの、まだあるの～ってなかんじで館内をまわりました。

ポンペヨ・レオーニの作品を複製した皇帝カルロス5世の彫刻。

テラスに出ます。

なぜヘリコプターがあるのだろう？

ここからの眺望は必見。

銅像もある。

トレドはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が入り混じった建築物が残り、
旧市街全体が世界遺産として登録されています。

文化が入り混じったのがよくわかります。
独特な街並みです。私は好きです。

ずっと眺めていても飽きません。

さら～って見学しようかと思った軍事博物館。
あまりにも広くて
結局２時間くらいかかってしまいました。

アルカサルを出てソコドベール広場にきました。

普段からこのようなタペストリーをたらしているのかしら～。
雨が降ったらどうするのかしら？
なんて思ってこれはなんだったのだろうと帰国後に調べてみましたら

2018年は５月31日がコルプス・クリスティ（キリストの聖体祭）で、
この期間はカテドラルの外壁に旗やタピスリーをたらすのだそうです。
今日は６月３日。
もう終わってますね。で、調べによると
当日のパレードは正午に開始され
トレド中の鐘が響き渡り、行列の先頭には5大陸を代表する巨人たちが登場します。 引き続き、大聖堂から聖体顕示台の載せられた御輿が出され、信心会の行列が創設順に続きます。
いつかこの時期に来ることがあったら見てみたいです。

こんな重要なお祭りがあった事を知らなかったなんて、、

ピスタチオのアイスとコーク。
混雑しているのでアイスを買うにも一苦労。
ピスタチオ味のアイスは私は大好きなんです。
ヨーロッパのピスタチオ味は甘すぎず美味しいので
必ず一度は食べます。

エル・グレコ美術館を目指します。
今日は日曜日でまたまた嬉しい無料日。
ですが15時で閉館です。
今、14時前です。いそがねば～

こちらのバルコニーにも16、17世紀のアンティークの幕や
タペストリーが飾られています。

上には日差し余けのテントにランプ。

人、人、人です。すご～い人です。大混雑。
スリに注意です。

生ハムサンドのお店はアジア系の観光客で混雑していました。
歩いている人を見てみますと
人種、言葉から世界中の国から観光客がトレドに訪れてるようにみえます。
さすがスペインの人気の観光地です。

ランプが街並みにピッタリです。

看板を発見。

大聖堂の塔。

少し迷いました。
現地の男性にスペイン語で道を尋ねます。
スペイン語であっちいってこっち曲がってだよっと教えていただきました。
なんとなくわかったぞ。

エル・グレコ美術館に14時に到着。
大きな荷物はコインロッカーに入れなければいけません。
コインは返却されます。

エル・グレコ美術館は20世紀初頭に、エル・グレコの散り散りになっていた作品を集めることを目的として造られた美術館。住んできたユダヤ人地区の家の一つが改築されて造られています。

エル・グレコは16世紀から17世紀にかけてのスペイン黄金期に活躍した画家です。
でも彼はスペイン人ではないんですよね～。
ギリシヤのクレタ島で生まれたギリシヤ人画家です。
35歳でスペインに向かい後半生をトレドで過ごしました。

以前にもエル・グレコ美術館に訪れていますが、
2011年3月にリニューアルされる以前でしたし
あまり覚えていませんでした。

じっくり素晴らしい絵を鑑賞します。

写真撮影はノーフラッシュでしたら撮影可能です。
監視員さんが
このおばちゃんはフラッシュを光らせへんやろうなあ～ってかんじで
最初はガン見してきます。

中庭があります。バラの花が咲いて綺麗でした。

次はすぐ近くのトランシト教会に行きます。
ムデハル様式のユダヤ教会です。
今日はここも日曜日は無料。
ですが、15時に閉館します。
いそがねば～
この辺りの路地も素敵です。

