「ちょっとより道」　軽井沢でゴルフ観戦

2017/08/13 - 2017/08/13

「ちょっとより道」とは、ご承知の通りNHKの人気番組「世界ふれあい街歩き」の１コーナー、目的地近隣への小旅行（ショートトリップ）です。
普段は散歩と温泉（共同浴場）通い以外、何もしない蓼科での避暑生活ですが、たまにはアクセントをつけてみようとNEC軽井沢72ゴルフトーナメントを見にいきました。
車で行けば1時間45分ほどの行程ですが、軽井沢周辺の渋滞を嫌気して小諸までは車、そこからしなの鉄道で軽井沢に向かうルートを選択しました。時間はかかりますが、結果的には正解だった気がします。
そんな小旅行の顛末をご報告します。

エリア 軽井沢(長野)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 自家用車

持ち物です。出発が早朝なので前夜のうちに準備しておきます。本当はウエストポーチかボディバッグがあれば良いのですが、別荘には置いてなかったので身につけられるものだけにします。

小諸駅までのルート。小諸から軽井沢行きの列車に乗るつもりです。
トーナメント会場の駐車場は1,000円。これに対し市営小諸駅駐車場は500円、小諸-軽井沢間のチケットは480円×2なので、ガソリン代などを考えると経済的にはほぼ同条件。旅行記のネタも増えます。

朝4時起床。朝食、身支度をして4時45分に別荘を出発します。外はまだ薄明かり、あろうことか濃霧が立ち込めています。昨日の天気予報は晴れだったのに‥（トホホ）。

こんな状態です。50メートル先も見えないので慎重に運転します。

すずらん峠近くになってようやく明るくなり、霧も晴れてきました。しかし、まだ安心はできません。軽井沢は元は沼地で霧が多いと聞いています。

朝6時、予定通り小諸駅に到着です。最初は慎重運転でしたが、すずらん峠あたりから視界も回復し、遅れを挽回することができました。グーグルマップの表示通り1時間15分でした。カーナビより正確です。
駅の隣に綺麗な公衆トイレがあったので利用しました。

小諸駅 駅

駅前広場です。当然ながら、まだほとんど人はいません。
北陸新幹線（旧長野新幹線）から取り残された駅なので、少し寂しい。

6時29分発、軽井沢行きを待ちます。

小諸駅 駅

JR小海線のプラットフォームもあります。

小諸駅 駅

昔懐かしい改札口、自動改札機はありません。元のJR信越本線の駅です。

駅構内の観光看板。懐古園にはもちろん来たことがあります。

列車が入ってきました。

夏休みのピークですので、早朝にも拘らずほどほどに混んでいます。

御代田を過ぎたあたりから、心配していた通り霧が垂れ込めてきました。

6時54分、軽井沢駅に到着。

軽井沢駅 駅

ここから無料ギャラリーバスを利用します。駅から200メートルほど歩いた駐車場がバス乗り場です。会場まで所要15分ほど。

軽井沢72ゴルフ　北コースに到着。小雨でしたが、それもあって幸い霧は晴れています。競技は開始されているようです。
なお、ゴルフ競技会場は写真撮影禁止ですが、旅行記用にプレーと関係ない状況で遠景のみこっそり撮らせてもらいました。
練習場風景。

軽井沢72ゴルフ　北 ゴルフ場

ここでベルトにつけていたサングラスがないことに気づきました。ボタンが外れて落としたようです。
天気が天気なので車から降りるとき迷いましたが、「後で悔やんでも‥」と持ってきたのがアダとなりました。
とりあえずバスの降車場に戻り、係員に遺失物の取り扱いを確認しました。拾われていれば大会本部に届くはずとの返事でした。

スタートコールまで後ろ向きで素振りして待つ選手たち。
トーナメント観戦は前半のみ気になる選手について周り、早めに切り上げて、あとは家でテレビ観戦するのが長年の経験で身につけたノウハウです。
朝早く出たのもそういう事情です。午後4時のテレビ放映までには別荘に戻る予定です。

