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いよいよカヘティ(Kakheti)地方にあるぶどうの街テラヴィ(Telavi)へ向かいます。これで今回の旅の主な目的をやっと果たせます。この町へ行くために、はるばるジョージアまでやって来たのです。<br /><br />目的地のテラヴィはトビリシの北東に位置し、その間に大きな山があります。そのため、タクシーでその山をくねくね道で越えて行くか、マルシュルートカ(Marshrutka)というマイクロバスを使って山を大きく迂回するか?手法は限られてしまいます。<br /><br />今回はマイクロバスに乗って行きたいのですが、事前の情報は殆どありません。結構行き当たりばったりの旅になりそうです。どんな旅になるでしょうか?<br />

2017年 ジョージア旅行記 5 ワイン街テラヴィへ恐怖の移動

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2017/12/04 - 2017/12/12

8位(同エリア17件中)

menhir(メンヒル)

menhir(メンヒル)さん

この旅行記のスケジュール

2017/12/04

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いよいよカヘティ(Kakheti)地方にあるぶどうの街テラヴィ(Telavi)へ向かいます。これで今回の旅の主な目的をやっと果たせます。この町へ行くために、はるばるジョージアまでやって来たのです。

目的地のテラヴィはトビリシの北東に位置し、その間に大きな山があります。そのため、タクシーでその山をくねくね道で越えて行くか、マルシュルートカ(Marshrutka)というマイクロバスを使って山を大きく迂回するか?手法は限られてしまいます。

今回はマイクロバスに乗って行きたいのですが、事前の情報は殆どありません。結構行き当たりばったりの旅になりそうです。どんな旅になるでしょうか?

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  • 今日の移動はおおむねこんな感じです。<br /><br />向かう町テラヴィはカヘティ地方の主要都市。従って移動手段は多数あるものの、方法によって時間が大きく異なります。主流は相乗りタクシーを利用し、山を越える手段です。時間も2時間ほど、料金も30GEL位らしい(不正確)。ただし相乗りなので満員になるまで出発は無いので、時間が読めません。<br /><br />一方庶民の足はマイクロバス。ぐるっと山脈を迂回して進むため、時間もかかります。でも安価で、自由度も高いので、利用者は多いようです。今回の異動はこのミニバスを利用することにします。

    今日の移動はおおむねこんな感じです。

    向かう町テラヴィはカヘティ地方の主要都市。従って移動手段は多数あるものの、方法によって時間が大きく異なります。主流は相乗りタクシーを利用し、山を越える手段です。時間も2時間ほど、料金も30GEL位らしい(不正確)。ただし相乗りなので満員になるまで出発は無いので、時間が読めません。

    一方庶民の足はマイクロバス。ぐるっと山脈を迂回して進むため、時間もかかります。でも安価で、自由度も高いので、利用者は多いようです。今回の異動はこのミニバスを利用することにします。

  • ぶどうの街、テラヴィへ向かうため、早朝移動です。マイクロバスで4時間ぐらい掛かる工程のため、余裕を持って行動したいです。<br /><br />宿を8時ごろチェックアウト。この時期、ジョージアの日の出は朝八時。完全に早朝からの行動になります。<br /><br />宿の近くの駅(Liberty Square)からメトロに乗り、サムゴリ駅(Samgori)を目指します。<br /><br />トビリシには主なバスターミナルが3つあるようです。今回行くテラヴィは東方面へ行くバスが出るサムゴリ駅のターミナルがら出発しています。まずはそのバスターミナルを探すことから始まります。

    ぶどうの街、テラヴィへ向かうため、早朝移動です。マイクロバスで4時間ぐらい掛かる工程のため、余裕を持って行動したいです。

    宿を8時ごろチェックアウト。この時期、ジョージアの日の出は朝八時。完全に早朝からの行動になります。

    宿の近くの駅(Liberty Square)からメトロに乗り、サムゴリ駅(Samgori)を目指します。

    トビリシには主なバスターミナルが3つあるようです。今回行くテラヴィは東方面へ行くバスが出るサムゴリ駅のターミナルがら出発しています。まずはそのバスターミナルを探すことから始まります。

