2018/01/11 - 2018/01/26
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beanbagさん
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カタール航空のキャンペーンを利用して念願のイタリア旅行に出かけました。夫婦ともリタイアして時間だけは余裕があるので、南回り16日間のゆったりスケジュールです。
季節は真冬ですが昔スペインに行ったのも1月、寒かった記憶がさほどないのでイタリアなら大丈夫だろうと判断しました。結果は大正解。観光地はどこも空いているし、風のない好天が多く、街歩き中も寒さを感じることはありませんでした。帰国した日本の方がはるかに寒いくらいです。また、バーゲン期間中だというのもメリットです。
当初は全土をドライブで回ろうと企画しましたが、連泊が多くレンタカー代がもったいないと気づき、フィレンツェで1日だけ借りることにしました。都市間の移動はトレニタリア(旧イタリア国鉄)です。
〈旅程〉
1月11日 成田→ドーハ 機内泊
1月12日 ドーハ→ローマ ローマ泊
1月13日 バチカン、ローマ市内散策 ローマ泊
1月14日 ローマ市内散策 ローマ泊
1月15日 ローマ→ナポリ→ポンペイ ナポリ泊
1月16日 ナポリ市内散策 ナポリ泊
1月17日 ナポリ→フィレンツェ フィレンツェ泊
1月18日 フィレンツェ→ピサ→アウトレット フィレンツェ泊
1月19日 フィレンツェ市内散策 フィレンツェ泊
1月20日 フィレンツェ→ボローニャ→ベネチア ベネチア泊
1月21日 ベネチア市内散策 ベネチア泊
1月22日 ベネチア→ベローナ→ミラノ ミラノ泊
1月23日 ミラノ市内散策 ミラノ泊
1月24日 ミラノ市内散策 ミラノ泊
1月25日 ミラノ→ドーハ 機内泊
1月26日 ドーハ→成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 飛行機
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
行き先が決まったら、まず航空券の手配です。カタール航空のホームページから予約しました。
ローマIN→ミラノOUTです。 -
次にホテルの予約。ホテル予約サイトです。
ローマ、ナポリ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノ全て連泊の13泊です。
イタリア国内は鉄道移動ですが、あえて駅近でないホテルを選択しました。
理由は、①駅周辺は一般的に治安が悪い、②中途半端な近さだと重いキャリーバッグの持ち運びが大変なのでタクシーが利用できる距離の方が楽、だからです。 -
続いて鉄道切符の予約。トレニタリアのホームページから予約しました。今は日本語サイトもあるようです。
全て最速のフレッチェロッサのビジネスクラスです。
ローマ→ナポリ 1時間7分 @29.90ユーロ(4,045円)
ナポリ→フィレンツェ 2時間31分 @54.90ユーロ(7,428円)
フィレンツェ→ボローニャ 35分 @19.90ユーロ(2,685円)
ボローニャ→ベネチア 1時間27分 @32.90ユーロ(4,452円)
ベネチア→ベローナ 1時間10分 @26.90ユーロ(3,629円)
ベローナ→ミラノ 1時間13分 @19.90ユーロ(2.685円)
日本の新幹線の東京→名古屋(1時間41分)グリーン車が14,680円ですので、早めに予約すれば日本よりはるかに格安です。しかもサービスや乗り心地もトレニタリアの方が上です。
また、予約時に座席指定をしておくことが肝心です。私たちは全て片側1列、向かい合わせの座席を確保でき、くつろげました。 -
レンタカーもネット予約です。
フィレンツェで1日だけ借りることとしました。 -
どうしても行っておきたい観光地はバチカン美術館です。これも簡単にネット予約できます。
@17.00+4.00(予約料)=21.00ユーロ(2,800円)
これは予約バウチャーで、現地で入場券に引き換える必要があります。 -
もう一つはミラノのレオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」です。これも予約必須。公式サイトから予約。こちらも現地で入場券と引き換えます。
@10.00+2.00(予約料)=12.00ユーロ(1,600円) -
念のためコロッセオも予約しました。
@12.00+2.00(予約料)=14.00ユーロ(1.900円)
しかし、朝一番に行ったところガラガラでこれは必要ありませんでした。
他にフィレンツェのウッフィツィ美術館やアカデミア美術館なども夏場は長い行列ができるようですが、オフシーズン、平日、昼間に行く予定なのであえて予約しません。実際、現地はガラガラで行列などありませんでした。 -
ミラノ滞在中にスカラ座でちょうどオペレッタの公演がありました。
スカラ座には(後の旅行記に書くつもりですが)思い入れがあるので、安い天井桟敷席を予約しました。そのほうが服装の準備も楽です。
公式サイトは良くできていて、座席指定の際に舞台の見え方が席ごとにシミュレーションできます。あいにく1列目はすでに満席、視界のよさそうな2列目席を並びで指定しました。席ごとに値段が違うのは、NFLのスタジアム予約に似ています。
出発前の準備は、11月中に終えました。 -
準備が終わったところで、改めて勉強です。
まず、図書館でこの本を借りました。長大なゲーテ「イタリア紀行」を写真入りで簡潔に纏めてあるので読みやすい案内書です。
偶然ですが、私たちのローマの滞在ホテルがゲーテの下宿の2軒隣であることが分かりました。 -
それからこの映画。アマゾン・プライムビデオでタダで観れます。
