2017/12/04 - 2017/12/12
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menhir(メンヒル)さん
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ワインのふるさとジョージアでワイン蔵を堪能する今回の旅。最初の国アゼルバイジャンへのビザを空港で取得し無事入国を果たし、心配だったジョージアまでの寝台列車のチケットも手に入れました。
いよいよ寝台列車に乗ってジョージアへ向かいます。しかしこの寝台列車がかなりの曲者でした。
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トビリシまでの寝台列車は21時10分出発です。客車自体は早い時間に入線していますが、機関車が接続され実際に乗車できるのは直前になります。大体ホームに30分前に到着していれば十分でした。
まずは預けた荷物をロッカーから取り出します。預ける時は2AZN掛かりましたが、出す時には追加料金として1.6AZNが掛かりました。理由は良く分かりませんでしたが追加時間が加算された感じです。
この時間、駅舎にはたくさんの人々がいます。が、多くの方は夜行列車以外の普通列車を利用するようです。ジョージア行きの夜行列車は満員御礼では無いようです。バクー駅 駅
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駅に備え付けの案内で、これからの大体の道筋が分かりました。バクー駅を出発し一旦カスピ海沿いに南下、途中で内陸に入りジョージアの首都トビリシを目指します。
距離的に言えば、東京から大阪へ夜行列車で行く感じです。21時に出発して、途中出国入国の手続きで2時間掛かり、最終的に翌日10時頃にトビリシに到着します。ずいぶんゆったりした旅です。 -
駅舎からホームまでは、屋根のない広い空間が広がります。結構な距離があるので雨の日は大変だろうな。
バクー駅 駅
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ホームは広く、一番左端には綺麗な列車が止まっています。最近運航が開始された高速新型車両。バクーの北側スムガイト(Sumgait)まで2時間ちょとで移動する高速列車です。4両編成全車両2階建て、沢山の利用者が乗車していました。
この車両が到着するホームの区画だけが、とても近代的できれいな造りでした。というか、この列車のために駅がリニュアルされた感じです。 -
ホームの一番右端にあるトビリシ行きの寝台列車。入線している車両自体が少ないので迷うことは無いです。
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車両の窓に行き先が表示されていました。一安心です。
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最前列には軌道車が連結されています。ディーゼル式のかなり旧型の機関車です。
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寝台列車だけあって、ホームの脇にはカフェのような小さな売店があります。広々したホームに売り子の声がもの悲しげに響いていました。
途中下車ができないだけに、買い忘れに注意しましょう。ただし結構値段が高めの設定です。 -
飲み物だけではなく軽食も販売されていました。
ここに来る途中のスーパーで軽食くらい購入しておけばよかった、と少し後悔しました。 -
出発前30分ぐらいになると乗車手続きが始まります。各車両に2名のアテンダントがいました。彼女に購入したチケットを見せると、乗車する車両を教えられます。実はチケットに乗車列車番号などが記載されているのですが、一見しただけでは読み取れない状態なのです。
そこで目的の車両までたどり着くと、係の人がコンパートメントまで案内してくれます。但し荷物は自分で持たなければいけませんよ。
また、複写式のチケットはここで半券回収されます。手元には複写側が残ります。この半券にコンパートメントの部屋番号が記載しているようなのですが、最後までどの数字がそのコンパートメントを示しているのか分かりませんでした。 -
寝台列車の通路はこんな感じ。進行方向右側にコンパートメント部屋があります。通路には簡易座席も用意されているので、ぼんやりするにはちょうど良いですね。
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今回はクペーという2等車両を選びました。4人部屋のコンパートメントです。椅子は結構堅めです。同部屋の人は入室してみないと分かりません。見ず知らずの方と個室にカンズメになるのです。結構大変そうです。
今回案内された部屋は、女性2名+男性1名の3人組の部屋でした。異国の地で4人部屋に4人滞在というのは、思いのほかアウェイ感が漂います。トビリシまで彼らと一緒というのは相当つらいです。特に女性が2名の居るなんて、、、、