    リバティ スクエア駅

  • 早朝にもかかわらず地下鉄は結構混んでいました。

    早朝にもかかわらず地下鉄は結構混んでいました。

  • 地下鉄サムゴリ駅は改札が1つです。改札を出ると、すぐ脇を走る国鉄?の駅の南側へ出てきます。しかも、長いエレベータが存在しない日本で見慣れた地下鉄の駅です。<br /><br />駅を出て、地下通路を左へ移動すると、すぐに上りの階段があります。その階段を上って地上へ出ます。<br /><br />丁度トビリシ市内へ戻る方向の道路側、に出てくることになります。バスはこの付近から一旦西側のトビリシ市内へ向かい、そこから逆の東方向に向かうようです。<br /><br />まずは地上へ出ましょう。

    地下鉄サムゴリ駅は改札が1つです。改札を出ると、すぐ脇を走る国鉄?の駅の南側へ出てきます。しかも、長いエレベータが存在しない日本で見慣れた地下鉄の駅です。

    駅を出て、地下通路を左へ移動すると、すぐに上りの階段があります。その階段を上って地上へ出ます。

    丁度トビリシ市内へ戻る方向の道路側、に出てくることになります。バスはこの付近から一旦西側のトビリシ市内へ向かい、そこから逆の東方向に向かうようです。

    まずは地上へ出ましょう。

    トビリシ メトロ 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)

  • すると目の前に小さな市場が現れます。後で知ったのですが、このエリアは屋台市場のようで、食料品からガラクタまで、何でも売っているエリアでした。そんな市場を横目に見ながら、一旦すぐ脇を走る国道に出ます。<br /><br />国道沿いに西に進むと目的のバスターミナルがありました。小さなマイクロバスが沢山集まっているのですぐ分かります。

    すると目の前に小さな市場が現れます。後で知ったのですが、このエリアは屋台市場のようで、食料品からガラクタまで、何でも売っているエリアでした。そんな市場を横目に見ながら、一旦すぐ脇を走る国道に出ます。

    国道沿いに西に進むと目的のバスターミナルがありました。小さなマイクロバスが沢山集まっているのですぐ分かります。

  • 早速「テラヴィ?テラヴィ?」とバスのドライバーに尋ねながら歩くと、「ここじゃない、向こうだ!」と指をさして教えてくれました。<br /><br />どうやらこのターミナルではなく、もう一つ先に別のターミナルがあるようです。教えて頂いた方に感謝しながら、少々不安な気持ちももちつつ、先へ移動してみます。<br /><br />

    早速「テラヴィ?テラヴィ?」とバスのドライバーに尋ねながら歩くと、「ここじゃない、向こうだ!」と指をさして教えてくれました。

    どうやらこのターミナルではなく、もう一つ先に別のターミナルがあるようです。教えて頂いた方に感謝しながら、少々不安な気持ちももちつつ、先へ移動してみます。

  • 100Mほど歩くと、再び小さなターミナルが現れました。どうやらここが目的のターミナルのようです。但し、バスを待っていうような人は全くいません。大丈夫なのでしょうか?<br /><br />少々心配になりますが、早速マイクロバスの運転手に「テラヴィ?」と尋ねてみます。すると、「あそこで待て」と指をさして教えてくれました。指差した場所は、ただ単に空いている駐車スペースでした。言われた通りの場所で待つことにします。<br /><br />注意が必要なのは、このターミナルにあるバスは、すべて現地語で案内を表示しているので当然読めません。しかも、今朝は結構寒い。昨日までの暖かさはどこかへ吹っ飛び、かなり冷たい風が吹いている朝です。気長に待つための対策が必要です。<br /><br />不安が体をあおり、さらに寒さが増してくる。どうなってしまうのだろうか?大丈夫か俺!

