2017/12/04 - 2017/12/12
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menhir(メンヒル)さん
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ムグサニー村のワイナリー訪問2軒目は、同じ村の中に有る小さなワイナリーです。ここはワイナリーというより村の中にある小さな造り酒屋のような感じでした。
地元の人が空のペットボトル片手にふらりと立ち寄り、クヴェヴリからワインを詰めて持ち帰る、、、そんなワイナリーでした。こういうワイナリーこそ、今回私が訪ねたかった場所です。
ガイドのマムカさんとしては、ワイナリー見学なら2~3軒訪問すれば十分でしょ。
・まずは 大きなワイナリー VAZIANI Company
・続いて メジャーなワイナリー SHUMI Winery
・最後は 観光客用ワイナリー Numisi Winery
これで満足いただけるのでは?って思っていたようですが、日本人をなめちゃ困るんです。
はるばるアジアの片隅から来たのだから、満足の行くまでジョージアのワイナリーを見せてもらいますよ。むしろここからが「本番」ですよ。
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ガイドのマムカさんが尋ねてくる。
「ボス、次はどうする?この村にも数件ワイナリーがあるが、お勧めは20キロほど離れた有名なワイナリーだ。そこは古いトンネルが熟成倉庫になっているぞ」
「大きなワイナリーは最後で良いです。できればこの村の他の小さなワイナリーへ行きたい。クヴェヴリをもっと見たいよ」
「お前も好きだな、よし俺に任せろ。この村にあるすべてのワイナリーに連れて行ってやる!」
みたいな会話をしながら、先ほどのワイナリーのすぐ近くにあるワイナリーへ突撃です。
VELISTSIKHIE VERANDA WINE CELLAR
カヘティ地方にあるワイナリーは、大小問わずこのような看板が掲げられていました。小さな醸造所まで丁寧に掲げられていて、とても便利でした。 -
一見すると、大きなワイナリーのような風情ですが、ここは家族経営の小さなワイナリーでした。
事前に予約した訪問ではありませんので、ガイドの方にネゴシエーションして頂き、無事見学の許可を得ました。
この付近のワイナリーは、訪問者に試飲を提供する時にフードを準備しておもてなしするのが通例の様で「今日は食べ物が一切無いので無理」みたいなことをしきりに述べていましたけど、「試飲は不要」と申し出ると、少し不思議な様子でしたがOKの返事を得ました。たぶん、試飲以外で何が楽しみなんだ?という事でしょうね。 -
早速クヴェヴリがある貯蔵施設へ案内していただきました。窓が沢山あり、とても明るく清潔な熟成庫です。
たぶん訪ねて来る方が殆どいない、と言うより、尋ねる対象にならないような小さなワイナリーなのでしょう。訪問者が珍しいのか?それとも日本人が珍しいのか?ワイナリーのスタッフの方々があちこちから沢山集まってきてお祭り状態。
お土産用の個包装の「柿の種」を子供たちに渡したら大喜びでした。 -
こちらの施設にも大小さまざまなサイズのクヴェヴリが有ります。レイアウトもバラバラで雑然としているようですが、これはこれで素敵です。
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ワイナリーの主人自らがクヴェヴリの様子を教えてくれました。当然ながら現地語しか話せません。私が英語でマヌカさんに質問し、それを現地語に直してくれます。こういう時にガイドの有難さを感じます。
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こちらはサービスで供されたこの施設のオリジナルワイン。素焼きの器で頂きました。ジョージアの田舎では、このスタイルで飲むのが普通のようです。
試飲は不要、と一度は断ったのですが、せっかくの好意を受け入れることにしました。 -
醗酵中のクヴェヴリ。ガスを抜くために簡易式の醗酵栓がありました。ペットボトルを使うとは、理に適った方式です。
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クヴェブリの中で一番小さなサイズはこちらでした。
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一番大きなサイズのクヴェヴリはこちら。数字は容量でリッター換算です。
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醗酵中のクヴェヴリは、中の様子が見えるようにすべてガラスの蓋で覆われていました。瓶の淵を粘土で覆い、蓋の開け閉めが簡単にできるようにしていました。
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種だけが上がって来ています。既に果実や皮部分は取り除かれていますが、意図的に種だけ少し残している様でした。
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クヴェヴリはすべて土の中に埋まっています。温度管理は自然任せですが、良い感じで低温貯蔵できるようです。
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運良く地元のお客様が自宅用にワインを購入しに来ました。そのため瓶からワインを注ぐ場面を運良く見ることができました。
素敵な場面に立ち会えてとても幸せです。
まずは、ガラスの蓋を持ち上げて、、、、 -
粘土で閉じているだけなので、簡単に開ける事が出来ました。香りは余り立ち上がりませんが、クヴェヴリぎりぎりまで液面が有りました。
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この中にビールジョッキのようなピッチャーを入れて、、、、、
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お客さんが持参したペットボトルへどんどん移して行きます。
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ピッチャーで注ぐため、一度に1Lぐらい入るようです。注ぐ量も多いので、ペットボトルはすぐに満杯になります。しかし大きなペットボトルですね。
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オレンジ色の美しい色です。大小合わせて30L程購入されて行きました。
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ワイナリーに飾っていた絵も素敵でした
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突然のお願いに快く対応頂いた社長さん。十分堪能できました。
「今度は9月頃に再訪問してクヴェヴリの掃除をぜひ体験したい」と言うと、「クレイジーだな。すごく助かるよ!」と喜びの笑顔。
本当にありがとうございました。 -
KTW(KAKHETIAN TRADITIONAL WINEMAKING)の看板が掲げられていました。KTMはこの後訪問する予定の、この地の巨大なワイナリーです。
多分、このワイナリーはその系列に当たるのでしょう。KTWは巨大な醸造工場なので、クヴェヴリでワインを楽しみたい、という人をこの施設でもてなすのでしょうね。良い仕組みですね。
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