2018/01/11 - 2018/01/26
18位(同エリア3770件中)
beanbagさん
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1月17日(水)晴れ。
朝ナポリを出発、フィレンツェに。フィレンツェは3泊します。
宿泊したホテルは、この旅一番の素敵な宿でした。書斎とリビングが付いたスイート、バスルームは2つあります。その上なんと、屋上には専用テラスまで付いています。
ホテルにチェックイン後、手始めに定番のウフィツィ美術館やドゥオーモ周辺を観光、翌日以降のスケジュールに余裕を持たせます。
〈タイムライン〉
06:45 ホテル出発
>タクシー>
07:00 ナポリ中央駅
>フレッチャロッサ>
10:45 フィレンツェ・サンタ・マリア・ノッヴェラ駅
>タクシー>
11:00 ホテル
12:00 ウフィツィ美術館
13:45 I' Girone De' Ghiotti(昼食)
14:30 シニョーリア広場
14:45 ポルチェッリーノの噴水(子豚の噴水)
14:50 ポンテ・ヴェッキオ
15:15 ドゥオーモ、洗礼堂
16:30 ホテル
18:10 I'Tuscani 2(夕食)
19:45 ホテル
〈旅程〉
1月11日 成田→ドーハ 機内泊
1月12日 ドーハ→ローマ ローマ泊
1月13日 バチカン、ローマ市内散策 ローマ泊
1月14日 ローマ市内散策 ローマ泊
1月15日 ローマ→ナポリ→ポンペイ ナポリ泊
1月16日 ナポリ市内散策 ナポリ泊
1月17日 ナポリ→フィレンツェ フィレンツェ泊
1月18日 フィレンツェ→ピサ→アウトレット フィレンツェ泊
1月19日 フィレンツェ市内散策 フィレンツェ泊
1月20日 フィレンツェ→ボローニャ→ベネチア ベネチア泊
1月21日 ベネチア市内散策 ベネチア泊
1月22日 ベネチア→ベローナ→ミラノ ミラノ泊
1月23日 ミラノ市内散策 ミラノ泊
1月24日 ミラノ市内散策 ミラノ泊
1月25日 ミラノ→ドーハ 機内泊
1月26日 ドーハ→成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
朝6時45分、タクシーを呼んでもらってホテルを出発。朝食の美味しいホテルですが、この日は食べる時間がなくて残念です。
ナポリ中央駅までチップ込みで15ユーロ(2,100円)。ナポリ中央駅 駅
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斬新なデザインのナポリ中央駅ですが、ロマ(ジプシー)の姿もあり要注意です。
列車を待つ間、私たちの近くのベンチにもロマのお婆さんが座っています。顔見知りの警察官が立ち去るよう説得しますが、動こうとしません。 -
やがて列車が到着、今日は定刻発車。
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今回もビジネスクラス1列席、向かい合わせの席。
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こんな感じのシートです。
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旧型車両なので乗降口近くに荷物スペースがあります。
トレニタリア・フレッチャロッサのトイレは、おしなべて清潔です。 -
車窓から。たまには列車の旅も良いものです。
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ローマはテルミナ駅ではなく、ティブルティーナ駅に停車。
間違える人もよくいるそうです。ローマ ティブルティーナ駅 駅
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ローマを過ぎると日本の新幹線同様、トンネルが多いです。
トスカーナの大地が広がっています。 -
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノッヴェラ駅に到着。途中、徐行区間もあり10分遅れでした。
大きな天窓が印象的な駅です。フィレンツェ サンタ マリア ノヴェッラ駅 駅
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駅からタクシーで10分弱、ホテル到着は11時でした。12ユーロ(1,700円)。
ここが想像をはるかに上回る素晴らしいホテルでした。
まず、立地最高。
レプッブリカ広場のランドマーク、アーチ門の隣の建物です。ジャンボローニャによるデザインの16世紀の建物で、中世フィレンツェでも有数の名家が所有していた建物だそうです。
また、周辺はフィレンツェ有数の高級ショッピング街、1階はドルチェ&ガッバーナ。日本で言えば銀座四丁目角みたいな場所です。パラッツオ ベキエッティ レジデンス デポッカ ホテル
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ロビーのソファに座ってチェックイン。シャンパンも用意してありますが、ウェルカムドリンクにスプレムータを所望したら、レストランからメイドさんが持ってきてくれました。丁寧な応対です。
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部屋もまた最高。
前室に続いてリビングルーム、ミニキッチンも付いています。その奥にベッドルーム、書斎コーナーがあります。バスルームは2つ、夫婦で使い分けます。バスタブはありませんが、当然シャワースペースも2つです。 -
極めつけは専用の屋上テラス。冬はあまりありがたみを感じませんが、季節が良ければ極上の空間となるはずです。朝食のルームサービスは追加料金なしなので、ここで食べても良いかも‥。
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部屋の間取りはこんな感じです。
いつも一番安いプランしか予約しませんが、このホテルはこれが標準なのでしょうか? -
