小樽のフレンチと美国のウニと積丹ブルー　ミシュランを食べ歩く①　小樽では寿司よりフレンチは本当だった編

2017/08/19 - 2017/08/21

北海道、ずいぶん長いこと行っていない。
最後に行ったのはかれこれ１０年前か。時間が経つのは早いな。

その昔、北の国には随分お世話になりましたが、ここのところとんとご無沙汰。

というわけで、今回は未訪問の積丹へ積丹ブルーを見に行こうと計画。
美国の宿を最初に抑え、それに合わせて2泊3日でコースを企画。
かつては、一切予約せずに各地を転々としたが残念ながらもうそんな旅はちょっと出来ない。


１泊目は小樽運河近辺のホテルでもよかったのだけれど、これまた行ったことのない朝里温泉へ。

夕食は小樽の寿司店を予約しようとあれこれ考えていた時に思い出したのが料理人である友人の言葉。

“小樽に行くなら寿司よりフレンチ”

とはいえ、お寿司も食べておかなくては。

寿司と温泉とフレンチ。
初日のミッションはこの３つ。
もちろん、運河も。

エリア 小樽(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

スタートは何時ものようにYCAT

横浜シティ エア ターミナル 乗り物

30分程で羽田空港へ。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

機内は中国人多し。
1時間半ほどで千歳空港へ。

まず向かったのは空港のレンタカーのカウンター

ここからバスでレンタカー店へ移動。

新千歳空港 空港

いや、しかし札幌のレンタカー事情は凄いな。

ものすごい数のレンタカー会社と車が空港の近くで客を待っています。

千歳からは道央道をひたすら小樽方面へ。向かうは本日の宿泊地、朝里川温泉へ。
北海道で車を運転するのも久しぶり。
途中パトカーに捕まっている車多数。

朝里ICで降りて、
さてこれが噂の朝里ループ橋。

朝里川温泉 温泉

一応朝里ダムも見ておきますか。

朝里ダム 名所・史跡

今宵の宿、朝里温泉　クラッセホテル

朝里川温泉 小樽朝里クラッセホテル 宿・ホテル

小樽では何故かあんかけ焼きそばがブームだそうで。
ホテルのレストランでも一押し。

不思議。

小樽へはどうしても電車で入りたかったので、車を置いてＪＲで小樽へ。

車だと飲めないですからね。

JR小樽駅 駅

ＪＲを選んだ理由の一つがこの小樽駅のランプを見たかったから。

夜はさぞかし綺麗なんだろうなあ。

このランプが灯るのはちょっとみてみたい。

JR小樽駅 駅

駅に行きたかったもう一つの理由が、この立ち食い寿司。
しばらく待つも空く様子が無かったのであきらめて街へ。

小樽で人時の伊勢寿司の立ち食い店。

伊勢鮨 駅中店 グルメ・レストラン

旧手宮線跡

旧手宮線跡
その昔は、線路の上をどこまでも歩いたものですが、今やチラリと一瞥をくれるのみ。
社会の荒波に揉まれすぎちゃいましたね。

旧手宮線跡 名所・史跡

まずは腹ごしらえと、目についたお寿司屋さんへ。

すし耕 グルメ・レストラン

北海道らしいネタの乗ったセットを注文。

ひっきりなしに客が入って来ていました。
予約なしで座れたのはラッキーだったのかも。

小樽でお寿司というミッションは一応達成。

すし耕 グルメ・レストラン

運河プラザで情報集収集

それにしても後ろのマンションが凄い。

小樽市観光物産プラザ(運河プラザ) 名所・史跡

ご存じ小樽運河。

綺麗になりましたねえ。

小樽運河 名所・史跡

大正ガラスという看板がかかった店が多数。

かつては北一ガラスだけでしたがすっかりガラスの街になってしまいましたね。

大正硝子館 (堺街店) 専門店

小樽浪漫館 (旧百十三銀行小樽支店)の壁のオブジェ。
運河よりも、お土産よりもこっちが気になる。


いったい何をしゃべる？

小樽浪漫館 (旧百十三銀行小樽支店) 名所・史跡

少しほほえんでいるように見えますね。