    100Mほど歩くと、再び小さなターミナルが現れました。どうやらここが目的のターミナルのようです。但し、バスを待っていうような人は全くいません。大丈夫なのでしょうか?

    少々心配になりますが、早速マイクロバスの運転手に「テラヴィ?」と尋ねてみます。すると、「あそこで待て」と指をさして教えてくれました。指差した場所は、ただ単に空いている駐車スペースでした。言われた通りの場所で待つことにします。

    注意が必要なのは、このターミナルにあるバスは、すべて現地語で案内を表示しているので当然読めません。しかも、今朝は結構寒い。昨日までの暖かさはどこかへ吹っ飛び、かなり冷たい風が吹いている朝です。気長に待つための対策が必要です。

    不安が体をあおり、さらに寒さが増してくる。どうなってしまうのだろうか?大丈夫か俺!

  • 10分ぐらい待ったでしょうか?小さなマイクロバスが滑り込んできました。しかも到着したバスには「teravi」と奇跡的に英語の表記が掲げられていました。ラッキーだ、読める。<br /><br />後で考えれば、テラヴィはその地方の主要都市なので、様々な人種の人がバスを利用するようです。英語表記は重要な告知方法ですね。<br /><br />目的のバスは来ました。後は出発を待てば良いだけです。そうなると急に安心して周りが見えてきます。バスターミナルの周辺には食べ物屋や飲み物屋もあり、ちょっとにぎやかです。いろいろ物色したいところですが、バスはいつ出発するか分からないので、ここは安心第一でバスの中でじっと待つことにします。<br /><br />当然ながらバスには時刻表の様なものは無いと聞いていましたので、人が集まるまで出発は無いのでしょう。しばらくバスの中で待つことになりそうです。<br /><br />

    10分ぐらい待ったでしょうか?小さなマイクロバスが滑り込んできました。しかも到着したバスには「teravi」と奇跡的に英語の表記が掲げられていました。ラッキーだ、読める。

    後で考えれば、テラヴィはその地方の主要都市なので、様々な人種の人がバスを利用するようです。英語表記は重要な告知方法ですね。

    目的のバスは来ました。後は出発を待てば良いだけです。そうなると急に安心して周りが見えてきます。バスターミナルの周辺には食べ物屋や飲み物屋もあり、ちょっとにぎやかです。いろいろ物色したいところですが、バスはいつ出発するか分からないので、ここは安心第一でバスの中でじっと待つことにします。

    当然ながらバスには時刻表の様なものは無いと聞いていましたので、人が集まるまで出発は無いのでしょう。しばらくバスの中で待つことになりそうです。

  • マルシュルートカは普通のマイクロバス。結構年代物で、お世辞にもきれいとは言えません。テラヴィまでは、これを利用するするしか手段はありません。手持ちの大きなリュックが他のお客さんの邪魔になりそうでしたが、うまく膝に抱えて最後尾に乗って出発を待つことにします。<br /><br />運転手さんは既に休憩でどこかへ行ってしまいました。どれだけ待てば出発なのでしょうか?同乗者がいない場合は欠便もあるのでしょうか?分からないことばかりですが、ここは黙って待つしか手段はありません。<br /><br />しばらくすると、きれいな女性が乗車してきました。これはお近づきになりたい、と思いましたが、女性はイヤホンで音楽視聴中。こちらも言葉がしゃべれないので、そのまま出発を待つことに、、、、とほほ。

    マルシュルートカは普通のマイクロバス。結構年代物で、お世辞にもきれいとは言えません。テラヴィまでは、これを利用するするしか手段はありません。手持ちの大きなリュックが他のお客さんの邪魔になりそうでしたが、うまく膝に抱えて最後尾に乗って出発を待つことにします。

    運転手さんは既に休憩でどこかへ行ってしまいました。どれだけ待てば出発なのでしょうか?同乗者がいない場合は欠便もあるのでしょうか?分からないことばかりですが、ここは黙って待つしか手段はありません。