季節外れの車両は結構空き部屋も多く、4人部屋を一人で利用している部屋も結構ありました。しかしながら、なぜか私だけ3人の友人同士の部屋の中に押し込められるのか?本当に疑問です。たぶん、希望席を「上」にした為だと思います。 -
乗車したときはまだベットメイキングしてません。ベットは自分で作ります。
知らない者同士がぼーっとひとつの部屋で過ごす、結構つらい時間が続きそうです。
で、途中で耐えられなくなり、勝手に開いている部屋に移動しましたが、係の人にすぐに戻されました。中には運よく一人でコンパートメントを占有している人も居るだけに、融通利かせてくれればよいのですけど、、、、、こっちの車掌さん(女性)は全く融通が利きません。
見かねた同部屋の男性が、車掌に掛け合ってくれて、最終的には一人で占有していたコンパートメントに移させていただきました。感謝感謝です。 -
4人部屋から2人部屋に通されました。
ちょっと余裕が出てきたので、車両内を探検します。今回は、チケットの予約の時点で「上段」を指定しましたが、普通は「下段」を選ぶのが定石のようです。結局この指定が、4人部屋に無理やり詰め込まれた原因かも。
といのも、上段は非常に使いにくいのです。上に登るのも大変ですし、落下防止用手すりも低いのでかなり怖いです。なので、上段は全く不人気。普通の人は下段を選ぶのです。っていう常識を知らなかったのです。
なので、たまたま上段が一区画空いているコンパートメントに押し込まれた、というのが理由みたいです。下段を初めから選べば、4人部屋の2人利用、または一人で占有という事もできたかもしれません。
教訓:寝台列車2等車(4人コンパートメント)は下の席を選ぶ事
次回にトライアルしたいです。 -
アゼルバイジャンは入出国が厳しく、事前にビザの取得が必要です。空路の場合は空港でビザが発行できるのですが、陸路の場合は事前の申請が必須になります。隣国であっても往来は厳しいです。
そのためか、車両のあちこちに封印シールがベタベタ貼られていました。密航防止のためでしょうね。
しばらくすると音もなく列車は出発しました。出発のアナウンスも無ければ、車内アナウンスもありません。車両の電動音もなく、滑りだすかのように列車はスタートして行きます。
さあ、これから半日の長い旅が始まります。 -
同部屋の現地の人に教えて頂きましたが、車両には給湯設備があり、求めれば紅茶のサービスも受けれるようです。今回は持参したサーモスにお湯だけ入れてもらい、日本茶のTバックで済ませました。
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コンパートメントには暖房設備が整っており、ちゃんと動くので「寒い」ってことはありません。逆に暑すぎるくらいで、コンパートメントを締め切ると、とても息苦しい状態になりました。
私はルールが分からなかったので締め切っていましたが、途中から同室の男性がドアを開け放ってくれました。これでちょっと涼しくなりました。 -
各コンパートメントには1口だけコンセントがあります。車内のコンセントはアゼルバイジャンやジョージアで標準に使われているタイプが使えました。フランスなどでも使っている丸いタイプですね。
ただし電源はひとつだけなので、1つの口をお互いに融通し合って使う必要がります。私は日本から分岐タップを持参しているので、これで分けて使うことにしました。
但しこの電源がなかなかの曲者です。常時通電している訳ではなく、スピードが出ないと通電が始まりません。なので徐行したり、停車していると充電できません。まあ、気長に待ちましょう。 -
出発してしばらくするとシーツと枕カバーの入った袋が配布されます。袋の絵柄は完全に新幹線をパクっています。
各自、ここからシーツを取り出して、上段にある布団と毛布を用いてベッドメークします。狭いエリアでのメイクは慣れていても結構大変でした。
寝台列車の部屋着としてジャージを持参していたのですが、着替えるチャンスもなく、結局外出着のままで寝ることになりました。 -
寝台車の車両は意外に静かです。ゆったりとした旅、には丁度良さそうです。但し途中に数か所停車駅があり、その都度車両が揺れて起こされる羽目になりました。
途中駅到着時はアナウンスもなく、降者乗者共に無さそうな感じです。
ベッドはフカフカとは行きませんが、マットも引かれているため結構心地良かったです。ここまでの旅の疲れも有ってか、すぐに熟睡できました。
とにかく二人部屋に移動できて良かったです。 -
一眠りしてずいぶん時間が経過したようです。気が付くと、列車の中がザワザワしています。国境かな?と思っていたら違いました。列車は丁度、国境の手前の大きな駅に到着したようです。
Aghstafa Railway Station
朝6時、こちらの日の出は朝8時なので、日本の時間感覚だと明け方4時頃でしょうか?気が付けば、隣部屋の3人組も、コンパートメントを独占していた男性も、同室の男性もみなこの駅で下車して行きます。下車の人数は結構多く、現在車両に乗車しているのは私一人だけになりました。
現地の人はこの寝台車をトビリシへ移動するためではなく、国境近くの町へ移動するために利用しているようです。だったらもっとゆったり利用させてくれれば良いのに、、と思うには私だけでしょうか?