あまりにも定番ですが、これまでちゃんと観たことがありませんでした。だって、この映画が封切られた時、私はまだ3歳ですから。 -
出発直前にWOWOWでこんな番組があり、これも大変参考になりました。
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いよいよ出発です。
羽田ではなく成田発を選択したのは、航空運賃が3万円ほど安いからです。
最寄駅からは羽田行き、成田行きどちらの空港バスも出ています。料金は羽田が往復3,500円ほど安いですが、成田は乗車時間が1時間長いだけでそれほど負担はありません。 -
夫婦で大型スーツケース2台とバックパックです。
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機内持ち込みのバックパックの中身は、ロストバゲッジに備えて2日分の衣類とパジャマ、洗面用具などです。
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イタリアはスリやボッタクリが多いと聞いているので出発前から憂鬱でした。
4トラのイタリア旅行記で「スリ」をキーワード検索したら477件ヒットしました。中には「スリル(スリリング)」「スリッパ」「ノースリーブ」なども引っ掛かりましたが、スリに関する旅行記は全て拝見し、傾向と対策を練りました。
その対策の一つがこれ、野田鶴声社のホイッスルです。アメフト審判時代に記念に頂いたものです。NATO軍やFIFAワールドカップでも使われ、10万人収容スタジアムのスタンドの隅々まで響き渡る優れものです(ホイッスルのフェラーリ?)。
実際にスリの危険を感じたのは2度ほど、うち1度はホイッスルを口にくわえる状況でした。 -
成田空港第2ターミナルに到着、チェックイン。
成田空港第2ターミナル 空港
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カタール航空はワン・ワールドなのでJALラウンジが使えます。
サクララウンジは1年ぶりですが、ANA派の私にはアウェイ感が漂います。成田空港国内線 JALサクララウンジ 空港ラウンジ
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ANAラウンジに比べ内装がオシャレ。気のせいか料理も美味しそう。
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定番のカレーライスをいただきました。
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搭乗時刻になっていよいよ初カタール航空です。機材はB777-200LR。
ビジネスクラスはスタッガードではないけれどシートピッチ2メートル以上はあろうかというフルフラットシート。窓側席でも自由に出入りでき席幅も十分です。
窓4つ分を独占、まるでファーストクラスです。
ビジネスですがパジャマも頂けます。 -
まず、ウェルカム・シャンパン。
食事は洋食をチョイス。日系エアラインに比べて料理はどれも美味しい。
とりわけ中東風サラダ(左下)のパセリが美味しかったです。
食後はチーズとポルト。 -
寝覚めの軽食は人気の寿司。これも満足。
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トイレも広くて綺麗、使用する毎にCAさんが清掃、便座シートも敷いてあります。
さすが「エアライン・オブ・ザ・イヤー2017」を受賞しただけのことはあります。サービスもファーストクラス水準です。 -
カタールはもちろん産油国、機内の紹介ビデオに映された製油所が私の現在関与する会社に似ていて親しみを感じます(同社の名誉のために言うと、こんなにフレアスタックは出ていません)。
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約12時間のフライトでドーハに到着。
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カタール上空の夜景です。現地時刻は午前4時半頃。
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イチオシ
さすが金持ち国家、道路は全て街路灯で輝いています。走っている車はほとんどありません。
ドーハは20年前には「世界でもっともつまらない街」という散々な評価をされていましたが、大変貌を遂げたようです。 -
ドーハ・ハマド国際空港は、噂には聞いていましたが巨大な空港です。
ハマド国際空港 (新ドーハ国際空港) 空港
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まず乗り継ぎ便のゲートを確認します。
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ビジネスクラスラウンジは、ワンフロアを独占する広大なラウンジです。
デザインも什器も素晴らしく、オイルマネーの威力を実感します。アルムルジャン ビジネスラウンジ (ハマド国際空港) 空港ラウンジ
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階上はレストラン、階下のラウンジにも別に食事コーナーがあります。
料理の品揃えも十分、それ以上にスタッフの多さに驚きます。
ちなみに、階上レストランのトイレは男女とも個室が一つしかありません。なのに、スタッフが1人常駐していて、使用する毎に清掃するのはびっくりです。 -
私は満腹なのでカクテル1杯だけ。
ここで妻がウクライナ人の母子連れから「日本人ですか?」と声をかけられました。「東洋人をどうして見分けられるの?」と聞き返すと、「中国人とは服装で分かる」とのこと。
