2018.05 GWに巡るイタリア三都物語（６）華の都フィレンツェ・ドゥオーモのクーポラに登ってみよう

2018/04/29 - 2018/05/06

早朝から電車に乗ってフィレンツェまでやってまいりました。フィレンツェの象徴と言えば、やはり大聖堂・ドゥオーモの立派なクーポラでしょう（異論は認めます）。それでは早速登ってみましょう。

2020/01/11投稿

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

フィレンツェSMN駅から歩いて数分、ドゥオーモ広場へやってきました。フィレンツェの中心地。

フィレンツェ歴史地区 旧市街・古い町並み

バスはここまで入ってくるんだ。

サン・ジョヴァンニ洗礼堂や

サン ジョヴァンニ洗礼堂 (フィレンツェ) 城・宮殿

鐘楼。

そしてこちらがサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂（ドゥオーモ）。錚々たる建築物がこの一角に並んでいますね！

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

全部まとめて。

ジョットの鐘楼 建造物

もちろん、周りの建物は石造り。直ぐ側まで建物が並んでいますね。

これは救急車？　何台も並んでいるなあ。

ジョットの鐘楼を真下から見上げてみたり。

ドゥオーモのクーポラを見上げてみたり。

人が写っていると、建物のサイズ感が伝わるでしょうか？

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

うーん、すらっとした鐘楼とどっしりした大聖堂。対になりますねえ。

さて、このドゥオーモの丸いドーム型屋根、クーポラの屋上まで入ることができます。さらに、クーポラへの入場は時間予約制。もちろん当日でも空きがあれば買えるでしょうけど。

そういうわけでこのチケットと入場予約、4/22にネットでしていました。
ドゥオーモのクーポラと洗礼堂、ジョットの鐘楼、そしてドゥオーモ付属美術館ガセットで18ユーロ、72時間有効。予習したガイドブックでは48時間15ユーロになってたんですけどこの1年で値上げしたんですかね。ちなみに有効期間は伸びたけど、今回フィレンツェにいるのあと数時間だからあまり意味がない……。
そして予約必須のクーポラ入場時間は本日8時半。もちろん、電車で到着する時間に合わせてあります。

それでは時間になりましたので、印刷してきたチケットを見せて中に入りましょう。

さあ、階段を登っていきますよ！　8：48登攀スタート。
いやあ、狭い！！

ちょっと登って窓から外を見てみると、もう周りの建物の高さを超えましたねえ。

こんな像が並んでいるところまでやってきました。なんでも六聖人の像らしいです。
もうこの頃には既に息切れ気味。
でもまだ登り始めて三分しかたってないのよね……。

おお、石造りの螺旋階段！　実に塔らしくなってきました。

おお、なんか開けたところ（通路は狭いけど）に出てきましたよ。

下を見下ろすと、なにか儀式（？）をやっていました。

大聖堂の中はこんなふうになってるんだなあ。随分高いところまで登ってきました。ちなみに、登り始めてから4分くらい。

上を見上げると、おお、クーポラ天井のフラスコ画がよく見える！

びっしりと人物やら天使やら悪魔やらが描かれています。

これ、どうやって書いたんだろう……。

ステンドグラスもはめ込まれています。

すごくきれい。

おっと、この画も見どころですが、展望台に行かないと。

さあそれではまた登っていきますよ。写真は後ろを向いて撮ったもの。

おー、たかいたかい。

階段が螺旋階段から変わったぞ。

矢印のところから登ってきまして。

おお、いよいよ……！

クーポラの展望台についたぞ～！！

わあ、いい景色！

高さ90ｍ、463段。登りきりました。

ちなみに、展望台に到着した時間が09：05だったので、登りだしてから7分。フレスコ画を眺めていた時間を引くと、登っていた時間は5分くらいでしょうか。

一気に登ってしまったのですが、ゆっくり登ると時間かかるだろうなあ。

石造りの建物に赤茶色の屋根が並ぶ。日本では観られない街並みの光景ですよねえ。

まあ、屋根の色は山陰地方の石州瓦に似てるから……、

これからは山陰に行けばちょっぴり欧州気分が味わえる？　（んなわけないか）

展望台の有料双眼鏡。イタリアにもあるんだなあ。

あちらに見えるドームはメディチ家礼拝堂。工事中のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会や、先程列車でやってきたフィレンツェSMN駅が見えます。

そしてこちらはヴェッキオ宮殿！！

あのあたりはボーボリ庭園やミケランジェロ広場？
ああいうところでのんびり半日過ごすのもいいだろうなあ……。ミケランジェロ広場から夕暮れ時にこのドゥオーモや鐘楼を眺めたら綺麗だろうなあ……。

しかしこれらのスポットもフィレンツェの見どころですが、今回の駆け足観光では訪問できないのですよね……。

パノラマでも展望台からの風景を。ミケランジェロ広場やヴェッキオ宮殿が見えるので、クーポラの西～南側の風景。

こちらはジョットの鐘楼が（途切れながらも）写っているので、東～北側の風景かな。

45分ほど展望台にいて、ぐるぐる周回しながら観ていました。

さあ、そろそろ名残惜しいですが……。

下へとおりましょう。

さあ、さっきのクーポラ内部に出てきました。

上りと下りで順路が違っていた（うろ覚えですが）ので先程とは違う部分を半周します。天井のフラスコ画との距離が近い！！

このフラスコ画はヴァザーリやその弟子たちによる作で「最後の審判」という画だそうです。

あれは龍？　西洋風にドラゴンって言う方がいいかな。

おどろおどろしい地獄の様子や、天国の様子（？）が描かれていますねえ。

しかし、地獄って概念、東洋にも西洋にもあるんだな。ぜんぜん違う宗教なのに、仏教でもキリスト教でも地獄が信じられているということは、とても興味深いですね。

しかし、本当に高いところにあるよなあ。

さあ、満足するまでフラスコ画を眺めたので下まで降りましょう。

このあたりは建築の道具？

10：10。下まで降りてきました。

さっきはあんな高いところにいたんだなあ。

いやあ、1時間半ほどかけたクーポラの観光でした。さて、お次は……。