妻と行くスペイン(9-①)　少しヤバそう、、、でも刺激的な首都マドリッドを街歩き　無事でした（大幅修正版）

2017/06/10 - 2017/06/10

今回の旅の最後はスペインの首都マドリッドです
東京というマドリッド以上の大都会に二十余年住んでいる我々夫婦ですが、それでも外国の大都市は危ないので万一を考え最後に訪れました

実際訪れてみると大都会特有の猥雑さとやや危ない雰囲気が魅力的な街でした

特に驚かされたのは自転車に乗ったヌーディスト軍団で、これは東京でもお目にかかれないでしょう(当サイトの規約に鑑み修正しています*)

「一日でマドリッド観光プラン」を参考に街歩きしましたが一日では間に合わず翌日アランフェスを早退してやっと主な観光地を制覇しました

*サイト管理者よりご指摘をいただきその後更に大幅に修正いたしました

エリア マドリード(スペイン)

セビリア発 6:45 の AVE で Madrid Puerta de Atocha（マドリッド・プエルタ・デ・アトーチャ）駅」に着いた

マドリッド 9:15 着の予定だったが写真のデーターを見ると定刻より早く着いたようだ

この駅に限らず、スペインでは駅にスロープのエスカレーターが多い

このエスカレーター上はスリの絶好の仕事場らしい

前後に立って挟み撃ちして荷物を手伝うフリをしてスリを働くという手口が多いと聞いた

皆さんもご注意あれ！

地上に出るにはさらにスロープエスカレーターがあった

Google Map では駅のすぐそばと思えたホテル Paseo del Arte だったが少し迷ったり荷物があったせいか10分ほどかかった

荷物がなければ 5分程度だったろう

事前にメールおよび電話でチェックイン前に荷物を預かってくれるよう頼んでおいた

このホテルは日本人客の利用も多いようで日本人を多く見かけたし、フロントも「コンニチワ、アリガトウ」などと簡単な挨拶ができるようだ

荷物を預かってもらった後近くのソフィア王妃芸術センターに行きゲルニカほかを鑑賞した

http://4travel.jp/travelogue/11253813・・・・「AVEでセビリアからマドリッドへ　おトクにプラド＆ソフィアで芸術三昧」編

（以下の写真は6月10日チェックイン後に撮影）

そのせいか利用した部屋もどことなく和風だった

ワインレッドを基調としたシックなインテリアだった

ただしコンセントが少ないのは少し今の時代には不便だ

ホテルに貴重品を預け身軽になってマドリッドの街を散歩した

「一日でマドリッドを観光する」というブログ記事を自分なりにアレンジしてコースを設定した

まずは翌日（＝6月11日アランフェス観光）に備えてツアーの出発駅 Príncipe Pío 駅を下見に出かけた

アトーチャ駅は半地下構造になっており、ソフィア王妃芸術センター前の歩道からはスロープで下る

この駅もどことなくイスラム風を感じさせる

駅構内に入ると熱帯植物園が目に入る

Príncipe Pío駅は Cercanias（近郊列車）の駅なので 1階にあった

スペインの電車はあと何分後に到着するか目安を教えてくれるのが便利

これが近郊電車、スマートな車体だ

近郊電車の車内

貫通路（＝電車の連結内部）の開口部が大きく見通しも良い

またときどき警察官が車内に乗り込んで巡回するため治安はよさそうだった

Príncipe Pío 駅を出て街を歩くと日本ではお目にかかれないような赤いビルがあった

最初に訪れたのはスペイン広場

スペインにはここに限らずどこにでもスペイン広場がある（そういえばイタリアにもスペイン広場がある）

ここにはドン・キホーテ像が立っている

ドン・キホーテ像と写真を撮る観光客
男には人気があるのかも、、、

私自身は子供の頃漫画で読んだ記憶しかない

次にマドリッドで一番初めに開けた地区である Puerta de Sol（プエルタ・デ・ソル、太陽の門）地区に行った

広場に立つのはカルロス三世の騎馬像

しかし多くの観光客を集めていていたのはやはりこちらのアイドルクマさん

「クマとヤマモモの木」

やっと一瞬だけ人が写りこまない写真が撮れた

街の通りはスペインの暑い夏を日差しを遮るためにカラフルなスクリーンで覆われている

この日陰の下を選んで歩いた

少し休憩するためにスペイン最大のデパート El Corte Inglés　に入った

妻が例によってトイレに入ったところ驚いて帰って報告した

「スペインはトイレもアートよ!!」

その言葉を確かめるべく自分もトイレ（もちろん男性用）に入るとドア一面にポップな絵が描かれていた

女性用トイレにどのような絵が描かれていたのかわからないが同様の絵があったのだろう

なお海外旅行中にあちこちのトイレを利用し、トイレ事情に詳しい妻によるとフランスのトイレは最悪でデパートでもトイレの前に集金おばさんがいて買い物をしたのに1ユーロも取られたとこぼしていた