小雨ですが傘がなくても大丈夫な程度。その雨もそのうち上がりました。

グリーン周辺にはテレビクルーも待機しています。

６番ホールまで第２組（渡辺彩香プロ）と第６組（全美貞プロ）について周り、２番グリーンに戻ってきました。ここは２番グリーンと３番ティーグラウンドが見え、６番グリーンにも近い絶好の観戦ポイントです。ここで第11組から第17組（最終組）まで、有力選手をチェックします。テレビでおなじみの顔ぶれです。
最終組が大勢のギャラリーを連れてやってきました。

２番グリーンで最終組を見たあと６番グリーンに戻り、そこから第12組（永井花奈プロ）について９番ホールまで観戦しました。
これで今日の観戦は終わり、11時半に会場を後にします。
大会本部にサングラスが届いてないか確認しましたが、ありませんでした。

ギャラリーバス乗り場にまだほとんど人はいません。

ほどなくバスが到着、乗ったのは５～６名。

懸念していた通り渋滞が発生、軽井沢駅まで30分かかりました。

とはいえ、中山道の渋滞はさほどひどくはありません。

軽井沢の自然は大きく破壊されています。巨大アウトレットや大勢の観光客。軽井沢には今一つ馴染めません。

駅に戻ってきました。しなの鉄道の駅員にダメ元でサングラスの遺失物がないか尋ねたら、なんと届いていました。来た時の車内で落としたようです（ヤレヤレ）。
無くしたものがちゃんと見つかる日本はやっぱりすごい！！

軽井沢駅 駅

コンコースからしなの鉄道を見下ろします。隣の新幹線に比べ小ぶりだけど、健闘しています。

折り返し12時25分発、小諸行きの列車が到着しました。お盆のピーク、降車客で狭いプラットフォームはこの混雑です。

来た時は２両編成でしたが、帰りは３両編成です。

先頭車両。乗った時はこの状態でしたが、発車時には満員。立っている人もいるほどです。
１区間だけ乗る人が多いのが予想外でした。軽井沢から中軽井沢、中軽井沢から信濃追分までとか‥。別荘族や観光客のようです。

浅間山は雲の中。

25分で小諸駅に到着です。
プラットフォームから市営小諸駅駐車場が見えます。使い勝手が良いのでほぼ満車状態です。

小諸駅 駅

小諸駅前商店街。お昼は小諸で食べると、前日中に決めてネットでお店をチェックしてあります。

昭和の匂い漂う商店街。カメラ愛好家には絶好の撮影スポットです。

小諸と言えば蕎麦。チェーン店の「小諸そば」ではありません。
お目当の店は「笊蕎麦　刻」（ざるそば　とき）。

笊蕎麦 刻 グルメ・レストラン

逆光で見えにくいですが、カウンター４席、４人席２つのこじんまりしたお店。実直そうな店主一人でやっています。

メニューはこれだけ。逆にこだわりを感じます。
ざるとかけを注文。

まず、ざるが供されます。海苔が乗っていないので、一般的にはもりそばです。
蕎麦はもちろん美味しいけど、そばつゆ（かえし）が抜群との評価が高い店。その評価は間違ってません。

続いて、かけ。当たり前だけど、だし汁が最高。血圧を気にしていつもは残しますが、この日は全部飲み干しました。途中でやめるなんて出来ません。

最後にそば湯が出て、かえしを最後の一滴までいただきました。ああ満足。
ざるとかけで1,500円（消費税込み）。オーダーは大正解でした。

午後1時半、市営小諸駅駐車場を後にします。料金は4時間以上、24時間以内500円です。

交通量多めですが、のんびり景色を眺めながらのドライブです。

1時間半で蓼科に戻り、いつもの給油所でガソリン補給。
20リッターで温泉券１枚もらえます。

その温泉券で蓼科温泉（共同浴場）へ。源泉掛け流しの湯で疲れた体を癒します。
別荘帰着は午後3時半ころ、テレビ中継に十分間に合いました。
やはりゴルフは見るよりプレーする方が楽しい。試合観戦はテレビが一番。なんてことない結論です。

蓼科温泉公衆浴場 温泉