    しばらくすると、きれいな女性が乗車してきました。これはお近づきになりたい、と思いましたが、女性はイヤホンで音楽視聴中。こちらも言葉がしゃべれないので、そのまま出発を待つことに、、、、とほほ。

  • 20分ぐらい待ったでしょうか?運転手が戻ってきて、突然「降りろ!」と手招きします。何が何だか分からず指示に従うと、すぐ脇の車両を指差し、「これに乗れ!」と指示します。<br /><br />マルシュルートカの前面には確かに「Telavi」と表記が有ります。理由は分かりませんが、指定されたバスに乗り換える必要があるようです。同乗の女性も従っていましたので大丈夫そうです。<br /><br />私たちが乗車すると、マイクロバスはすぐに出発しました。たぶん、絶対、そのまま、テラヴィに行くことを信じて、ちょっとドキドキしながらマルシュルートカの旅が始まりました。<br /><br />ちなみに料金は請求されなかったので、下車の際に払う仕組みのようです。いったいくら払うのでしょうか?

    20分ぐらい待ったでしょうか?運転手が戻ってきて、突然「降りろ!」と手招きします。何が何だか分からず指示に従うと、すぐ脇の車両を指差し、「これに乗れ!」と指示します。

    マルシュルートカの前面には確かに「Telavi」と表記が有ります。理由は分かりませんが、指定されたバスに乗り換える必要があるようです。同乗の女性も従っていましたので大丈夫そうです。

    私たちが乗車すると、マイクロバスはすぐに出発しました。たぶん、絶対、そのまま、テラヴィに行くことを信じて、ちょっとドキドキしながらマルシュルートカの旅が始まりました。

    ちなみに料金は請求されなかったので、下車の際に払う仕組みのようです。いったいくら払うのでしょうか?

  • マイクロバスの乗車場所などは、大体こんな感じです。同じようなバスがたくさん集まっているので、意外にわかりやすいです。<br /><br />注意すべき点は、車道は右側通行。図ですと左側のトビリシ市内へ向かう側にミニバス乗り場がある点です。テラヴィ方向とは逆になりますが、これが正しいのです。<br /><br />このバスは一旦品を目指し、途中から反転し、東側へ進むことになります。<br />反対側の車線にはバスターミナルが無いので、心配はいりませんが注意願います。

    マイクロバスの乗車場所などは、大体こんな感じです。同じようなバスがたくさん集まっているので、意外にわかりやすいです。

    注意すべき点は、車道は右側通行。図ですと左側のトビリシ市内へ向かう側にミニバス乗り場がある点です。テラヴィ方向とは逆になりますが、これが正しいのです。

    このバスは一旦品を目指し、途中から反転し、東側へ進むことになります。
    反対側の車線にはバスターミナルが無いので、心配はいりませんが注意願います。

  • 同乗者は女性1名のみ。途中で降りされることは無いことを信じて、マルシュルートカに乗りました。でも、マルシュルートカはテラヴィとは反対側のトビリシ市内方向へ進んで行くのでした、、、、大丈夫か?<br /><br />いやいや事前の情報では、一旦西側に走って、ある場所で曲がって逆方向の東へ向かうらしいです。たぶん、正しい方向に走っているのでしょう。<br />

    同乗者は女性1名のみ。途中で降りされることは無いことを信じて、マルシュルートカに乗りました。でも、マルシュルートカはテラヴィとは反対側のトビリシ市内方向へ進んで行くのでした、、、、大丈夫か?