笑った瞬間に固められたみたいだ。

なぜか気になるベンチ。

変なものばかり撮っている自分がおかしい。

しかし、小樽という街は随分変わっちゃいましたね。昔は北一硝子しかなかったのに。
と、小樽っ子に話したら、我々が子供の頃は北一硝子もなかったんですよって。

それにしても、小樽で人力車のお兄ちゃんに客引きされるとは思わなかった。
雪が降ったらどうするんだろう？

利尻屋みのやさんという昆布屋さん。

小樽で利尻？という疑問もわくが昆布を購入。

別なお店に、“おかあさんも預かります”と書かれていたが、子供は預かってもらえないようだ。

利尻屋みのや グルメ・レストラン

これ、中国人観光客に人気らしい。しかし結構なお値段！

ある酒屋では、ウイスキーを棚ごと買っていったと店の人が苦笑いしてました。

爆買いはこちらでも。

小樽で有名らしい練り物屋さん。

イートインスペース は中国人旅行者の休憩所と化してました。

(株)かま栄 名所・史跡

小田原の鈴廣とは全然違いますねえ。

ほんと、手作業でちょっとびっくり。

かま栄 工場直売店 グルメ・レストラン

これでブランデーでも。
ちょっと欲しい。

気がつけば椅子を撮ってる・・・

しかしいつから小樽は軽井沢になった？

聞いてはいたけれど、ほんとに中国からの観光客が多い。

飲食店も、海鮮の網焼きを出す店が多いですねえ。最も多くお金を落としてくれる客に街自体がシフトしているように思います。

大阪の黒門市場みたいに。

小樽堺町通り商店街 市場・商店街

ガラスの次に来るのはこれか？

雪印パーラー

懐かしいな。

なんだかレトロに見えるのは私だけではあるまい。

雪印パーラー 小樽店 グルメ・レストラン

雪印パーラーに比べてこちらはキラキラ。

現在、小樽と言えば、ここルタオらしい。

小樽洋菓子舗ルタオ 本店 グルメ・レストラン

ルタオ パトスで休憩

事情通によれば、道外資本による洋菓子店とのことですが、それはともかく美味しいことはおいしい。

もっともフレンチを予約してあるのでコーヒーだけで我慢。

ルタオ パトス グルメ・レストラン

北一ガラス。

こちらも随分店舗が増えましたね。

北一硝子 三号館 (旧木村倉庫) 専門店

これいいいなあ、と思った物は必ず良いお値段。

ビール用に一つ買っていくかな。

そういえば、昔買ったビールグラスはどこへ行ったのだろう？

運河と、倉庫とウミネコの町

これがかつて持っていた小樽の印象。

ここ、メルヘン交差点というらしい。

奥に見えるはオルゴール堂

堺町交差点 (メルヘン交差点) 名所・史跡

こちらはメルヘン交差点に建つルタオ本店

陽が落ちてきましたね。

ゆるゆると、今日のメインイベントへ向かいます。

小樽洋菓子舗ルタオ 本店 グルメ・レストラン

向かったのは花園にあるラ・シュミネというフレンチレストラン。
今回の旅の目的の一つ。
後で知ったのだがミシュランの星持ちらしい。

知人の料理人に美味しいフレンチが小樽にあるよ、と勧められたのは10年前。
その後、別なフレンチシェフにも勧められたが小樽に来る機会がなく忘れかけていた。

店の名前と場所は10年の間に数回変わったようだが、シェフの名前を忘れることはなかった。

友人の星君と伴君を連れて行かなくっちゃ。って思ったのを覚えている。


泡を１本お願いすると勧められたのがカヴァのロゼ。財布に優しい。

ラ・シュミネ グルメ・レストラン

アミューズ。

手前のオリーブのタップナードが美味で期待が膨らむ。

料理は予約時に苦手な食材を言って後はお任せにしておきました。

ラ・シュミネ グルメ・レストラン

道外の客にはこれを必ず出すという甘海老の一品。

ねっとりとした甘海老がとにかく後を引く。
ミシュランの星の要因はこの料理かな。
これがメインでも十分。

ラ・シュミネ グルメ・レストラン

とうもろこしのスープ。

この時点で明日のランチの予約を入れようか、と真剣に悩んだ。

