2017/06/11 - 2017/06/11
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deracineさん
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この旅行記のスケジュール
2017/06/11
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電車での移動
セルカニアス(近郊線)でPrincipe Pio 駅に移動
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電車での移動
レトロなイチゴ列車に乗ってアランフェスに移動
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徒歩での移動
駅から徒歩でアランフェス宮殿へ移動
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徒歩での移動
帰路もアランフェス宮殿から駅まで歩いたところ道を間違え愚妻は半泣き状態に、、、
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電車での移動
何とか近郊線アランフェス駅にたどり着き、帰路は普通の電車で Puerta de Atocha 着
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この旅行記スケジュールを元に
皆さんもどこかで聞いたことがあると思います、あの「アランフェスのアダージョ(恋のアランフェス)」の甘美なメロディーを
https://www.youtube.com/watch?v=DUrLvfyCTy4 (ギター:村治佳織さん)
この珍しいギターとオーケストラの協奏曲の舞台がマドリッド郊外にあるアランフェス宮殿
盲目のスペインの作曲家 Joaquín Rodrigo Vidre(ホアキン・ロドリーゴ)がどのような景色を四感で感じて作曲したのか現場を見たくなったのです
おりしもレトロなイチゴ列車に乗って同地を訪れるというツアーが Renfe より発売されていたのでこれをネット予約
当日は車内でレトロな衣装をまとった Señorita から名産のイチゴのプレゼントといううれしいオマケ付き
訪れての感想は曲想に違わずゆったりとアダージョな時間が流れ、いたるところにある噴水が涼しさを演出してくれる緑豊かな素晴らしい場所でした
しかしながらツアーを途中離団して自由気ままに観光したため帰路で思わぬトラブル発生、いつもながらのドタバタ劇を演じ最後までアダージョな一日とはいきませんでした
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イチゴ列車の始発駅は Estacíon Principe Pío(プリンシペ・ピオ駅、ピオ皇太子に因んで名づけられた)
切符を購入済みなので前日ホテルより出かけ乗り場を確認しておいた -
こればイチゴ列車の乗り場
結構多くの客が詰め掛けていた
家族連れも多い -
イチオシ
これがイチゴ列車を牽引する機関車
「SLで牽引されて運行されている」と書かれたガイドブックも散見されるが、最近はメンテナンスが難しいことからディーゼルあるいは電気機関車が使用されている -
客車も当時のレトロ仕様
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もちろん日本と同じ椅子は木製でリクライニングなどない
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やがて売り物のイチゴ Señorita がイチゴを乗客に配りだした
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カメラを向けるとポーズをとってくれた
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真っ赤に完熟したイチゴ約10個入り1パックをひとり当たりくれた
イチゴはアランフェスの名産とのこと -
いただいたイチゴパックのうち1パックは車内で、もう1パックはホテルに持ち帰り食後のデザートとした
真っ赤に熟れて美味しかった -
この車掌さんもイチゴ Señorita に負けず劣らず人気があるようでグループに入って写真に入っていると、、、
カメラマン氏も一緒に写りたいので私にシャッターを押してくれとのリクエスト
快く引き受けた -
この女の子もイチゴが大好きなのだろう、早く食べたそうだった
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車内の様子
日本人はみたところ我々だけだったようだ -
Tren de la Fresa(イチゴ列車)とは毎年4月から10月の季節限定でマドリッド~アランフェス間を運行される観光列車
その昔、王室の離宮があったアランフェスに貴族や商人たちがイチゴ摘みの小旅行を楽しみ、逆にアランフェスからはマドリッドに新鮮なイチゴを運んだ
以前はSLが牽引していたそうだがメンテナンスが大変なので今はディーゼルあるいは電気機関車を使用している由
上の写真は乗車中のスマホ Google Map 画面
アランフェスはマドリッドの南約47kmに位置する -
約1時間後にアランフェスに着いた
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駅の時計もレトロ仕様
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客車につけられた "Tren de la Fresa"(イチゴ列車)の表示
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機関車の表示をよく見ると "Mitsubishi" の文字が、、、
どういう関係なのだろう -
駅に着くと妻が早速例の場所(トイレ)に行きたいといった
トイレは話言葉では Servicio というが駅などの表示は写真のように Aseos と書かれていることが多い -
トイレが二つしかなかったらしく女性用は長い列ができていた
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この駅舎の壁や天井もムデハル様式?