11時45分、支度して観光に出かけます。
レッパブリカ広場名物のカルーセル。レプッブリカ広場 (フィレンツェ) 広場・公園
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ウフィツィ美術館まで徒歩8分。この通り行列なんてありません。
ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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入場券は@8ユーロ(1,100円)。
入り口でトイレを借ります。 -
廊下もこんな感じで、見学にはちょうどいい。
邪道かもしれませんが、見所だけを足早に見学します。 -
第2室 ルネサンスの父であり全ての西洋絵画の祖、ジョット・ディ・ボンドーネの傑作「荘厳の聖母」。
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第3室 シモーネ・マルティーニ「受胎告知」
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第9室 ピエロ・デラ・フランチェスカ「ウルビーノ公夫妻の肖像」
展示室は違っているかもしれません(以下同様)。 -
第8室 パオロ・ウッチェッロ「サン・ロマーノの戦」
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第8室 マザッチョ&マゾリーノ「聖母子と聖アンナ」
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第8室 フィリッポ・リッピ「聖母子と二天使」
ウフィツィ美術館ではこの作品に一番感銘を受けました。 -
第10-14室 ボッティチェッリ「春(プリマヴェーラ)」
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同じく「ヴィーナスの誕生」
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第9室 ボッティチェッリ「ユディトの帰還」(左)
第10-14室 ボッティチェッリ「メダルを持つ若者の肖像」(右) -
第10-14室 ギルランダイオ「玉座の聖母子と天使と聖人たち」
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第18室 「トリブーナ」
メディチ家のコレクションの秀作を収める目的でブオンタレンティが設計した部屋だそうです。東方から持ち込まれた6,000個の貝殻を貼り付けたという内部装飾に目を惹かれます。 -
2階(日本の3階)折り返し点で気分転換、外の風景を眺めます。
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第25室 ギルランダイオ「マギの礼拝」
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第27室 ペルジーノ「フランチェスコ・デッレ・オペレの肖像」(左)
アノニーモ・ピットレ・フィオレンティーノ?「悲しみの聖母」(右) -
第28室 フィリッポ・リッピ「聖母子と二人の天使」
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ピエロ・ディ・コジモ「アンドロメダを救うペルセウス」
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ロレンツォ・ディ・クレディ「男の肖像」
レオナルド・ダ・ヴィンチに影響を与え、後には、反対にダ・ヴィンチから影響を受けたイタリアの画家・彫刻家です。 -
第31・32室 ルカ・シニョレッリ「聖家族」
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同じく、ルカ・シニョレッリ「十字架上のキリストとマグダラのマリア」
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第35室 ミケランジェロ「聖家族」
ミケランジェロ唯一のテンペラの作品です。素晴らしい。 -
1階(日本の2階)に向かいます。
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廊下の突き当たりに「ラオコーン」があります。
バチカン美術館で見逃しましたが、こちらは16世紀に作られたコピーです。 -
第58室 アンドレア・デル・サルト「アルピエの聖母」(左上)
第61室 ポントルモ「エマオの晩餐」(左下)
第64・65室 ブロンズィーノ「エレオノーラ・ディ・トレドの肖像」(右) -
第66室 ラファエッロ「ひわの聖母」
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同じく「自画像」
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第71室 コレッジョ「聖母の幼子礼拝」
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第79室 レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」
目玉展示だけに大理石の壁に堂々と展示されています。 -
第79室 レオナルドとヴェロッキオの共作「キリストの洗礼」
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第90室 カラヴァッジョ「バッカス」
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第83室 ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」
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第90室? カラヴァッジョ「メデューサの首」