1０分前に到着しました。
入ろうとしたらもうダメよって入り口で係の人がいうので
10分で出るから～って言っても絶対ダメ！って頑固。
後ろの観光客の人がチェ！ってかんじで舌打ちしてました。
残念だわ～。
4トラで行かれた方の内部の写真を見て行った気分にさせてもらいます。

この辺りは旧ユダヤ人街。雰囲気があるわ。

サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会に行きます。
外観の写真を撮影するのを忘れました。

ここは日曜日の恩恵はありません。
有料です。15世紀に造られた修道院です。
ここは教会部分です。

白を基調とした建物です。
天井の装飾も非常に美しい。
柱の作りはゴシック様式のように見えましたが
ムデハル様式もミックスされたイサベル様式と呼ばれるものらしい。

彫刻がとても緻密で綺麗でした。

2階に行きます。

パティオを取り囲む回廊は階によって建築様式が異なり、
1階部分はゴシック様式、
美しい嵌木細工の2階天井はムデハル様式になっています。

2階の天井
ムデハル様式

1階の回廊から見上げました。

1階の回廊です。ゴシック。

メインの大聖堂に行かなければ、、
大聖堂は日曜日は14時から開館です。

食料品店。
スペインは美味しそうな物がたくさんあります。
ついつい寄り道をしてしまいました。

トレドの伝統工芸品のダマスキナードのお店があちこちにあります。
そういえば前回来た時にトレドで
ダマスキナードのペンダントトップを購入しましたが、何処へ。
あの頃は通貨はユーロではなくペセタで物価も今より安かったかな。

大聖堂が見えてきました。

大聖堂前の広場の建物には大きな人形が飾られていました。
普段から？いや違うなあー。
これも聖祭りのひとつの飾りでしょうね。

ステージもありましたし、今日は何でしょうか、、
これも帰国して調べたら聖祭りの一貫行事として１週間にわたり、
コンサート、ショー、スポーツイベントなど
様々なイベントやプログラムが開催されるとの事。
それで混雑していたんですね。納得。

大聖堂の前は人でいっぱいです。
大聖堂に入場しようと思ったのですが、、
チケット売り場は長い列、入場するのにも長い列でした。
今日の宿泊先は20時までにチェックインするのが規定。
宿泊先から今朝も確認メールがきました。
並んでいると間に合いそうにないので断念します。

私は前回に大聖堂は入場しているのですが
旦那さんは初めてだったので
風車を見にいくのをやめて大聖堂を見学しようかと提案をしたのですが
長時間並んで入場しても時間がなくてゆっくり見学できないのなら
断念した方がいいとのこと。

日曜日は14時から開館と遅く
お祭りだし、、いつもより混雑するのでしょうね。
大聖堂の一部の回廊は無料で入れるので
こちらだけ見学します。

素晴らしい壁画。

駐車場に戻るとしましょう～。

銅像。
自転車に乗っている人は有名な人の像なのかしら？
アート作品で名無しさんかしら？

ここからも展望台になっています。

城壁の外の街並みが見えます。
トレドは大きい街ですね～。
駐車場代金は10ユーロ。
城壁内の駐車場代金は高いらしい。

次に移動する前にトレドの市街を一望できる展望台に。

トレインビジョンが停車していました。
混雑していて車を停めれる場所がない～
と、運よく目の前の車が出たので停める事が出来ました。

雲が多くなってしまい残念でしたが

なんて綺麗な景色でしょう！

さきほど行ったアルカサルが見えます。
大きいですね。目立ちます。

大聖堂も見えます。
スペインのカトリックの総本山。

旅行のプランを考えるのは私なんですが、
旅行記を作成しながら、なぜトレドに泊らなかったんだろうと疑問。
何か理由があったと思ったけど忘れました。
と、思い出した！(*'▽')
宿泊代金が高かったからだったわ。
祭りのイベントのある時ですものね。今、納得した。

次に来る事があればトレドに宿泊したいです。
ここから夕暮れや夜景もみたいと＆リサーチはやっぱり重要だわと
つくづく思ったわ。
次は風車を見に行きます。

つづく、、、