魚の名前は失念。ソイの仲間だと聞いたが初めて聞く名前だった。

トリュフソースで。

添えられたリゾットの美味しいこと！

グラニテ

道産和牛の二つの部位の赤ワインソース。
希少な赤身とのことだったが、美味しけりゃなんでもいい。

ワインの酔いも回って口角、緩みっぱなし。

コーヒーを飲んだ後も去りがたく、再度ワインを・・・

良い夜でした。

立地も周囲の環境もとても良いとは言えないこちらのお店、我々が入店した後には貸切の札が掛けられました。

予約必須です。
予約時に、独りでやっているので時間はたっぷりみてください、って言われますよ。
苦手食材と予算を言って任せちゃうのが良いかも。
但し、居酒屋居抜き、掘りごたつフレンチなので味重視の方向き。

食べたら温泉。
今宵の宿は 朝里川温泉　小樽朝里クラッセホテル



運河付近に宿を取っても良かったんだけど、温泉の誘惑には勝てず。

朝里温泉に戻ります。

今日は朝が早かったのでさすがに疲れましたね。

朝里川温泉 小樽朝里クラッセホテル 宿・ホテル

さてさて、

かつて通った銭函のＢＡＲユーラシア４０４も、カレーが好きだった小樽の海猫屋も今はなく、小樽は、ＯＴＡＲＵになっていました。

橋の下をたくさんの水が流れた、
ということか。

さて、明日は積丹へ向かいます。

朝里川温泉 小樽朝里クラッセホテル 宿・ホテル

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2017/09/08 20:08:42

  へぇーーーそうなんだ（笑）

  こんばんは、y_0236さん
  
  私も前回北海道に行ってから、、、
  なんと25年も行ってないわ。
  もう、影も形もないんだろう、、、（笑）
  
  ところで、小樽では寿司よりフレンチなんですかっ。
  それは、お勉強になりました♪
  小樽に行ったなら、絶対にフレンチ食べます！
  お寿司は札幌で良いのかな？
  
  北海道に行く予定無いけれど、なんだか行かないとダメな気がして来た、、、
  だって、25年だものなぁ。
  四半世紀って、行ってないに等しいし。
  
  たらよろ
  

  y_0236さん からの返信 2017/09/09 07:26:28

  RE: へぇーーーそうなんだ（笑）

  たらよろさん、おはようございます。
  
  ええ、影も形もありませんでした。
  小樽は、寺町通が原宿のようになって一保堂がビルになっていた・・・
  ぐらいの変貌でした。
  
  はい、小樽では絶対フレンチです。
  少なくとも今回の旅ではそうでした。
  件のフレンチシェフにおいしいお寿司屋を訪ねたら、予想外の答えが返って来ましたし。
  
  でも北海道の空気感は、やはり気持ちの良いものでした。
  これは昔も今も変わらなかったですねえ。
  
  そうそう、千歳空港のお土産売り場は昔から凄いものがありましたが、さらにパワーアップしていました。
  千歳空港目当てに旅しても良いんじゃないかと思ったくらい。
  
  一度お出向きください。
  
  あー　わなかのたこ焼き食べたい！
  
  y_0236
  
  
  
  > こんばんは、y_0236さん
  >
  > 私も前回北海道に行ってから、、、
  > なんと25年も行ってないわ。
  > もう、影も形もないんだろう、、、（笑）
  >
  > ところで、小樽では寿司よりフレンチなんですかっ。
  > それは、お勉強になりました♪
  > 小樽に行ったなら、絶対にフレンチ食べます！
  > お寿司は札幌で良いのかな？
  >
  > 北海道に行く予定無いけれど、なんだか行かないとダメな気がして来た、、、
  > だって、25年だものなぁ。
  > 四半世紀って、行ってないに等しいし。
  >
  > たらよろ
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