    いやいや事前の情報では、一旦西側に走って、ある場所で曲がって逆方向の東へ向かうらしいです。たぶん、正しい方向に走っているのでしょう。

  • バスはしばらくすると地下鉄のサムゴリ駅のひとつ前の駅イサニ駅(Isani)に到着しました。ここでバスは方向を変えるようです。<br /><br />駅前は大変案混雑ぶりで、まるで東洋の街角のようです。その一角にバスは一旦駐車します。すると次々と乗客が乗車して来ました。みな口々に降りる場所を運転手に告げています。どうやらここが地元民の通常のバスの乗車場所のようです。<br /><br />気が付けば、結構な混み具合です。頃合いを見てバスは出発しました。さあ、テラヴィに向かって出発です。

    バスはしばらくすると地下鉄のサムゴリ駅のひとつ前の駅イサニ駅(Isani)に到着しました。ここでバスは方向を変えるようです。

    駅前は大変案混雑ぶりで、まるで東洋の街角のようです。その一角にバスは一旦駐車します。すると次々と乗客が乗車して来ました。みな口々に降りる場所を運転手に告げています。どうやらここが地元民の通常のバスの乗車場所のようです。

    気が付けば、結構な混み具合です。頃合いを見てバスは出発しました。さあ、テラヴィに向かって出発です。

    イサニ駅

  • その後もバスは途中途中で手を挙げている人を乗せながら、どんどん進んで行きます。特に指定した停留所も無い様のですが、道の分岐点などバスのスピードが落ちる場所が自然とバス乗り場になるようです。<br /><br />気が付けばバスは満員です。足元に置いた私の荷物が少々迷惑そうでしたので、隣の男性にお詫びとして、手持ちの飴をあげたら逆に喜んでくれました。ちょっとなごやかな雰囲気になったので相手に話し掛けましたが、お互いに言葉がうまく通じません。でも、日本から来た事は分かってもらったみたいです。

    その後もバスは途中途中で手を挙げている人を乗せながら、どんどん進んで行きます。特に指定した停留所も無い様のですが、道の分岐点などバスのスピードが落ちる場所が自然とバス乗り場になるようです。

    気が付けばバスは満員です。足元に置いた私の荷物が少々迷惑そうでしたので、隣の男性にお詫びとして、手持ちの飴をあげたら逆に喜んでくれました。ちょっとなごやかな雰囲気になったので相手に話し掛けましたが、お互いに言葉がうまく通じません。でも、日本から来た事は分かってもらったみたいです。

  • バスの通る道は幹線道路で、バスだけではなく大型トラックも乗用車も一緒に走ります。当然遅い車を避けるため頻繁に車線変更をします。しかも結構なスピードで飛ばして行きます。<br /><br />スピードメーターが見えないので正確には分かりませんが、100キロ以上は普通に出していると思います。何かあったら、たぶん即死だろうな?などと思いながら周囲を見渡すと、一面ぶどう畑。そう、トビリシの東側から北側にかけてはブドウの一大生産地なのです。訪問した時は12月でしたからすでにブドウは収穫された後。8月頃はさぞ美しい風景でしょうね。

    バスの通る道は幹線道路で、バスだけではなく大型トラックも乗用車も一緒に走ります。当然遅い車を避けるため頻繁に車線変更をします。しかも結構なスピードで飛ばして行きます。

    スピードメーターが見えないので正確には分かりませんが、100キロ以上は普通に出していると思います。何かあったら、たぶん即死だろうな?などと思いながら周囲を見渡すと、一面ぶどう畑。そう、トビリシの東側から北側にかけてはブドウの一大生産地なのです。訪問した時は12月でしたからすでにブドウは収穫された後。8月頃はさぞ美しい風景でしょうね。

  • 乗車している人は降りたい場所が来ると運転手さんに声を掛けます。すると急ブレーキでバスは停車し、お客さんを降ろします。バス料金はその時支払います。途中で降りる人は大抵5GEL(=200円)くらい払っていました。<br /><br />通り沿いに黄色のパイプが延々と続いています。普通なら「地下に埋めるだろうな」と思うような場所もわざわざ高くして地上に沿わせています。後で聞いたのですが、ソ連時代に引かれた都市ガス管のようです。現地の人も困惑しているようで、喜んでいるようには見えませんでした。結構迷惑なガス管なのでしょうね。<br /><br />そんなガス管を眺めながら、バスはどんどん加速して行くのでした。