隣席にはサッカー元インドネシア代表のブディ・スダルソノ選手が座っていて、ラウンジスタッフが大勢集まっていました。彼はアジアカップ2004でカタールから得点を奪い初勝利したインドネシアの英雄で、カタールから見れば宿敵のはずですが‥。 -
間違いなく世界トップクラスのラウンジだと思います。
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階下のラウンジのトイレには個室がたくさんあります。ここも複数のスタッフが常駐していて、使用の都度、清掃します。
今回の旅で一番綺麗なトイレでした(イタリアとは雲泥の差)。 -
大きな電光掲示板(死語?)には次々と情報が流れています。背景のデザインが様々に変わるので見ていて飽きません。
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英語のメッセージが右から左に流れるのに対し、アラビア語は左から右に流れます(当たり前か)。
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ラウンジのシートには傍にモニターがあり、席を立たなくても搭乗情報や空港マップが確認できます。もちろんガジェットの充電も可能。
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搭乗時刻が迫ったのでラウンジを後にします。
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いよいよローマに向けて出発です。
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この旅行記へのコメント (5)
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- travelさん 2021/02/13 21:37:40
- 飛行機に搭乗する時のワクワク感はたまりませんね。
- beanbagさん、カタ-ル航空を楽しまれた様で良かったですね。
カタ-ル航空はまだ利用したことがないので一度搭乗してみたいです。
飛行機を見るのも乗るのも好きで特に離陸と着陸の瞬間は感激します。
コロナ禍で航空会社も大変な状況だと思います。
チンクエテツレとブル-ジュの旅行記に訪問頂き有難うございます。
コロナが中々収まらないので飛行機に乗って海外に行けるのはまだまだのようですね。
travel
- beanbagさん からの返信 2021/02/14 11:40:20
- RE: 飛行機に搭乗する時のワクワク感はたまりませんね。
- travelさん
いつもコメントをありがとうございます。
カタール航空は今まで乗った飛行機で一番快適でした。今後、ヨーロッパに行く機会があったら、また利用したいと思っています。引退老人には時間はいっぱいありますから。
Antarctic Dream号の空キャビン利用にはびっくりしました。旅行社からの連絡を待って空きが出るとすぐさまウシュアイアに飛ぶなんて、普通の人にできる芸当ではないですね。私もパタゴニアに行きたくて、あれこれ旅行計画を練る中で、南米アクセスの難しさを痛感していましたのでびっくりでした。南極行きはすごくお金がかかると思っていたので、目から鱗です。
プロフェッショナルの旅行記、楽しみにしています。これからもよろしくお願いします。
beanbag
- travelさん からの返信 2021/03/13 08:04:32
- RE: RE: 飛行機に搭乗する時のワクワク感はたまりませんね。
beanbagさん、返信コメントそして南極と秋田の旅行記にも訪問頂きありがとうございます。
南極クル−ズですが、ラスト・ミニッツ・オファ−が出た時点で直ぐにメールでやり取りしているウシュアイアの旅行社にクレジットで代金を送金しなくてはいけないので送信ボタンを押すときは少し手が震えましたアンタ-クティックドリ-ム号のバウチャ-が送信されてきた時は心底ほっとしました。
行きたいという一心で必死でしたが今考えると何もかも上手くいってほんとラッキ−だったんだという思いです。
アルゼンチンは自然の宝庫で大好きな国です。
今は南米もANAのメキシコ線があるのでアメリカを経由しなくてもいいので行きやすくなったのではないかと思います。
いつも拙い旅行記に訪問頂き有難うございます。
こちらこそ宜しくお願い致します。
travel
-
- ドロミティさん 2018/01/29 14:13:02
- こんにちは。
- beanbagさん、こんにちは^^
イタリアご旅行前の準備編、たいへん参考になりました。
どうもありがとうございます。
今、イタリアはそんなにもスリが多いのですね。
ジプシーも寒いから南下しているのかも知れませんね^^;
カタール航空も乗ってみたいと思いました!
続きも楽しみにいたしております。
厳しい寒さが続いておりますから、くれぐれも御自愛ください。ドロミティ
- beanbagさん からの返信 2018/01/30 17:07:42
- Re: こんにちは。
- ドロミティさん
いつもコメントをありがとうございます。
私も出発前にドロミティさんのフィレンツェ旅行記を拝見し、勉強させていただきました。
カタール航空は評判にたがわず快適でした。これからも日系エアライン直行便のないヨーロッパ旅行に利用したいと思います。でもエミレーツにも乗ってみたいです。
イタリアはスリやサギ、ボッタクリが多いのが難点ですが、人々は予想以上に親切でした。常に緊張感を保つ必要がありますが、十分楽しめる場所だと思います。
これからも旅行記を楽しみにしております。よろしくお願いします。
beanbag
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