その点ここスペインは無料で、連れが待っていると知ると順番を譲ってくれたとスペインおばさんの親切さに感動していた

こういう点も日本女性のスペイン観光ブームを後押ししているのだろう

デパート最上階のテラスには展望台があり王宮付近が見えた

デパート最上階にあったスイーツのバル

Tándem というセットメニューを Café con leche（ミルクコーヒー）付きで注文した

チョコレートケーキは二人で食べても十分な量があった

デパートから出て再び Puerta de Sol 広場に戻った

ここマドリッドでも二階建てバスが周遊しているが今回は時間もないこともあり利用せず街歩きした

王立郵便局は工事中だったが、、、

その前を突如駆け抜ける自転車に乗った軍団が

スペインのあまりの暑さにエーイ、面倒くさいとばかり一糸まとわぬ姿になったヌーディストたち

あっけに取られて見ていたが指はしっかりとカメラのシャッターボタンを連写していた*

*この写真および次の写真について 6/27 サイト管理者より削除要請がありました。

しかし目撃したスペインの事実をありのまま伝えることがより重要と考え、不適切と思われる部分を大幅に修正して掲載することといたします

若い女性の姿もあって驚き見る観光客
日本では何とかチン列罪でつかまりそうだがスペインでは無罪放免なのだろうか？

少なくとも何も隠し持っていないのでテロの心配はなさそうだ（笑）

ストリートパーフォーマーの姿もあった

次に太陽の門ちかくの Plaza Mayor（マヨール広場）に行った

広場の中央にはフィリップ三世

この一角に観光案内所があり、ここで観光地図をもらった

街歩きに重宝しそうでもっと早く入手すべきだった

王宮にやってきた

王宮内見学はもちろん有料

「シニア割引はあるか？」と英語で単刀直入に聞いたら "No" とのつれない返事

王様はケチだった

王宮前の広場

王宮内はここ大階段でのみ写真撮影が許された

フランスのヴェルサイユ宮殿で生まれ育ったブルボン王朝第一代の国王フェリペ五世が建設を命じ、1764年に完成した

150m四方の建物内に2,700を超える部屋がある

大階段の天井画をアップ

王宮の対面にはアルムデナ大聖堂が堂々と控えていた

王宮の西には広大な緑地が広がっていた

マドリッドの街を歩いていると街のあちこちに目立つビルを目にする

グランビアとアルカラ通りにつながる交差点の角にあったこのビル
真っ白な壁に美しい彫刻が施された大変綺麗なビルでメトロポリス保険会社が所有

頂上のドームは女神ニケの彫像で飾られている

この屋上に大きな彫像が載っているビルは Google Mapで苦労して調べたところ官公庁の建物

Consejeria de Medio Ambiente Licencuias de Caza y Pesca・・・　何のコッチャ

屋上の像が何かは不明だったが1920年代にビルバオのRicardo Bastidaの設計により完成

内部には美しいステンドグラスのドームとビルバオの日常生活を描いた壁画があるそうだ

屋上の四頭建て馬車をアップ

次にシベーレス広場に急いだ

この頃になるとさすがに遅いスペインの夕暮れも迫ってきた

白亜の殿堂のようなコムニカシオネス宮殿（市庁舎として使用）

REFUGEES WELCOME　のスローガンとスペイン国旗が掲げられていた

残念ながらアルカラ門まで行く時間はなかったので遠くからズームアップ

翌日タクシーで空港に向かう際アルカラ門のそばを通過したので撮影

ネットでたまたま目にした情報によると2003～2011年の間マドリッド市長を務めたアルベルト・ルイス＝ガリャルドン・ヒメネス氏の政策がマドリッドの治安を向上させたという

氏は観光客の中でも特に日本人をターゲットとし Plan Japón 政策を実施、この結果多くの日本人観光客獲得に成功している模様

プラドやソフィア王妃などの質の高い美術館や広大な公園、いたるところにあるユニークな建物など観光資源には事欠かない

これに治安が向上して安心して街歩きができるのであればまさに鬼に金棒だ

マドリッドはもう少し滞在したいと思わせる魅力に溢れた街だった（この項　完）