    乗車している人は降りたい場所が来ると運転手さんに声を掛けます。すると急ブレーキでバスは停車し、お客さんを降ろします。バス料金はその時支払います。途中で降りる人は大抵5GEL(=200円)くらい払っていました。

    通り沿いに黄色のパイプが延々と続いています。普通なら「地下に埋めるだろうな」と思うような場所もわざわざ高くして地上に沿わせています。後で聞いたのですが、ソ連時代に引かれた都市ガス管のようです。現地の人も困惑しているようで、喜んでいるようには見えませんでした。結構迷惑なガス管なのでしょうね。

    そんなガス管を眺めながら、バスはどんどん加速して行くのでした。

  • バスはエアコン等無く、冬の車内は結構寒いです。最初はだれも乗っていなかったので冷え込んでいたのですが、乗客が増えるに従って暖かくなってきました。<br /><br />しかし、それをも上回る寒さが突然やってきたので。ちょっと寒すぎだろう、と思っていたら、すぐ脇の窓が勝手に開いていました。サスペンションも効いていない年代物のトラックですから、揺れも激しく勝手に開いたのでしょう。道理で寒い訳です。<br /><br />この後、閉めても閉めてもすぐ勝手に開く窓に苦戦しながらバスに乗車し続けることになりました。

    バスはエアコン等無く、冬の車内は結構寒いです。最初はだれも乗っていなかったので冷え込んでいたのですが、乗客が増えるに従って暖かくなってきました。

    しかし、それをも上回る寒さが突然やってきたので。ちょっと寒すぎだろう、と思っていたら、すぐ脇の窓が勝手に開いていました。サスペンションも効いていない年代物のトラックですから、揺れも激しく勝手に開いたのでしょう。道理で寒い訳です。

    この後、閉めても閉めてもすぐ勝手に開く窓に苦戦しながらバスに乗車し続けることになりました。

  • トビリシを出発して2時間半が経ちました。気が付けば、お客さんはすべて途中下車しており、乗客は私だけ。とても不安になりましたが、身を任せるしかありません。<br /><br />しばらくすると窓の外に映る住宅も増え、賑わいのある一角が現れました。すると運転手さんが、おもむろに振り返り私を見て何か言っています。たぶん「ここが終着だ」と言っているのでしょう。この場所がどのような場所か分かりませんが、とりあえず荷物を持って降りることにしました。<br /><br />料金は分からないので、10GEL紙幣(=400円)をドライバーに渡します。追加を求めたりお釣りを出す雰囲気も無いので10GELが料金のようです。2時間半の乗車で10GELは驚きの安さですね。<br /><br />突然見知らぬ場所に降ろされましたが、ネットをつなぎ地図を開くとこの場所がテラヴィの中心部であることが分かりました。一安心です。<br /><br />重たい荷物を背負った姿は完全な旅行者の姿で、歩道を歩いていると周囲から「トビリシ、トビリシ!」とタクシーの呼び込みが掛かります(現地語では「ティビシ」と聞こえます)。その多さにちょっとうんざりです。早めにこの一角から退散しましょう。

    トビリシを出発して2時間半が経ちました。気が付けば、お客さんはすべて途中下車しており、乗客は私だけ。とても不安になりましたが、身を任せるしかありません。

    しばらくすると窓の外に映る住宅も増え、賑わいのある一角が現れました。すると運転手さんが、おもむろに振り返り私を見て何か言っています。たぶん「ここが終着だ」と言っているのでしょう。この場所がどのような場所か分かりませんが、とりあえず荷物を持って降りることにしました。

    料金は分からないので、10GEL紙幣(=400円)をドライバーに渡します。追加を求めたりお釣りを出す雰囲気も無いので10GELが料金のようです。2時間半の乗車で10GELは驚きの安さですね。