多くの人を降ろして、再び列車は出発です。こちらの人は利用したベッドを元に戻すのが普通のようです。何もすることが無いので、私もベッドを元に戻して次の行動を待ちます。
誰も乗車していない車両はとても静かでちょっと怖い感じです。
しばらくすると部屋担当の女性が1枚の紙を持って来ます。どうやら出国する際の申請書のようです。表記は英語ですが、あまりよく分かりません。氏名とパスポート番号を記載し、適当にNOにチェックを入れ、最後にサインをして終了です。たぶん、出国なのでうるさいことは言わないでしょう。 -
時間は朝7時半ごろ。ようやく国境の町「ボユケシ(Böyük Ksik)」に到着です。ここで出国と入国の手続きで2時間停車します。その間、乗客はコンパートメントに缶詰め状態です。トイレにも行けず携帯の充電もできず、ただただボーッと待ちます。
外は物々しい厳戒態勢で、こんな人数が必要なのか?と思うほどの警備員で溢れかえっています。犬を連れた人もいて、盛んに車両を調べています。
すると一人の警官が乗車してきて、私のパスポートと出国申請書を持って行きました。大丈夫か?などと心配していると、隣のコンパートメントから呼び出しがありました。
どうやら、そこが簡易の審査室に早変わりしているようです。警官が持参しているアタッシュケースはカメラ付きの機器のようで、「カメラを見ろ!」「日本人か?」「どこへ行く?」など簡単な質問を英語でしてきます。
適当に答えると、OKの返答と共に部屋に戻っていろ、との指示がありました。部屋で待機していると、違う警官や犬を連れた警官など多数の訪問者がありました。やはり国境の町なのですね。
で1時間ほどするとパスポートに無事出国印が押され手続きは完了のようです。列車も無事動き出し、いよいよジョージアへ入国です。
国境での二時間はかなり物騒な時間でした。 -
列車は5分ほど走行するとまた停車。この駅はジョージアの入国駅「ガルダバニ(Gardabani)」です。ここでもまた入国の手続きが1時間ほど掛かります。
手続きは同じようなものですが、こちらはパスポートを預かるだけで申請書などはありません。出国と入国でそれぞれ1時間、計2時間を国境で過ごすことになります。 -
気が付けば周囲は明るくなり、外の風景も変わってきました。少し緑が多くなってきた気がします。入国手続きも無事終了し、寝台列車は一路トビリシを目指して走ります。
なお寝台列車は、アゼルバイジャン国内で5~6駅、ジョージア国内で3駅停車します。いずれも短時間、または下車不可なので全く外に出れません。 -
10時半。無事トビリシに到着しました。首都の駅なのですが、完全に田舎駅で、駅の看板すら在りませんでした。最初に到着した時は「ここどこ?」って感じです。
列車内には到着のアナウンスすらありません。係りの人に「降りろ」と指示されて始めて終点駅に到着したのだ、と気が付いたくらいです。
ホームから駅のコンコースへ行きたかったのですが、入る場所も分からず、結局ホームの先頭から砂利道を歩いて駅の表玄関に到着しました。 -
トビリシはあいにくの雨。到着したばかりなので、ネットもつながらず、現地通貨もなく、場所も分からず、完全なアウェイ状態です。
駅のコンコースの1階に沢山の電気屋さんが有ったのでここでネット用のSIMカードを入手しようと尋ねると、誰も分からずじまい。悩んでいると近づいてくる人がいる。見かねて助けに来た様子です。
身振り手振りで尋ねると、どうやら3階へ行け、との指示がありました。すがる思いで3階を目指しました。
ちなみに駅のコンコース1階の建物には電気屋さん以外に沢山の宝石屋さんが軒を並べています。この光景が凄いです。まるでお祭りの神社のように、小さな屋台が沢山あって、そこここで縫製機やらアクセサリーが売られていました。ステーションスクエア駅 駅
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やっとのことで駅の3階へ上がってきました。ここはきれいな感じの店が並び、列車の切符も売られていました。どうやらこの区画が駅のメインの場所のようです。
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このフロアに、いわゆる通信会社が軒を連ねていました。通信用の携帯SIMをここで手に入れるようです。どの会社が良いのかは全く分かりませんので、一番手前にあった紫のこの通信会社へ飛び込みました。
窓口で「SIMカードプリーズ」というと即手続き開始。滞在期間と初回のデータチャージ量を決めてクレジットカードで手続き終了します。但し、パスポートの提示は必須です。
無事開通して、ようやくネット難民状態から解放されました。通信速度は4G対応でしたが、市内含めて大体3G程度でした。 -
さて、準備がすべて整いました。
それでは本日の宿へ移動しながら、ジョージアの首都トビリシを堪能しましょう。
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