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駅からアランフェス宮殿までは徒歩10分くらい
ツアーメンバーについていきプラタナスの大木が街路樹として植えられた道路を歩いた -
アランフェス宮殿に着いた
ここで詳しく説明すると「イチゴ列車」はツアー形式になっており、単独では乗れない
以下に Renfe のリンク先を貼りますが季節列車なのでリンクが切れることもあります(スペイン語)。なおこのサイトから切符をネット購入しました
http://www.renfe.com/ofertas/TrenFresa2017.html
ツアーにはアランフェスについてからの行動が異なる4つのコースがあり、自由に選べる。。なおいずれのコースを選んでもイチゴ列車による往復乗車と車内でイチゴは配布される
1)ベーシックコース・・・・現地ではフリー(自分たちはこれを選択)
2)ミニトレン+ガイド付き庭園散策コース・・・・駅からミニトレンで観光+16-17時にガイド付き庭園観光
3)庭園+王家の小船博物館コース・・・ガイド付き庭園、王宮概観見学+45分のミニクルーズ
4)王宮見学コース・・・・駅から観光バスで宮殿移動+ガイド付き王宮観光+ガイドなし小船博物館入場
価格は1)が23、2)が26、3)4)が30ユーロ -
王宮を見学するツアー客たち
胸にコースを現すステッカーを貼っている
1)のベーシックコースを選択した観光客は我々以外は数人だった -
乾燥した大地の多いスペインにあっては珍しい緑多いアランフェスのタホ川の流れ
多くの水鳥が群れていた -
よく見るとパンくずを与えている人がいた
-
日本ではカルガモが多いがこれはガチョウのようだ
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Jardín de la Isla(小島の庭園)
ここに限らず庭園内にはあちこちに噴水が見られ、夏の暑さを和らげてくれた -
王宮前の花壇つき噴水
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イチオシ
随分前だがベルサイユ宮殿を訪れたとき多くある噴水が停止して見られなかった
ここでは全ての噴水が勢いよく水を噴き上げていた -
噴水の周りにはまだバラの花が咲いていた
-
妻が例の場所に行きたくなったので敷地内のバルへ入った
入り口には「お客以外のトイレ使用禁止」の警告があった
外国ではトイレと水はタダではない -
イチオシ
庭園でひと休みしたのち自分たちのペースで王宮観光することに
ここで近くで懐かしい大阪弁が聞こえてきた
オバチャンの二人連れで「広い庭園を歩くより王宮のほうがエエデェ~」とか大声で喋っていた -
王宮への入場券を買った
スペインにも慣れたのか、私より語学の才能はないがコミュニケーション能力に勝る妻は窓口で「シニア、Dos(二人)」とスペイン語を交え切符を買った
ただしシニア割引はマドリッドの王宮同様適用なし
確かイチゴ列車・ベーシックコース(1)には王宮の割引も含まれていたようだったがたいした金額ではないので気にせず購入した
最初から王宮を見学するつもりの方は王宮見学を含むコースがあるのでそれを選択したほうがベター -
王宮内は撮影禁止なのでショップで買った絵葉書をコピーした写真で説明します
Sálon del Trono(玉座の間)
ロココ風の家具とタペストリーなどが展示されていたがタペストリーは色あせていたように思う
昨年 Aix-en-Provence のタペストリー博物館で見たほうがきれいだった -
Sálon de Porcelana (磁器の間)
部屋全体が極彩色の人物、動物、植物で覆われている
中国風でやや下品に感じ個人的には好きになれない -
これは食堂
大きなシャンデリアがぶら下がっていた -
Sálon Árabe(アラブの間)
アルハンブラの二姉妹の間を真似たもの
本物を見た後なので感動は少なかった -
王子の庭園内
これは絵葉書のコピー -
暑い夏の昼下がりの直射日光を避けるため長い回廊内を歩いた
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妻が乗りたがっていたチキトレン
トレインと銘打っているが実際は汽車の形をしたバスである -
チキトレンの切符 乗車時間約50分 5ユーロ
これもイチゴ列車のコースを選べば含まれている -
庭園内を走っていると沿道からバンザ~イと歓迎してくれた心温かき人たち
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王子の庭園内
なお園内を移動していたら突然孔雀のオスが姿を現した
とっさのことだったので写せなかったのは残念だ -
緑豊かな庭園は限りなく広い
このチキトレインを利用しないと夏に庭園内の移動はかなりハードだろう -
驚いたことにこのチキトレンは街中も走行する
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同じチキトレンとすれ違った
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念願のチキトレンにも乗ったので一足先に帰ることにした
このイチゴ列車はツアー形式だが途中で離団も可能なようだ(事前に Renfe に問い合わせるも返事なし)
前日マドリッドで予定の観光コースを全部回りきれなかったことにも未練があり途中で離団して駅に向かったところ、、、
駅は見えるが途中に大きな工場があって通せんぼ、なかなかたどり着けない
半泣きの妻を叱咤激励し大きく迂回してやっと駅についた
やっぱりドタバタ夫婦の旅は「アランフェスのアダージョ」のように最後までゆったりとはいかないようだ -
線路をまたぐ陸橋よりアランフェス駅を望む
なおマドリッド~アランフェス間は Cercanias (セルカニアス)と呼ばれる近郊電車が走っており、これに乗れば30分で着く -
アランフェス駅正面
トレド駅に比べれば豪華さは劣るがなかなか美しい駅だった -
これが帰路乗車したモダンな Cercanias (近郊電車)
なお帰りはイチゴ列車ではなくこの Cercanias で Madrid Puerta de Atocha 駅まで乗車した
駅で念のため駅員に切符が使えるかどうか確認したがOKだった -
これが Madrid Puerta de Atocha 駅
首都の駅だけに大きく最初は迷った
ガラス張りの部分は温室で中では熱帯植物の下で多くのカメが甲羅干しをしていたなおこの駅は半地下式でスロープを降りると植物園のある地下フロアーに至る -
駅の近くのこの豪華な建物は観光名所でもなく日本で言えば農水省ビル
スペインではこのように街のあちこちに目を引く豪華な建物が多い
競争しているのか知れないが案外これが経済危機の原因だったのかも、、、(門外漢の独り言です)
最後にこのイチゴ列車ツアーについて・・・私たちのようにツアーを途中離団するのは邪道でやはり時間にゆとりがあればゆったり一日をかけてこの夏の離宮を楽しむべきだろう
そうすればもっとロドリードのアランフェス協奏曲の世界が味わえると思います
我々は「狂騒曲」の世界でした
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