展示室は改装中でこの作品だけポツネンと展示されていました。
展示室が変更となっている作品もあり、繰り返しますが展示室の表示は間違っているかも知れません。
ウフィツィ美術館は名品揃いで、まさに中学校の美術の教科書が目の前に展開する思いでした。
大急ぎで回って1時間30分くらいです。 -
ヴェッキオ宮はダヴィデ像の前で記念写真を撮っただけで、立ち寄りません。
ヴェッキオ宮殿 城・宮殿
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シニョーリア広場には見慣れない巨大なオブジェがあります。
シニョリーア広場 広場・公園
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お昼はフィレンツェで人気の I' Girone De' Ghiotti 。夫婦でやっているワインとパニーニのお店。
生ハムたっぷりの大きなサンドイッチ2つと赤ワインで11ユーロ(1,500円)。新鮮で美味しく、安い。最高、五つ星。 -
もう一度シニョーリア広場に戻って、じっくり見学します。
ベンヴェヌート・チェッリーニ「メデューサの頭を掲げるペルセウス」(右上)、ジャンボローニャ「サビニの女たちの略奪」(右下)など、さながら彫刻美術館です。シニョリーア広場 広場・公園
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ポルチェッリーノの噴水(子豚の噴水)にも立ち寄りました。
幸運が訪れるというイノシシの鼻をみんなで撫でるので、そこだけピカピカです。プルチェッリーノの噴水 建造物
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続いてポンテ・ヴェッキオ、フィレンツェの象徴です。
橋の上に建物を立てるという独創的なアイデア。今は宝飾店が並んでいて、観光客が一杯。
私たちはウィンドウ・ショッピングと記念写真だけです。ヴェッキオ橋 建造物
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この日の観光の最後はドゥオーモです。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂はドゥオーモ、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の三つの建築物で構成されます。ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
-
共通チケットは@15ユーロ(2,100円)、洗礼堂のチケット売り場で買いました。
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まず洗礼堂を見学。
サン ジョヴァンニ洗礼堂 (フィレンツェ) 城・宮殿
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ロレンツォ・ギベルティ「天国の門」、「天井のモザイク画」などが見所。
床のモザイクも美しい。 -
ドゥオーモは美しいファサードに目を惹かれます。
たくさんの彫像、ピンクの大理石が珍しい。 -
クーポラのフレスコはジョルジョ・ヴァザーリとフェデリコ・ツッカリによる「最後の審判」。
パオロ・ウッチェロ作の時計などもあり、全部見て回るには時間がかかります。
地下遺構の見学もできます。 -
ジョットの鐘楼は外から見るだけ、登りません。歳ですからクーポラにも‥。
ジョットの鐘楼 建造物
-
街角で見かけたお店。観光客が試着して写真を撮っています。
この後、一旦ホテルに戻りました。 -
夕食はこのお店、イ・トスカーニ2(I'Tuscani 2)フィレンツェで評判のステーキ店。
メニューは選択肢が少なく、ピサ牛、フィレンツェ牛、豚、ハンバーグくらいしかありません。
私たちは安いフィレンツェ牛をチョイス、1セット2人分です。2種類のサラミ、1.2kgのTボーンステーキは美味しいですが、ワインはプラカップ、紙皿には興ざめです。ワインも安物。そのくせ全部で80ユーロ(11,000円)、観光客向けです。お勧めしません。 -
イチオシ
夜のフィレンツェをそぞろ歩いて、ホテルに戻ります。
-
今日は15,390歩。ホテル周辺を回っただけなので楽勝です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ドロミティさん 2018/02/07 11:32:44
- 毎日寒いですね!
- beanbagさん、おはようございます^^
冬のフィレンツェは行列がなくて落ち着いていて狙い目ですね♪
フィレンツェで宿泊されたホテル、素晴らしいです☆
フィレンツェに行ったらホテルは、Antica Torre di Via Tornabuoni を
リピートしよう!と思っていましたが、こちらのホテルのお部屋が
魅力的過ぎます!
もし朝食のお写真がありましたら、アップしていただけたら嬉しいです^^
ドロミティ
- beanbagさん からの返信 2018/02/07 20:04:34
- Re: 毎日寒いですね!
- ドロミティさん
いつもコメントをありがとうございます。
冬のイタリアはおっしゃるように狙い目だと思います。バチカン美術館やミラノの「最後の晩餐」など、予約必須の所以外は全く行列などありませんでした。たまたまかも知れませんが、風がないので寒さも感じません。
ドロミティさんの言われるホテルを知りませんので比較はできませんが、私が再度フィレンツェに行く機会があれば間違いなくパラッツォ・ベキエッティにします。それほど素敵なホテルでした。
朝食の様子は続編の8日目旅行記に記載してありますが、ホスピタリティ十分で気分良くいただけます。これだけ笑顔で対応してくれるホテルはイタリアでは珍しいのでは‥。
これからもよろしくお願いします。
beanbag
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