    突然見知らぬ場所に降ろされましたが、ネットをつなぎ地図を開くとこの場所がテラヴィの中心部であることが分かりました。一安心です。

    重たい荷物を背負った姿は完全な旅行者の姿で、歩道を歩いていると周囲から「トビリシ、トビリシ!」とタクシーの呼び込みが掛かります(現地語では「ティビシ」と聞こえます)。その多さにちょっとうんざりです。早めにこの一角から退散しましょう。

  • テラヴィは坂の町です。山の斜面に沿って町が作られています。今日の宿は、その山の一番上の区画になります。想像してはいましたが、宿まで結構大変そうです。<br /><br />時間は午後1時頃。丁度昼食の時間です。町を探検しながら、ゆっくり歩いて宿に向かうことにしました。

    テラヴィは坂の町です。山の斜面に沿って町が作られています。今日の宿は、その山の一番上の区画になります。想像してはいましたが、宿まで結構大変そうです。

    時間は午後1時頃。丁度昼食の時間です。町を探検しながら、ゆっくり歩いて宿に向かうことにしました。

  • 途中で例のごとく買い食いです。値段はトビリシよりちょっと安いようで、田舎価格です。こりゃ嬉しいです。<br /><br />この旅で結構お世話になったソーセージロールをまた購入し、歩きながら食べました。とてもおいしいです。

    途中で例のごとく買い食いです。値段はトビリシよりちょっと安いようで、田舎価格です。こりゃ嬉しいです。

    この旅で結構お世話になったソーセージロールをまた購入し、歩きながら食べました。とてもおいしいです。

  • テラヴィはとても小さな町です。ブラブラ散歩するだけで、大体巡る事が出来そうです。但し、坂ばかりなので歩くのはちょっと大変です。正直言えば、観光地のような場所は殆どありません。<br /><br />そんなテラヴィにも立派な観光インフォメーションセンターが有ります。対応はとても残念な感じなのですが、町の地図を貰って、さらなる街歩きを進めます。

    テラヴィはとても小さな町です。ブラブラ散歩するだけで、大体巡る事が出来そうです。但し、坂ばかりなので歩くのはちょっと大変です。正直言えば、観光地のような場所は殆どありません。

    そんなテラヴィにも立派な観光インフォメーションセンターが有ります。対応はとても残念な感じなのですが、町の地図を貰って、さらなる街歩きを進めます。

  • 宿に向かって西側、つまり山の上に登って行く方向へ歩き始めました。だんだんと坂がきつくなりましたね。

    宿に向かって西側、つまり山の上に登って行く方向へ歩き始めました。だんだんと坂がきつくなりましたね。

  • さすがぶどうの町です。普通の民家の庭先に沢山のブドウが植わっていました。丁寧な収穫がされていない?または仕込みを止めてしまった畑なのか?かなりの率でブドウが収穫されずに残っていました。<br /><br />また、この地方にはホテルのような施設は少なく、宿泊宿はB&Bが主流です。家の一角や離れ等、子供が独立した後の部屋を活用して朝食付きの宿に変身させているようです。<br /><br />そんな村の中を宿を目指して進んで行きました。宿の様子は後述します。

    さすがぶどうの町です。普通の民家の庭先に沢山のブドウが植わっていました。丁寧な収穫がされていない?または仕込みを止めてしまった畑なのか?かなりの率でブドウが収穫されずに残っていました。

    また、この地方にはホテルのような施設は少なく、宿泊宿はB&Bが主流です。家の一角や離れ等、子供が独立した後の部屋を活用して朝食付きの宿に変身させているようです。

    そんな村の中を宿を目指して進んで行きました。宿の様子は後述します。

  • テラヴィのバスを降りた場所から、坂道を登って目的の宿B&amp;Bまではこんな行程でした。全行程登り坂でかなり大変です。前述の通り、残念ながら見る場所も食べる場所もほとんどありません。

    テラヴィのバスを降りた場所から、坂道を登って目的の宿B&Bまではこんな行程でした。全行程登り坂でかなり大変です。前述の通り、残念ながら見る場所も食べる場所もほとんどありません。

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